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イタロにのってしばらくすると、まるでイギリスの原野を走っているかのような重たい雲と濃厚な霧の只中を走り続ける。ひぇ~「青い空!白い雲!!はどこなのぉ~」と心の中で悲鳴を上げる私。
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フィレンツェ~ローマはバスで移動すると4時間以上もかかるのにイタロだと1時間半もかからない。意外にすぐについてしまうので、トイレのような顔をして車内散策をしてみる。
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まずは5号車側に行ってみる。客室の外の通路部分はこんな感じ。軽いタッチのコンパクトなデザインで納められている。
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トイレもまた通路と同じく山吹色を基調としたカラーリングで統一されていて良い感じ。
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トイレのカギは電気錠。ちょっとコレはコワイかも。。。
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7号車側はというと今後は濃いブルーでまとめられていてシックな感じ。前方の扉の右手のニッチのところにイタロのパンフレットが入っている。
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イタロには食堂車はないが、一方のトレニタリアのフレッチャロッサには食堂車が付いているらしい。ちなみにイタロの運行開始に合わせてトレニタリアもフレッチャロッサの内装を大幅に更新したりと両社の間でサービス競争をしているらしい。消費者サイドからすれば一社独占で運営されるよりは競争の原理が働いてもらった方が、より良いサービスを受ける機会が増えてくるので有り難い限りである。
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座席はというと、収納式のテーブルの他に、フットレスト・コンセント(オレンジ色の豚の鼻)・ゴミ箱(豚の鼻のしたのグレーの蓋)が付いていてなかなか面白い。
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そうこうしているうちに空が晴れてきた~!!
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TGVに乗った時は、どこまでも続くなだらかな丘が印象的であったが、こちらはそうでもなく平原のバックには必ず山が見えている。
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そんな中でいちばん印象に残ったのが、少し遠目に見えるヒマワリ畑の黄色の鮮烈さである。昔通っていた小児科内科の待合室に掲げられていた平原の絵も暗い景色の中、キャンパスの中央に黄色い部分があってとても鮮烈に見えていたなあというおKとをふと思い出した。
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そして、あっという間にローマ・ティブルティーナ駅に到着。更新のイタロはローマ・テルミナ駅には入ることができずローマ・ティブルティーナ駅への停車をしている。
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ローマは朝から晩までぎっしりと行程が詰まっているため、ホームでイタロ撮影会なんてもってのほかで撮影できるに至らず残念であった。ところで「イタロ」の発音て本当はどうなんだろう。
添乗員氏はイタロって言ってるけど、
私の中ではイタロの方がしっくりするよう思う。
はて、いかに??
さらに、つづく
イタリア紀行☆2013☆【36】~ローマ《0》~
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