まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

【K】りそなの住宅ローン「フラット35」のご紹介

2007年03月31日 14時03分25秒 | 広告


明日から新年度、平成19年4月1日よりいろいろな制度などがかわるものがあるが住宅金融公庫が独立行政法人住宅金融支援機構になるという。そして、昔は「公庫、公庫」と言っていた「住宅ローン」もまたしばらく前より、しくみを一新させ「フラット35」と言う形で生まれ変わっているのである。フラット35の名称は35年間金利が変動しない(フラットである)というところからきているということ聴いたことがある。最長35年間長期固定金利型であることに加えて保証料や繰上返済手数料も一切掛からないらしい。

「私の理想の家について」というテーマで考えてみると、それは実は際限なく広がってしまうのである。もちろん一生住むところであるのだから、すぐに壊れてしまってはいけないし、すぐに腐ってしまってはいけない。それに手抜き工事なんかされた日にはもう住むことさえもままならない状況に置かれかねない。まあ、そんな基本的なことは前提としても、やはり、通風・採光に恵まれた家で有って欲しいし、老後のことも考えて家庭内での転倒事故などがおきないようなゆったりした空間であってほしいところである。その辺りがクリアできれば、後はちょっとずつ家電品や家具などで足りないところを補っていくことで、相当快適な住みかになるのではないかと思っている。あくまで、理想なんだけれど・・・。

「りそな銀行」は事前に電話かホームページからりそな住宅ローン「フラット35」の申込書を請求した場合、金利とか融資手数料を優遇してくれる「インターネット優遇」を実施してくれているらしいので、嬉しいことである。とにかく、家を建てるのにはお金がかかるのだから。

というわけで、フラット35に関する情報は必ずこちらをご確認下さい。

「憂春」がやってきた。

2007年03月31日 12時48分53秒 | ぶつぶつ
春が近づくと何とも言いようのない漠然とした不安に駆り立てられるのである。(昨年の今頃は職場内でいろいろゴタゴタがあって、そんな不安を感じる余裕もなかったけど)日常が平穏であればあるほど、心の軸が内側に落ちていく季節なのである。五月病は(当時、雑誌に掲載されていた自己診断表で判断する限り)高校一年の時に一回だけかかったみたいなのだけど、それとはまた違い、コレはどちらかというと観念的な錯覚だと思っている。

私はこの妙な感じを10年程前から「憂春」と呼んでいる。「憂春」は造語なんだけれども、GOOGLEで検索してみると1500件以上もヒットしたので、私個人のオリジナル造語ではないようだ。

冬の冷たい風がいつの間にか頬を撫でる優しい風になり、樹皮の色で占められていた街の風景画が桜の切ない桃色を呈し始める頃、私の中の風景は補色である淡い緑色に侵食されていくのである。そしてまた、ツツジが満開になり若芽の鮮やかさが眩しくなる頃までに、いつの間にか、これらの観念は消えてなくなってしまっているのだ。

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激旨!メイプルサンライス

2007年03月30日 23時58分14秒 | おすすめ

サンライス」は神戸方面においてしばしば「メロンパン」のことを表すコトバとして用いられるみたいである。一般的に、「メロンパン」の別称として存在していた「サンライズ」から転じたものだということを聴いたことがあるが、なぜ濁音が無くなったのかは定かではない。更に「サンライズ」と「メロンパン」は元々違う食べ物であったという話も聞いた事がある。

個人的には「サンライス」という言葉を見聞きするとTBSドラマ「ケイゾク」を思い出し、「サンライズ」という言葉を見聞きすると某ロボットマンガを思い出してしまう。前者は「ケイゾク特別編」で生瀬勝久演じる遠山金太郎が後輩の刑事に「サンライス」の思い出を熱く語っているシーンが今でも忘れられず、「サンライズ」は確か「ガンダム」のエンドロールに「サンライズ」って文字が最後に出ていたような覚えがあるからである。

さて、本題に入ることにしよう。実は、つい先日たまたま昼時に立ち寄った職場近くのパン屋で、これまた偶然にも「メイプルサンライス」という商品に出会ったのである。その時すでにトレーの上にはベーコンピザ・フロマージュロール・チョコクロワッサンとあともう一品乗っていたのだけれど、ここでその「メイプルサンライス」を諦める勇気はなく、先のことを考えずにソレもトレーに乗せてしまったのである。

結果は・・・超満腹(泣)

でも、これは『午後から睡魔に襲われるかもしれない』というリスクを冒してまでも食する価値のあるパンだったのである。何とも言いがたい芳醇なメイプルの風味と、しっかりとしたサンライスの生地が絶妙にマッチしており、それでいて、癖の無いさっぱりとした食後感がたまらなくいいのである。

不覚にもパン屋の名前は忘れてしまったが、もし街中のパン屋で同様の名称のパンを見かけたら、是非ともトレーに乗せて超満腹感・・・いや、メイプルサンライスの絶妙なコンビネーションを味わって欲しいと願って止まないのである。  

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ここんとこ夜な夜な「悲劇的」を聴いている私

2007年03月28日 00時44分22秒 | 音楽
少し前までは仕事から帰ってくると「華麗なる一族」のメインテーマを繰り返し聞いていたものであるが、ついこの前、仕事しながら頭ん中が全くのニュートラルな状態の時に突如、マーラーの「悲劇的」の終楽章が流れ出して、それからなんとなくスイッチが入ってしまったみたいなのである。

そして夜な夜な聴いているのは終楽章のみ。マーラーの交響曲第6番は昔から大好きでいろいろ持っているのだけれど、今回は迷わずコレ。

SAN FRANCISCO SYMPHONY
MICHAEL TILSON THOMAS,conductor
Recorded Live at Davies Hall
in San Francisco September 12-15 2001

特に素晴らしいという演奏でもないのだが、911テロの翌日から収録されたもので、一糸乱れない演奏に逆にググッときてしまうのである。

しっかし何度この曲を聴いても、本当にこの曲は「悲劇を描いた作品」なのかどうかということへの疑念が晴れない。むしろ深まるばかりである。かなりナスシスティックな印象が拭えず、個人的にはリヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲と同じくらい病的で危険な作品のような気がしてならない。作品の成立過程だけ抜き出してみても問題の有り過ぎる作品だけど、そういうところも含めて私はこの曲が好きで好きでたまらないのである。きっと明晩も聴いてしまうんだろうなあ・・・。

興味の有る人はコチラへ
ウィキペディアより「交響曲第6番 (マーラー)」
マーラー交響曲第6番イ短調(音の出る解説)
マーラー交響曲第6番「悲劇的」聴き比べ(現在82+6種)
Amazon France のリスニングページ

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第14回街歩き探検隊に参加してきた【アブ(危)ノーマル編】

2007年03月26日 23時27分11秒 | 写真

先日紹介した「魔法のキャメラ」で撮影した写真を並べてみる。河内小阪駅前から俊徳道界隈までをランダムにご紹介。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ並べただけなんだけど、ホラー映画っぽい感じになってしまった。もし私が、つげ義春氏の「ねじ式」を映像化する機会があるならば、きっとこんな色彩にするのではないかなと思う。かなり悪い夢を見ているよう・・・キモっ

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第14回街歩き探検隊に参加してきた【ノーマル編】

2007年03月26日 22時22分10秒 | 都市

今回は東大阪の探検というわけで、河内小阪駅に集合。いつの間にか出席率の高くなっている私だが、今回はいつもと違う気分での参加となった。なぜかと言うと一つに、ここ東大阪市内の大学に通っていたので、懐かしさイッパイであったということ。他には、広角側の一眼レフレンズがお釈迦になっていて使えないということ(特に狭小の路地の撮影が出来ないのがイタイのだ)や、その変わりに魔法のキャメラを持ってきていたということである。

 

 

まず、立ち寄ったのが、あらゆる歴史書にもその記述を見出すことが出来ない謎の小阪城である。更には城主殿の御好意により直々に内部の見学までさせていただいたのであった。

で、、まあ、絵になる風景というのは実は小阪城だけなのであとは、コネタで攻めて見る事にしよう。まずは近鉄永和駅前にある市民会館のトイレ。

 

 

『きっとあるはず・・・』と期待して入ったのだが、やっぱりあった。しかも超地元ネタ!

 

 

あれ?でもココは「河内」で「難波(なにわ)」ではないはず・・・もしや「難波(なんば)行き」ってことか??

 

 

昼コハンは近鉄線の高架下にあるポッポアベニューのとある喫茶店へ乱入。と言っても、いきなり30人様で突入するのはあまりにもムゴイので、かっさん隊長に予め予約を入れていただく。何のことはないただの喫茶店なのに妙に店内の内装が濃いかった。おまけに伝票の絵が微妙にコッテリと・・・。

 

 

そして、ポッポアベニューのURLの文字列は何故だか「90990」。きっと「POPPO」を取得できなくて似たような文字形状の「9」を「P」に見立てたのではないかと思われるが真相はいかに?

 

 

昼食後は布施商店街を散策。中でもけっこうヒットだったのが上の整骨院の看板。ゆる~い立ち方に、やる気のなささを感じ取ることができる。個人的には整骨院なる所は硬派であって欲しいところである。

 

 

何屋さんかわからないけど、おそらく喫茶店だろう。さりげなくライトアップはしているけど、遠慮し過ぎてフツーの人の目にはなかなか目に付きにくいのではないだろうか?しかし、この看板、

 

 

ちなみに「NOEL」とはフランス語でクリスマスのこと。

 

 

商店街散策の後半戦は、半ば恒例行事となりつつある買い食い大会。今回は、金太郎というパン屋に乱入。個人的にはネーミングの妙に感動の嵐!フツー食い物の名前に「おしり」なんて付けるかね??しかも、ひろくんって誰だね?まさか、店主の名前じゃないよね!?

 

 

それと、この「サーターアーギャー」もかなりテキトーに付けられているように感じてしまうのは私だけだろうか?本当はもっと違う名前の食べ物だったような気がするのだが・・・。

 

 

東大阪市は一握りの金持ちと一握りの乱暴者、そして大多数の庶民で構成されている街なのである。一握りの金持ちは巨大な家屋でその存在を知ることができ、更に一握りの乱暴者は巨大な落書きでその存在を知ることができるのである。今まで見た落書きの中でいちばん最強の落書きだと思った。

 

 

近鉄大阪線の俊徳道駅の近くに有る都留彌(つるみ)神社。ま、フツーは読めない。(もちろん私も読めなかった)一般的に一つの「音」に対して一つの「文字」を配している名前の神社は古い神社であると思われる。その昔、奈良時代に某天皇が全国に存在する一文字や三文字の地名を中国風に二文字に改める勅命を出したたけに、今日の日本の地名は二文字で構成されているものが多いのである。

 

 

境内に立っていた石碑の上から二番目の文字に目が行った。いったいなんと読むのだろうか。「十が10」「廿が20」であれば、この字はきっと「30」に違いないと思うのだが結局、これも真相は不明。ご存知の方がいらっしゃれば教えて頂きたい。

~追記~

かっさん隊長より急に指名頂いた解説だけど、全く用意していなかったので持てる知識を振り絞ってやってみたので言えなかったことがあり、ちょっぴり心残り。なのでここで補足説明をしておこうと思う。

<長瀬川について>

東大阪市内には長瀬川以外にも南北方向に水路があったことが伺える地名が幾つか残っているので興味の有る方は地図を広げて見て頂きたい。(町名ごとに色分けされているタイプのモノがベスト)

例えば、近鉄志紀駅東側の二俣から玉串川沿いに上ってみると、玉串側流域の町名がなぜか南北に細長いのである。「曙東町→柏村町→山本南町→山本町→山本北町→玉串元町→花園本町」と続き、近鉄奈良線を越えて進路を北西に変えて「菱屋東」を経て「荒本」の方向へ抜けている。ここから先は町名での探索は出来なくなっているが玉串川は「川俣」で寝屋川・長瀬川と合流しているのである。

一方、長瀬川も近鉄志紀駅東側の二俣から分岐しているが地名でその形態が確認できるのが長瀬川と近畿自動車道の交差する八尾市東久宝寺辺りからでここから「金岡→吉松→菱屋西→新喜多→西堤西」と北上し「川俣」で寝屋川・玉串川と合流しているのである。

つまり分岐地点の地名が「2つの『また』」で合流地点の地名が「川の『また』」になっているのである。しかも東側の経路を辿る玉串川の方には「菱屋東」があり西側の経路を流れる長瀬川の方には「菱屋西」があるのも対象的で面白いと思う。(菱屋という名前はかつて同一帯で勢力の有った商人の屋号だったらしい)

 

 

このあと、カッチ父のところにおじゃまさせて頂き二次会へ突入。ダーツ有り、ビリヤード有り、囲碁有り、鍋有り、カッチ父特製巻寿司有り、 という感じでイロイロな人との交流も出来て楽しいひとときを過ごすことが出来た。

 

 

かっさん隊長、今回もいろいろとありがとうございました。

 

第14回街歩き探検隊に参加してきた【アブ(危)ノーマル編】へ続く

 

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魔法のキャメラ!!

2007年03月24日 22時38分35秒 | 写真

何も考えずシャッターボタンを押しただけでアヴァンギャルドな映像を撮れたら、どんなに素晴らしいだろうかと夢想したことがあるが、実は、そんな素晴らしいカメラがこの世に存在することを最近知ったのである。カメラの提供者は友人のinomamo氏である。

かねてから、ずっと使ってみたいと願っていたのだが、先日、inomamoさんより期間限定でソレを借りることが出来たのである。そもそもソレが「どういうカメラなのか」ということを語ることはなかなか難しく、撮影している本人たちにもそのカメラがどのようなアルゴリズムに則って動いているのかがよく理解できていないのである。

画質の印象としては、まるで昭和の臭いにも似た古臭さや画像処理を施されたテレビドラマに通じるものがあるような感じである。個人的にはTBSドラマ「ケイゾク」の世界観に近いのかなあと思っているのだがいかに?

シャッタースピードが若干遅めになっているため、陽当りのいいところでは色が白んじてしまい、また室内では逆に光量が適当なためにフツーに撮れてしまう。ベストなのは「暮れなずむ街」に最大の威力を発揮し、かと思えば、急に青い空は黄ばみ走り緑色は怪しい光線を発する。

赤と緑に異常なマッチングを示しながらも、狙ってレンズを向けると全然フツーに取れてしまったり、また無彩色(「むさいしょく」と入れて変換キー押すと「むさい食」と表示されてしまう。うちのパソ子ったら、いったいどこで、そんな言葉覚えたのやら(汗))の風景は全面ブルーに変色してしまったり、まったく予測不能なカメラなのである。

これらの写真は全て、先日「大大阪カレイド・スコープ」を体感しに行ったときに撮影したものである。とても大阪市内とは思えない色彩に染まっている。それはまるで、パラレルワールドに迷い込んでしまったような錯覚さえ感じられてしまうのだ。明日の東大阪探検隊にもコレを持って行こうと密かに思っているので、かなり楽しみである。

↑inomamo氏。カメラありがとね♪

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今回の木村伊兵衛賞の選考結果の波紋について

2007年03月23日 23時53分05秒 | 写真
先日、pinbokeさんより
『本日付の読売新聞朝刊[アート]欄に「《木村伊兵衛賞の本城氏作品で論議》海外作品と類似手法。独創性にズームアップ」という記事が掲載されている。記事の書き出しはつぎの通りです。~~~若手写真家の登竜門、第32回木村伊兵衛写真賞が写真集『small planet』の本城直季氏(29)、同『うめめ』の梅佳代氏(25)に決まった。ともに、リトルモア刊で、目下8万部のヒット作だが、本城作品について、同様の手法を使う海外の写真家がいることから、受賞を疑問視する声が出ている。写真作品の独創性はどうあるべきだろうか~~~』

というメールを頂く。今夜、某日の新聞記事を引っ張り出してきて読んでみた。
「何を今更・・・」というのが正直なところである。いろいろ思うところがあったので、ちょっと書き出してみることにしよう。

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「独創性」という評価に対する感想だが、同じ撮影技法を用いても「何を撮るか」によって鑑賞者に「何が伝わるか」が違ってくるのだから、本城氏の作品における独創性は撮影技法にではなく、構図や被写体選びにあるのではないだろうかと思っている。

今回、本城氏の表現手法が世間に広く知れ渡った際、そのかつて見た事もない「撮影技法の妙」に私やゴリモンさん、それに私の出入りしている写真投稿サイトの皆さんは感銘を受け、少しでも氏の表現に近づこうと苦心したものであるが、他の写真家が同じ技法で撮影したものを、仮にたまたま同じ時期に見たとして果たして我々の間にこれほどのブームが到来したかどうかについては疑問の余地があるかと思う。

よく引き合いに出される写真家はミクロス・ガール氏の作品だと思うが、彼の作風と本城氏の作風は全く違うものだし、「技法」の新しさのみで議論を尽くすのであればそれは全く本末転倒な話なのではないだろうか?

例えば今後「赤外フィルム」で優れた作品集を作ったとしても、そのフィルムは他の写真家がすでに使っているのだから「独創性が無いので賞賛に値しない」と一刀両断されなければならないのだろうか?(少なくとも、選考委員の方たちも日和見的な素人ではないのだから選考過程に重大な瑕疵があるとも思われないし、むしろ、そういう作品が選ばれる現代という時代の世情を顧みる必要を重んじて議論する方が、よっぽど価値があるのではないだろうか?)

それに、本城氏が過去に他の写真家の作品を見たかどうかなんてことに対する議論も全くのナンセンスであると私は思う。はっきり言って、そんなことはどうだっていいことだ。「芸術」とは先人の遺したものを踏み台にして、新たに昇華させていくエネルギーなのだから、同じ技法を使っても「よりいい作品」を創り出す能力を持っているものが勝者となるべきなのだと私は思うのである。

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pinbokeさん、貴重な情報ありがとうございました♪

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