森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ランチ&おしゃべり

2016-06-30 00:22:41 | 梢は歌う(日記)

6月も後一日になりました。あっという間に2016年も半年が過ぎようとしています。早いですね~、しみじみ~。

いつもなら「ああ、焦るなあ。」という思いに駆られる私ですが、これと言った欲もないのか、いえ欲は常にあるのですが、今はちょっとそんな気持ちではないような気がします。言うなれば焦りよりも不安と闘う毎日です。何に恐れおののいているのかは、いつかお話する機会もあるかと思います。

 

しかしながら、それが私の長所なのか短所なのかは分からない事ですが、人から見るとこのワタクシはいつでも、はは、呑気だねえ~に見えるらしいー。

 

6月のお友達とのランチは月の終わりに集中しました。この記事だけ見てると、なんだか家族に後ろめたくもなるんだけれど、普段の私のお昼ご飯は前日の残りものか納豆卵かけごはんキムチ混ぜみたいなものなんだからねと最初に言っておきます^^:

 

先日6月24日に行った「コメスタ」と言うお店のランチ。5人と人数も多かったものですから予約して行きました。テーブルの上には
Benvenuti(ベンヴェヌーティ)と書かれた大きな紙がクロスの代わりに敷かれていました。

イタリア語で「ようこそ」と言う意味ですが、その言葉の下に予約した私の名前が入っていました。この日の朝にその日の予約が入っている方の名前を書いている、その書いている人の姿を想像するだけでもなんだか楽しいなと思いました。

人の仕事の繋がりと言うのは、見えるモノだけではないのだと私は思います。

下の画像はサラダビュッフェ。

 

そして下の画像はラストの玉手箱風デザート。

メインはどーした!?

5人でピザとパスタを5種類取ってシェアしました。とっても美味しくてお腹もいっぱいになりました。分けたり食べたりと忙しくて画像はナシです^^

 

6月27日、家の近所の「バーミアン」にてランチ。ずっとずっと続いている近所のお友達のグループです。

でも何気にみんなで会うのは2年ぶりぐらいなんですって !

だから一人の友達がタバコを止めた事もみんなは知らなかったし、別の友達の家に空き巣が入った事も私たちは知らなかったのでした。おしゃべりは多岐にわたって留まる事を知らずと言う感じでした。

そう言えばそこで、

「救急車をタクシー代わりに使う人からはお金を取るべきよね。」と言う話が出て盛り上がったのですが、その時

「あれさ、何で救急車が来ると、消防車も一緒に来るんだろう。」と友達が言ったのです。その事さえ知らなかった私は「へえ、そうなの?」と吃驚しました。

そう言えば、前にマンションが来た時にも両方来ていたな…いやパトカーも来ていて、不審火が出て誰かがけがをして三台来たのかしらなんて、ちょっと思った事があったのを思い出したのでした。

その時はもちろん分からずじまいです。でも便利なネットで調べてみると→こちら

メチャクチャ楽しかったので、近いうちにまた会いたい仲間です。

 

下の画像はその時頂いた冷やし中華。

 

 

そして今日、6月29日は先月から約束していたお店に、違うお友達と行ってまいりました。

ある人が、すでにお付き合いのない人の事を滅茶苦茶褒めていました。素晴らしい人たちだと。

でも私はその人たちがその人の事をどんなふうに言っているのか知っていたので、頷く事も出来ませんでした。正直すぎる私。そんな私を見て、その人はきっと私がその素晴らしい人たちを面白く思っていないのだと思ったと思います。でも別にハズレでもありません。その素晴らしい人と言うのは私の悪口も言いまくってる人なんです。

世の中には、「いい人」と言う皮を被った、または「いい人に思われたい」と言う願望で生きる嫌な人がいるんだと言ってやりたい衝動に駆られましたが、言えば私が損をするだけなので静かにしてましたとさ・・・。

「私にはあんな真似は出来ない。」と、まあ、人を褒めるお決まりの言葉で終わったので

「いいんじゃない。人にはそれぞれ役割ってものがあるんだから、何もマネする必要なんかないと思うわ。」と、私もお決まりの言葉を言って結んだのでした。

と言っても、なんだかほとんどおしゃべりしてないような気がします。

と言うのは、子供たちの話や孫ッチの話が多くてね。子供は私にもいるけれど、こりゃラッタ君にでも早く結婚してもらわなきゃ、太刀打ちできませんわい(/_;)

夏休みのある7月8月は孫ッチのお世話もあるから忙しいお友達たち。

また9月になったら会いましょう。

 

 

私は4人姉妹と言う大家族で育ったものだから、どちらかと言うと寂しがり屋です。

ひとり家事に勤しむ日は猫を相手に昼間は過ごし、夜は夫相手にお話するぐらい。

そんな日もあるのです。

だから寂しがり屋の私には、家にいながら「ハローハロー」と手を振る事が出来るネットの窓が大切なのかも知れません。


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「夢の守り人」

2016-06-29 09:34:30 | ユーモレスクを聴きながら(book)

【この記事は6月9日に書いてまとめの言葉を考えていたら、ここまで放置になってしまいました。本の感想なのでいつアップしてもいいわけですが、このシリーズはドラマになった時にはこんな雰囲気だろうなどと頭の中で連動しながら書いています。それ故に俳優さんのお名前も出てきたりもするのですが、放置している間にとんでもない事件が起きてしまいました。家族の縁と言う物は縁としては切れないものだと思います。だけれど個人として培ってきたキャリアはその人だけのものなので、彼女自身がそのリスクを負うことがありませんように、切に願うばかりです。高島さんを心の中で応援しています。】

 

夢の守り人 (偕成社ワンダーランド)
二木 真希子
偕成社

単行本 ↑   文庫本 ↓

夢の守り人 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社

「精霊の守り人」、「闇の守り人」に続いて三作目の「夢の守り人」を読みました。

 

この記事の感想は夏休みの宿題には役には立ちません。ただ、夏休みに読書感想文を書くためには、面白くて夢中になれるこの物語はお勧めのシリーズです。

 

この物語を読むと、ドラマでなんでトロガイが美しい高島さんが演じているのか分かるような気がするのです。きっとこの物語のドラマ化の時に、彼女の優しい面立ちが演出的に生きてくるのではないでしょうか。

確かに若きトロガイは20歳。そこは少々の無理があるかと思いますが(失礼m(__)m)

設定年齢を言わなければなんとかなりそう・・・・・(^_^;)

私はドラマの「大奥」で彼女が家光の母をやり、その母と子の葛藤の物語を演じた時、本当に泣きましたよ~。

そんなトロガイが普通の女性だった時の過去の物語も描かれており、なぜ彼女は呪術師になったのか。そしてタンダもまたなぜトロガイの弟子になったのか。

そんな二人の過去も興味深かったです。

 

これは人々の夢で受粉し種を育てる不思議な花の世界の物語。夢の世界で花番と恋をするトロガイ。

花守りになって現実の世界では鬼人になってしまうタンダ。

そのタンダを守りつつ闘うバルサ。

 

この物語は何気にオールキャストで帝も登場してきます。お約束通りロクでもない(ノД`)・゜・。

ほんの少々の場面なのでドラマだと切られる恐れもあるかもです。出てきた場合は藤原竜也さんだと美しくてインパクトがあるので、物語で書かれている以上の意味をかってに持ってしまうので逆に思う存分使っちゃって下さいなどと、願望に近い妄想などもしてみるのですが。

「精霊の守り人」、「闇の守り人」を読んだ時には、上橋 菜穂子さんの作品には伏線の回収にモレがないなと感じ感銘を受けたのですが、この物語では解放されたあの女性と瀕死の重傷を負ったであろうあの男性のその後を一行ずつ欲しかったなと思いました。〈ネタバレしないように書いているので、こんな書き方^^〉

 

この物語は何気に三人の母の物語。

子を失ってしまった母たちの深い深い悲しみを感じ涙しました。

若き日のトロガイと、皇太子を失ってしまった一の妃とー。

その三人のうちの一人はバルサ。彼女はチャグムを産んではいないし育てた期間も短いけれど、さながら母のような想いになるまでの蜜の濃い時間を持ちました。そのチャグムとの別れはバルサにとっては子を失ったかのような悲しみだったと思います。

 

この物語には美しい宮殿と人の心を震わす歌が必須で、クオリティの高い映像化を目指すのは、この作品が今のところ一番困難と思われ、それをどう見せてくれるのか今から楽しみになりました(ちょっとだけ嫌な予感も・・・^^)


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紫陽花の季節 〈その2〉 2016

2016-06-27 11:13:20 | お散歩&写真日記

家の近所の紫陽花シリーズの、その2です。

そしてついでにおしゃべりなどを・・・・。

 

今日はあさイチ歯医者に行きました。

その帰りに郵便局に行って二つの予定をクリアしてきました。

 

そして今休憩中。

ああ、休憩が長い。

 

私、今週は、やるべき家事と決まったお仕事を終えたら、

後の時間は自由時間、つまり遊びのお時間に使おうかなと、良からぬことを考えながら歩いていました。

でも最近ちょっと動いても疲れちゃって、やるべき家事がなかなか終わらないので

頭の中で漠然と立てた予定はどうなることか。

 

 

ところであの舛添さんの件で、美術品のゆくえを明らかにすると言うのは結局放置でしょうか。

もう触れないと言った人たちは

なんか怪しくないですか?

美術品イコールマネーの人たちにとっては、絵画はお金にしか見えないんでしょ。

ちゃんとしなきゃならないのに決まりじゃないね。

それをうやむやにしようとするなんて、どこに流れているのよ~って、

考えますよね、フツー。

と、やっぱり彼の件は辞めたら終わりはないんじゃないかなって思うんです。

 

でもせっかくの可愛い紫陽花の花に挟んで「SEKOI」と言う日本語を有名にした人の話もないんで、

これはまた別の機会にしたいと思います。

 さっ、自由時間確保のために張り切って家事を再開させたいと思います。

 

猫のブログも書きました。

「箱入り猫」

「風通しは大切」

猫クラスタの皆さま、よろしかったそちらにもお越しください。

 

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紫陽花の季節〈その1〉 2016

2016-06-26 13:35:55 | お散歩&写真日記

桜、薔薇を追いかけたら、この季節は紫陽花の花を追いかけたくなるものです。

鎌倉の「明月院」などにも二度ほど行った事もあり、その時に一緒に行った人との想い出は大事なものになっています。

また東葛地域に住む私には、そこまで行かなくても比較的に近くに「本土寺」と言う紫陽花の素晴らしい名所があるのです。

そこにも行ったのは二回。

紫陽花の季節に行ったのは一度だけです。

 

まだデジカメじゃなかった時代の事で、アルバムのどこかに、

すでに色も褪せて見かえされることもなく

それらの紫陽花の花は、ひっそりと

眠っているのでしょうか。

 

 

いつかまた、紫陽花の花を追いかけて

「明月院」にも「本土寺」にも

行ってみようと思います。

 

だけど今年もまた、この紫陽花の花をアップしようと思います。

私のマンションの敷地に咲いている紫陽花なのですが、

私はこの紫陽花が一番好きなのです。

 

 

 

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同じだけれど同じじゃない

2016-06-25 15:03:22 | 梢は歌う(日記)

これは、

昨年の6月に母が送ってくれたサクランボ。

そして、これは

今年、母が送ってくれたサクランボ。

 

いつからだったのでしょうか.

 

両親の家の近所に住む彼らの友人が、山形の親戚の為にサクランボの注文を取りにやって来ました。

父も母も喜んで私たちの為にサクランボの注文をして送ってくれるようになりました。

 

山形に親戚などいないのに、それから毎年6月になると嬉しい季節の便りが届くようになりました。

 

3年前に父が亡くなった時、私は

「もう、あれも終わりだな。」と思いました。

なんたってサクランボはお安くはないのです。

 

でもその年もサクランボは届けられました。

昨年も今年もー。

 

しかも独立して家を出た孫たちに迄届くのです。

ついでに言うと私の姑にも。

 

母が父がいた時と変わらないように送ってくれるのです。

 

「嬉しいけれど、お母さんは大変なんじゃないかしら。」と、ある時私は姉に聞きました。

「ううん。いいんだって。」

姉も同じように思って母に言った事があるのだそうです。

「お父さんがいた時と同じにしたいんだって。お父さんがいなくなって、出来なくなったと思われたくないって。

せっかくみんなが喜んでいるのに。

少しずつこのために『サクランボ貯金』をしてるんだって。」

「そうなんだ。『サクランボ貯金』なんかしているんだ・・・・・。」

いかにも母らしい。

 

6月の季節の便りが届けられると、みんなが一斉に母に電話をします。

「届いたよ~。サクランボをお腹がいっぱいになるまで食べる事が出来るなんて、すごく嬉しい。

お母さん、いつもありがとう~。」

「そう。嬉しい?そう。良かった~。」

電話を受ける母の声はいつも幸せそうに弾んでいます。

 

父がいた時から我が家に続いている6月の嬉しいイベント。

可愛くて甘いサクランボ。

毎年送られてくるサクランボは

毎年同じように見える。

だけど同じだけれど同じじゃない。

 

ありがとうお母さん。

今年もお腹も胸もいっぱいにしながら

美味しくいただきました。

 

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64-ロクヨン【後編】

2016-06-24 00:19:15 | 映画

月曜日に前編を見て、一日空けて水曜日に後編を見てきました。

前編の最後に「64」の模倣誘拐事件が起きて・・・・・・

 

そして事件は一気に解決して行きます。

この映画のラストは原作とは違うらしいですね。どんな風に違うのだろうかと、私は思わず検索してしまいました。

そして私は思いました。映画のラストはこのラストで良かったなと。

それでもサスペンス的には相当力ずくでねじ伏せられたような気がしました。

 

だけど私はちょっぴり泣きました。

あのシーンとあのシーンで。

 

ところで私、未解決の誘拐事件と聞いて、ある事件の事を連想していました。これだけの薄い記事を書く時も、結構ネット検索しています。やはりこの事件は、1987年に群馬で起きた事件がモデルになっているらしいです。

その時私は20代で子供もいない頃。ニュースを見ていて腸が煮えくり返り、思わず犯人に呪詛の言葉を呟きました。だから2002年に時効を迎えた時もはっきりと覚えていて、この事件を忘れないと心に決めたのです。

時効が来れば、みんな事件の事は忘れていくのだと犯人は思っていたのかも知れませんが、別に関係者でなくても忘れない人たちはたくさんいるのですよね。それを犯人に伝えてやりたい!!!

興味のある方は「功明ちゃん誘拐事件」で検索してみてください。

たった今、私も検索して驚きました。本当に大勢の人がその事件の事を忘れていませんでした。

もう野垂れ死にしてるかもしれませんが、

「忘れてないからな !! みんなお前の事を見ているぞ !」って一応言っておきます。

「64」の本がたくさん読まれてまた映画もヒットして、時効になってしまった事件ですが多くの人にこの事件を思い出させ風化させたくないと言う気持ちが作者の中に有ったのかも知れません。マスコミ相手に三上が思ったように。

 

 

たった7日しかなかった昭和64年。この7日間の間に生まれた子供は私の子供と同級生。もう一人の子供は幼稚園に上がる前でした。天皇崩御の時にテレビはすべての番組を中止し、昭和史一色になりました。

近所のやはり幼い子供が、べそをかきながら、

「この偉い人が死んじゃったから、楽しみにしているアニメがお休みなの。」と言いました。

レンタルビデオ店は大流行で棚がスカスカになりました。

仕方がないと言えば仕方がない事だと思うけれど、マスコミはいつも極端なような気がしました。あの時、犯罪者たちも喪に服してなりを潜めているのかしらなどと皮肉な事を思ったりもしたのです。いつかこの7日間を題材にして小説を書く人も居るかなと私は思いました。

まさに「64」はその時代の物語。

そんな昭和最後の7日間に取り残されてしまった男たちは今・・・・・。

 

<以下はネタバレ感想です。>

 

「64」の事件の時に、大ポカをして犯人の声を録音しそこなってしまった日吉。自分のせいだと14年間引きこもりになってしまいました。事件が解決してやっと彼の中で昭和が終わり、部屋から出てきたシーン。それをじっと我慢し続けた母親。

思わず涙が出ました。

その時の音声が残されなかったために、犯人の声を知っていたのは被害者の父の雨宮だけ。

彼は14年間来る日も来る日も近所の公衆電話からその声を探して電話をかけ続けます。

犯人の声に行きつくまで。

― 分かるかなあ、これ。

声は本当は厳しいよ・・・・-。

と言う事はさておいて、公衆電話の数字は押され続けられたことで数字が消えていました。

気が遠くなるような毎日の無言電話。

 

この無言電話が、三上の家のドラマにも繋がっていたと言うのも不自然でありながら、なんだか「そうだったのか。」と納得してしまいました。

 

時々映される公衆電話の横のベンチに座って、遠くの風景を眺める雨宮。

何度も言ってしまいますが、この映画は本当にひとりひとりが素晴らしくて演技合戦だと思うのですよね。

雨宮の悲しみがひしひしと伝わってきました。

 

三上が警視総監の視察の事で説得に来た時に、仏壇の上には幸田の名前のある仏前の袋が置いてありました。三上はそれに気が付いても、先に彼が来たことには触れませんでした。

あの時に、二人の共犯の打ち合わせが出来たのですね。だから雨宮はすっきりと髪を切っていたのです。覚悟の証だったのかも知れません。

模倣誘拐事件の被害者、目崎の鬼のような形相の演技も素晴らしかったです。

彼は男だけれど、鬼子母神みたい。

人の子供は殺せても、自分の子供が誘拐されたと思うと、命がけで助けに行くのです。

だけどもちろん彼はこの先に仏の守護神になる事はなく地獄に落ちていくばかりだと思います。

 

2000万円を燃やせと言われても、我が子のためには躊躇わず、だけどその2000万円の為に人の子供は殺す。

如何に人の子の父と言えども許せることではないと思います。

原作では逮捕まではいかないそうです。

そこが違いらしいー。

 

みなそれぞれの終わり方があって、三上も自分の娘との問題に真っ向から向き合おうとします。

そして何やら明るい兆しが・・・・。

 

このミステリー映画が好きかと問われれば、好みの問題で「好き」とは即答しかねますが、このヒューマンドラマを堪能したかと問われれば、私は「はい」と言うと思います。

 

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64-ロクヨン【前編】

2016-06-23 10:45:27 | 映画

後編も始まった今頃になって6月20日の月曜日に前編を見てきました。一気に前後編を見ようとも思っていたのですが、なんだかこの陽気に負けて元気もなく、スタートが遅くなってしまったものですから、20日の月曜日は前篇だけにしておこうと思いました。

でもそれは見終わって、すぐに後悔しました。

ああ、一気に後編まで見たいなあ。

でも今日はもう帰らなくちゃいけないし・・・・・。

と言うわけで、後編は別の日の22日の水曜日に見たのです。

 

その前編の感想ー。<ネタバレは許される程度にしかしていないはずです。>

みんなが褒めている「64」。

だから私一人ぐらいは褒めなくてもいいかな。

後編も一気に見れば良かったと思ったのは、正直に言ってしまえば不満足だったからです。

 

でもこれは私の思い違いからそう感じただけで、この映画の作品自体は質の高い良作だったと思います。

なんと言ってもオールキャストによる濃厚な演技合戦。普通ならば、これに少々の難があったとしてもねじ伏せられないわけがありません。

 

たった7日間しかなかった昭和64年に起きた誘拐殺人事件。天皇崩御の影であまり報道もされずに世間から忘れられていった事件で、とうとう後一年で時効を迎えてしまうと言うもの。

nhkでドラマが始まった時に、すでに映画もやるのだと知っていたので、犯人などのネタバレを避けるためにドラマは未見です。

でもサスペンスだからと言って、あまりに情報を入れないで映画に行くのは意外と危険な事なんだと、私は学びました。

この「64-ロクヨン」が、「このミステリーがすごい」に選ばれた一冊だって事ぐらいは知っていて、だから見たかったのかも。

 

三上とマスコミの人たちがガミガミと遣り合っているシーン、また体を張ってブンヤたちを県警本部長室に入れまいとする姿に、思わず

「えっ、ずっとこれ!?」って思ってしまいました。そして

「そうだった。作者は『陰の季節』の人だものね。」と、その時に初めて自分が何を見に来たのか分かったのでした。

 

実はドラマの「陰の季節」は大好きな番組です。最近、仲村トオルでまた作られたみたいだけれど、上川隆也版のやつは欠かさず見ていました。やはり彼の濃厚な演技に引き込まれて、なかなか面白いのだけれど、よくよく考えてみると、あれはサスペンスと言うよりも、警察と言う一企業の〈もちろん警察は企業じゃないけれど、わざと言ってます。〉内部のもめごとのお話のような気がして、ジャンル的には「半沢直樹」と同じような気がしてしまうのですよね。

そして家に帰ってから知ったのですが、仲村トオル版の「陰の季節」は映画とコラボ作品で、彼は同じ役名の二渡として、映画に出ているのでした。ドラマもチラチラ見ていたのですが、ちゃんと見ていなくて、今になって後悔しました。

やっぱりサスペンスだからって「無」の状態で行くのは危険?

いやいや、そんな事を言ったら「ゴーンガール」だって「無」の状態で行って大正解なわけで、そうとも言いきれないのですよね。

大事な事は途中で頭を切り替えると言うことだったのかも知れません。

 

それでも、

最初の昭和64年の誘拐事件の身代金受け渡しのシーンは見ごたえあり。

「幸田メモ」とは何なのか。

「64」で立ち直れないほどに心にダメージを受けた日吉に未来はあるのか。

かかってきた無言電話の意味は ?

世捨て人のような風貌だったロクヨン被害者の父雨宮は、なぜいきなり髪を切ってさっぱりとしていたのか。

 

刑事ではない人の事件のお話はどうしても地味になりがちです。

でもロクヨンの警察庁長官視察でそこにマスコミが記事にすれば、風化しかけていた事件に光が当たると、三上には広報官三上としての事件への思い入れと闘いがあったのだと思いました。

 

そして物語は後編へ。

 

その入った予告を見て・・・・・

あれっ、・・・・

犯人だけは分かっちゃったな・・・・たぶん・・・

 

この映画はやっぱりヒューマンドラマ。そしてやっぱり演技合戦に尽きる。そこは文句なしに楽しめます。

みんなが褒めている「64」。

あっ、結局私も褒めている?

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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那須塩原ハイキングの旅 その3 【滝物語】

2016-06-22 01:19:44 | お出掛け日記

那須塩原ハイキングの旅 【沼ッ原湿原】

那須塩原ハイキングの旅 その2 【沼ッ原湿原の花たち】

の続きです。


そのハイキングの旅は、沼ッ原湿原の他は三つの滝と三つの吊り橋が見どころと言うものでした。

しかもどちらかと言うとマイナーな場所。

秘境とまではいきませんが、隠れた良さがありそうで期待していました。

三つの滝と吊り橋までの場所までは、一つ一つバスで連れて行ってくれるのです。

その一つ目の滝の所に着いた時に嫌な予感がしました。

駐車場からずっとずっと下の方に川が見えたからです。

案の定、険しい階段を下りて行きました。

細かい石を組んで作られている段差も大きい階段。

ふと、私の後ろの人が滑ったら私は前の人も巻き込んで大変な事が起きてしまうと考えました。それは私が滑っても同じこと。

緊張して真剣な顔をして下りて行きました。

だから緑がうっそうとした感じで、かなり森好きにはたまらない場所でもあったにもかかわらず途中の風景の画像はないのです。

下りた段階ですでに足がガクガクいいました。

ー これをまた登っていくのよね。そして、それを後二回繰り返すのよね。あああああ


まっ、「後悔先に立たず」って言うしね。

来ちゃったからにはしゃーないな。


でも一番きつかったのは、この最初に下りて見た「留春の滝」だったように思います。




小さな滝でしたが美しい滝でした。



留春の吊り橋から見た風景です。濃い緑の風景も素敵ですが、秋などはまた素晴らしい風景を見せてくれるのではないでしょうか。

次に向かったのは「竜化の滝」。

ここも行くのには上ったり下りたりするのですが、少し距離があるので、途中の風景も楽しめてなかなかいい感じな場所だったように思います。


ほらね。なんか私の好きそうな場所だと思ったでしょう。

途中にあった「風挙の滝」。ここは滝下まで行けるのです。

水は冷たくてヒンヤリしていました。

そしてたどり着いた「竜化の滝」です。三段に分かれた滝はさながら竜が昇ってくるようです。

そして森の中。


今回は吊り橋の風景の画像が、人が写っているものしかありません。ちょっと人を切って載せてみました。

吊り橋ではありませんが、橋の欄干で休憩している黄色い帽子の人は、もちろん私です。

そして最後は、「回顧の滝」。みかえりのたきと読みます。

塩原10名瀑のひとつだそうです。こうしてみると、結構美しい滝ですね。

この滝は、回顧の滝観瀑台から撮ったものなのですが、実際にはかなり遠くに見える滝でした。

加えて、最後にこの滝に来た時には、本当に足がパンパンで膝もガクガク言っていましたので、遠くに流れ落ちる滝など、

「はいはい、見ました~。」と言うような気持ちにもなっていたのでした。

但し、ここの「回顧の吊り橋」は長くて面白かったです。

その吊り橋から撮った風景。

なんか違和感を感じませんか?

本当に水があちらこちらで「無いな」と感じていました。

沼ッ原湿原も、本当はまったく湿原ではなかったのです。

下の画像は、またも人を切って無理やり載せました。無理やり載せても、この橋の美しさは伝わりませんね^^;



    

この先、道の駅などで休憩した後、予定より早く那須塩原駅に着きました。

駅前にはこのようなものがありました。↓



でも他には何にも無し。6時にして、駅前のカフェもレストランもお土産店も閉まっていました。

駅前に足湯とかあったら、素敵だったのになあ。


そう言えば「ハイキング&バイキングの旅」とか言いながら、お食事の事を何も載せていませんでしたね。お食事は結構美味しかったです。

お食事を頂いた所は「那須 森のビール園」と言う所で、☆SAPPOROがやっているところなんです。

だったら、お酒はまったく弱い私ですが、それでもやっぱりこれは頂かないとダメなんじゃないかと・・・・

左から、「陽ざしのピルスナー、月夜のデュンケル、流れる雲のヴァイツェン」

もちろんこれは三人で分けて飲んだのですよ。

ピルスナーはスッキリとした美味しさで、デュンケルは濃厚な美味しさ。ヴァイツェンはかなりさっぱりして軽い感じがしました。


夜、家に帰ったら夫殿が驚いて

「泊りじゃなかったのか !?」と言いました。

「那須塩原に行って温泉なしか。」

「うん、まあね。ハイキングですから。」と私は答えながら、確かにこれで最後にザブンと温泉に入れたら最高だったのになと思ったのは本音です。

でもすごく疲れたと言うのも確かなのですが、凄く楽しかった一日でした。


やっぱり、森は良いよね~♪

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「ゆとりですがなにか」

2016-06-21 09:40:02 | テレビ・ラジオ

19日の日曜日に最終回を迎えたドラマはもう一つありました。

クドカン脚本の「ゆとりですがなにか」。

このドラマは初回は、見ていて結構辛いものがありました。

「ゆとり世代」っていったい何なのかなって、私は思います。

 

ちょっとドラマとは関係のないお話をします。

かつて一人の少女が私に言いました。

「みんな、簡単に『ああ、ゆとりね。』って言うじゃない。でもあれ、言われている方は凄く嫌な気持ちになるの。だって、何か私たちしたの?」

それを聞いて、私はああ、本当にそうだなあと思いました。それから私は気を付けて、あまり言わない様にする事にしました。と、書いたら、言っていたと言うことがバレバレですね。

ええ、言っていましたよ。

だってまさに自分の子供がその世代。私が時々、「家族スナップ」の記事の中で、下の息子相手に、主に国語と社会の一般常識クイズをしてしまうのは、明らかに教科書レベルの知識量が足りないからです。それはうちの子供に限ってのことかもしれませんが、その話をすると、ほぼ同年代の子の母たちから同じことを聞かされるのです。

一般常識的な知識を削りに削った薄い教科書で鞄は軽くて良かったかもしれませんが、頭まで軽くなっちゃったらね、それは言いたくもなりますよ。

「このゆとりめ。」って。

でもこれはこの時代を過ごした子供たちに言っているのではなくて、その教育に向けて言っているんですよね。

もちろん今からドラマの感想を書こうとしているわけなので、これ以上にの「ゆとり教育」についてのあれやこれやは書きません。

初回、何が辛く感じたのかと言うと、今の20代の後半までの人が自分たちで「ゆとり世代」と言うのと同様に、その母たちが自分の子供たちを「ゆとり世代で」と言うのは良いのですよ。だけど、それを人に何やかやと言って欲しくないのです。

私だって言いたくなりますよ。

「ゆとりですがなにか。」って。

だけどこのドラマはそんなゆとり世代とは何かなどを描いたものではありませんでした。

 

いつだって「今の若い者は。」と言う言葉は使われてきたのですよ。

順番に。

「今どきの若い者は。」が「ゆとり」に変わっただけ。

20代ラスト周辺の若い人たちと、それを取り巻く姿だけは一見大人たちの青春群像劇だったのではないかと思いました。←言い方が「今どきの若い人」じゃない古い言い方^^;

さすがクドカン。

最後まで飽きさせず、大笑いしながらいろいろと考えさせられるドラマとなりました。

頗る面白かったです。

私が途中からみやびと十倉(「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」)のきらきら光る粉の魔法にかからなければ、このドラマが2番目に楽しみだったと書いたかもしれません。

 

ところで先日、とある中学1年生女子に、

「中学になると、今まで3.14で計算しなければならなかった円の面積が、π(パイ)が使えるからすごく楽になるわよ。」と教えたら、

「パイか~。パイと聞くと何を思いますか?」言われました。

その時私は瞬時に

「おっぱいいかがですか~!!」と言う柳楽優弥の張りのある声が頭の中で響き渡りました。

もちろんそんなことはおくびも出さず、

「円周率しか思い浮かびません。」と世にもつまらない答えをわざとらしく言うと

「私はレモンパイ・・・・」にやり。

わざとらしい~。ひっかかるか、アホめ 

 

それはともかくとして、あのぼったくりバーに誘い込む「おっぱいいかがですか~。」って声、好きだったなあ。

内容的にはヤバイセリフかも知れないけれど、ちょっとスカッとした。

なんでかって言うと、それはそれなりに私的考えがあるのだけれど、更に長くなるので止めます。

 

とにかく登場人物がみんな好きでした。

グチャグチャ、モヤモヤとしながらもちゃんとみんな前に進んでました。私も何かを頑張ろうと元気の出るドラマでした。

主題歌も貼っておきます。

公式の映像が、好みじゃないため、歌詞オンリーのモノを貼りました。(いつまで消されないであるかは分かりませんが、それまで余韻をお楽しみください。)

 

<アップ、ありがとうございます。>

拝啓いつかの君へ 歌詞付き

コメント (6)
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二つの弁護士ドラマ

2016-06-20 01:41:28 | テレビ・ラジオ

新しいドラマが始まって各放送局のラインナップが決まると、いつも思うのは企画会議にお互いにスパイを紛れこませているのだろうかと言うくだらない妄想。なぜならやたらと刑事ものが並ぶ時や医療ばっかりだったりすることがあるからです。今回も婚活の物語と弁護士物が二つ被りました。まあ、それだけでスパイがとは思いませんが^^

 

二つの弁護士の物語も、ひとつは企業法務専門でもう一つはタイトルにもなっている刑事事件専門の弁護士の物語でした。

 

竹野内豊と松雪泰子主演の「グッドパートナー無敵の弁護士」は、なんだかんだと言ってもホームドラマ。

いったん家庭に入ったキャリアある女性の社会復帰の問題などが、静かに練りこまれていて好感が持てました。

仕事の最中でも離婚した夫婦が「パパ」「ママ」と呼び合ってしまうなんてあり得ない事なんだけれど、この美男美女だと何でも許せちゃう。

離婚して距離を置きながらも同じ事務所で、難解な事案を共に戦うことによって、咲坂健人は学んでいったのだと思います。

「パパは私が復帰すると言った時に、『弁護士もやって良いよ。』って言ったのよ。『も』って。」

この言葉の何が悪いのか、私の年代より上の人の男性の中には、まったく意味の分からない人もたくさんいるんじゃないかと私は思いました。

そして「グッドパートナー」と言うタイトルには、いい仕事のパートナーと言う意味じゃないのだと思ったのです。

ふたりは遠回りして、子供にとっても一番の幸せな選択を取りました。微笑ましい展開でしたよね。

そんなホームドラマを伏線にしながら、扱っていた事案はかなり難しく思われ(見ている側は素人ですから)、それをどのように打開していくのかも見どころで引きこまれつつ、かなりお気楽に見る事が出来、肩の凝らないドラマだったと思います。

 

 「99.9-刑事専門弁護士‐」は視聴率的に見たらダントツトップだった番組かも知れませんね。

嵐の松本潤は、嵐と言うグループの中で一番先に知ったメンバーで本当に美しい人だなと思っています。その松本潤が演じる深山は父親が冤罪で獄中死、そして母親にも置き去りにされると言う過去を持っています。だけどいつも笑っていて怒る事がないー。

それはそうしなければ生きて来ることが出来なかった何かが彼の根底にあったからだと思うのです。もちろんそんなエピソードは何も描かれてはいないのですが、そう深山の過去から推理するしか、彼の他者との接し方に普通とは違う奇妙な違和感を感じる事の理由が見つからないのです。

美しい顔に騙されてしまいそうですが、深山は「世界一難しい恋」の鮫島零士張りに変な人だと私は思います。

その変な人の深山と班目法律事務所の面々との楽しい推理劇は、日曜日の夜にピッタリのお気楽な楽しいものだったと思います。徐々に深山の過去が明らかになっていく設定も良かったですね。

だけど、私的にはですね、深山が犯人と疑われた時に、弁護を依頼したパラリーガルの明石達也に一言だけでも「ありがとう」って言って貰いたかったなあ。もちろん事務所の全員に言うべきなんだろうけれど。すこぶる彼の欠落感のようなものを感じた回でもあったのでした。

その最終回。彼はそのニタニタした笑いを止めて真顔になりました。

「何度も繰り返してきた。」

(このドラマの中では)検察は真実の追及などではなく、自分たちの描いたストーリーを貫く為に、つまり裁判に勝つために何でもしてくると言ったのだと思います。見つけたアリバイなど覆されてしまう・・・・・。

それゆえに日本での刑事事件の有罪率は99.9%。それは日本の警察が優秀であると言うことにも繋がるとは思うのですが、告訴された後に、0.1%の真実にたどり着くのは至難の業と言うことなのでしょう。ゆえに冤罪はなくならない。

恐ろしい事だと思います。

裁判の時の深山の訴えは心に響きました。詳しい内容はちゃんと書けそうもないので、きちんと書くドラマブロガー様にお任せしたいと思います。

とにかく楽しいドラマでした。

また続編もやってもらいたいし、映画化希望かも。

あっ、おやじギャグは、ヒューと寒い風が吹いていましたがあれは好きでした。

「謎は、すべって解けた。」

なんたって彼は二代目金田一少年ですものね。

あともう一つ。

髪の多い人・・・・丸川は良い検察官になりそうですね。

大好きな青木様、ご結婚おめでとう~。(今頃・・・^^;)

 


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