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朝起きて、やけに窓の外が暗いことに気づく。確か昨夜部屋に入った時はカーテンの向こうはガラス窓やったのに・・・って思っていたら、
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我々が夕食食べに行っている間にポーターさんがスーツケースの荷物を運び入れる際に、防犯用の目隠し窓を閉めてくれたようなのだ。
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完全に開けるとこんな感じに窓の側壁に絡みつく。昨日見たときには「えらいハリボテなタイル装飾やなぁ」と思っていたのだがどうやら違ったみたい。窓のすぐ外にある謎の鉄骨階段は、
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正確なフロアマップではないけど、どうやら避難用の階段のようである。
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それにしても、朝目覚めて窓の外を見るとベネチア本島の景色の中にいるって、何ともロマンチックやなあと思った。
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朝食のチーズ、美味しかったっす。
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これはモッツァレラチーズか?遠目に白玉団子みたいだけど・・・食べても味がなくてよくわからないかったけど面白い並べ方だなあと思った。
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きれいに並べられたバター。ちなみにイタリアのパンてどこで食べても美味しくない。パサパサで風味がなくて・・・でも、そのマズいのが「イタリアのパン」であるという認識で臨める感覚を養えたことは大きな一歩だと思う。一般的な味覚としては美味しくないけど「そういうイタリアのパン」として食べるのならば楽しいと思った。
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このホテルの特筆すべき点は2つあって1つ目はフレッシュグレープフルーツジュースが未だかつてないほど甘いということ。私の場合、ホテルの朝食はほとんど必ずと言っていいほどフレッシュグレープフルーツジュースを飲むのであるが、あの程よい酸味さ加減が朝目目覚めの一杯としては最適なのである。だがしかし、ここのフレッシュグレープフルーツジュースは何とも言えないようなトロピカルな甘さがあって、大袈裟かもしれないが世の中にこんな甘くて美味しいフレッシュグレープフルーツジュースがあるのだろうかという驚きがあった。マジで美味しかった。
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そして2つ目は、小さな運河にテラスが面しているということ。フツーの街であれば隣の建物の窓がすぐのところに迫っていて、むしろ不快に思えるかもしれないが、ベネチアであれば少し状況が違ってくる。
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それは観光の時間が始まるまでのわずかな時間に働く船たちが往来する姿を見ることができるのである。
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まずは、、飲料水の運搬である。
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クレーンで摘まみあげて運河の横の道に下ろす。この時点で結構、運搬船の船体は傾いている。
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きっとオーダーのあった場所場所でこのような作業をして回っているのであろう。
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そしてこちらがゴミの回収船。事業ゴミか観光ゴミか家庭ゴミかどの用途のゴミの回収船か不明だがイタリアで大抵の公共のゴミ箱の色が緑色であることからしても、ちゃーんと色の統一は図れているということである。
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こちらはホテルのリネンの回収船と思われる。
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当ホテルのものだけでなく、近所の他のホテルも回っているのだろう。いやあ、本当にいろいろな事業用の船が往来して楽しいひと時であった。
つづく
イタリア紀行☆2013☆【14】~ベネチア《6》~
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