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朝食を食べ終わって8時過ぎにはホテルを出発する。メストレ(本土)に宿泊している場合は早くても今からホテル出発であるが、本島に宿泊している場合は、この時間から本島内を周遊できるというメリットがある。すなわち街にはほとんど通行人(観光客)がいないということである。
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誰もいないサンマルコ広場はなかなか良い景色だと思う。
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広場の石畳の上に貼られた「トイレはあっちでんねん」シール。これ本当にあっているんかいな??
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まずは人の全くいないドゥカーレ宮殿の南東の橋から溜め息の橋を眺める。あと少し時間が経つとここは黒山の人だかり(欧米人は黒い頭髪は少ないから、栗山の人だかり??)になってしまう。
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ベネチア本島内で荷物を運ぶ人。この光景はけっこういろいろな場面で遭遇する。階段状になっている橋を登るときも降りる時も、荷台の先についている小さな車輪がけっこう重要な役割を果たしている。
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ここから先は、日本語の達者なイタリア人のガイドさんの饒舌な説明のもと、ドゥカーレ宮殿とサン・マルコ寺院を巡る。各都市の歴史的建造物を巡るときにいろいろなガイドさんが付いてくれるが、個人的にはベネチアで付いてくれたガイドさんがいちばん美味いなあと思った。なぜならばハッキリとわかりやすい日本語で日本人に分かりやすく、しかも面白おかしく説明をしてくれるので、ものすごく頭に入りやすいのである。
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ちなみにベネチア本島内の建物は地盤沈下を防ぐためにできるだけ軽い素材で建物を構築しているという。見た目は総石積みのような体裁を取っているが、街の建物のほとんどはレンガ積みで、ドゥカーレ宮殿に至っては木造なのだという。確かに、1つ前のドゥカーレ宮殿の回廊の写真に映っている回廊の天井は木造になっているのがわかる。
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せっかくなのでガイドさんの名言をここに書き残しておきたいと思う。(ちなみにドゥカーレ宮殿内はほとんどが撮影禁止区域なので、写真付きの解説にできないのが残念)
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・ベネチアの守護神、サンマルコ(聖マルコ)について説明しながら、その途中で「チビマルコではありません」と言い放つ。
・ドゥカーレ宮殿の大広間の壁の上方に広間を一周せんばかりのところに歴代の総督の肖像画が飾られているが、これらを指して「プリクラ」と称する。
・中世の剣の展示の前で、なかなか展示物の前から離れようとしない欧米人観光客に対して(もちろん彼らは日本語なんてわからないから)「邪魔ビトたちがいますね、早く立ち去りなさい」とスリリングなことを行ってのける。
・サンマルコ寺院内に「9世紀にエジプトから運ばれた聖マルコの遺体を納める棺」について「誰も確かめた人はいません、確かめると困るかもしれないから」とうそぶく。
・さらに二条城や(マニアックな)彦根城を引き合いに出して、比較しそれらと比べてどうなのかということまで述べる。
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ドゥカーレ宮殿の中庭では「オセロ」の舞台のセッティングがされていた。
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効果音に使うのか、こんなところにウインドマシーンがあった。
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これがすべて木造で出来ていると思うと、なかなか興味深い。
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ドゥカーレ宮殿の中にあったオーダー。良く見ると首があって怖い。こんなの建築の授業で習わなかったでぇ!!
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サンマルコ広場は長蛇の列。これはたぶん、鐘楼の入場待ちかな?
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時計と暦を示すパネル。星座で暦を可視化させているカレンダーのようなしかけはドゥカーレ宮殿の謁見の間のところにもあったなぁ・・・てかイタリアの民って星座が好きなんかな?
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サンマルコ寺院の展望スペースからサンマルコ広場を見渡してみる。
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同展望スペースより南側を望む。
このあと我々はベネチアングラス加工場へ連れて行かれることになっている。
つづく
イタリア紀行☆2013☆【15】~ベネチア《7》~
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