まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

ボイジャー・オブ・ザ・シーズが神戸にやってきた!!【後編】

2012年08月23日 11時23分03秒 | おすすめ



大型客船が出港するときのイメージとして、轟くような汽笛が鳴るのかなあと思っていたけど、フツーに護岸を離れ始めた。けど、その変わり南の空には薄らと虹が出始めて思わず「あっ!虹!!」と叫んでしまった。





次第に去りゆく船を見上げながら、船体もビル建築と同じでメンテナンス用のカゴが取り付けられていることに気が付いた。写真の上下2段の位置のメンテナンス用のカゴは、左手側にレールが伸びていて





その先もずっとレールの取り付けが許される位置まで延長されているのである。





上階のあたりはちょっと複雑な形状をしているので難しそうだが、それでも小さなカゴが地味に取り付けられている。
次第に陽光の色彩が黄味がかってきて、船体全体が白からクリーム色に変化してきた。





そうしているうちに、ヴォイジャーオブ・ザ・シーズはポートターミナルから東向きに水平移動を進め、





次第に全貌が見えるようになってきた。





これでようやく船体が全部入った。黄金色に輝く船体と海面に映り込んだ像がとても美しい。





ポートアイランド北公園の北東橋から細く突き出している桟橋の上にはギッシリとカメラの人たちがおられた。昼間に立ち寄った時はほとんど人がいなかったのだけれども、すごいたくさんの人たちがいた。実は出港のタイミングで、この桟橋から夕陽をバックに撮ろうかとも思ったけれども、始めてのヴォイジャーオブ・ザ・シーズの写真だし、逆光で船体が真っ暗になるのも残念だし、とかいろいろ考えた末に結局ポートターミナルから見送ることにしたのである。

ところで、この船・・・実際はどのくらいの大きさなのかと言えば

全長:311m
全幅:48m
全高:63m

数字だけでは今一つピンとこないので310m×48mを実際の地図上に落としてみると・・・





三宮駅前の交通センタービルから市役所北側の花時計前までの距離にフラワーロードの歩道も含めた幅員いっぱいのヴォリュームになった。
ちなみに高さ的には、




神戸市役所の高層の第一庁舎の約半分の高さということになる。つまりビジュアル的には、





この景色の中に・・・





こんな風に存在することになる。思ったより船が大きすぎて船体の仮想ラインが納まりきらなかった。。。残念。







優雅に転回を終えた船は、進路をポートアイランドと六甲アイランドに航路を取り始め、ゆっくりと進み始めるのである。







船体の脇で転回が終わるのを、じっと待っていた神戸港の遊覧船がヴォイジャー・オブ・ザ・シーズに併走しするように進み始めた。どうやらヴォイジャー・オブ・ザ・シーズを間近で見るための特別観覧船のようで、船尾のデッキ部分からはたくさんの人が身を乗り出すように大型客船に見入っていた。





写真で並走しているのは神戸シーバス社のファンタジー号で、ヴォイジャー・オブ・ザ・シーズを挟んで反対側には神戸ベイクルーズ社のオーシャンプリンス号もいて、2隻の船で挟み込むようにヴォイジャーを追って行っっていた。





「おいおい!どこまで行くねん!!」





ポートアイランドの向こう側に回り込んでしまっても、ずっとずっと視認出来てしまうのもなかなか不思議な感覚である。ヴォイジャー・オブ・ザ・シーズが見えなくなるのと時を同じくして、見送りデッキにいた人々も蜘蛛の子を散らすようにいなくなった。今日は天気も良く綺麗な夕焼けが期待できたので、しばらくそこで海を眺めていると・・・キター!!





東の空が淡いオレンジ色を呈し始めるのと同時に海面の夕焼け空が反射して、視界の全部がオレンジ色になってきたのである。





六甲山方面を望む。





ポーアイ方面を望む。





明るいオレンジから次第に赤みw帯び始める。





陽光の色を反射する雲と、反射せずにただひたすら無彩色のままでいる雲たちとの対比がまたカッコイイと思った。





茜色の空が闇に閉じるまでの時間は恐ろしく短い。ちょっと気を許しているとたちまち闇の中である。闇に閉ざされる刹那の時間の切なさがたまらなく好きである。この瞬間があるから、きっとまたすぐに美しい夕景を求めてしまうのだろと思った。





ポートターミナルの閉館時間は19時と早い。館内にはホタルの光の館内放送が流れ一般人は和r我を含め2~3人になってしまっていた。夜の帳が下りあたりはすっかり真っ暗になってしまった。もうそろそろ帰るとするか。


おしまい。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズが神戸にやってきた!!【前編】

2012年08月23日 00時11分28秒 | ぶつぶつ



神戸港過去最大の大型客船「VOYAGE OF THE SEAS(ボイジャー・オブ・ザ・シーズ)」が神戸ポートターミナルに停泊しているという情報を聞いたので、いつぞやの休日出勤の振替休暇を利用して見に行くことにした。はやる思いを抑えて、まずは神戸市役所の第一庁舎にある高層階の展望台に向かった。





視界に飛び込んできたのはフツーの街並みにフツーサイズの建物群・・・と一瞬思ったのだが、





今まで見たことない大きさに、私の視野が「これは船である」と認識しなかったような気がした。そして、その一瞬後に我々は「ウワッ!デカッ!!」と声を上げてしまった。右手に浮かんでいる、わりと大きな船がまるで小型船に見えてしまうほど大きかった。展望台からの観賞を早々に切り上げ、歩いてポートターミナルに向かってみた。ポートターミナルのはるか手前から船体の一部は視認ができた。そのくらい大きいのだ。





ポートターミナル着。こうして見ると、リゾート地に立つ古いホテル建築物のようにも見える。(ここに至るまでの間、橋の北端から東方面に頑張って歩いてみたけど、倉庫群が視界を遮るのでビューポイントは見つからず、そちらからのビューは諦めることになった。せっかく海底トンネルの入口まで歩いたのだが無駄足だった)





ターミナルの3階見送りバルコニーからの風景。





そのバルコニーの南端まで至るも、船の全貌が入りきらず断念。しかも前方が小さ過ぎて見えない。。。





バルコニー北端からは船の全貌を入れて撮影できるが、見慣れた船体としてのアングルなのでスケール的な違和感もパッと見た感じわかりにくいが、1階に停車している自動車との大きさの対比で見比べるとそのサイズ感覚の違いに気付いてもらえるかもしれない。何でも、この船は世界中で5本の指に入る大きな船で、その大きさはタイタニック号の約4倍、クイーン・エリザベス2世号の約2倍もあるとか。





ポートターミナルを離れて、大橋を渡ってみる。個人的にはけっこう気に行っているアングルである。ポートアイランドの北公園から船体を眺めるも、お腹が空いてきたので急遽IKEAまで足を伸ばしランチをすることにした。





途中、市民広場前駅からポートライナーの車窓越しに北方面を望むと、街並みに一体化した船体がフツーに見えた。(見え隠れしているという感覚ではないので、とても不思議な感覚に襲われる)





思いがけずIKEAでランチ。過去4回も訪れているが、何故かしらレストラン以外での物品購入はまだしたが無いのである。









出港時間の約1時間ほど前にポートターミナルに戻ってみると乗船口の撤去が始まっていた。意外だったのが乗船用の通路に置かれていた柵が、港の備品ではなく船の備品であったということ。





ポートターミナル内は至る所に中国語で「熱烈歓迎」などと書かれた幕が掲げられていて、





中国人を対象にした土産物屋さんが店を出していた。いやそれだけではない!ターミナル内でアナウンスされる言語が英語でもなく、ましてや日本語でもなく、ななななな!なんと中国語のみなのである。これは参った!!





そろそろ出発の準備かなと思っていたら、大橋の付近から複数の救急車みたいなサイレンが聞こえてきた。『へぇ、救急車もポートアイランド大橋をサイレン鳴らして走ったりするんだなあ~』と漠然と思っていたら・・・





救急車の出動先はボイジャー・オブ・ザ・シーズの乗船口前であった。





救急車1台に続き、消防車が3台と、





神戸市のみなと総局の車両が2台、それにお巡りさんが1名いらっしゃった。





しばらくすると、船内から担架に乗せられた患者が1名出てきて救急車に乗せられた。そのあと他の船員と救急隊員とのやり取りが長々と続いた。





乗船口の前は、一連の乗船手続きの上では出国手続きを済ませたエリアで有り、そのエリアに(確かに地続きではあるのだが)救急車が進入してきて、またその救急車に患者が乗せられて、再び正式な入国手続きを経ることなく日本国内の病院に搬送されていくのに、いろいろな調整が必要なのだろうなあといろいろと想像してみた。





すでに出港時刻が10分くらい過ぎた頃で、まだ救急車がいるにも関わらず出港のセレモニーが始まり、また同時に出港作業が始められていくのであった。


つづく

ボイジャー・オブ・ザ・シーズが神戸にやってきた!!【後編】

2012年TKB夏ツアーに参加≪太陽公園・モノレール番外編≫

2012年08月21日 00時13分17秒 | ぶつぶつ



太陽公園で私の興味をひときわ惹いたのが、城のエリア内で白鳥城と下界を結んでいるモノレールである。





モノレールと言いながらもケーブルカーのように急な勾配を上り下りするのだけれども、ケーブルカーのように車内が階段状の横から見ると平行四辺形の形をしていないのが特徴である。





車体が平行四辺形になってないので、形式的には2両編成になっているのだが、上半分+下半分の全く別の車両の組み合わせになっていて互いの車両間の行き気は出来ない構造となっている。







そんな車両編成に合わせて駅のホームの形状も上段と下段の2段方式になっている。下界の駅も城の駅も上段のホームはバリアフリーになっているので、足の悪い人でも不自由することなく乗り降りできるように考えられている。


ずんぐりしたカタチはスタートレックのシャトルに似ているなあと思ったけど、インターネットで検索して改めてスタートレックのシャトルのビジュアルと見てみるとコチラのモノレールの方がずっと近未来的な乗り物に見えてちょっと笑えた。






車内の印象はガラスを多用していてすごく開放的だなあと言ったところ。特に前方のガラスは曲面ガラスを使っていてちょいと高価な感じがする。





上り下りとも運転手はおらず、いや運転台すらないので前面の席は全面ガラスで上り下りどちらの車内からも視界良好であるが、





唯一こちらの窓だけが視界不良となっている。





城の駅側のレールの終端は銀河鉄道999状態になっていて、このまま宇宙に向かって飛び出しそうな端部になっていて面白いが、





下界の駅のレールの終端の車止めは、あまりにも小さ過ぎてこれではブレーキの役目を果たせないのではないかと不安になった。





万が一途中で緊急停止した場合は、何とか隣の通路を渡って避難できるけど、全面ガラス張りの車体なのでレールから外れて転覆した時は目も当てられないようなことになりそうだなあと勝手に心配したりもしている。

いずれにしても、未だかつて目にしたことの無い奇特な風貌のモノレールにプチ萌えしたひとときであった。

おしまい。

2012年TKB夏ツアーに参加≪太陽公園・石のエリア編≫

2012年08月20日 23時37分57秒 | ぶつぶつ



城のエリアは、ヨーロッパ文化圏のエリアであったが、





石のエリアは、アジア文化圏のエリアである。
しかも、どちらかというと中国系の色彩が強く感じられるのだが、おれは追い追い明らかになることに・・・





城のエリアよりも、だいぶ前にオープンしていたのであろう石のエリアの入場口はどことなく昭和臭が漂ってくる。





アジアゾーンのはずなのに、何故かフランスの凱旋門がお出迎え。。。





いや、入口にはアジア系の旗は掲げられていたが誰も「アジアエリア」とは言っていない「石のエリア」なのだから石で造られた凱旋門があったって何ら不思議ではないのである。というか、おそらくきっと、最初は石のエリアしかなくて、その中に凱旋門がたまたま存在していただけで、そのうち別の敷地で城のエリアを作った時に、ちょっと凱旋門が取り残されてしまった感じなのかなあと思っている。





続いて我々を迎えてくれるのはモアイ像たち、





しっかし、この目、気持ち悪いね。。。でも、まあ、ここまでなら想定内という感じ、ここから先が少しオカシな感じになってくる。。。。





ババァーン!!





いやあ、リアル過ぎて、オカシイっしょ!!マジっすか??
ココだけ切り取って「中国行ってきましてん!」と言っても充分耐え得るレベルだと思うよ。





更にその先にあるのは万里の長城で、長城の上には当時の人々の姿がぁ!!





意味もなく横たわる巨大な5円玉。





はて?ここは一体どこぞ??





ここは、石のエリアとは別の施設となる、とある寺院の敷地の中でここに立ち並ぶ石像は五百羅漢と言うものである。我々が本堂の前を通りかかった時、そのすぐそばで掃き掃除をしていた住職らしきおじさんがやってきて、いろいろなお話をしてくれた。私だけかもしれないがこの住職さんのカオって、ここに立ち並ぶ石像のカオと似ているなあと思った。住職の話では「この五百体の石像の頭を寒いときに撫でて行くと、石だから皆一様に冷たいのだが、そのうちの一体だけが温かくて、それに巡り合うととても縁起が良いのだ」とのこと。だがしかし、その一体こそが実は住職のアタマだったのではないかと思うのである。





五百羅漢は単純に「ごひゃくらかん」と読むようだ。「いおらかん」とか呼んじゃ駄目だよん。





五百羅漢のそばにはピラミッドとスフィンクスが、そしてその奥には天安門が我々を待ち構えている。更にその先にも延々と万里の長城が続いているのであるが、





何故か、このあたりのレンガのテクスチュアがおかしい。レンガの表面に意味不明の数字やアルファベットや何かの記号が付されているのである。もしかすると、建設資材の端切れや廃材処分寸前の見本品などを再利用して使っているのかもね。





途中で、鐘を突かせてくれるお堂が有り、そこから更に進むとこのような場所に辿り着く。この先に展望台があるらしいが、我々の足はもう限界に近いのでこの辺で先に進むのは諦め、





入口に向かって再び遠路はるばるの道を歩き出すのであった。





天安門広場に干されてた消火活動用のホース。たぶん屋内消火栓用のホースだと思われる。

つづく

2012年TKB夏ツアーに参加≪太陽公園・城のエリア編≫

2012年08月20日 00時02分44秒 | ぶつぶつ



で、出たぁ~!!





うわぁ!何ぢゃこぢゃ!!





見れば見るほど、こんなに「場違い」という言葉が似合う建物は私はこの建物の他に知らない・・・と言っても過言ではない勇壮なその姿に心が萌えた。今日は、家を出発するときから妙なハイテンションを保っていたが、その心地はこの地に来てクライマックスを迎えたのである。





「太陽公園・白鳥城」その正面玄関たる門は、何故かしらベルサイユ宮殿の門を模している。





意味がわからない七色屋根の山小屋風の小屋。。。全くもってこの施設の全体像が掴めない。





流行る心を抑えて、昼ごはんを食べにレストハウス2階にあるレストランに向かうも、ラストオーダーをたった9分越していてあえなく入店できず・・・仕方なく、途中で道とか迷っていたから仕方ないか。というわけで、




その階下にあるスナックコーナーでジャンクフー・・・いや、ファーストフードを頂く。





白鳥城には徒歩で丘を上がることもできるが、書写山でたくさん歩いたので、今回は楽をするために1時間に3本運行している無料のモノレールで白鳥城に向かうことにしたのである。





ナンチャッテ・ノイシュヴァンシュタイン城なのに、必要以上にデカイ!デカイ!デカイ!!





正面入り口に至る経路の途中に、地味に置かれている太陽神と書かれた石碑とその前にそっと置かれたワンカップが哀愁を誘う。





正面入り口の前の路面に貼り付けられたカメラポイントに立ち、





その先にある足あとマークに立つと良い感じの記念写真が撮れるように配慮されている。





と、そこにはババーン!!ブルドッグ顔をした城の入口があった。





3階の窓にある赤い▼マークは、建築基準法で設置が義務付けられている代替進入口というもので内法H1200mm×W750mmまたはφ1000mmの内接円の窓を設置しなくてはいけないことにあっているが、あれはきっと2個一の窓の間の柱を取り外せるように工夫されているのだろうなあと思った。





内側からみるとこんな感じ。設計者の苦労を感じるよ。





ナンチャッテ・ノイシュヴァンシュタイン城の中にあったホンモノノ・ノイシュヴァンシュタイン城の模型と写真。やっぱ、本物の方が美しいね。





本当は場内を舐め回すように見たかったのであるが、ここは集団行動の泣き所というわけで、駆け足でしか回ることができず泣く泣く下山となった。前方左手に見えるグランドは東洋大姫路の専用グランドで、我々はその山の後ろに横たわる広大な石のエリアを散策することになるのである。

つづく

2012年TKB夏ツアーに参加≪書写山編≫

2012年08月19日 23時36分03秒 | ぶつぶつ



ナンチャッテ姫路城を後にした我々は一路、書写山に向かう。かのハリウッド映画「ラストサムライ」でトムクルーズ・渡辺謙・小雪らがロケに臨んだお寺である。





山陽道の脇からロープウェイで山上まで登り、そこから徒歩10~15分ほどかけて寺院に至るのである。





ロープウェイと言えば、ここ数年は摩耶ロープウェイしか乗ってないけど、こちらのロープウェイのゴンドラはなかなか大きなサイズだなあと思った。





プラットフォームのゴンドラ乗り込み口はゴンドラの出入り時の接触防止のため、プラットフォームの端部が可動式になっていて出発時と到着時には奥のように床が垂直に立ち上がる仕組みになっている。この部分の駆動の様子はロボット漫画を見ているようで楽しかった。





山上駅からしばらく進むと大きな鐘が有って、誰でも突かせてくれるようになっている。この辺りから寺院入口まではマイクロバスの送迎があるが、途中参加のG氏との時間調整の関係で全員で徒歩コースを選択する。







途中でしっぽの綺麗なトカゲと出会う。おまえさん、べっぴんさんだねぇ。。。





寺院入口前にある茶屋に到着。車で移動時に寺院の茶屋でお昼ごはん食べる話も持ちあがっていた。ラストサムライ以降は観光地化しているはずなので、きっと、トムクルーズ丼とか小雪定食とかラストサムライセットとかあるはずだと勝手に想像していたが、フツーの茶屋でちょっとがっかりした。それにしても、この写真。「バヤリース」ではなく「バイヤリース」って???





それに「おやつ昆布 カム」って。。。





気を取り直して、いざ寺院へ!!ところで「書写山」ってものすごく発音が難しい。ちょっと油断していると「しょさざん」とか「しょしゃじゃん」とか言い淀んでしまうのだ。





そして、ここが例のロケに使われた場所。





「食堂」と書いて「じきどう」と読む建物。





ここでは写経体験ができる。あ!だから「書写山」なの??
そろそろ時間がなくなってきたので、見学は程々にして足早に山を下りる我々であった。再び車に乗り込み車窓風景を眺めていると「書写印刷」という地元の印刷会社の看板を発見した。確かにあっているけど「書き写す」ってところが原始的で、ここに発注すれば何でも「手書き風に」印刷できますよみたいな特殊技術を持っていたりして。今でこそ手書き風のワープロフォントはたくさんあるのだけどね。

そして、ついに我々はあの城を目撃するのである。

つづく

2012年TKB夏ツアーに参加≪小豆ミュージアム編≫

2012年08月19日 23時11分56秒 | ぶつぶつ



妻の高校時代の友人たちの集まりをTKBと呼んでいる。ターカーベーとか読むことはない。いたってフツーの英語読みである。今回は、恐れながら私の起案したネタを採用してもらった。最終目的地は、およそ5年来ほど祈願していた姫路市にある太陽公園であるが、その前に御座候の本社工場に立ち寄り工場見学を試みる。





工場見学前にはイメージキャラクターのあずきちゃんのイラストがお出迎えをしてくれる。ちなみに「御座候」と書いて「ござそうろう」と読むが、その昔、職場の同僚がこれをなかなか読めなくて「ござろう」と言っていたのだが、その音の響きがすごくカワイイので、その日から私の中で「御座候」は「ござろう」となっている。「一番、サード、ゴザロー、背番号536」みたいな感じなのである。





見学者証を首に掛け、いざ見学開始!!





と、喜び勇んで見学通路へ進んで行ったものの、製造ラインはどこも製造が終了していて、洗浄時間になっていた。「ガイドさん曰く今日の生産は終わってしまいました。いつもならまだやっているのですが」って言っているけど、まだ11時ですぜ!!まさか、今日だけ運が悪かったのではなくて、もともと生産数が少なくなっているのだけど、それだとバツが悪いので『今日は、たまたま・・・』みたいな言い方とかしてないよね???





ここから、ビジュアル的にモノクロの方が面白ので、しばらくモノクロ写真にて掲載してみる。巨大な窯から大量の蒸気が出る図は、映画マトリックスの人間育成ブース(?)みたいで、ちょっと怖かったなぁ。。。





餡の製造ラインの説明だけど、本物の餡はほとんど見れずやった。けど、説明の中で面白い発見があったので、これはプチ収穫だなあと思った。というのも、普段、我々は白い餡は「白あん」っていうけれども、フツーの餡は「あんこ」としか言わない。でも、工場内では小豆のあんこは「赤あん」って言っているのである。確かに紛らわしいし、こちらの方が理にかなっていると思った。





最後は液晶テレビで10分ほどかけて、他の商品の生産ラインの紹介ビデオを見て見学会が終了した。





御座候は和菓子メーカーだと思っていたのに、肉まん・タンタン麺・餃子も製造・販売しているらしい。大阪で言うところの551みたいなもんなんかなあ???というわけで、大きな餃子を食べてみた。アツアツで美味しいね!





そして、お口直しに小豆ソフトクリームを食す。小豆の風味があってなかなか美味しかった。小豆ミュージアムに来て初めての小豆とのふれあいのひとときであった。







開場をあとにした我々は、第2の目的地である書写山へ向かうのであるが、観覧の候補に挙がっていた「今しか見れないナンチャッテ姫路城」は時間的なロスなども考えて車窓見学のみとなった。





小豆ミュージアムまでは、TKBメンバーのC氏の車で運んでもらい、小豆ミュージアムから先、まっしゅ夫妻はC氏の車に乗せてもらい、現地集合で別の車でやってきたMピー夫妻の車と2台で移動することになった。元放送部メンバーとあって、携帯電話の普及する前から無線機で交信しながら陸路を進んでいるらしい。私も少し、交信に参加させてもらったけどタクシー運転手とか刑事ドラマみたいで楽しかったっす。

つづく

ホニャララ会の集会

2012年08月17日 22時31分53秒 | ぶつぶつ



三宮駅前はホニャララ会の集会があるということで朝からモノモノしい雰囲気に包まれていた。





そごう前の交差点から国際会館前の交差点までの南行き車線が完全に封鎖され、各交差点から東向きにポートライナーまでの区間も防弾チョッキを来た機動隊によってバリケードが築かれ、三宮駅前はひどい渋滞で大変であった。各バス会社もバス停を休止して経路変更して運行していたし、市役所に入る時係員に入口で呼び止められ「どこの課の誰に」会いに行くのか尋ねられるらしい。





会場となる国際会館のメイン広場にあるサンクンガーデンは「工事中」という名のバリケードに囲まれ(本当は工事なんかしていない)、建物の側面と裏手にある外壁面は屋上から2階付近まで不透明かつ、密に目の詰まった布が被せられその下端部には、下から侵入できないよう頑丈に留められていた。





メインの映画館と店舗も臨時休業になっていて、正面広場ではバリケードの前で反ホニャララ会の人が街宣活動をし、そのまた周囲にはたくさんの制服警官と私服警官と頑丈なバリケードがいたるところに張り巡らされていて非日常の光景であった。こんなことは神戸で働き始めて初めてのことである。

君はジョー★ヒメジを知っているか?

2012年08月14日 23時37分37秒 | ぶつぶつ



君たちはジョー★ヒメジを知っているか?

姫路市耐震化キャラクターのジョー★ヒメジを!!





目の色は状況(気持ち)によって変わり、
背中の石落としはジェット噴射にもなる。
お尻には石臼(姥が石)がはまっていて
右足(西大柱)には骨折のあとがあるとか。
強そうに見えるが平和主義者で戦ったことが
ないらしい。

どうやら姫路市の建築指導課の職員の方が
デザインをしたとかいう噂があり真相は不明。





しかも、この変なカタチのウチワ。。。
フニ フニ うちわ と言って、とても
画期的なあおぎ方をするのでありんす。

神戸市の耐震化キャラクターはコチラへ
http://www.city.kobe.lg.jp/safety/prevention/preparation/okirufamily.html

噂の真相はコチラヘ
http://hsuishin.exblog.jp/18151685/

私的ぷち・街歩き探検 ~割塚通1丁目!付近~

2012年08月12日 23時11分46秒 | 六甲・まや



このくそ暑い夏の盛りに・・・いや、くそ暑い夏の盛りだから、少しばかり知らない街並みを求めて歩きたくなるのである。





阪急神戸線の王子公園駅の南側道を線路沿いに西方面に歩いてきた。王子公園駅から続くアーチ橋は、道路とは直行でなく、むしろアルファベットの「X」の字のように微妙なねじれを持って交わっているためかアーチ状の架構も心なしか歪(いびつ)になっている。







どこか納まりの悪い歩道橋とアーチ型トンネルの関係。





     ・・・カオ??





すぐ南側にはJR神戸線の線路が走っている。





JRガード下。ガードの入口には最近設置されたような新しい立て看板があった。「このトンネルの照明は計画停電時には・・・」ううむ、いまどきの時世を感じるね。ちなみにこのトンネルは灘区と中央区の区界になっている。トンネルの左側の側壁は灘区でここが灘区のいちばん西の橋である。そして反対側の右側壁は、





「中央区割塚通1丁目!」

いや?ちが・・・よく見ると「中央区割塚通1丁目1」と書いているだけだった。