R3.7.9NHK「インドネシア 仮設病院の整備急ぐ 感染状況深刻なジャカルタで」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210709/k10013130281000.html)。<以下引用>
<新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、医療体制がひっ迫しているインドネシアで、首都ジャカルタでは仮設病院の整備が急ピッチで進められるなど、病床の確保に追われています。インドネシアでは、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」の広がりなどから、9日に新たに確認された感染者は3万8124人となったほか、871人が死亡しました。感染の拡大によって、治療のための病床や医療用酸素が全国的にひっ迫し、病院で治療を受けられずに自宅で亡くなる人もいることなどから、政府への不満が高まっています。感染が特に深刻な首都ジャカルタでは、医療体制がひっ迫したことから、政府は宿泊施設を仮設の病院に改装しようと、整備が急ピッチで進められています。この仮設病院は、集中治療室を含む990の病床を備えていて、10日から感染者の受け入れを始めるということです。政府は、症状が比較的軽い感染者向けの隔離施設も整備していて、合わせて6200の病床を用意することにしています。また、インドネシア国内で感染者の治療にあたる、およそ3000の病院の病床も4割増やすことが求められていて、各病院は対応に追われています。新型コロナウイルスの治療にあたる病床の使用率は、8日時点で、▽全国で76%▽ジャカルタでは85%となっていて、ジャカルタ州政府は、今後も病床を増やし、使用率を70%まで下げたいとしています。>
R3.7.8AFPBB「コロナ感染拡大のインドネシア、「イベルメクチン」が人気 当局警告」(https://www.afpbb.com/articles/-/3355733)が目に止まった。札幌医大 フロンティア研 ゲノム医科学HP(https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/)やJohns Hopkins University.のMaps & Trends(https://coronavirus.jhu.edu/data)のマップ(https://coronavirus.jhu.edu/map.html)による今後のインドネシアの推移が注目される。R3.7.6国立感染症研究所IASR「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第10報)」(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/10501-covid19-48.html)では「世界的にB.1.617.2系統(デルタ株)の割合が増加している。Outbreak.infoの2021年7月4日の集計では、最初に検出されたインドでは過去60日の検出割合は91%に達している。」とある。札幌医大 フロンティア研 ゲノム医科学HP(https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/)やJohns Hopkins University.のMaps & Trends(https://coronavirus.jhu.edu/data)のマップ(https://coronavirus.jhu.edu/map.html)で「インド」をみると、急速に状況が改善していることがわかる。R3.5.31朝日新聞「首都の感染者1/30に急減 インド、「第3波」懸念も」(https://www.asahi.com/articles/ASP5056NBP5ZUHBI011.html?iref=com_apitop)、R3.5.26AERA「日本発「イベルメクチン」 インドがコロナ治療で感染者数減もWHO「反対」のナゼ」(https://dot.asahi.com/dot/2021052600033.html)、R3.5.27デイリー新潮「「イベルメクチン」治験でも日本は後進国か ノーベル賞・大村教授が講演で有効性を解説」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05260556/?all=1)、R3.7.1デイリー新潮「「イベルメクチンで感染者数・死亡者数を劇的に減らせる」米国の医師団体が提言 未だに流通しない裏事情とは」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/07020557/)が出ている。やはり、一年余前のR2.5.29新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/jyoukyou_bunseki_0529.pdf)p23「検査体制の拡充とあわせ、早期診断により患者を軽症段階で確実に捕捉し、早期の介入によって、重症者・死亡者の発生を防ぐ。 ⇒過度に恐れずとも済む病気に変えていく。」の具体策の推進が急務と強く感じる。ワクチン効果に影響する変異株対策として、抗ウイルス薬の行方が注目されるであろう。R2.4.4Web医事新報「緊急寄稿(3)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を含むウイルス感染症と抗ウイルス薬の作用の特徴(白木公康)」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14354)では「アビガンは,ウイルスRNA合成を阻止することと,RNA依存性RNAポリメラーゼ(Rd Rp)の共通性の高い部位に作用するため,耐性ウイルスを生じない。」とあり、変異株対策の観点からも期待されないであろうか。「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)のR3.7.7資料1(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000803138.pdf)p2「感染者数が急増すれば重症病床より先に入院病床がひっ迫するとの予測」ならば、なぜ、早期治療(宿泊療養、自宅療養)を進めないのであろうか。R3.4.27厚労省「新型コロナウイルス感染症に対するアビガン(一般名:ファビピラビル)に係る観察研究の概要及び同研究に使用するための医薬品の提供について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000773801.pdf)p2「自宅療養及び療養施設での投薬はできない」とある。R3.3.9東京都医師会定例会見(https://www.tokyo.med.or.jp/press_conference/tmapc20210309)でR3.3.9東京都医師会「新型コロナの重症化を抑えるイベルメクチンの有用性」(https://www.tokyo.med.or.jp/wp-content/uploads/press_conference/application/pdf/20210309-5.pdf)が出され、R3.6.16JBpress「標準治療にならないアビガンとイベルメクチン、判断は妥当な理由」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65662)でも「イベルメクチンを試してみる価値はある」とあったが、R3.7.5「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000801626.pdf)p42「自宅療養者に対して行う診療プロトコール」では、「SpO2低下(≦93%)があれば酸素療法とステロイド投与を行う」とあるものの、「ファビピラビル(アビガン®)」(https://brand.fujifilm.com/covid19/jp/avigan.html)、「イベルメクチン(ストロメクトール®)」(http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se64/se6429008.html)はなく、これまで国は“早期治療抑制”・“在宅での抗ウイルス薬治療絶対阻止”の方針である。R3.4.13Web医事新報「内科学会「新型コロナ特別シンポ」詳報:治療薬・ワクチン巡り議論、臨床現場での「アビガン」使用に批判も【Breakthrough 医薬品研究開発の舞台裏〈特別編〉】」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=16972)の「防衛医大の川名氏は(中略)現状では「酸素投与が必要」以上の患者に対するレムデシビルとデキサメタゾンの単独もしくは併用療法しか推奨されておらず、「入院不要の患者や入院しても酸素投与不要の患者に対しては推奨できる治療薬はない」とした。」とあり、R3.4.13Web医事新報「内科学会「新型コロナ特別シンポ」詳報:治療薬・ワクチン巡り議論、臨床現場での「アビガン」使用に批判も【Breakthrough 医薬品研究開発の舞台裏〈特別編〉】」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=16972)で紹介される「国立国際医療研究センターCOVID-19治療フローチャート」では、SpO2 94%以下になっていない場合や、「肺炎像があっても重症化リスクがなければ経過観察」である。「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)のR3.4.27資料3-7(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000774319.pdf)p6「第3波後半ではファビピラビル・シクレソニドの使用が顕著に減少し、レムデシビル、ステロイド全身投与、抗凝固薬の使用が増加した」とあり、「COVID-19に関するレジストリ研究」(https://covid-registry.ncgm.go.jp/)における治療内容は大きく変化しているが、それが、R3.4.26NHK「新型コロナ 国内の死者1万人超える 約80%は去年12月以降死亡」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210426/k10012997681000.html?utm_int=all_side_ranking-access_003)につながった可能性は全くないのであろうか。また、臨床医の抗ウイルス薬治療の遅れが、R3.7.5「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000801626.pdf)p22「症状の遷延(いわゆる後遺症)」につながることは本当にないのであろうか。「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)での検証に期待したいところである。すでに、R3.5.27デイリー新潮「中国人民解放軍がコロナ治療薬として期待される「アビガン」の特許を取得 巧妙な手口に日本の関係者は危機感」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05270600/)の「最悪のシナリオとして、日本国内で新型コロナの治療にアビガンを使おうとしても、人民解放軍の“許可”が必要という事態になりかねない。」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05270600/?all=1)、R3.5.27デイリー新潮「「イベルメクチン」治験でも日本は後進国か ノーベル賞・大村教授が講演で有効性を解説」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05260556/?all=1)の「手持ちのイベルメクチンはもう使い切り、問屋に問い合わせても『出荷調整中』と言われ、手に入りません」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05260556/?all=1&page=2)のような状況になっている。R3.4.13Web医事新報「内科学会「新型コロナ特別シンポ」詳報:治療薬・ワクチン巡り議論、臨床現場での「アビガン」使用に批判も【Breakthrough 医薬品研究開発の舞台裏〈特別編〉】」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=16972)で紹介される「国立国際医療研究センターCOVID-19治療フローチャート」がバックに控えていれば、宿泊療養・自宅療養における「ファビピラビル(アビガン®)」(https://brand.fujifilm.com/covid19/jp/avigan.html)、「イベルメクチン(ストロメクトール®)」(http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se64/se6429008.html)の軽症者での国内治験を進めるチャンスはいくらでもあったはずである。東スポ「「病院側に余力はない」緊急事態宣言下での開幕“内定”で医療崩壊危惧の声」(https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3393018/)が出ているが、従来どおりの“受診抑制”“検査抑制”“早期治療抑制”を続けていては“医療崩壊”は避けられないかもしれない。R2.4.30Business Journal「加藤厚労相「4日間自宅待機は誤解」」(https://biz-journal.jp/2020/04/post_154931.html)の頃とは違うはずである。とにかく、感染症法によって専門病院に入院しなければ、まともに抗ウイルス薬治療できない状況から転換しなければいけない。R3.4.21NHK「継続審議中の新型コロナ治療薬「アビガン」新たな治験開始」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210421/k10012987541000.html)、R3.7.1読売新聞「コロナ患者に「イベルメクチン」治験開始へ…ノーベル賞の大村氏が開発貢献」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210701-OYT1T50207/)、R3.7.6毎日新聞「コロナ新薬、国内治験 海外2社の経口薬で開始」(https://mainichi.jp/articles/20210706/ddm/012/040/081000c)の行方が注目される。一方で、「ワクチン接種率と人口あたりの新型コロナウイルス新規感染者数の推移」(https://www.youtube.com/watch?v=mPp_2coNxU8&list=TLGG-5fOrEKUoIMxNTA2MjAyMQ)をみると、ワクチン接種率が高くなるほど、状況が改善するという簡単な話ではないことがわかる。R3.6.23NHK「イスラエルで感染者増加 再拡大懸念 マスク着用義務再び導入も」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210623/k10013098961000.html)、R3.6.18NHK「イギリスとロシア インドの変異ウイルス“デルタ株”が急拡大」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210618/k10013090861000.html)も報道されている。しかし、Johns Hopkins University.のMaps & Trends(https://coronavirus.jhu.edu/data)のマップ(https://coronavirus.jhu.edu/map.html)でみると英国の死亡者数がそれほど増えているわけではないことは認識したい。早期検査・軽症治療とワクチンで、“コロナ明け”はそれほど遠くないかもしれない。R3.7.9Bloomberg「米宿泊業界の主要指標、コロナ前の水準上回る-旅行需要旺盛で」(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-09/QVXZCADWRGG201?srnd=cojp-v2)のような状況が国内でもみられるかもしれない。ところで、R3.7.9東洋経済「「五輪はOK」「フェスNG」の矛盾が巻き起こす波紋 茨城県医師会の「中止要請」は妥当か不当か」(https://toyokeizai.net/articles/-/439983)の「たとえば、「そろそろ重視する指標を感染者数ではなく重症者数と病床使用率に切り替えて、コロナとつき合っていく形に変えられないか」「軽症者や無症状者への対応を変えて医療従事者の負担を軽減できないか」「イベントでは新たにこういう形の感染対策をしてはどうか」などと提案する。あるいは、「ファンのみなさんとフェスを開催できる方法を一緒に考え、共有することで実現にこぎつけよう」などとポジティブな一体感を生み出して対抗していくことも1つの方法でしょう。」(https://toyokeizai.net/articles/-/439983?page=5)は興味深い。
<新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、医療体制がひっ迫しているインドネシアで、首都ジャカルタでは仮設病院の整備が急ピッチで進められるなど、病床の確保に追われています。インドネシアでは、インドで確認された変異ウイルス「デルタ株」の広がりなどから、9日に新たに確認された感染者は3万8124人となったほか、871人が死亡しました。感染の拡大によって、治療のための病床や医療用酸素が全国的にひっ迫し、病院で治療を受けられずに自宅で亡くなる人もいることなどから、政府への不満が高まっています。感染が特に深刻な首都ジャカルタでは、医療体制がひっ迫したことから、政府は宿泊施設を仮設の病院に改装しようと、整備が急ピッチで進められています。この仮設病院は、集中治療室を含む990の病床を備えていて、10日から感染者の受け入れを始めるということです。政府は、症状が比較的軽い感染者向けの隔離施設も整備していて、合わせて6200の病床を用意することにしています。また、インドネシア国内で感染者の治療にあたる、およそ3000の病院の病床も4割増やすことが求められていて、各病院は対応に追われています。新型コロナウイルスの治療にあたる病床の使用率は、8日時点で、▽全国で76%▽ジャカルタでは85%となっていて、ジャカルタ州政府は、今後も病床を増やし、使用率を70%まで下げたいとしています。>
R3.7.8AFPBB「コロナ感染拡大のインドネシア、「イベルメクチン」が人気 当局警告」(https://www.afpbb.com/articles/-/3355733)が目に止まった。札幌医大 フロンティア研 ゲノム医科学HP(https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/)やJohns Hopkins University.のMaps & Trends(https://coronavirus.jhu.edu/data)のマップ(https://coronavirus.jhu.edu/map.html)による今後のインドネシアの推移が注目される。R3.7.6国立感染症研究所IASR「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第10報)」(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/10501-covid19-48.html)では「世界的にB.1.617.2系統(デルタ株)の割合が増加している。Outbreak.infoの2021年7月4日の集計では、最初に検出されたインドでは過去60日の検出割合は91%に達している。」とある。札幌医大 フロンティア研 ゲノム医科学HP(https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/)やJohns Hopkins University.のMaps & Trends(https://coronavirus.jhu.edu/data)のマップ(https://coronavirus.jhu.edu/map.html)で「インド」をみると、急速に状況が改善していることがわかる。R3.5.31朝日新聞「首都の感染者1/30に急減 インド、「第3波」懸念も」(https://www.asahi.com/articles/ASP5056NBP5ZUHBI011.html?iref=com_apitop)、R3.5.26AERA「日本発「イベルメクチン」 インドがコロナ治療で感染者数減もWHO「反対」のナゼ」(https://dot.asahi.com/dot/2021052600033.html)、R3.5.27デイリー新潮「「イベルメクチン」治験でも日本は後進国か ノーベル賞・大村教授が講演で有効性を解説」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05260556/?all=1)、R3.7.1デイリー新潮「「イベルメクチンで感染者数・死亡者数を劇的に減らせる」米国の医師団体が提言 未だに流通しない裏事情とは」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/07020557/)が出ている。やはり、一年余前のR2.5.29新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/jyoukyou_bunseki_0529.pdf)p23「検査体制の拡充とあわせ、早期診断により患者を軽症段階で確実に捕捉し、早期の介入によって、重症者・死亡者の発生を防ぐ。 ⇒過度に恐れずとも済む病気に変えていく。」の具体策の推進が急務と強く感じる。ワクチン効果に影響する変異株対策として、抗ウイルス薬の行方が注目されるであろう。R2.4.4Web医事新報「緊急寄稿(3)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を含むウイルス感染症と抗ウイルス薬の作用の特徴(白木公康)」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14354)では「アビガンは,ウイルスRNA合成を阻止することと,RNA依存性RNAポリメラーゼ(Rd Rp)の共通性の高い部位に作用するため,耐性ウイルスを生じない。」とあり、変異株対策の観点からも期待されないであろうか。「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)のR3.7.7資料1(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000803138.pdf)p2「感染者数が急増すれば重症病床より先に入院病床がひっ迫するとの予測」ならば、なぜ、早期治療(宿泊療養、自宅療養)を進めないのであろうか。R3.4.27厚労省「新型コロナウイルス感染症に対するアビガン(一般名:ファビピラビル)に係る観察研究の概要及び同研究に使用するための医薬品の提供について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000773801.pdf)p2「自宅療養及び療養施設での投薬はできない」とある。R3.3.9東京都医師会定例会見(https://www.tokyo.med.or.jp/press_conference/tmapc20210309)でR3.3.9東京都医師会「新型コロナの重症化を抑えるイベルメクチンの有用性」(https://www.tokyo.med.or.jp/wp-content/uploads/press_conference/application/pdf/20210309-5.pdf)が出され、R3.6.16JBpress「標準治療にならないアビガンとイベルメクチン、判断は妥当な理由」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65662)でも「イベルメクチンを試してみる価値はある」とあったが、R3.7.5「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000801626.pdf)p42「自宅療養者に対して行う診療プロトコール」では、「SpO2低下(≦93%)があれば酸素療法とステロイド投与を行う」とあるものの、「ファビピラビル(アビガン®)」(https://brand.fujifilm.com/covid19/jp/avigan.html)、「イベルメクチン(ストロメクトール®)」(http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se64/se6429008.html)はなく、これまで国は“早期治療抑制”・“在宅での抗ウイルス薬治療絶対阻止”の方針である。R3.4.13Web医事新報「内科学会「新型コロナ特別シンポ」詳報:治療薬・ワクチン巡り議論、臨床現場での「アビガン」使用に批判も【Breakthrough 医薬品研究開発の舞台裏〈特別編〉】」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=16972)の「防衛医大の川名氏は(中略)現状では「酸素投与が必要」以上の患者に対するレムデシビルとデキサメタゾンの単独もしくは併用療法しか推奨されておらず、「入院不要の患者や入院しても酸素投与不要の患者に対しては推奨できる治療薬はない」とした。」とあり、R3.4.13Web医事新報「内科学会「新型コロナ特別シンポ」詳報:治療薬・ワクチン巡り議論、臨床現場での「アビガン」使用に批判も【Breakthrough 医薬品研究開発の舞台裏〈特別編〉】」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=16972)で紹介される「国立国際医療研究センターCOVID-19治療フローチャート」では、SpO2 94%以下になっていない場合や、「肺炎像があっても重症化リスクがなければ経過観察」である。「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)のR3.4.27資料3-7(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000774319.pdf)p6「第3波後半ではファビピラビル・シクレソニドの使用が顕著に減少し、レムデシビル、ステロイド全身投与、抗凝固薬の使用が増加した」とあり、「COVID-19に関するレジストリ研究」(https://covid-registry.ncgm.go.jp/)における治療内容は大きく変化しているが、それが、R3.4.26NHK「新型コロナ 国内の死者1万人超える 約80%は去年12月以降死亡」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210426/k10012997681000.html?utm_int=all_side_ranking-access_003)につながった可能性は全くないのであろうか。また、臨床医の抗ウイルス薬治療の遅れが、R3.7.5「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000801626.pdf)p22「症状の遷延(いわゆる後遺症)」につながることは本当にないのであろうか。「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)での検証に期待したいところである。すでに、R3.5.27デイリー新潮「中国人民解放軍がコロナ治療薬として期待される「アビガン」の特許を取得 巧妙な手口に日本の関係者は危機感」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05270600/)の「最悪のシナリオとして、日本国内で新型コロナの治療にアビガンを使おうとしても、人民解放軍の“許可”が必要という事態になりかねない。」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05270600/?all=1)、R3.5.27デイリー新潮「「イベルメクチン」治験でも日本は後進国か ノーベル賞・大村教授が講演で有効性を解説」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05260556/?all=1)の「手持ちのイベルメクチンはもう使い切り、問屋に問い合わせても『出荷調整中』と言われ、手に入りません」(https://www.dailyshincho.jp/article/2021/05260556/?all=1&page=2)のような状況になっている。R3.4.13Web医事新報「内科学会「新型コロナ特別シンポ」詳報:治療薬・ワクチン巡り議論、臨床現場での「アビガン」使用に批判も【Breakthrough 医薬品研究開発の舞台裏〈特別編〉】」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=16972)で紹介される「国立国際医療研究センターCOVID-19治療フローチャート」がバックに控えていれば、宿泊療養・自宅療養における「ファビピラビル(アビガン®)」(https://brand.fujifilm.com/covid19/jp/avigan.html)、「イベルメクチン(ストロメクトール®)」(http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se64/se6429008.html)の軽症者での国内治験を進めるチャンスはいくらでもあったはずである。東スポ「「病院側に余力はない」緊急事態宣言下での開幕“内定”で医療崩壊危惧の声」(https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3393018/)が出ているが、従来どおりの“受診抑制”“検査抑制”“早期治療抑制”を続けていては“医療崩壊”は避けられないかもしれない。R2.4.30Business Journal「加藤厚労相「4日間自宅待機は誤解」」(https://biz-journal.jp/2020/04/post_154931.html)の頃とは違うはずである。とにかく、感染症法によって専門病院に入院しなければ、まともに抗ウイルス薬治療できない状況から転換しなければいけない。R3.4.21NHK「継続審議中の新型コロナ治療薬「アビガン」新たな治験開始」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210421/k10012987541000.html)、R3.7.1読売新聞「コロナ患者に「イベルメクチン」治験開始へ…ノーベル賞の大村氏が開発貢献」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210701-OYT1T50207/)、R3.7.6毎日新聞「コロナ新薬、国内治験 海外2社の経口薬で開始」(https://mainichi.jp/articles/20210706/ddm/012/040/081000c)の行方が注目される。一方で、「ワクチン接種率と人口あたりの新型コロナウイルス新規感染者数の推移」(https://www.youtube.com/watch?v=mPp_2coNxU8&list=TLGG-5fOrEKUoIMxNTA2MjAyMQ)をみると、ワクチン接種率が高くなるほど、状況が改善するという簡単な話ではないことがわかる。R3.6.23NHK「イスラエルで感染者増加 再拡大懸念 マスク着用義務再び導入も」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210623/k10013098961000.html)、R3.6.18NHK「イギリスとロシア インドの変異ウイルス“デルタ株”が急拡大」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210618/k10013090861000.html)も報道されている。しかし、Johns Hopkins University.のMaps & Trends(https://coronavirus.jhu.edu/data)のマップ(https://coronavirus.jhu.edu/map.html)でみると英国の死亡者数がそれほど増えているわけではないことは認識したい。早期検査・軽症治療とワクチンで、“コロナ明け”はそれほど遠くないかもしれない。R3.7.9Bloomberg「米宿泊業界の主要指標、コロナ前の水準上回る-旅行需要旺盛で」(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-09/QVXZCADWRGG201?srnd=cojp-v2)のような状況が国内でもみられるかもしれない。ところで、R3.7.9東洋経済「「五輪はOK」「フェスNG」の矛盾が巻き起こす波紋 茨城県医師会の「中止要請」は妥当か不当か」(https://toyokeizai.net/articles/-/439983)の「たとえば、「そろそろ重視する指標を感染者数ではなく重症者数と病床使用率に切り替えて、コロナとつき合っていく形に変えられないか」「軽症者や無症状者への対応を変えて医療従事者の負担を軽減できないか」「イベントでは新たにこういう形の感染対策をしてはどうか」などと提案する。あるいは、「ファンのみなさんとフェスを開催できる方法を一緒に考え、共有することで実現にこぎつけよう」などとポジティブな一体感を生み出して対抗していくことも1つの方法でしょう。」(https://toyokeizai.net/articles/-/439983?page=5)は興味深い。