まりっぺのお気楽読書

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デンマーク王ニルス妃 マルグレーテ

2010-02-22 00:28:44 | デンマーク王妃
                  久々の挿絵シリーズ
                     船出のイメージで選んでみました


平和の使者
ニルス妃 マルグレーテ ・フレドクラ・アフ・スヴェリエ


1080頃~1130/在位 (ノルウェー王妃)1101~1103
           (デンマーク王妃)1105~1130

デンマーク…王家の歴史が長いだけに、急いでアップしないと
1年ぐらい続きそうな気がしてきましたよ…

マルグレーテはスウェーデン王インゲ1世の王女でした。
1101年、平和条約のためにノルウェー王マグヌス3世と結婚して
この時から “ フレドクラ(平和の乙女) ” と呼ばれるようになります。
    
たった2年でマグヌス3世と死別したマルグレーテは、1105年、ニルスと再婚します。
スヴェン2世の五男ニルスは1104年に即位していたんですけど
五男までまわるなんてすごいですね。
いかに君主の入れ替わりが激しかったかが伺えます。

ニルスは優しい人だったようですが消極的で、所謂 “ 鳩派 ” です。
そして(鳩派だからっていうわけではありませんからね)統治能力が欠けていたのね。
それでマルグレーテに統治も政治もお任せしてしまいました。
普通は未成年の子供が王になったり、夫が不在の時に王妃が摂政になるものなのに
彼女は常時夫の摂政になりました。

マルグレーテは賢明に国を統治したみたいです。
そのため「デンマークはひとりの女性の手にかかっている」と言われました。
また、彼女が統治している間は、デンマークとスウェーデンの間に争いはなくて
まさにフレドクラ!!だったわけですね。

実はマグヌス3世と死別して彼女がノルウェーを去る時、人々はすごく失望したそうです。
こんなにやり手の王妃だったら、確かに残ってほしかったでしょうね?

マルグレーテは1130年に亡くなりました。
残されたニルス王で国は大丈夫だったのかしら? つづく…

(参考文献 Wikipedia英語版)

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