東京新聞「医学部用の新キャンパス整備 東北福祉大、構想を発表」(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014022801002408.html)。<以下引用>
<医学部の新設を目指す東北福祉大(仙台市)と仙台厚生病院(同市)は28日、宮城県栗原市に医学部用の新キャンパスを造り、600床規模の付属病院を整備する構想を発表した。文部科学省は東日本大震災の復興支援として、東北地方の大学1校への医学部新設を認め、6月にも決める方針。東北福祉大はさらに検討し、5月に文科省に提出する。構想では、新医学部の1学年の定員は100人。「医療過疎地で必要な、全領域の疾患に対し一定水準の医療を提供できる医師育成を目指す」と基本方針を明記した。臨床研修後は7年間、東北地方を中心とした診療活動を義務付ける奨学金を用意する。>
最大の関心事は新たに整備される600床規模の付属病院の職員確保と、大学教官の確保であろう。現在の仙台厚生病院がどうなるかも気になるかもしれない。かなりの人数にのぼる附属病院職員や大学教官はどこから調達されるのであろうか。そういえば、衆議院「東北地方における医学部新設に関する質問主意書」(http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a186019.htm)、答弁(http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b186019.htm)が出ている。文科省「東北地方における医学部設置認可に関する基本方針について」(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/11/1341992.htm)について、全国医学部長病院長会議(http://www.ajmc.jp/pdf/seimeibun25.12.02.pdf)、日本医師会(http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20130925_12.pdf)が医学部新設に反対を表明しており、行方が注目である。東日本大震災の際には、全国各地の病院から医師が応援にきたが、医学部新設は一時的な応援ではない。医学部新設よりも柔軟な対応がしやすい医学部定員増が図られてもよいのではないか、と感じる。1月27日、文部科学省「平成26年度医学部入学定員の各大学の増員計画について(1月時点)」(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/01/1343622.htm)が出ており、資料(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/01/__icsFiles/afieldfile/2014/01/27/1343622_01.pdf)によると、地域枠で6大学24人(弘前大5人、秋田大2人、筑波大9人、埼玉医科大4人、東京医科大2人、東海大2人)の定員増加である。
<医学部の新設を目指す東北福祉大(仙台市)と仙台厚生病院(同市)は28日、宮城県栗原市に医学部用の新キャンパスを造り、600床規模の付属病院を整備する構想を発表した。文部科学省は東日本大震災の復興支援として、東北地方の大学1校への医学部新設を認め、6月にも決める方針。東北福祉大はさらに検討し、5月に文科省に提出する。構想では、新医学部の1学年の定員は100人。「医療過疎地で必要な、全領域の疾患に対し一定水準の医療を提供できる医師育成を目指す」と基本方針を明記した。臨床研修後は7年間、東北地方を中心とした診療活動を義務付ける奨学金を用意する。>
最大の関心事は新たに整備される600床規模の付属病院の職員確保と、大学教官の確保であろう。現在の仙台厚生病院がどうなるかも気になるかもしれない。かなりの人数にのぼる附属病院職員や大学教官はどこから調達されるのであろうか。そういえば、衆議院「東北地方における医学部新設に関する質問主意書」(http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a186019.htm)、答弁(http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b186019.htm)が出ている。文科省「東北地方における医学部設置認可に関する基本方針について」(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/11/1341992.htm)について、全国医学部長病院長会議(http://www.ajmc.jp/pdf/seimeibun25.12.02.pdf)、日本医師会(http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20130925_12.pdf)が医学部新設に反対を表明しており、行方が注目である。東日本大震災の際には、全国各地の病院から医師が応援にきたが、医学部新設は一時的な応援ではない。医学部新設よりも柔軟な対応がしやすい医学部定員増が図られてもよいのではないか、と感じる。1月27日、文部科学省「平成26年度医学部入学定員の各大学の増員計画について(1月時点)」(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/01/1343622.htm)が出ており、資料(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/01/__icsFiles/afieldfile/2014/01/27/1343622_01.pdf)によると、地域枠で6大学24人(弘前大5人、秋田大2人、筑波大9人、埼玉医科大4人、東京医科大2人、東海大2人)の定員増加である。