ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

猫とロボット掃除機 ルンバに乗る猫ちゃんの動画みたいに?

2019-02-15 | a day of my life
エフィがうちに来た日から、猫のロッタはずっとエフィが気になっていた模様です。



両側についたヒゲみたいなブラシで、ゴミや埃を本体の下に掻き込んで吸い取るというシステムなのですが、このヒゲみたいのの動きが猫ごころをそそるらしい。



じーっと見ては、止まったところでちょいちょいと『ヒゲ』に触ってみたり、エフィの下に手を突っ込んだり、しばらく興味を示していましたが、2〜3日で「こいつは遊んでくれない」と思ったらしく、今ではすっかり興味をなくしてしまいました。

ロッタが床暖房の上で寝ているところにエフィがくると、「心外だわ〜〜」という顔をしてどいたりしています。

ちなみにロッタは何にでも乗ってみる猫です。



自主的に体重を測ったり。
(軽すぎて体重計は反応してくれなかったけど)




わたしの絵の上に乗ってくつろいだり。
(やめてほしいのですが)


それで、よくロボット掃除機の上に猫が乗っている動画がYou tubeなんかで見られるので、ロッタも?とちょっと期待したのですが、今のところ乗ろうという気はまったく無いらしい。

家族Aが「乗せてみようぜ〜〜」とロッタを乗せかけましたが、わたくしが止めました。(男って・・・)



さて、わたくしは家電などに名前をつけるクセがあります。その方が愛おしさが増すし。

(増してどうなるというものでもないです。はい。)

パソコンはガン爺。(Gandalf the grey みたいになんでも知ってるから)

KindleはWatson君。(相棒って感じ)

iPhoneはユキちゃん。(白い色だったので)

キャリー(車輪のついた小さいスーツケース)はチョビ。(どこに行くんでも引っ張って行って、世界中いっしょに旅行している。チョビ、行くよ!とかいいながら引きずって歩いている)

家族Bが買ってくれたハンドバックは黒チョビ。(上とほとんど同じ。)

と、あげだしたらキリがなく、・・・果てしなくくだらないものなんですが。

この子


Eufy RoboVac 11S (ロボット掃除機 by Anker)【BoostIQ搭載 / 超薄型 / 1300Paの強力吸引 / 静音設計 / 自動充電】



がきたとき、表面にEufyと書いてあるのが、Gufyに見えたのです。

それで当初は、「グーフィ」と呼んでました。

でも本当はEufyなのだと気がついて、「ユーフィかあ〜〜」と思っていたのですが、グーフィなのかユーフィなのか混乱してきて、家族がそれぞれ、その両方で呼んでいるうちに、なぜか変化し『エフィ』と呼ぶようになり、定着しました。

なんとなく『メイドちゃんのエフィ』って可愛い感じがする・・・・のはわたしだけですね。はい。
























お掃除ロボット、使ってみた感想! Eufy RoboVac11s

2019-02-13 | a day of my life
新しいもの好きなので、新しい家電を取り入れるのは早い方だと思っています。

ルンバが世に出た時は、値段の高さと、「床に何も置けないのでお掃除前の片付けが大変」という評判を友人から聞いて、床に物だけじゃなくて生き物(=猫)までいるわたくしのうちはダメだなと思っておりました。

西原理恵子さんが猫を飼っていて、ルンバをかけたら猫の『そそう』を家中に振りまかれた、とか言っているのも聞いて、きゃあ〜〜と思っていたわけです。

でも去年、今はロンドン在住の家族Bが一時帰国しているときに突然彼女が

「絶対ロボット掃除機を買おう!最近安いのもあって、悪くないらしい」と言い出したのです。
ネットでいろいろ情報を探っていたらしい。

(床にヨガマットを敷いてピラティスをするのが日課のわたしどもなんで、猫の毛とか自分の毛とか猫トイレの砂なんかが落ちていると気になったらしい)


ちょうどその時、amazonのバーゲンで、ルンバじゃないけど、ロボット掃除機が2万円以下で出ていました。

この子です。(この子と呼ぶか!)


Eufy RoboVac 11S (ロボット掃除機 by Anker)【BoostIQ搭載 / 超薄型 / 1300Paの強力吸引 / 静音設計 / 自動充電】



今見たら19,800円が10%オフで17,800円ですって!

確か去年バーゲンで買った時は22,000円が18,800円になっていて安い!と買った・・・はず・・・

なぜじゃあ〜ユパ様!! なぜそれより安くなっているんだ〜〜〜〜!!


・・・すみません、取り乱しました。

と、とにかく2万円を切るなら試してみてもいいかも、と思って、注文してみました。

すぐに届き、早速使ってみると、音はそれほどうるさくないけど、同じ部屋にいたらうっとおしいぐらいにはうるさいです。

同じところを何回もウロウロするので、おバカだと思うし、時々段差を上がれなくなってピーピーと人を呼びます。

それでもうちの中をぐるっと回ると、大体の埃や猫の毛などが取れております。時間にして1時間弱かなあ。

大体わたくしがとてもズボラだし、猫の毛は抜け放題なので、この子(エフィと命名。以下エフィと呼びますね。)が来る前は1日1回掃除しても、どこかに猫の毛と埃と猫トイレの砂とjesterの毛と家族の毛などなどが必ず落ちておりました。
それにね、掃除できない(=したくない)日もあるし。

それがエフィ導入後! 家の中の埃や抜け毛がなくなりました!

(まあ掃除機をかけているのだから当然なんですけれど・・・)

お茶を飲んでいるうちに誰かが掃除をしてくれる、という、夢のような生活が手に入りました!(大げさ)

もちろん家具の奥とか床以外の部分は自分でハンディモップみたいなもので時々しなくてはいけません。

邪魔な物はどかさなくてはいけないし、玄関の3センチぐらいの段差に落ちたり、コードが絡まったりするとピーピー泣くので、助けに行かなくてはいけないのですが、それも慣れました。

段差のある所には落ちないように邪魔をするもの(例えば古雑誌を入れた紙袋とか)を置いておいて予防します。
コード類は引っかからないように上げておきます。

家具はかける前に時々ずらして、裏の方もやる日を作ります。

トイレなんかはドアを開けておいても、入ってクルッと回ってさっさと出てきて、自分でドアをしめちゃう時もあるので、そういう時は入った後ドアを閉めてしばらく閉じ込めておいたり。

(閉じ込めて忘れていて、10分ぐらいトイレの掃除をさせたこともあります。罰掃除みたい・・・)

例えば、今、このブログを打っている時も、寝室をエフィが掃除しています。その音が聞こえると、なんか一人でも寂しくないというか・・・ペットみたいな気分になるのです。

なので、独居老人なんかが使うと寂しさを軽減してボケ防止にいいのではないかしら、と思いました。


確かシャープか何処かが喋るロボット掃除機を宣伝しだしたことがあって、あの時はそんな喋る機能なんて必要ないじゃないかと思ったけど、使ってみて、あの発想がやっとわかりました。

検索してみると、こいつですね。

シャープ ロボット掃除機 ココロボ COCOROBO プラズマクラスター搭載 ハイグレードモデル ゴールド RX-V95A-N



「おはよう!」っていうと 「おはよう!」と答え。
「綺麗にして!」というと 「わかった!」と答え。
段差の所に行くと、「おっとっと」
充電台に帰ってきて、「ただいま!」
「疲れた・・・」というと、「たまにはゆっくりしーやー」と答えるそうです。

(関西弁バージョンもあるらしい)
(なんかメイドバージョンとかいうのも昔売っていた気がする。かしこまりましたご主人様、とかいうのかな)

結構いいかもしれない。

エフィはしゃべりませんが、わたくしの方が

「あ、エフィ、そこはもういいからこっちをやってよ」

などと言いながら、足で移動させたりします。

困ってピーピーと音がすると

「どうしたの?あら、そんな所に引っかかってたのね〜〜」

なんて言いたくなるんですよね。

なんかR2ーD2を飼ってるみたい。スターウォーズを見ていて、R2ーD2を可愛いと思いませんでしたか?
あんな感じなんです。


ロボット掃除機導入にずっと反対していた家族Aは

(大体男はそんなものでしょう。
自分ではやらないからね。
その昔の夫たちは、洗濯機とかだって、「手洗いの方が綺麗になる」とか、掃除機だって「ほうきでやれば十分だ」とか言っていたと思うもの)

ずっとエフィのあとをついて回って

「ふーん、後ずさりもするんだなあ。・・・なんだよ同じところばかり回ってるじゃないか。
・・・あ〜〜あ、そんな所に突っ込んじゃって・・・」とうるさくお節介しています。

これは、ロンドンに住んでいる家族Bの相棒も同じらしい。ずっとあとをついて回っているという。
男の習性は、国境を越えるのだろうか。

(家族Bが日本に一時帰国している時にエフィを買ったのですが、その便利さに感激して、すぐにロンドンの相棒に「ルンバを買え!」と指令を出していました)



さて、長くなったので一旦終わりますが、引き続き

「ロッタ(猫)の感想」



「壊れた!やっぱり安物買いの銭失いか?」



「なぜエフィと名付けたか?」



「ロボット掃除機で火事が起こるのか?」

の4本をお送りする予定です・・・・



眠られぬ夜のコンパニオン 壇蜜日記シリーズ

2019-02-11 | 読書

昔から寝付きの悪いわたくし。

本を読んでいて、いつのまにか寝ていた、というのが理想の『寝付き』なんですけれど、カフェインを摂取してしまったとか、すごくショックなことがあったとか、色々な理由で、夜明けごろまでベッドで三転四転してしまうことも。

そんなとき用に、いろんな本をKindleの『good night, sleep tight』(別名羊文庫)と名付けたファイルに入れてあります。

あんまり面白すぎて先が気になるミステリーの新作とかは、夜を徹してラストまで読みふけってしまうので、絶対だめ。

何回か繰り返して読んで、もう内容もセリフも覚えちゃってるような本。

山本周五郎、池波正太郎、吉川英治、藤沢周平、司馬遼太郎、と渋いメンバーから、沢木耕太郎、角田光代、梨木香歩、恩田陸、高橋克彦、重松清、あさのあつこ、佐藤優、瀬尾まいこ、村上春樹、五木寛之(百寺巡礼シリーズだけだけど)、伊坂幸太郎、北村薫・・・

海外の作家だと、Ken Follett、Connie Willis、Agatha Christie、Ellis Peters、George R R Martin、Stieglitz Larson、それにMary Poppins とかAnne of Green Gables とか Naria なんかの昔懐かしいシリーズものなど。

とにかく「眠くなるような本」を中心に取り揃えております。


ところが、すごく体が疲れていて、それなのに眠れないときには、知り尽くして暗記している内容でも、『物語』が重くてだめ、というときがあります。
『物語』はどうしても先を追ってしまって。

そんなときにいつのまにか開いている本が


壇蜜日記 (文春文庫)



なのでございます。

最初に買ったのは

泣くなら、ひとり 壇蜜日記3 (文春文庫 た 92-3)



でした。
色々なレビューで取り上げられていて、高評価だったので、読んでみようかなと思って買ったのです。

まあまあ面白かったので、次に、1番上の最初のを買い、そして

壇蜜日記2 (文春文庫)



と続けて読みました。


(以下、よく読む本としてレビューを書こうと意図しつつ、辛口レビューになってしまいました。壇蜜さんのファンの方がいらしたら、どうぞこれ以下はスルーしてくださいませ)


普通の女優さんの書いた本の中には、『自慢』臭がプンプンしていて、読んでいてやりきれなくなってくるものがありますが、壇蜜さんの書いたものはそれがないです。

その辺は賢い人なんだと思います。

劇的な展開などは全くなく、日常生活を淡々と語る感じ。
毎日綴られるのは、ツイッターほどの短文。

まったりと、飼っている熱帯魚と毛の生えていない猫(スフィンクスという種類。でもだんだん毛が生えてきた)との暮らしが語られます。

日記なので、『その日にあったこと、聞いたこと、見たこと、言われたこと、感じたこと、思ったこと』が淡々と書いてあります。
『考えたこと』はあまり書いてない。

映像で見かけるから、日記を読んでいても実像が浮かび、飽きずに読めるというのはあると思います。
これが全然知らない人の日記だったら、多分4冊も読めないでしょう。

100均で買い物をしたけれど、そのあとスーパーで買い物したら、100均で買ったものが入っているビニール袋を忘れてきた、とか。

猫の餌がなくなる前に届いてよかった、とか。

夕方まで寝てしまった、とか。

テレビで見たこと、自分の過去の話、親や祖母の話。

突然『男』が来ても、出すのは『トマトジュースでつくったカップヌードル』(これが美味しいなどと書いてある)と冷凍の惣菜。

もう年齢的に無理だろうと周囲から言われつつ続けているグラビアの仕事も、寒い中で全裸になる仕事でも、『それが好き』と言います。
需要の有無にかかわらず、ヌードのグラビアモデルは、やりたくない職業トップ10にはいると思えるわたくしは、へえ〜〜 そう言う女の人もいるんだ・・・と思いつつ読みます。

(多分報酬と労働量を換算した時に、報酬が羞恥心を凌駕するんだろうなあ・・・)


仕事の話の中には自虐的なネタがふんだんに盛り込まれていて、こんなことを書いていいのかなと思われる、芸能界のいじめや暗闇を感じさせるものもあります。

思わせぶりにぼかして書いてある過去の出来事なども、今バレたらきっとやばいんだろうなあと思わせます。

何をしても褒められるより貶されるほうが多いけど、お金のためと割り切って開き直っている感じ。


私がいうのもなんですが、文章はうまくありません。

時々褒めているブックレビューもありますけれど、それは、

『グラビアモデルが書いたにしては、文章になっている・・・』

というぐらいの目線なのではないかな。
職業作家の人と比べて上手なわけがないのであって、それは仕方ないことです。

でも、素直に書いてくれればいいのに、どちらかというと『名文をカッコよく書こうとしていて背伸びをしている中学生の作文』っぽいところが散見されます。
文章が回りくどくて、何回か読み直ししないと意味がわからない。
それから稚拙な造語みたいなものを使うのもやめたほうがいいと思う。

内的衝動はあるけれど、それを表現する語彙や的確な文章力が足りない。

多分この人はプライベートでそれほど本を読まないんじゃないかな。

本の番組なんかに出たりしているけど、日記の中にも、それほど日常的に文学を読んでいないのがうかがえる描写がでてきます。
漫画は楽しみにしていて、発売されると買った、とよく書いてありますが、本についてはあれを買ったとかあれを読んだとかの描写はあまりありません。


と書いていると、なんだか貶しているみたいですけど、我がKindleの『good night, sleep tight /羊文庫』の中ではヘヴィーデューティ。

常にトップの辺に置いてあります。

自分の知らなかった情報があったり、聞いたことのない愉快な言い回しが出てきて、覚えておこう、とメモしたくなったり、このレシピは試してみたいなと思うことなどは、一切ありません。

どの本も同じようなことが淡々と書いてあり、何回も繰り返して読んでも、内容を覚えるほどな内容がないというか・・・
知的な興奮を刺激されることはなくて、眠れない夜に「羊が1匹、羊が2匹・・・」と数えている感じの読書です。

古くからの知り合いの、どうでもいいようなおしゃべりの相手をしているような・・・

ああ、また貶してるみたいになってしまいますが、面白くもないし、文章も下手くそなのに、読んでいるとなにやら癒されて、落ち着いてきて眠くなるのです。

内容がないので、かえって毎日読んでも飽きないし。
この先読んでも特に面白いことは書いてないから寝ていいわよ、と言われる感じ。

これってすごいことではないかと思います。

わたくしにとっては、まさに、広い草原で区別のつかない同じ容貌の羊が柵を順番に飛び越えている風景と同じで、どの羊も例外なく、め〜〜〜と鳴いて柵を飛び越します。



噂は噂 壇蜜日記4 (文春文庫)




というわけで散々いう割に4冊目も買ってしまいました。

これでこの日記シリーズは終わりになるらしい。

ちょっとさみしい気持ちです。

といっても、何冊出ても、きっとおんなじようなことを書くんでしょうけど。それでもいい。続けて欲しい。


壇蜜さん本人については、グラビアを見ないわたくしは、壇蜜日記を読む前はあまり認識しておらず、時々バラエティで、CMに切り替わる前に、足元から舐めるようにカメラで撮られて、どうでもいいことを一言言ってる(言わされている)モデルだなあ〜と思っていました。

気持ち悪いおっさん(議員とか)に「お綺麗ですなあ〜〜〜」とか鼻の下を長くされていやらしい目つきでジロジロ見られても、お仕事と割り切っているんだろうなと。

でも、毎晩お世話になり始めてから(注、本を読んでいるだけ)なにか他人とは思えず、

テレビに出ていると注目してみてしまいます。


バラエティの添え物じゃなくて、ちゃんと意見を言える立場でテレビに出ていることもあるけど、そして必死にに考えて喋っているけど、なんか滑っているなあ・・・というときは、頑張れ!と応援したくなります。

NHKのBSでは、結構いいお仕事もしてます。

ドラマもちょい役で時々出ているし。

年齢的にグラビアモデルが難しくなってきているなら、賢い彼女は多分ほかの食い扶持稼ぎを見つけていくでしょう。

書くことも続けていたら、感じたことや思ったことだけじゃなく『考えたこと』も書けるようになるかもしれない。
そうしたら残念ながら我が『羊文庫』からは卒業になってしまうかもしれませんが。


眠れない夜にいろいろ本を読み漁り、そして最後に『壇蜜日記』なぜ行き着いてしまうのだろう、と考えて書き始めた文章ですけれど、読み返すと貶してるみたいになって申し訳ない。

でも、きっと今夜も眠れなかったら、読むんじゃないかな?




どなたか、ご自分の眠れぬ夜のための『羊文庫』をお持ちの方はぜひ教えてくださいませ。