森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

薔薇の履歴書 その2 【見えない風が吹いている】

2016-05-21 09:04:58 | お散歩&写真日記

【薔薇の画像と雑文と】

その1もよろしく♪

 

5月19日は風の強い日でした。

風が吹くと木々は揺れて、まるで人は風を見ているような気持ちにもなると言うもの。

風は本当は見えないものなんだよね。

 

その見えない風が運ぶものには何がある。

過去からの記憶の訪問者とか

それとも離れた人の思念とか

 

星子さんが一度は離れたけれど、さらに深い絆で再び結びついた友達の話をしていました。

私はちょっぴり羨ましく思い、寂しさがトントンと心の扉を叩きます。

 

仕事場が変わったり、夫の定年退職で生活のリズムが変わったり、介護の時代に突入したり,または自身が病気になったりと

環境が変わって離れて行ったお友達たちの事が頭を過ります。

もちろん今もお友達には変わりがなくても、

あの時毎日のように電話をしたよね。

頻繁にお茶を飲んだりランチをしていたよね。

毎月のように映画や美術館やバスツアーに出掛けていたよね。

 

世の変化は常ならむ。

これ、前にも書きました。

不思議なもので去る人がいれば、また新しい出会いがあって、

お蔭さまで、まだ私と遊んでくれる人はいるみたいです。

 

だけどこんな時、ふとあの時のざわめきと楽しかった映像がフラッシュバックする私。

 寂しさがトントンと心の扉を叩きます。

 

5月19日のその日、私は朝から一人の友人の事をずっと考えていました。

かつては「べったり」に苦しんで、長い年月で

今はちょうどよい距離になった友人。

 

今年3月16日にファミレスで楽しい時間を持って、ずっと元気でいるのかと思ってました。

だからスーパーでの知り合いとの立ち話で、たまたま偶然にその人の入院を知ったのです。

でも

「転んで入院」と聞いたので、どこかがポキンと行ってしまったのかと思い込んでしまったのです。

「お大事に」と言うメールを送りました。

しばらくしたらお返事が来ると思ってました。

でも

返ってきません。

 

嫌な予感がしました。

ポキンではなく、頭を強く打ったとか・・・・

でも怖くて

加えて

あまり馴染のない人である彼女の家族に連絡をすることに躊躇しました。

 

だけど星子さんのお話を聞いていて、やっぱりこのままではいけないなと思いました。

それで昨日、ご家族にではないのだけれど、

なんとか状況を知っている方と連絡を取ることが出来ました。

 

やはり昨日は家族には連絡しなくて良かった・・・。

 

なんでだか19日の朝は、彼女の事ばかりを考えていました。

その日は彼女の手術日だったのです。

 

世の中には、本当は何の意味もなく「たまたま」と言う事がたくさんあるのですが、

それに意味を付けてしまうのが

人間なのだと思うのです。

 

見えない風が運んで来るものは何か。

それは遠く離れてしまった人の思念とか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名前の通り、良い香りです。

良い香りは元気が出ますね。

今日も一日良い日でありますように。

 

 

 

 

 

 


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