真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

2日で退職した親入社員

2017年04月06日 | Weblog
今年は4月1、2日が週末に当り、入社式は4月3日に行った所が多いと思う。以前、入社式当日に、そのまま退職したと学生から報告を受けたことがあったけど、今年は、新入社員が2日で辞めたという報告があった。

新年度が始まって2日経ち、ツイッターには、「新入社員が2日で辞めたゾ!」「一昨日、入社したばかりの新入社員が辞めたと分かり社内は大騒ぎ」といった投稿がちらほら、2日で辞めてしまうなんて何があったのだろう。

最初の1か月は雑用だが「どうやらそれが気に食わなかったらしい」理由は、「イメージと違う」と言うこと。入社初日で2人に辞められて窮地に追い込まれている人事もある。例えば、卸業を営む企業は、残業は「多い人で月10~20時間程度だし残業代は満額出る」ため、長時間労働やサービス残業を強いられる恐れはない。初任給も、大卒で「21.5万」なら普通なのに2人が初日で辞めてしまった。

「最初は仕事の流れ覚えてもらう為に研修兼雑用みたいな扱いだけど、どうやらその2名はそれが気に食わなかったらしい」というのが担当者の見立てなのだが、この担当者は「1ヶ月は仕事覚えてもらう為に研修と荷降ろしとかの雑用」ときちんと説明したと言う。2日で退職届を出すなんてよほどのことがあったに違いないのか、あるいは、この人事担当者が気付いていないだけで、会社に何か問題があるのかな?

入社式後に退職し、大学に報告に来た学生によれば、親に相談した所、すぐに辞めてしまえば、健康保険や厚生年金保険などに歴史が残らず傷がつかず、一度も働いて無かったことになるからその方が良いという結論だった。

つまりは履歴書に書かなくて良いということで、即座に退職することを決めたようだ。どうせ勤め続けられないなら、将来のことを考えてすぐに辞めるのも一つの方策かもしれない。

今の日本なら、正社員でなければいくらでも働くところはあるだろう。しかし、新卒社員は一生一度だ。出だしから躓いた学生を気の毒だなと思うけれど、粘り強く希望の企業を探して欲しい。


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