ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

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ハーレムでゴスペルを聞く  @ New York 

2010-12-28 | My New York
ゴスペル(アフリカン・アメリカンたちの賛美歌)が聞きたい!

でも・・・ 観光客向けのショウみたいなのは嫌だわ~(わがまま)

なので、ローカルの友だちに、異教徒(私)がいっても怒られない(かも知れない)教会を教えてもらいました。


日曜日の朝早く家族Bと出かけました。

「最近はハーレムも大分治安が良くなった」と聞きますが、ハーレム付近に差し掛かると地下鉄の中はがらがらで、乗っているのはアフリカン・アメリカンばかり。

少々不安になりつつ降り立った駅付近も、ほとんど人影なし。
人がいないほうが怖いの。

地図を見つつ、この辺のはず、とうろうろしますが、十字架を目当てに捜しても教会らしき建物は見つからず・・・

ホームレスみたいにペイパーバックをたくさん持ってこっちをじろじろ見ている人やら、道の端にたむろってる体の大きな男性たちがいるんだけど、こちとらがちがちになってるから、道が聞きたくても、この人たちに声をかけられない。
音楽に合わせているのか、グループでなんだか小刻みに揺れていたりして、きちんとした知識がないわたくしたちには「この揺れ」が意味もなく怖いのであります。






地図ではここのはず、と思われるドアをこわごわ開けて入ってみると、中はボロボロ・・・・

・・・つか、ここは物置ですか?という感じの荒れ果てた雰囲気。

この時点で完璧に逃げ腰になったjesterでございますが、中にもう一つあった扉を、ありったけの勇気を振り絞って開けてみると・・・・


なかは立派な教会のホールで、200人近くの正装したアフリカン・アメリカンたちが集まっていて、
「お邪魔にならないようにしますから混ぜてください・・・」とおずおず入っていくと、満面の笑顔で迎えてもらい、後ろのほうの席に着くと、しばらくしてミサが始まりました。

(ホール内の写真は遠慮させていただきました)

激しいビートにのり、神の愛をシャウトする人々。
プロなのか、アマなのか、地面を揺るがすような素晴らしい歌声で、信仰心のない私たちの心にも響いてくる歌声でした。

席についている人たちも乗ってくると立ち上がって踊りだし、私たちにも
「ご一緒に!」という感じで視線で誘ってくださって、私たちも立ち上がって手拍子を取りつつ音楽に身を任せる。

1時間ほどのゴスペルが終わると、牧師さんが出てきて聖書を広げ、
「イライジャとキングの話」を始め、(すみません、聖書の知識がないのでよくわかりませんが、旧約聖書の預言者エリヤ(Elijah)の話だったと思います)

「今、目の前に見えるものに惑わされて、あなたが本当に見るべき、その先にあるものが見えなくなっていないか?」

「行動と人生を変えたいとおもうなら、まず言葉を変えること」

「たった今、あなたが自分を愛せなくても、神はあなたの事を愛している。
なぜならあなたは今ここに存在しているから。
そのことを信じ、感謝することから始めよう」


などなど、普遍で前向きな言葉をたくさん、それは判りやすく、心をこめて力強く話して下さいました。

そして「さあ、隣人を愛そう!」の言葉とともに、周りの人たちと熱いHUG!!

遠くの席に座る人たちも、キリスト教徒でもなく肌の色も違う私たちのところに押し寄せてきて、ぎゅう~と抱きしめてくれる。

多分、よそ者だからこそ、もっと愛をこめて抱きしめてもらった、と思います。


ヨーロッパなどの美しい教会に行くたびに、
「あ~なんていい雰囲気なんだろう。キリスト教に入信してしまおうかしら」なんて思ったりする、ミーハーなわたくしですが、聖書を読むと、どうも「なんかちがうな」と思ってしまうのです。

でもこの日のお説教は心にしみました。

こうして文字にしてしまうとありがちな感じで輝きが半減してしまいますが、あの念のこもった訴えかけるような声で、あの教会に立ち込める「強い祈りの気」のなかで聞くと、一生心の中に宝物として取っておき時々取り出して眺めたい、宝石のような言葉たちでした。


毎週、安息の日に、知ってる人も知らない人もこうして集まって、言葉の大切さや、愛とか信じることの大切さについて、たくさんの人と共感し合い、確認し合い、感謝し合い、抱き合う習慣があるなんて、なんてうらやましいことでしょう。


葬式の時、見知らぬお坊さんに、法名をいただき、よくわからないお経を2~30分ほど上げてもらい、時給にしては馬鹿高い、ほとんどjesterの月給なみのお金を払って、初七日、49日、と同じ事をし続けて・・・
うつむきながら、麻痺した心の中では「ああ、坊主丸儲け。ああ、早く終わらないか・・・」と考えていた自分。

そんな儀式のための宗教ではなく、自分の心の栄養になるような宗教をいまだに見つけられないでいる自分の貧しさが哀れであります。

若き日より「宗教は精神の麻薬である」という言葉を信じて、宗教を否定してきた自分ですが、年を重ねて、人の死に向き合っていくうちに、昔の人の知恵として自分にあった宗教があれば、受け入れてもいいかもしれない、なんて思いがつのります。

年とって気弱になった・・・のかな?





さて、終わってから外にでて道を渡って建物の全体像をみると、ちょうど射してきた朝日に照り映えて、どうして、なかなか立派な教会じゃございませんか!

良く見ればちゃんと壁画風に十字架もついているのです。屋上にだってちゃんとあるし。(真下からはよく見えなかった)

工事中だから、入り口やら入ったところが汚かっただけで、地元の人たちに愛された素敵な教会だったのですね。♪



(感謝の意をこめて、jesterもささやかながら寄付もしてまいりました。

もしこれを読んで、NYにいったらゴスペルを聞きにいかれたいと思った方がいらしたら、正装していくこと、ゴスペルだけ聞いて途中でさっさと席を立ったり、やたらと写真をとりまくったりしないこと、わずかながらでも寄付することが礼儀だそうです。
・・・ま、当然のことですが。)
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第九  by NHK交響楽団 @ NHKホール

2010-12-24 | 音楽・ミュージカル・コンサート
やっと日本時間にアジャストできてきたjesterです。 

一緒にNYにいった家族Bはすぐ翌日から現状復帰。
2~3日は眠かったそうですが、ちゃんと会社で仕事もしてました。

いいなあ~若いって。

わたくしは1週間は使い物になりませんでした。

写真は今年のロックフェラーセンターのクリスマスツリーです。
(小雨のNYの夜に一人さまよい、孤独をかみ締めつつ眺めたツリーでした・・・)

遅ればせながら、メリークリスマス、でございます。



昨日はベートーベンの第九を聞いてきました。
NHK交響楽団、指揮はヘルムート・リリングさんです。

以前に第九を聞きに行ったときの事を書いたときにも書きましたが、もともとは昔オーケストラの楽士たちが貧乏で年が越せないので年末第九をやるようになったとか。
第九をやれば、比較的お金持ちの家庭が多い音楽大学の生徒の合唱団が多数出演するため、家族が皆見に来るので、客が入り、儲かる・・・・

確かに昨日のNHKホールも、いつもより倍近くたかいチケット代にも関わらずほとんど満員の盛況ぶりでした。

バリトンのミヒャエル・ナジが良かったです。
(パンフの写真の通りのハンサムさんでした。よく20年前の写真をパンフに載せてる歌手さんもいらっしゃいますからね~)

演奏もいつもながらよかった。

ところで昨日のコントラバスのトップはどなただったのでしょうか。
吉田秀さんじゃなかったのですが。
若々しくコンバスパートを率いていてカッコよかったです。
ベートーベンはコントラバス弾きの友人がいたという噂です。
だから第四楽章のあんなに美味しいところを地味な(?)コンバスに弾かせてくれるのね~

この演奏会、BS2では12月26日、BSハイビジョンと教育テレビでは12月31日に放映されるらしいです。

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New York より かへりこぬ

2010-12-13 | My New York
気の向くまま、足の向くまま、天気任せの野良歩き旅から戻ってきました。

東京はあったかいです(爆)

生きて帰ってこられると思ってなかったので(殴)ホント嬉しいです。

お土産を買うのは苦手なんで、ほとんど買ってませんが、お土産話はたくさん拾って来ました。


しかし、13時間のエコノミークラスの旅はきつい! 
体中ミシミシいってます。

やはりこの年になったら自前でビジネスにのれる経済力が欲しい。


そしてさらに14時間の時差は厳しい~~
 
まだjesterの体内時計は日本のとはまったく逆転していて、昼間は夜中、夜中が昼間状態です。

午後2時ごろにめちゃくちゃ眠くなり、体中だるくなり、ボロボロで使い物にならないなのに対して、夜中の2時過ぎるとめちゃくちゃ元気。

朝早く起きて光を目に当てたり、カフェインの入ってるものをがぶ飲みし、夜中にはトランクライザー飲んでみたり、眠くなるCDかけてみたり、なんとか適応しなくてはと思っておりまする。

そんな中、ちょぼちょぼとになるでしょうが、NY報告をしたいと思ってます。

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