日没時刻のおよそ30分ほど前に駅に降り立つ。そのホームから見えるデッキにはすでに人だかりができていた。きっとあれが富士見テラスなのだろう。
橋上駅舎の改札口を出て右側に進むとテラスへの出入口がある。まるで取ってつけたような入口。
そして、取ってつけたような細いキャットウォーク的通路を進むと、
まるで初日の出を待つような感じな人々がびっしり、
皆、それぞれに望遠カメラ、スマートフォンを手にじっと待っていらっしゃる。
それから、しばらく待っていると、
あれよあれよという間に、隙間という隙間に人がびっちりと。。。
まだこの時間は左手の建物の陰に太陽が隠れているが、太陽が現れた頃から次第にシャッター音や電子音が聞こえ始める。しかしなんとまあ富士山が真正面に見えるなんて素敵すぎる。
太陽がかなり富士山頂に近づくにつれ、頂き付近に雲がまとわりつき始める。中央線の大久保付近から富士山を見たときには雲なんてかかっちゃいなかったのにと、とても歯がゆい感じ。
雲がなければ、このタイミングでダイヤモンド富士がバッチリ見えていたはず。
そんなわけで、今回のダイヤモンド富士的ベストショットはこちら。
少しズームアップしてみるとこんな感じ。この時点で、玄人な感じの人々は早々に三脚を片付け始める。
残ったのは玄人さん以外の人たちで、思い思いに夕景写真を撮っていた。
夕景ファンとしてはここからの時間も楽しいのになあと思う。
デッキの特等席ががら空きになったので、最前の手すり際まで寄ってみると、駅前ロータリーの先にも人がわいわいと集まっている。
ロータリーの先に長く続く道の先に富士山が見えるなんて何ともロマンチックではないか。。。
と思いながら夕景撮影を楽しんだ。明日も来ようかなと独り言を言いながら帰っていく人たちがたくさんいたので、明日はもっと混むかもしれんね。
ちなみに、東久留米市の名の由来は・・・もともとは久留米村として存在していたが、市制を施行する時に、既に存在していた福岡県の久留米市と行政的な混同を避けるために、また西武池袋線の「東久留米」という駅名が住民に親しまれていたため「東久留米市」となったらしい。
「久留米」という名の由来は諸説あるようだが、個人的には『市内を流れる黒目川の「クロメ」が転じて「クルメ」という地名になった』という説が好き。