森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「感染列島」の感想を読み直しました !

2020-02-29 11:29:14 | 梢は歌う(日記)

なんかまったく元気が出ません。

まさに、「コロナのせいで !!」なのです。

そのような方も多くいらっしゃるのではないですか?

だけどそれはミクロの世界(もっと小さい?)の敵の攻撃ばかりからではないのですよね。

 

あの夕方の安倍ちゃんの学校の休校要請 !!!

ほんっとうに!! ←力が入ってます。

心の底から吃驚しました。

 

案の定、その日の夜から報道は、人の目には見えない悪の本体自体の情報ではなく、無策の策、どう考えたって、思い付きで決められたような決定に右往左往する人々の事しか流れませんでしたよね。

学校の休校自体も、今の段階ではどうなんだろうかと思いつつ、100%の批判側には回れないかも知れません。だけど木曜日に言って3月2日から休めって、「アンタさ」って言いたくなりませんか。

せめて準備期間として最低でも10日は要るのではないかしら(相当アバウトな考えです。)

 

だいたい今の日本は妻も働いてなんぼと言う社会になってしまっているのですよ。それなのにまだまだ女性が働きやすい環境にはなっていないじゃないですか。だから妻たちは学校に行っている間に働けるような仕事を探し、夫の扶養から外れないように働いている人もたくさんいるはずです。

そうすると、たいがいは働いた分の収入しか得られない仕事がほとんどです。休む事はそれなりに大変。だからと言って休まない選択をしたら・・・・。

低学年の子供を持つお母さんたちは、本当に大変ですよ。

学童は閉じないと言うけれど、それって完全な片手落ちですよね。じゃあ、学童と言う場所は安全なのですか?

 

これって初動ミスのツケでしかないのでは?

 

学校と言う現場も大変だよな。これじゃ、今日から先生たちは土日返上、もしくは残業して対応するのだろうなと思いました。

学校と言う現場のみではありません。その日の夕方バイト先に行ったら、どうしようかと対応を考えていました。思わず自分の考えを言ってしまったのですが、でもそれは責任の取れるものではないので、この先は言ってはいけない事だと思いました。

この日から机などをアルコールなどで拭くようになりました。また翌日の昨日、早速の対応が文書で流れてきました。

私は昨日は、ピアノのお稽古。

そこにも問い合わせの電話が掛かってきていました。

 

新型ウィルスの感染よりも、不安感染の拡大のスピードの速さは止められません。

 

で、夕方ニュースで流れた、トイレットペーパー買占め風景。

ああああああ !!

ってな気分になりますよね。

なんでトイレットペーパーが ?

もう本当に馬鹿 !!

そう言いたくもなりましたが、でも、これって不安と言う気持ちがなせた出来事だったのではないでしょうか。

 

不安ですよね。分かりますよ。

だってこの先に来るものは、経済的な冷え込み・・・・・?

 

と、ここまで書いて、マンションの園芸のサークル活動に出掛けてきました。花を植える私たちの横をトイレットペーパーをたくさん積んだ自転車が通り過ぎていきました。

私たちは思わず唖然としました。既に朝、ニュースでもちゃんとそれらはちゃんと流通すると言っていましたよね。

人々の不安から来る思い込みと言うのは、相当手ごわいですよ。ハァ溜息・・・・。

 

ところでワタクシ、この前ほんのちょっと「相棒18 第16話「けむり~陣川警部補の有給休暇」」

の中で触れてしまったのですが、先日ツイッターで、この映画のレビューが流れてきたのですよ。そのレビューは下にリンクしたところから読めます。(「もうすこし、やれることがあったと思う」と言うレビューです。)そのレビューを読んで、思わず私もツイッターに書き込んでしまいました。

この映画、映写会が当たって、役者さん登壇も嬉しくて、いそいそと有楽町に出掛けて見た映画。だけど感想が、このレビューとほとんど同じで、医者が感染して死んでいくシーンは泣かせたいのは分かっていても、なんかイライラしていてまったく泣けなかった。それがリアルに押し寄せているなんて! RT』

確か感想も書いたよなと思い、それを読みなおしてみました。

《一応その感想は→「感染列島」です。》

その中に

『それなのに「これはパニック映画なのか。」と感じてしまったのは、異常事態に立ち向かう医師たちの物語に感じてしまったからでした。そこには後手後手に回っている政府の姿がかろうじて映し出されるだけで、ウィルスによる日本消失の前に既に日本という国無きが如きなのです。』

この映画の私の評価は低かったのですが、

またの機会に見たときには、だいぶ印象も変わりそうです。

なぜなら出演者の方たちは皆好演でした。何よりテーマが、絵空事ではない現実の可能性があるからです。

ふとまた思いましたが、以前の日本のパニック映画だと、そこには必ずリーダーシップを振るう総理大臣の姿が描かれていました。大統領よろしく、国のリーダーとして支持するものと描かれていました。この映画に「国」の存在が希薄なのは、そこに理由があるのかもしれません。総理をリーダーとして描くことが出来ないのは、世相と言うものかも知れません。   憂鬱なことですね。』

 

なんだ、なんだ ?

あの駄作だと思っていた映画は、実は予知の映画だったのでしょうか。

またそれはそれで、憂鬱な事ですね。

 

トップ画像は、おととい散歩で撮ってきた河津桜です。

人間世界が右往左往。それでも花は咲くー。

少しでも元気を出して生きましょう。

 

 

 

 

 


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相棒18 第17話「いびつな真珠の女」

2020-02-27 13:27:23 | ドラマ(相棒)

遅れて感想を書くと、視聴率なんかが分かる所が良い所なんですよね。

この「いびつな真珠の女」は14.1でまあまあだったのではないかと思います。ちょっと驚いたのは「善悪の彼岸~深淵」が11.8で、たぶんこれが、今期の最低視聴率になってしまうのではないかと思われます。

はぁ?

ってな感じです。視聴率って一番の謎じゃないかしら。サスペンスの犯人当てよりも難しいような気がしましたよ~。

しかし南井が死んでも(私は死んではいないと思っていますが。)、「相棒」にはまだトンデモナイ悪の華がいましたね。遠峯小夜子のやっていることは、単なる暇つぶしなのかしら。

いつも振り回される特命。いや、今回は右京さんは振り回されませんでした。

振り回されたのは冠城だけ。だけどそれはそうなるだろうと前回の時に伏線が引いてありましたね。

前回遠峯小夜子が出てきたドラマは→相棒17第6話「ブラックパールの女」

 

相貌失認の彼女、新崎芽衣も登場。冠城との恋バナにちょっと切ない線引きをしますが、まだ何も始まっていなかった恋のお話。むしろ逆に切なさも増したかもしれません。

彼女との話は→相棒16/第9話「目撃しない女」

 

みんなシナリオは山本むつきさん。だから出来るお話ですよね。

面白かったと思います。

 

因みにドラマの中で出てきた「キラキラ星」のもう一つの歌詞はー。

ちょっとネットで拾ってきました。いわゆるコピペ。m(__)m

 

『ああ、話したいのママ
私の悩みのわけを
パパは私にもっと大人らしく
分別を持って欲しいみたいだけど
そんなのよりキャンディの方がよっぽどいいわ』とか

『ねえ! 言わせてお母さん

何で私が悩んでいるのかを
お父さんは私にまともでいてほしがってる
どこかのえらい人みたいにね
私に言わせりゃ、飴玉(あめだま)のほうが
まともでいるよりすてきなの 』

こんなのもあるみたいです。

『ねえ! 言わせてお母さん

何で私が悩んでいるのかを
優しい目をしたシルヴァンドル
そんな彼と出会ってから
私の心はいつもこう言うの
「みんな好きな人なしに生きられるのかな?」 』

 

みんなが知っているのは、

・・・・って、まだ著作権が生きているので書き込めませんでした。まあ、皆さんが知っているあれですよね。やっぱりあれが一番好きかもな、私はね^^

あっ、そうか。こっちは載せられますね。

Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are! 

 

と言うわけで、次回も楽しみです。ゲストも含めて♪

 


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相棒18 第16話「けむり~陣川警部補の有給休暇」

2020-02-27 09:27:32 | ドラマ(相棒)

我が家の猫のあんずさん。すぐに冷蔵庫の上に上がってかまってちゃんアピールをするのですが、意外とそれが鬱陶しい。それで、

「馬鹿と煙は高い所に・・・・」と言いかけて、そう言えば「相棒」の感想を書いてなかったなと思いだしました。

先週はリアルタイムでは視聴できず、遅れてでしたので感想も遅れてと思っていましたが、とうとう1週遅れになってしまいました。なので続けて書く予定です。

一歩家を出たならば、世界はコロナの恐怖が蔓延しつつあると言うのに、それでも私はドラマの感想などを書くのだなと思いつつ・・・・・。

思わず「それでも私はリンゴの木を植える」と言う、「感染列島」のセリフを思い出しました。だけどあの映画イマイチだったんだけれど、なんだか今の日本のこの状況を想うと、イマイチには思えなくなってきました。

と、その話はイイから、早く本文に行けってところですね。

 

まあね。

陣川君があの居酒屋「あおびょうたん」の理沙に熱をあげていたから、「ああ、彼女が犯人なのね。」ぐらいの事は思ってしまいましたよねぇ。

でもお話自体は面白かったです。(殺人事件が絡むのに『面白かった』もどうかと細かい事に拘りだしたら、果てしなく・・・・)

被害者家族がいて、加害者家族がいて、そしてそれが冤罪の家族だったとしたら・・・・・。

よくあるちょっとお気楽なサスペンスでは、時々殺人の動機を疑ってしまうものがあるけれど、これは復讐の想いが抑えがたくってのが分かるなと感じてしまいました。(だからと言っても殺人肯定と言うわけではないけれどね。)

 

伝説の窃盗犯けむり。本当のけむり、重蔵にとってランドセルの領収書を取っておいた意味と言うエピソードは良かったですね。誰かに喜ばれ感謝される歓びを知ったけむり。

日陰の道を生きてきた彼と、いわばその弟子であった理沙に、この先は光の中で堂々と生きて行って欲しいものですね。だけどその道を陣川君はともには歩けない事ですね。

まあ、彼が刑事である限りダメですよね。

どちらにしても、もし彼女が、「プロポーズしてくれた時、嬉しかった。本当は今でも好きなんです。」と自分のエゴを前面に出して言ったとしたら、それでも陣川君は刑事を止めて彼女を支えようとするくらいの覚悟の愛があるのだろうかと、ちょっと疑問にも思ってしまって、やっぱり予定通りのなるようになったお話だなと、そこは思ってしまいました。

「タイプではなかった。」と言ったのは、彼女の優しさ。それを本当は気が付いていながら、「フラれた~」とか言って酔いつぶれる・・・・・・。

なんかズルいな・・・・・・・って、今思ったぞ。

 

加えて、ちょっと見ていた時にふと思ってしまったのですが、シリーズが長いと、どうしても加齢と言う問題が生じてくるじゃないですか。「惚れる→フラれる」と言うパターンが、このシリーズなんだけれども、もう陣川君も青年期の終わりって言うのにも無理があるように思えて、ちょっと痛々しい。彼は顔も良いし、ガタイも良いじゃない。だからフラれキャラの良い人が似合わなくなってきたような気がしてしまったのですよね。もちろん個人の感想です。

私的願望ですが、彼はいきなり見合い結婚でキメテ、そしてチョー愛妻家の恐妻家ってキャラ変したら、面白いような気がしたのです。まあ、遠吠えの妄想です♪

 

と言うわけで、また数時間後に更新するかもです。

 

 

 

 

 

 


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麒麟がくる 第六回「三好長慶襲撃計画」

2020-02-24 14:22:56 | ドラマ (大河)

もしもこの時代劇が「超高速参勤交代」のようなドラマだったとしたら、十兵衛と駒はこの先どうなっていくのだろうかと、どちらかと言えば明るい未来を夢見て、ドキドキしたりワクワクしたりするのだろうなと思う。

だけれど残念な事に、この大河は「超高速参勤交代」ではない。だから十兵衛と駒はこの先どうなっていくのだろうかと同じように思っても、どのような分岐点が彼らに待ち構えているのだろうかと、ドキドキしたり切ない気持ちに襲われるのだった。

駒の切ない恋心。それに気が付いていないような鈍感なのか天然と言うべきなのかの十兵衛。

駒の発する「十兵衛さま」と言う声が好きだ。

 

「麒麟がくる」の中には、たくさんの熱い想いが存在していると思う。

光秀(十兵衛)が偶然、細川春元による三好長慶の襲撃計画を知り三淵藤英を訪れた光秀だったが、三好や松永を助ければ将軍の下知になると動かない三淵に、熱く武士の棟梁の役目を語り、その言葉に感銘した細川藤孝は光秀と心を通じる仲になると言う流れ・・・・。

襲撃を阻止するシーンは、皆かっこ良かった。毛氈のように引き詰められた紅葉の葉の赤い庭での戦い・・・・・。

 

私の歴女にはあらず。

日本史は高校の教科書レベルしか知識がない。また特に戦国時代はあまり好きではない時代だ。

なぜならこの世に極楽地獄が存在するとしたならば、この戦国時代は地獄の時代だと思えるからだ。

「あなた、いってらっしゃーい。」と朝に出勤する夫、または子供に手を振っても、出掛ける場所はそれは命のやり取りがある戦かも知れないのだから。

 

だけどドラマ好き。戦国時代と幕末を交代でやっていたような大河ドラマなので、このドラマはすこぶる勉強になる。そして今回は、今まであまり扱われなかった人、またはさらりと通り過ぎていた人に光があたっているような気がするのだ。

三好長慶・松永久秀・三淵藤英・細川藤孝

彼らのその後をなんとなくリサーチ・・・・・。

なんだか先のドラマが目に浮かぶ。

特に細川藤孝。

君は後の彼だったのか。

ああ、そうか。

 

なんだか若い日はいいな。

みんなキラキラしててさ。

 

ってなわけで、次週も楽しみです。

あっ、そうそう。道三はちょっとしか出ていないと言うのに、存在感バッチシですね。

これは退場した後、絶対にロスになる人がいると思うな、私。

 

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ブスッとももちゃんとクリクリあんずさん

2020-02-22 22:22:22 | 猫さま日記

前の記事の「谷中散歩 その3「朝倉彫塑館」」もよろしくお願いいたします。

本日2回目の投稿。

だって仕方がないですよね。

今日は「猫の日」なんだもの。

ももちゃんのお気に入りの場所の一つは、私の寝床。昼間は乗っ取られています。でもそこに私がお昼寝でお邪魔をすると、もっと喜ぶという生活。猫は本当は誰かとくっつくのが好きなのですよね。

 

あんずさんも、昼間は私にベタベタしているのですが、夜パパさんが帰ってくると、一番のお気に入りの場所は、彼の膝の上。

時々

「あっちょんぶりけ」とかやらされているのに、それでも大好きなんですよ。

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谷中散歩 その3「朝倉彫塑館」

2020-02-22 13:57:28 | お出掛け日記

本来ならば、建物全体の画像からと言うものだと思うのですが、なんたって今日は2月22日で猫の日だから、猫の彫塑画像をトップに持ってきました。

 

美術館なので、ご多分に漏れずほとんどの部屋や中庭などが撮影禁止です。

だけどこの猫たちが飾られている「蘭の間」だけは撮影が許可されていたのでした。

この「蘭の間」は朝倉文夫氏が、この部屋で蘭の花を育てていたから名付けられた部屋なんですね。言うなれば家の中の温室なんですね。

・「谷中散歩 その1」谷中散歩 その2」 の続きです。

入口はこんな感じです。

上から見下ろす人が気になります。

下の画像は、途中で出られる玄関の所。

本当のここの見どころは、玄関から向こうの窓が見え、その先が中庭。一枚の絵画のように楽しめる所なのだと思います。

その画像は無理なのですが、この雰囲気だけでも結構素敵ですね。

そして下の画像には小さな小川が見るでしょう。

そうなんです。この朝倉文夫氏の住居&アトリエは水が大きなポイントの素晴しい庭園だったのです。

下の画像は裏門です。

 

そして再び部屋に戻り、中庭が見える茶室や寝室を巡りました。

下の画像は、撮影禁止ですから私の撮ったものではありません。玄関に置いてあった絵葉書からお借りしました。HPなどもこの画像で紹介されていましたが、確かにこの角度も素敵ですが、また違った角度から見ても、この一面が池と言う、この中庭は本当に素敵でした。

本当は屋上庭園から覗くと言うのも、また素敵なんですよ。あっ、でも高さがありすぎるから、三階の客間なんかから見下ろすのも良いかも知れません。

 

屋上庭園はやっぱり撮影禁止だったと思うのですが、そこから撮ったスカイツリーの見える風景です。

入場前の庭に有ったオブジェたち。

 

今展示中のもので一番の見どころ作品は「墓守」だそうです。

ここを覗くと、その作品に出会えますよ→ここです。

 

そして私たちは、谷中ぎんざに向かったのでした。

 

※今回の「谷中散歩」の満足度が高かったのは、やはりこの「朝倉彫塑館」が予想以上に面白かったからだと思います。

 

19日は夜バイトにも行ったので、21107歩でした。

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谷中散歩 その2

2020-02-21 15:57:46 | お出掛け日記

・「谷中散歩 その1」の続きです。

19日は、東京散歩から帰宅後、急いで夕食を作って夜のバイトに出掛けました。

こういう事をしているので、時には人から凄くタフな人と思われてしまうのですよね。

本当はそうでもないヘナチョコなのに。

 

で、そのバイト先での話ですが、中学一・二年生は学年末テストの前日。

社会の模擬問題で、皆メチャクチャに悪かったのが、鎌倉時代にたくさん誕生してきた宗派の名前や開祖の名前でした。

「もうみんなさ、明日の夕方には忘れちゃっても良いから、これは暗記しなくちゃダメだよ。」と私は言いました。

社会の教科書は徐々に変化しているので、時々子供に確認するのですが、なんと今は「末法思想」と言う言葉を教えないのだそうですね。「なぜ」の部分が無いから、鎌倉時代にわんさかと誕生してきた宗派を覚えようという気にならないのかしらと思いました。ただの単語暗記になってしまうと、社会は量が多いので厳しく感じたりもするのですね。

それに私が中学生だった頃は(古すぎる!!)、禅宗は禅宗だけで良かったような気がするのですが、今はちゃんと臨済宗に曹洞宗と覚えなくちゃならないようです。確かに今調べたら、同じ座禅をする宗派でも目的が違うようですね。だけどそこまでの知識が逆にいるかなぁーと今思ってしまいました。

ただの単語暗記は厳しいけれど、実際に視覚で捉えたものは覚えやすいですよね。

「君たち、今日、谷中なんかを歩いていたら、すぐに覚えちゃったと思うわ。」と私。

 

なぜなら谷中は寺町。

右を見ても左を見ても、お寺ばっかりです。今調べたら、時宗は谷中にはないみたいですが西浅草にはあって、台東区はやっぱり全体的にお寺が多いのですね。門の何々宗と言うのを見て歩いていたら、そしてその度に開祖の名前を言っていたら、、本当にあっと言う間に暗記できると思います。

 

 

ですが、この街のお寺は観光のためのものではないので、皆ひっそりとした佇まいです。お寺巡りをする方もいるかもしれませんが、あまりそう言う雰囲気ではないのです。

ただ下の画像のように、道の傍らにお墓があったりすると、思わず足を止めてしまったりもしました。

 

そしてこのお寺のお庭には・・・・・。

この千代の富士像があると表に書いてあったので、ついつい中に入ってしまいました。お顔がそっくり。彼はこのお寺の檀家さんだったのでしょうか。

お寺名が知りたい方は検索してみてくださいね。(不親切ですみません)

たくさんあるお寺の中で、私は二つのお寺を予定外で訪問してしまました。ひとつは上に書いた千代の富士像に惹かれてです。でももう一か所は・・・・・。

 

ちょっと話は戻りますが、私は朝、かなり多くの薬を飲むんです。そしてその薬を飲んだ後すぐに出かけたのですね。

私的には「横山大観記念館」がお休みだったことで計画が狂ったのです。何の計画かと言うと・・…ええと・・・・・音入れに行くと言う計画です。

朝の11時前だとどこのお店も開いていないし、コンビニもないし、観光の街ではない寺町で公衆何チャラはないみたい・・・・

今思ったのですが、この街にそれは必要なんじゃないかしら。どこかにあったのかしら。

 

いや全然平気と思いながら歩いていましたが、私の脳内メーカー(懐かしいね)の3分の2以上が「トイレ」で埋まった頃、

星子さんが

「この小学校、何か凄くない ?」と言いました。

通り過ぎる時、確かに私も思いました。何か門が風情があって時計もそれなりの昔を思わせる物でした。

で、外れの写真を撮りました。今見ると、何を撮ったのか分かりませんよね。↓

 

別の考え方をすれば、公立の小学校の正門などの写真は載せない方が良いのかも知れません。

だけど、この「もう、そんなものはどうでも良いや。」感はまずいなと思いました。

それで意を決して、ワタクシ、ある行動に出たのです。

図々しくも、ピンポーンと、とあるお寺の呼び鈴を押して、目的の場所をお借りしたのです。

 

もちろん快く対応して頂きました。

帰る時にお礼を言うと、たぶん御住職の奥様だと思うのですが、名前を聞かれました。檀家の誰かと思われたそうです。それなのに顔も知らずに失礼な事をしたと思ったというのです。だから私は通りすがりの者ですが、だからと言ってお願いするのは何処でも良かったと言うわけではなく、きっとここならと思って入って来たのですと伝えました。(本音です。)

すると奥様は私にお供物をくださったのです。

「むしろ私の方が御供養をしなければならないのでは。これは頂けないです。」とお断りしましたが、トイレをお借りして御供養をしたらトイレ代みたいで嫌だなととっさに思ってしまったのでした。だから、それは要らないですよとお断りされて、ちょっとだけホッとしました。

だけどそのお供物は頂いて帰ってきました。

「トイレも借りて、更にプレゼントも貰ってきた。」と星子さんに伝えた私。

 

そのプレゼントは梅ふりかけでした。

縁とは不思議なものです。トイレを借りただけですが、そこの奥様との会話から、この街での良い想い出が増えたのです。そして私は思いました。見知らぬ人にも親切な自分でいようと。さりげない謙虚な姿勢から出る言葉は、温かいぬくもりとなって他の人に伝染して行くと信じられるような気がしたのでした。

 

そしてその後、殆ど歩かずにあの猫のケーキのお店を見つけて、私たちはお茶タイムを取ったのです。

思わず、なんだ~、あと数分我慢すれば、このお店があったのだわとは思いました。

だけど小学校と同じように、ちゃんと周りを見る余裕もなく、果たして私に屋根の上の猫を見つける事が出来たかは疑問です。

はっきり言って、メデタシメデタシと言う感じ。

 

谷中は下の画像のような狭い路地ばっかりです。そしてこのような路地にはむやみに入っていかないのがルールかと思います。同じように、お寺にピンポンもは稀な例とお思い下さい。

 

下の画像は、たぶん小学校より先に歩いたところで「ヘビの道」と言うのですって。くねくねしています。

また、大蛇がぬめぇッと這って行っているようにも思えますね。

 

わぁ、面白い塀だなあと思ったら、この中は宗派問わずの墓地でした。 ↓

 

そのお向かい。

随分と素敵な塀だ事と思ったら・・・・・ ↓

「有形文化財」になっていました。

 

 

 

そんなこんなで私たちは「朝倉彫塑館」に着きました。

そこでのレポは次の記事で書きたいと思います。

 

そこを後にして、私たちは「夕焼けだんだん」と言う階段を降りて「谷中ぎんざ」に向かいました。

 

屋根の上の猫、二か所目を発見しました。

時間が経つのはあっという間です。3時のおやつならぬ、遅いランチを頂いて帰ってきました。

谷中ぎんざはとっても面白そうなところでした。イランとトルコの織物やタイル、またランプを売っているお店がツボ。また行きたいと思いました。


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谷中散歩 その1

2020-02-20 14:29:06 | お出掛け日記

すべてが「谷中」ではないので、正確な事を言うと「台東区散歩」になるのだなと思います。

でも、なんかさ・・・・・・・ってな所です。

だけど、実は、この台東区のお散歩はすっごく楽しかったのです。

 

以前は上野と言ったら、美術館だけ。

それが上野自体がなかなか面白いんだなと気が付いて、その周辺をウロウロし始めましたが、今回はさらに足を延ばして谷中の方に行ったのです。

トップ画像は森鴎外の居住の跡ですが、それについてはまた後程書く事にしまして、千代田線で湯島に降りた私たちは最初に「横山大観記念館」に行きました。

ところが、「ガーン」←古い。

お休みだったのです。

  月・火・水とオヤスミなんですって。あーあ。

でもまた来る楽しみが増えたと言うものですね。(この言葉を置き換えると『負け惜しみ』と言います。)

 

今回の一番の目的は「朝倉彫塑館」に行く事でした。

 

私たちはそこに行くまでの道を、ゆるゆると楽しみながら歩いて行きました。

 

今回の相棒は、毎度おなじみの星子さん。彼女が地図を見て森鴎外の住んでいた場所があると教えてくれました。

「大観記念館」がお休みのせいで、何かが満たされてない気分でいた私は、そこに足を向けない理由はなかったのでした。

 

着きました。そして驚きました。

 

なんと、ホテルになっていたからです。

ここの天然温泉は東京都内第一号に認定された場所だそうです。

天然温泉と聞いて、街中温泉だと思ってしまった私でしたが、家に帰ってからしっかり調べてみたら、かなりちゃんとした懐石料理が頂けるホテルでした。

もちろん1650円で日帰り入浴も出来ます。だけど、軽いお財布で出掛けたら、ちょっと焦ってしまうかもしれませんね。

 

入浴は予定に入っていなかったので、今回はリサーチのみとなりました。

 

だけどちょっと歩くと

  

 

こんな所があったり

 

 こんな所があったりで、すこぶる楽しいのでした。

 

後ここも発見。

上野の付近の観光でリサーチすると、ここのお風呂屋さんが出てきまよね。

なんだかここも魅力的ですね。

(画像は、順不同です)

 

「あれを見て !」と私が言うと

 

星子さんが、「屋根の上に猫が乗っているオブジェを探すのも見どころの一つなの。」と教えてくれました。

そして、テレビで得た情報の猫のケーキをの話をしてくれたのですが、ふと気が付くと、まさにそのケーキのお店が目の前に有ったのでした。

それじゃあスルー出来ませんよね。

 

 ケーキの顔、ちょっと雑過ぎないかな。

だけど味は美味しかったです。

このトレーは素敵ですね。

 時計の猫の尻尾がうねうねと動いていて可愛らしかったです。

レジの下、こんな所にも猫が寝ていました(もちろん本物ではありません。)

 

このお店で買ってきたお土産です。

 

 

※ 昨日は公立高校の発表の日でしたが、今年は御茶断ちならぬブログ断ちをする必要はなく、縁していた子供たちにみな桜の花が咲きました。

と言うわけで、次回に続きます。

 

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2月の飾りはお雛様

2020-02-19 02:30:25 | ちょっと楽しいつまし...
 
春を待つ2月の飾り

2月12日。昨日で、一応仕事の山は終わりだと思います。いや絶対に終わりになって欲しいと願っています。と言うのも、千葉県の公立高校の前期の受験日だったからです。前期・後期......
 

 

上の囲みは昨年の2月13日に投稿したものです。

私が子供の頃、母はずっと家に雛人形がない事を気にしていました。なんたって女の子が4人の家ですから、あっても良いようなものですが、また逆に言えば、4人も子供がいる家だったので、雛人形など買える余裕もなかったのですね。

母が気にしていたので、なんだか私の中にも、それはコンプレックスのような気持ちになっていたような気がするのです。段飾りの豪華な雛人形がある家が大人になっても羨ましかったです。

母はずっとずっとそれに拘っていて、とうとう娘たちが皆嫁に行ってしまったというのに、今度は孫娘の為に買いたいと思うようになっていました。買えばみんなが喜ぶと思っていたのです。

喜ぶわけもない事ですよ。

だって私の子供は男の子が二人なのですよ。

悪意ないけれど、とにかく不公平極まりのない事がいっぱいです。

そしてそのような不満がみな4人それぞれに平等にあると言う皮肉さよ。

 

母と娘は難しい事がたくさんあると思います。

難しい事など何もなくて、「私の母は」「母が」と母自慢をしている人を見ると(私の周りにはほとんどいませんが)、「へぇ~」って、私は思ったりもするのです。

 

私にとっては不愉快な母の雛を買うという計画も、とうとう実行されませんでした。

どう考えても良い計画とは言えなかったからだと思います。

だけどそれは、「孫娘の為に」なんて言っていたからだとも思えるのです。

自分のために買えば良かったのだと思うのですよ。欲しかったのだから、ずっとずっとね。なにもゴージャスな段飾りじゃなくても良かったのですから。

 

そんな事を考えながら、毎年私が飾るのは

 

 この小さな土鈴のお雛様。

もちろん、とうの昔にゴージャスひな壇雛飾りのコンプレックスなんかにはおさらばしましたよ。

男の子二人だったので、これは私のお雛様。飾り付けが自由自在で、それもまたいいなと思っているのです。土鈴なのでいつか壊れてしまう日も来るかもしれませんが、まだまだお世話になりたいと思っています。

 

それから2年前に作った

 これはリビングに飾って、

 

 そしてこれは、猫が絶対に入れない個室に・・・・。

 

 玄関のリース。写真に撮ってみると円が崩れてバランスが悪いかも。このリースはお友達からずっと昔に頂いたものを、リフォームしながら春になると出すようにしています。フルーツの飾りが可愛いのですが、それがぱっと見バランスを崩しているみたい・・・・。

でもきっとこのまま使うと思います。

それからこのタイルも気に入って毎年出すようにしています。

 

 

大人的ハイセンスな飾りではありませんが、それでも家の中がほんの少しは明るくなるという効果があると思います。

 

それに・・・・・

16日の夜、私は湯船につかりながら、ある事で心の底から「嫌だなぁ」と思い疲れ果てていました。腹を立てたり怒ってみたり・・・・って同じ事か。

だけどそうそう、人は長々と怒ってはいられない者なんですよね。

(違う場合もある。悪に対してとかごまかしに対してとか、傲慢な人に出会ったりした場合は、その限りにはあらず)

そして、こんな風にリースを補修してみたり、フェイクフラワーで花を活けたりしてみたりなどしていると、「まっ、良いか」ってな気持ちになるから、腹が立ったら、それに囚われないで楽しい事をした方が良いこと間違いなしですね。

※     ※

ついでの自分的メモ画像

15日の実家にてのお食事

その翌日のランチ

五目タンメン

帰りに警察の前を通ったら

 

 

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温室の花たちと水辺の野の花

2020-02-17 15:58:24 | お散歩&写真日記

2月14日に行ったお散歩日記の続きです。

たまには温室と室内の写真なんかも撮ってみました。

 

温室の外では季節の花などを追いかける事があっても、この中ではあまり関係がないような気がしてしまうのは、私があまりに素人だからだと思います。

温室の花たちにも、きっとそれぞれの季節があるのでしょう。

また根強い人気がある蘭の仲間ですよね。

 

人気と言えばバナナもですね。

そこを出て、水辺までやって来ました。

こちらはひとつ前の記事の公園内の池ではなく、池の周りもわざと整備されていません。

あの公園のように、近くに腰かけてパンなど食べられないと思います。

鴨やカラスや鯉にカメの襲撃に遭うこと間違いなしです。

襲撃と言っても取り囲まれるだけですが、トリだけに。

そして私は、水辺にてまた名も知らない花に出会うのです。

特別に美しくもなく、感嘆されることもない。

もしかしたら、梅や桜よりも蘭よりも、この世界に何らかの形で、人知れずに貢献しているかもしれません。だけれど、まったく知らなくても問題がないと言うように、誰にも評価されないのです。

 

自分だけが分かっているー。

自分がいなかったら、それは動き出す事もなく誕生してくることもなかったー。

誰にも分かってもらえないって事は、確かにそれは寂しい事ですよ。

 

だけど地球が回転をし続けて、かつてあったものは、殆どがそこにはないのです。

何も無い所にまた新しい何かがあるだけ。

そしてその新しい何かはまた、寂しく自分の仕事を誰にも顧みられずにこなしていくのです。

苦しみながら・・・・・。

 

やはり野の花は、私に多くを語りかけてくれるような気がします。

 

あっ、そろそろ、うちも三月バージョンの飾りにしなくちゃな♪


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