la mia dolce vita

おべんきょう・ワイン・パン・お菓子・旅・・・などなど

銀座でイベリコ豚を

2010-03-19 01:01:51 | ristorante (おいしいとこ)

先日の「エル・プルポ」つながりで、姉妹店の「エル・セルド」へ。

こちらは、イベリコ豚を中心にしたメニュー。
場所が銀座1丁目ということもあって、
少し落ち着いた雰囲気の店。

ワインも、スペイン南東部アルマンサの赤ワインで
まったりとイベリコ豚の旨みを味わう。

ここも席のほとんどは予約が入っているようで、
ふらっと寄るなら早い時間がおすすめ。

ちなみにパエリアは出来上がりまでに時間がかかるので、
早めに注文してワインを飲みながら待つのが良いかも。

まだ今は少し寒いかもしれないけれど、
もっと暖かくなってきたら、外のテラス席で
サングリアを一杯、なんていう楽しみも
味わってみたい、これからの季節にオススメの一軒。

お気に入りのマリスケリアへ

2010-03-12 23:17:12 | ristorante (おいしいとこ)

快気祝い(?)も兼ねて、お気に入りのマリスケリア「エル・プルポ」へ。
狭い店はいつもほぼ満席で、予約なしではなかなか入れないのだけれど
今回はちょうど前の人が出てくるタイミングで、
久しぶりに外が見えるテラス席に座ることができた。

まずはお決まりのカヴァを1本。
ドライなものと思って選んだのが、
雑誌で「お手軽スパークリング大賞」にも選ばれたことのある
1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス)・ブルット・ナトゥーレ。

カヴァ最高品質のブドウを栽培するピニョル家と、
ペネデスのトップワイナリーを所有するエステーベ家が
設立したワイナリーで造られたこのカヴァ。

両家の協力による相乗効果が、2ではなく3になるという
この名前の付け方も面白く、力強いフレッシュな泡と
しっかりしたコクの両方が味わえる。
プルポ(たこ)のデザインが入ったお店のグラスでいただくと、
何だか本場スペインでカヴァを飲んでいるような楽しい気分になる。

そしてこのお店、マリスケリア(シーフード料理の店)とあるだけに、
何といっても海産物が美味しい。

残念ながらパエリアは既に売り切れになってしまっていたので、
ムール貝のシェリー酒蒸し、タラとジャガイモのコロッケなどの
定番メニューと一緒に、ホタルイカや新筍など季節ものの料理も
いくつかいただき、すっかり満足。

平日だったのであまり長居してもと早めに店を出たけれど、
他にもいろいろ食べたかった料理もあるので、
また近いうちに遊びに来たいと思う。
(もし席が空いて入れば・・・の話だけれど。)

奈良の茶室で@イ・ルンガ

2010-02-23 01:42:52 | ristorante (おいしいとこ)

先週、京都・神戸とともに訪れた奈良。

今年は平城京遷都1300年の記念イベントが
春先から行われるとあって
現在、どこも工事&改修中。

埃がもうもうと立つ街の中心から少し歩いて、
奈良公園の鹿の姿を眺めながら、
国立博物館前に建つ
ふれあい回廊「道しるべ風しるべ」へ。

今回ここへ来たのは、武家屋敷を改装した
最近人気の「リストランテ イ・ルンガ」で
ランチをいただくため。

平日の昼なのでそれほど混んでいないのでは、
と思っていたが、いざ予約をお願いすると
かなり混んでいるようで、個室として使われている
茶室を何とか予約させてもらう。

行ってみるとなかなか趣のある
古い造りの屋敷を改装したリストランテで
大きな広間風のフロアにテーブルが並び、
ちょっとした洋館の風情。

通された茶室は、他の空間から
完全に遮断された静かな部屋で、
イタリアで修行したシェフの造り出す、
洗練されたプレートの数々と
多種取り揃えたイタリアワインを
ゆっくり味わうことができる。

京都や神戸に比べると、お料理や店も
少し地味な印象のある奈良だけれど、
こんなお店がこれから増えていけば、
古都である奈良も、他とはまた違った
落ち着いた趣を十分に味わえる
更に魅力的な街になるのでは、と
楽しみなところである。

46Fからの景色とともに

2010-02-07 01:05:54 | ristorante (おいしいとこ)

土曜のランチはカレッタ汐留へ。

以前、同じビルのレストランで
高層階からの夜景を見ながら
ディナーを楽しんだので、
今度はぜひ昼間行ってみたいと
上海料理の老舗「上海老飯店」で
会食をすることに。

一面ガラス張りの窓際の個室は
晴れた日は日ざしがあたって
かなり温度が上がると聞いてはいたけれど、
寒かったこの日はどうかな、と思って
部屋に入ると、冬の日ざしながら
まぶしいほどの陽光がいっぱいに入ってきて
暖かいというより、暑さを感じるほど。

そして窓から見渡せる46Fからの景色は、
レインボー・ブリッジから東京湾、そして
その向こうに房総半島を見渡せる、まさに絶景。

目の前には浜離宮や築地市場、そしてゆったりと
遊覧船の通る様子も見えて、とても贅沢な昼の時間を
味わえる。

料理も上品でくせがなく、誰でも美味しくいただける
優しい味付けなので、人の集まる機会にも
皆に喜んでもらえるお店ではないかと思う。

ちなみに、晴れた日のランチは本当に「暑く」なるので、
少し涼しい服装がおすすめ。

とはいえ、個室には年中冷房を入れられるように
してあるそうなので、季節を問わず楽しんでいただきたい
絶景のランチである。

紹興酒にも酔う・・・

2009-11-24 23:52:47 | ristorante (おいしいとこ)
この(↓)新世界菜館は、紹興酒もおいしいものが揃っている。

こちらは2000年と1989年(オールド・ヴィンテージ)を
飲み比べたもの。どちらも時間が経つとともにまろやかさを増して、
最後には何とも柔らかで深みのある味わいに変化する。

そして手前は、料理の合間に出てくる口直しの生姜茶。
少し甘みを加えてあり、口の中の蟹の味わいをすっきりさせる
なかなかのお味。

店に行ったらぜひこちらも試していただきたいと思う。

「上海蟹」に酔う

2009-11-24 23:24:12 | ristorante (おいしいとこ)

今が旬の上海蟹を味わおうと、
老舗の上海料理店「新世界菜館」へ。

上海蟹コースを予約してある旨を伝えると、
ゆったりした地下の席へと案内される。

せっかく旬の味を楽しむのだからと、
今日は九品の特選上海蟹コース。

さっそく冷菜、温菜と料理が運ばれ、
続いて上海蟹の老酒漬けが登場。

たっぷりの老酒に漬かった『酔っ払い蟹』は、
蟹みそ、身ともに濃厚な味わいで、その老酒の香りに
こちらが酔っ払いになってしまいそうである。

そのあと蟹みそとふかひれの煮込みが続き、
いよいよ上海蟹の姿蒸し。スタッフの方が
熱い蟹の身を手際よく切り分け皿に盛り分けてくれる。
今回は、時期的に雄ということだけれど、ほっくりとした蟹みそも、
生姜の入った黒酢でいただく蟹の身も絶品!
是非次回は、卵入りの雌も味わってみたいものである…。

それから唐辛子で炒めた海の幸の火焔炒め、
米澤牛の上海風煮込みと続き、あっさりした旨みスープの
一口麺に自家製杏仁豆腐に食用のほおずきでしめるという、
かなり盛りだくさんのコース。

日本の蟹も美味だけれど、上海蟹の美味しさを存分に味わうことができ、
来年もまたこの時期に訪れてみようと今から思っているところである。

東京の「敦煌」

2009-08-25 00:05:53 | ristorante (おいしいとこ)

中国滞在中は、ほぼ毎日、地元の中華料理を食べていて、
さて日本に帰ってきて食べたいものは何かと思ったら、
なぜかまた中華料理。

ただし、同じ中華料理でも
今、食べたいのは日本で食べる
繊細で上品な味わいのチャイニーズ。

そこで選んだのが、曙橋にある「敦煌」。
以前訪れた際、その優しい味わいがすっかり気に入り、
ぜひまた食べに行こうと思っていた隠れた名店。

とても小さいお店なので、予約は必須。
席が開いているということなので行ってみると、
案の定、開店から30分もしないうちに満席。

5000円のおまかせコースのみなので、
今日は何が出てくるのか、青島ビールを飲みながら
料理が出てくるのを待つ。

きれいに磨かれた厨房で次々に生み出される、
あっさり味の京料理のような中華の数々。

前菜から始まり、いくつもの料理が目の前に並び、
胃に優しそうな「和製」中華の味に酔いしれる。

食べるのに夢中になっていたので、
やっと画像が撮れたのはデザートになってから。

こちらもココナッツミルクの香りが心地よい
暖かい一品。

本場で疲れた身体を癒すのにちょうど良い
「敦煌」の料理の数々。

メニューが変わる頃に、またもう一度
癒しの味に会いにいきたい。

リヨン料理の味わいに舌つづみ

2009-07-02 23:59:41 | ristorante (おいしいとこ)

友人のコルドン・ブルー卒業のお祝いに
元コルドン・ブルーのシェフ、
クリストフ・ポコ氏がオーナー・シェフを務める、
神楽坂のリヨン料理「ルグドゥノム ブション 
リヨネ
」へ。

アラカルトが頼めるディナーではなく、
ランチタイムに訪れたので
リヨンの伝統料理を頼むことは
できなかったのだけれど、
前菜とメイン、デザートを選べて
ドリンクもついてくるお得なランチコースを
頼んでみる。

料理が運ばれてくると、料理が冷めないように
お皿がしっかり温められていて、コルドンで
お皿を温めて出すように、シェフに口すっぱく
言われたことを久しぶりに思い出す・・・。

テリーヌやリエットなど、肉を使った前菜は
どれもしっかりとした味わいで、フランスにある
おいしいビストロを思い起こさせる。

メインも魚はぱりっと焼け、肉はやわらかく
煮込んであり、これはなかなか、と思えるお味。

ランチコースにもかかわらず、フロマージュ・ブランを
使ってハーブやスパイスで味付けした食後の
チーズも用意されていて嬉しくなってくる。

そしてデザート。はじめからこれ、と決めていた
ババ・オ・ラムを頼む。
運ばれてきたのは大振りでしっとりした
黄金色のババにたっぷりと添えられた生クリーム。
そして更にラムの香りがほしい人は、と
小さなグラスにホワイトラムが入ったものも
一緒に出してくれる。
もちろん別添えのラムもすべてかけ、
ババをいただいてみると、ラムで柔らかくなった
生地がしっとりして、生クリームと一緒に食べると、
ラムの強い香りがたっぷり感じられて
口の中いっぱいに広がる。

さすがに口コミでお客さんも増えているようで、
予約しないとランチはいっぱいだったりすることも
あるよう。

今度は絶対に、ディナーでブーダン・ノワールなどの
伝統的リヨン料理を食べに来ようと決めて店をあとにした。

カジュアルにワインを楽しむなら

2009-04-01 02:00:27 | ristorante (おいしいとこ)

週末に新宿御苑に行った時に偶然見つけたお店。
四ツ谷に三井ガーデンホテルができて、
その1FにPizzeria Salvatore Cuomoが入ったのは
知っていたけれど、その店をチェックしているうちに
地下にあったのがこのBottega四ツ谷店。

既に銀座に同じ店があり、この四ツ谷店は3月3日に
オープンした2店めとのこと。

大阪で業者や飲食店向けにワインを卸している業者が、
経営しているとあって、ワイン・チーズや生ハムなど
店頭販売と店内での飲食を兼ねているお店。

嬉しいことに棚に並ぶワインの抜栓料は500円。
ワインの値段も、800円などカリテプリなものからあり、
つまり1300円からフルボトルでワインが楽しめるということ。

食べるものも、松坂牛をはじめとする一品など、
かなり「うまい」部類のつまみが並び、またグラスワインも
数多く揃っていて、気軽に遊びに行ける店といった雰囲気。

さすがにお客も良く知っていて、わりあい早い時間から混んでくるので、
早めの時間に行くのがおススメかも。

今週は既に2回通ってしまったけれど、まだまだ飽きない
楽しくワインが飲めるお店である。


Bottega 四ツ谷店
新宿区四谷1-24
三井ガーデンホテル四谷B1F
03-3358-9547


やっぱりミスジ!

2009-03-26 13:23:46 | ristorante (おいしいとこ)

先週末は連休ということもあって、怒涛の食事会ラッシュ!
そのトリが土曜日に行った六本木の焼肉「漢陽」。

駅からのアクセスが良いのと、ワインのセレクションが
かなり充実しているので、今までに何度も足を運んでいる
お気に入りのお店。

メニューはほとんどいつもお任せなので、
出されるお肉をワインと一緒にひたすら食べる、というのが
いつもの調子なのだけれど、今回、特におすすめだったのが
牛の肩の下、いわゆる二の腕の肉「ミスジ」。
(画像では、この肉の右端部分)

一頭の牛からほんの少ししか取れない稀少な部位ということで
しっかり味わっていただく。

きれいにサシが入っていて、とろけるような味わい。
この日合わせたイタリア・南ア・カリフォルニアの赤ワインと
どれも相性が良さそう。

冬の間はあまり、肉でワインという機会がなかったけれど、
ようやく春めいてきたことだし、これから少し
肉とワインのマリアージュも探求していきたい。


上焼肉 漢陽
港区六本木3-11-8
みのちビル3F
03-3405-4888

キュイジーヌ・ミッシェル・トロワグロ/ヌーヴェルのエレガンス

2009-03-01 21:24:04 | ristorante (おいしいとこ)

以前から気になっていた、ハイアット・リージェンシー東京の
キュイジーヌ・ミッシェル・トロワグロへ。

日曜日ということで、ホテル内は多くの人々が行きかい、
慌しい雰囲気だったけれども、トロワぶグロに一歩足を踏み入れると、
レセプションからきちんとした出迎えでほっとする。

食前酒から始めて、アミューズ、アペリティフと進み、
アンコウのシブレット風味が続く。

ここで口直しに自家製の豆腐のラヴィオリ。
トリュフと赤ワインのソースがさっぱりした豆腐の味わいと
うまく溶けあってなかなか美味しい。

肉は牛フィレのグリエ”地獄”のソース。
トマト風味のソースをからめていただく、
スパイスとオレンジゼストの味が香る一品。

しかし何といっても、今日の味覚をそそられたのは、
アヴァンデセールとして出された黒トリュフのムース。

ムースとその上にかぶせてあるショコラ、
上に添えられたココナッツのソルベと
散らされた粒状の黒トリュフの複雑な味わいが
グラスの中に一つにまとまって、
アヴァンデセールというより、
メインのあとに出されるフロマージュのような
濃厚な味わいが楽しめる。

料理全体としては、フランコ・ジャポネ的な味わいで
フレンチとしては少し物足りない気もしたけれど、
食材の面白い組み合わせや新しい味わいなど
いくつもの発見が出来たトロワグロのフレンチ。

帰りに厨房を覗かせていただくと、かなり若い料理人が
たくさん働いているとのこと。

またメニューが変わったころに、その新しい感性を味わいに
もう一度訪れてみたいと思う。

赤坂でゆったりめのランチを

2008-07-12 01:24:48 | ristorante (おいしいとこ)

赤坂に今年オープンした、マキシム・ド・パリ系列の3店。
銀座の店にはなかなか足が向かないけれど、赤坂Biz Towerのこちらの店は
そのカジュアル&エレガントな雰囲気が気に入っている。

今回はBizタワー2Fにあるビストロ、ヴィエイユ・ヴィーニュ マキシム・ド・パリでランチをいただく。

まずは1Fのコート・ド・ルージュでワインを少し飲み、お腹のすいてきたあたりで予約してある2Fの席へと移動。
真ん中のフロアは、テーブルもたくさんあって少しざわついた雰囲気だけれど、
窓際のソファー席は高いガラス張りの窓に面しているので、他の人もスタッフの動きも気にならない。
通りを行き交う人や車を上から眺めながら、食事やワインを楽しむことができる静かな空間。

そもそもビストロなので、ランチともなると値段もまずまずリーズナブルな設定。
加えて、1Fのブーランジェで皆が列を買っているドミニク・サブロンのパンもいただけるとなれば、
これは少しゆっくり時間を取って週末のブランチでも楽しんでみたい。

デザート&コーヒーがコースとは別料金なのはちょっと残念だけれど、
デザートメニューにはクリーム&いちごたっぷりのミルフィーユがあり、
サイズもミニサイズから選べるので、お腹の具合に合わせて試してみるのもよいかも。

お土産には、やはり1Fのブーランジェ ドミニク・サブロンのパンを。
この場所ならば交通のアクセスも良いし、帰りには他のいろいろなお店も見られる、
土曜日の午後などにゆっくりと楽しみたい赤坂の一角。




Vieille Vigne MAXIM’S de Paris(ヴィエイユ・ヴィーニュ マキシム・ド・パリ)
港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー マキシム・ド・パリ2F TEL:03-5545-4500

Côte de Rouge(コート・ド・ルージュ)
港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー マキシム・ド・パリ1F TEL:03-5545-4505

Le Boulanger Dominique SAIBRON(ル ブーランジェ ドミニク・サブロン)
港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー マキシム・ド・パリ1F TEL:03-5545-4515

「ワインなひと時」

2008-03-28 01:19:03 | ristorante (おいしいとこ)

先週末、ソムリエの佐藤陽一氏のお店「Maxivin」で
「ワインなひと時」というランチとワインを味わうイベントがあった。

NHKの「プロフェッショナル」に出演して以来、
すっかり人気がでて予約が取れない店と言われ、
結局一度も訪れることがなく今に至っていた。

今回、ワインとのマリアージュをメインにしたイベントで
メニューもワインもすべてお任せになっていたので、
佐藤氏がどんなマリアージュを用意するのか楽しみにしていた。

春の陽気が気持ちよい週末の昼に始まった会は、
まず白アスパラを使った前菜にドゥラモットのシャンパーニュをいただき、
そのあと白ワインを合わせていく。

ここで佐藤氏が、あの「プロフェッショナル」で披露した、
ボトルを振ってワインの味わいをなめらかにする、という技を
実際に見せてくれる。

ロワールのシュナン・ブランのワインを、まずそのまま一杯いただき
(これはこれで美味しいのだけれど)、そのあとボトルにふたをして
かなり思い切り振ったものを飲んで比べる。
佐藤氏の言うように、確かに味わいがまろやかになり、喉ごしも柔らかい。

メインの牛ほほ肉にはボルドー・マルゴー村の赤を合わせ
(このワインもかなり美味しかったので、またいつか紹介するつもり)
春を感じるお料理を堪能する。

今回、ワインに関するお話をしますから、と参加者の質問にも答えてくれ、
ユーモアをまじえながら、サービスとおしゃべりに徹した佐藤氏。

店を始めた時の苦労話(彼が話すとすべて楽しい話になってしまうが…)から
ソムリエの世界選手権に出た時、他の国の参加者はかなり大らかだった話や
フランスで無愛想なサービスや、あまりにゆっくりしたペースにイライラさせられた時は、
それはそれで「旅の思い出」として楽しんだほうがいい、など
思わずうなずいてしまう佐藤氏の話に楽しい時間を過ごすことができた。

「白ワインのボトル振り」はパフォーマンスとしてもなかなか面白そうなので、
今度、どこかで試して見せてみたいと考えている。

MAXIVIN
港区六本木7-21-22
TEL 03-5775-1073
昼 水曜日~土曜日  12:00~14:00 L.O.
夜 月曜日~土曜日 18:00~24:00
Close 24:00
日曜日休

再び四川料理。合わせるワインは・・・?

2008-03-23 21:49:22 | ristorante (おいしいとこ)

先日、新丸ビルの「四川豆花飯荘」に行ってきた。
香辛料をたくさん使った四川料理とワインのマリアージュを楽しむとの試みで
前菜から始まる料理を、モエのNV、ラングドックの白、ブルゴーニュのロゼ、
ロゼ・ダンジュと合わせていき、名物料理の「鶏肉の重慶唐辛子炒め」を
ローヌの赤と一緒にいただく。
写真でも真っ赤に見える通り、数種類の唐辛子の中に埋もれた鶏肉を探して
ぴりぴりする味を楽しむお料理。
この料理にぴったりのワインを店のソムリエに尋ねると、
すすめられたのがシャプティエの「ジゴンダス」。
グルナッシュ、シラー、 ムールヴェドル、サンソーがブレンドされていて、
スパイシー感と力強いタンニン、しっかりした果実味もあり、
唐辛子の辛さとうまくからんで非常においしい。

最後はデザートワイン(ゲヴェルツトラミネール)でしめて、
四川料理の辛味がようやく気持ちよく収まる。

店では四川料理とワインのコースも用意されているとのことで、
普段はワインとのマリアージュが難しいといわれる辛味と
うまく合わせるワインの数々が用意されている。

人気の茶芸パフォーマンスは現在、お休みしているということだけれど
ジャスミンやクコの実、菊花や氷砂糖などをブレンドした八宝茶も
喉にとても心地よいので、またいろいろなマリアージュを楽しみに
訪れてみたいと思う。


四川豆花飯荘 東京店
千代田区丸の内1-5-1
新丸の内ビルディング6F
TEL:03-3211-4000
月~土 11:00~15:00 17:00~23:00(L.O.22:00) 
日・祝 11:00~15:00 17:00~22:00(L.O.22:00) 

陳建民の残したこの味!

2008-03-04 01:15:31 | ristorante (おいしいとこ)

銀座の有名店ということは知らなかったのだけれど、
とにかくおいしい四川料理が神楽坂で食べられる、と聞いて
去年12月にオープンした『神楽坂 芝蘭』にディナータイムに行ってみた。

同じく新しくオープンした『Laroche Kamikura』と同じ建物の2階にある
明るい雰囲気のお店。
スタッフも皆、現在改装中の銀座店で働いていたのか、
慣れたサービスで手早く料理が運ばれる。

実は何も情報を得ずに店を訪れ、あまり考えずに注文したのだが、
出てきた麻婆豆腐のスパイシーな香りにおや、と思う。
さっそく食べてみると、これが何とも本格的!
横浜中華街で食べた四川料理よりもずっとパワフルで口の中に刺激が広がる。
決して辛味だけではなく、山椒のぴりりとした味が心地よく、
ワインもご飯もどんどんすすむ。

他に頼んだエビチリも蟹のチャーハンも、具材の味がしっかり感じられる
なかなかのお味で、ワインとともにあっという間にたいらげてしまう。
初めてなのでこれぐらいにしておいて、
また近いうちに来なければ、と決めて店をあとにする。

家に帰って店を調べてみると、シェフの下風氏はあの四川料理の大家、
陳建民氏の弟子で、成都の中国特級厨師・袁衛氏を招いた本格的な四川料理店を
板橋、銀座(現在改装中)、そして神楽坂など多数の店舗を展開しているとのこと。
なるほど、どおりで陳健民氏譲りのあの、舌がしびれるようなあの中華山椒の刺激。
やみつきになりそうである。

そして今回は頼まなかったのだけれど、四川では有名な汁なし坦々麺や
人気の四川ダックなど、まだまだ食べてみたいメニューがたくさんある。

今回、神楽坂店オープン前に、シェフは中国を訪ねて改めて料理を学んできたとのこと。
その情熱の「熱さ!」が料理の味に現れているのだろう。
うーん、学ぶところの多い料理である。


芝蘭 神楽坂店
新宿区神楽坂3-1 クレール神楽坂2F
03-5225-3225
11:00~15:00(L.O.14:30) 
17:00~22:30(L.O.22:00)
無休