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デンマーク王ニルス妃 ウルフヒルド

2010-02-24 23:23:19 | デンマーク王妃
              ウォーターハウスのキルケですけどね…
                    こんなイメージがありまして


スウェーデンでは “ 危険な女 ”
ニルス妃 ウルフヒルド・ホーコンスダター


1095~1148/在位 (スウェーデン王インゲ2世妃)1117~1125
          (デンマーク王妃)1130~1134
          (スウェーデン王スヴェルケル1世妃)1134~1138

スウェーデン王妃 → デンマーク王妃 → スウェーデン王妃という
華々しい経歴を持つウルフヒルドですが、言い伝えどおりならデンジャラスな女性です。

彼女には、ニルスの前妃マルグレーテの娘だと言う説がありますが
父親はノルウェーの有力者Thjotta家のホーコン・フィンソンと言われていて
必然的にマルグレーテの子じゃないでしょう…ってことになります。         

         
1117年頃に結婚したスウェーデン王インゲ2世と1125年に死別して
デンマークへやって来たのですが、これにはわけがありまして…
詳しくはスウェーデン編で でも逃げて来たということは言っときましょう。

ニルスとの結婚生活は4年でしたが、ほとんどノルウェーにいなかったと思われます。
彼女、ニルスが亡くなった後、スウェーデン王スヴェルケル1世と再婚するのですが
実は彼、インゲ2世が生きていた頃からウルフヒルドの愛人だと噂されていました。

ウルフヒルドは、1132年にはスウェーデンに帰ってしまいました。
それどころか、1130年(スヴェルケルが即位した年)には彼と結婚をしていた、
なんて説もあります。

この説は、ニルスとウルフヒルドの結婚が正当でないということで
後々彼女が生んだ子供が王位を要求しないように…という
デンマーク側の思惑からでたお話しみたいですね。
多くの歴史家は、ニルスとウルフヒルドは結婚しただろうと考えています。

              
               見つけちゃったよ、ウルフヒルド
                    イメージとちがってますけど…


いずれにしても、ニルス、ダシにされちゃった感が漂います。

でも、長~い王家の歴史の中には、こんなパワフルな女性が時々登場してくれなくちゃ
美しく敬虔な淑女ばかりじゃ飽きちゃうものね

(参考文献 Wikipedia英語版)

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