真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

就職整形

2009年12月02日 | Weblog
韓国でも日本同様就職先をみつけるのは至難の業だ。そのためか、今、韓国では就活生も重役候補も整形手術を受ける中年男性増えているという記事を読んで、そう言えば、先日ある女子学生が「先生、就職は顔です。顔」って言ったのを思い出した。

記事によると、私立大学で教育学を専攻している4年生の女子大生(27)は、来年初めの教員採用試験を前に、今年9月に整形手術を受けた。手術に踏み切る決定的なきっかけになったのは、今年初め、小学校で教育実習をしたときの経験で、若干あごが長い彼女を見て、子供たちが「鬼ババ」とからかったため、教壇に立つのが怖くなったのだそうだ。

また、韓国屈指の大手企業に勤務する46歳の部長は、海外支社長を務めた後、今年7月に本社異動の辞令を受けたことから、3週間の休暇を利用して受け口の手術をした。この部長は「きつい印象を与える上、発音が不正確で、人に接するとき、自信がなかった。昇進が遅れたのも容姿のせいのような気がして、役員昇進を前に整形手術をしようと決心した」と話している。

韓国社会は仕事の最前線でも容姿が重視される社会だ。生き残りをかけて「就職整形」や「昇進整形」を受ける人が増えているそうで、ソウル市江南地区にある「整形通り」の関係者は、就職活動シーズンの9-10月になると、整形外科を訪れる学生が20-30%増えると言っている。

ある就職情報会社が企業の人事担当者243人を対象に行ったアンケート調査でも、人事担当者の66.7%が「求職者の容姿は採用に影響する」と回答したのだそうだ。就活生の約半分は非手術的な方法(ボトックス注射・ピーリングなど)などを含めた『就職整形手術』を経験する傾向にあり、タレントやアナウンサーになるためではなく、今や教師や銀行員になるために整形をする時代ということらしい。

実際、職種により好まれる顔のタイプがあるという話もあり、男性の場合は、役職が上がるほど容姿が重要になるようなのだ。役職が上がれば容姿などよりも能力こそが重要だと思うのだが、私の理解の範囲を超えている。日本では、顔より性格、能力によって採用されると私は信じたい。


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