ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

冬天の昴 あさのあつこ  と、Sherlockの類似・・・?「親分、心など捨てちまいな、邪魔なだけだぜ」

2014-05-31 | 読書
今夜もSherlockがございますよ~~

BSプレミアム、21時からです♪

みなさん、ご準備はよろしいですか、って、なんのだよ、自分。


下の記事のコメント欄(ありがとう)で、シャーロックとジョンが

「陰陽師の晴明と博雅に似ている」

「弥勒シリーズの信次郎と清之介だ」

「家守奇譚の綿貫と高堂はどうよ」

「た、確かに!」

・・・と、皆様とお話ししてるうちに、そうや、「冬天の昴」のレビューを書いてないや、と思い出しました。


あさのあつこさんの弥勒シリーズに関しては、以前こちらの記事で、信次郎と清之介の関係がいい!と騒いでましたが、その5作目が今年の3月に出ました♪

(iguさんに教えていただいて、あわてて読みました♪ iguさん、いつもありがとうございます!)


冬天の昴冬天の昴

4作目で「このシリーズ、終わりにしようと思っているのでは?」と不安になったので、次の本が出たのはとっても嬉しいです♪

(以下、ネタバレはありませんが、本文の引用があります)



今回は舞台がまた江戸に戻り、女郎と武士が心中したシーンの妻のモノローグから始まります。

この奥さんがあの人だなんて。


時代物のミステリーとしても、最後までぐいぐい引っ張るストーリーテラーのあさのさんですが、やはりなんといっても、信次郎と清之介と伊佐治の三人組のやり取りが光ります。

清之介が信次郎について、

『 孤独は人を苛む。苛まれるから人なのだ。
 父は、人であることを捨てよと息子に命じた。人を殺すためだけの道具になれと命じたのだ。そして、信次郎は、言う。
 おまえは、人斬りだ。商人の形をした人斬りなんだよ。
 そう執拗に言い募る。
 しかし、木暮さま、もしかしたら・・・・・・。
 清之介は無言でここにはいない信次郎に語りかける。
 もしかしたら、あなたの方がよほど……、独りであることに平然と耐えていけるあなたの方がよほど、人斬りに近いのではありませぬか。あなたはご自分のうちの頻闇をただ、わたしに重ねているだけではございませんか。』p172


と思いをはせれば、信次郎は信次郎で

『 口の中が苦くて堪らなくなったのだ。水を飲みたいと思う。冷たく澄んだ水を一息に飲み干したい。そして、美味い茶が欲しい。仄かな苦味とこくのある茶だ。遠野屋の茶だった。
 あいつの淹れる茶は、何であんなに美味いんだ。別段、変わった茶葉をつかってるわけじゃねえだろうが、やたら美味い。湯の加減がいいのか。こちらの好みを知り尽くしてるのか。
 奥歯を強く噛み締める。
 知り尽くしているだと? 冗談じゃねえよ、知り尽くされてたまるかい。まったく、こんなときに、何を考えているんだ、おれは。』p185


と修羅場で清之介のお茶を所望している。

『「親分、そんなに顔を近づけてくんなよ。気味が悪いや」
「なんだったら、鼻の頭をなめて差し上げやす。それが嫌なら、ちゃんと答えてもらいやしょうか」』p303 


伊佐治も相変わらずマイペースで信次郎に迫っております。


本の帯には

「これが、あさのあつこの代表作だ!」

なんて書いてある割には、お話自体は他のものと比べると割とあっさりめで、短編になりそうな話を引き延ばした感もちょっとありますが、なんといってもキャラクターの魅力で読ませるのです。

ものすごく頭が切れるのに、クールで人間らしさに欠ける信次郎が、清之介や伊佐治との関わりから、人間の温かさを感じられるようになっていくのか、シリーズの先が楽しみで気になる作品です♪



なお、このシリーズを読んだことのない方は、ぜひぜひシリーズの一作目から読まれることをお勧めいたします。

弥勒の月 (光文社時代小説文庫)
弥勒の月 (光文社時代小説文庫)


夜叉桜 (光文社時代小説文庫)
夜叉桜 (光文社時代小説文庫)


木練柿 (光文社時代小説文庫)
木練柿 (光文社時代小説文庫)

東雲(しののめ)の途(みち)
東雲(しののめ)の途(みち)



コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

Sherlockが戻ってきた!!! シーズン3 The Empty Hearse 「空(から)の霊柩車」

2014-05-27 | Sherlock
ついに、Sherlock(シャーロック)が日本にも戻ってきましたね!!!



かなり興奮してBSの放送を見ました。

なにしろ、シーズン2の終わりを見てからというもの、毎夜

「どうやったらビルの屋上から飛び降りて、死なずに、死んだように見えるか」

ということを考えて、眠れなかったほどですから。

やっぱりどう考えても、飛び降りたんだから、下にマットがあったんだろうな。
でもマットがあったらジョンにもモリアーティの手先にも見えちゃうしな。
じゃ、穴が掘ってあってその中にマットが?
ありえん。
じゃ、飛び降りてなかった?
いや、それじゃ友達が殺されるのを止められないじゃん・・・


などと、延々と夜明けまでぐるぐると考え続けてしまったわけです・・・


コナン・ドイル原作の120年前のシャーロックは、モリアーティ教授とともに崖から落ちるたと思われていたけど、「日本の格闘技」の技でモリアーティを滝つぼに落として自分は助かった、と「The empty house (空家の冒険)」でわかるわけですが、その時は目撃者がいなかった。今回は落ちる現場をジョンが見ているんですもの・・・

やっと、やっと、その疑問に対する回答が!!!

というわけで、盛り上がっておりました♪

ネタバレ満載のお話を始める前に、

『エピソード:0 Many Happy returns』という動画をご覧になりましたか?

Sherlock Mini-Episode: Many Happy Returns - Sherlock Series 3 Prequel - BBC One


これは2013年のクリスマスに発表されたものですが、NHKのシャーロックのHPからも見られます。

こちら(字幕付き)です。


これを見ると、シャーロック不在の時の、ジョン、レストラード、そしてアンダーソンの様子が見られます。

シャーロックに「うるさい、考えるな」とまで言われて嫌われていたアンダーソンがやつれて、「シャーロックは生きている!」とレストレードに迫っている様子。

それが高じて、アンダーソンは職を失っていたこと。

アンダーソンはシャーロックが生きていると信じて、いろいろ調べて、それに
「Incident of~~」とか名前を付けていて、レストレードがテーブルに頭ごん!するほど。


そして、レストレードとジョンが二人で会うシーン。

親しげにファーストネームで呼び合う二人。

ジョンの誕生日用のDVDにシャーロックをレストレードが撮っていたものを手渡すと、「見ないかもしれないが」と受け取るジョン。

でもお酒を片手に見始めると・・・・という展開です。

そのうえ、シャーロックが「受けがいい」と自覚していた「にっこりしてウィンク」のドアップまで♪



さて、以下はネタバレ満載の「The Empty Hearse(空の霊柩車)」についてのシャーロキアンでもなく、熱烈マニアでもないわたくしのレビューです。

未見の方はご注意を!!!

ご興味のなき方はスルーを!!!






         



親友、シャーロックを失った悲しみに暮れる、ジョン。

「You are best man and the most human・・・human being that I have ever known」(君は最高の人間だ、そしてぼくが知っている中で一番・・・人間らしい。)
「I was so alone and I owe you so much.」(僕はあの時、孤独だった。君にはたくさん借りがある。)
「One more miracle,for me,Sherlock. Just stop it」(もう一回だけ奇跡を起こしてくれ、僕のために、シャーロック。ほんとに(死んでいるのは)やめてくれ)

といって、かかとを合わせて回れ右し、軍人らしく胸を張って去っていくジョンの姿には、胸をかきむしられました・・・



隠れてみていたシャーロックだって、いっくら人間の感情に疎くても、きっと胸かきむしられたでしょう。

「空の霊柩車」では、悲しみを髭に託した(?)ジョンのうつろな表情が悲しい。

「That' my friend・・・my friend・・・」と人を描き分け、たくさんの血を頭から流して死んでいるシャーロックを見、自分の手で脈が止まっているのまで確認したのですから、ほんとに奇跡を願うしかないのです。

彼の墜落から後、「So alone」に戻って細々と奇跡を願いながら2年を過ごしたジョン。

「Nothing happens to me・・・」(僕には何も起こらない・・・)

その悲しみの表現にまた胸がきりきりと。

いや、シャーロックが生きているのはjesterは知っているのだけれど、ジョンの、というか、マーティン・フリーマンの、悲しみを押し隠して生きている姿の演技に、胸がきりきりしちゃうのでした。

セルビアでマイクロフトがもっと知らんぷりして、もっとシャーロックが拷問されてればいいのに、もう。


それにしても、最初に出てくる「バンジージャンプ説」が本当なのかと、びっくりしましたよ。

でもね!

ひもが見えるだろう!!!

いっくらジョンでも!!

それにモリーにキス?!

ありえない!!
・・・でしょ。


とにかく、2年たって、シャーロックの名誉は回復されたということはわかりました。

モリアーティの残党を殲滅するために2年かかったということもわかりました。

でも、ジョンに一言教えてあげてもいいじゃない?

マイクロソフトだって毎週金曜日に一緒にフィッシュ&チップス食べてた(?)くせに、いったい何のために隠しておいたのよ。

モリーだって知ってたのに?

ジョンがどんな思いで・・・・どんなにつらかったか・・・

酷いよ!! と思うのはジョンだけじゃありません。

しかもあのふざけた再会の仕方

あのちょび髭! ふき取ったらそのあとが赤くなってるし!

その上、笑いながら鼻の下をこすりつつ

「Are you really gonna keep that?  (それ(髭)をそらないの?)」ですと?

ジョンじゃなくても、とびかかるでしょう!、それは!


シャーロックが語る、みんなを欺く13の作戦の中には2番目の方法に「Japanese Wrestling」がはいってましたから、コナン・ドイル原作の方法も入っていたのですね?


うれしいけど、びっくりしすぎて、しかもなんで自分が知らされてなかったのだと悔しくて、なんで自分は2年も苦しんできたのだとむなしくて・・・

まるで子供の用に食って掛かるジョンがかわいい。いとしい。

ビルボの時もかわいいと思ってましたが、シーズン3で猛烈に ジョン LOVE なjesterです。

結婚するなら、ジョンがいいわ。    はい。



モリーは知ってたからいいとして、レストレードとの再会・熱き抱擁もちょっと泣けたし、ハドソン夫人の雄叫びも笑えました。

あと、アンダーソンが作った同好会「the Empty Hearse」のローラという女性の

「スタンディーを落とした説」の、

モリアーティとシャーロックのキスシーンには、わたくしもハドソン夫人なみの雄叫びが出そうになりました。

Oh My God! でございます。


ところで、シャーロックとマイクロフトが話しながらやっているゲームはなんなんでしょう。

ピンセットで丸いものを穴に入れると、ぶぶーとブザーがなるやつ。

イギリスではポピュラーな子供のゲームなのかな?

ご存知の方はお教えくださいませ。

(後述;わかりました♪ Oparation game というゲームでした♪
詳しくはこちら



それにしても、シャーロックが「頭が悪い」と子供時代思われていたなんて。

(いっくら比べる相手がマイクロフトしかいなくてもねえ)


そうそう、今回シャーロックの両親まで出てきますね♪

以外に「普通の人々」で驚きました。


さて、飛び降り事件のからくりはシャーロックの口からアンダーソンに語られますが・・・

あれが真実なんでしょうか?

アンダーソンの疑問は私も同じに感じます。

それにアンダーソンは自己申告してるように

「I'm the last person you'd tell the truth」ですしね~~

とにかく「I'm so sorry・・・」と泣き崩れるアンダーソンの肩を嫌そうにそれでもパンパンと叩くシャーロックがおかしいです。

アンダーソンも苦しんだんですね~
 


それにしても、この仲直りの方法はどうなんでしょうか!

爆発物の解除ができないと脅しをかけて、ジョンに告白させるなんて・・・

ほんとに人を小ばかにしているシャーロックです!

その上

「 I’m definitely gonna kill you.(もう絶対、殺してやるから)」

と怒るジョンに

「 Oh, please~  Killing me・・・ that’s so two years ago.
(頼むよ~~ 僕を殺すって? そりゃ2年前だろう?)」

だって・・・

でも本気で怒るジョンを見て笑ってるシャーロックはかわいい



この画像じゃないけど、こんな感じの少年っぽい笑い顔です♪


え~と、私がまだ納得がいかないのは、シャーロックが飛び降りたとき、下にエアマットがあったとしたら、モリアーティの部下でシャーロックが死んだことを確認し、ジョンとレストレードとハドソン夫人の暗殺の取りやめを連絡する係はどうなってたんでしょう?

マイクロフトの部下が「intervened before he could take the shot(ジョンを撃つ前にやめさせて)」して「 He was invited to reconsider(考え直させた)」させた暗殺者が取りやめを連絡したの?

ということなんでございます。


どなたか、わかる方がいたら、教えてくださいませ~~






なお、いつものことですが、書いてあるセリフは適当にjesterが聞き取ったものなので、間違いがあったら教えていただけると嬉しいです♪

コメント (10)
この記事をはてなブックマークに追加

揖保乃糸 龍の夢 と 美味しくて簡単♪な 冷やし中華のタレのレシピ

2014-05-27 | 簡単レシピ
素麺といえば「揖保乃糸」を買うことが多いのですが、このブランドからでてる

「龍の夢」

という、かんすいが入った黄色い麺があります。



これが美味しくて、去年からはまりまくっています。

素麺よりすこし太いぐらいの細麺で、しかもコシがあり、つるりというか、ぬめりというか、何とも言えない口触りです。

乾麺で自分の好きなだけゆでられるのもいい。

いっぺんにたくさんのものが食べられない私にはぴったりです。

とはいえ、一束ゆでると、たくさんの野菜トッピングとともにぺろりと食べてしまいます。

食欲のないときでも、これなら食べられる独特の美味しさ。

素麺のコシを強くした感じ、というか・・・

こればっかりは食べていただかないとわからないのですが。


去年のシーズンオフの秋に買いだめした最後の一袋(上の写真です。3束入りが一束食べてある)を食べきってしまい、去年買ったスーパーに行くと、どこにもない・・・・

で、ネットで探すとありました♪



しかもいつもスーパーで買うのより安い♪



10袋買うともっと安いお店も♪


さっそく先ほどオーダーしてほっとしておりまする。

さて、この麺には「冷やし中華のタレ」がついていません。(ついてるバージョンもあるらしい)

jesterはいつも「冷し中華のタレ」は作り置きしてあります。

例によってとっても簡単。

1、梅干し大1個はタネを外して叩く。

2、醤油・大さじ3、酢・大さじ3、酒(紹興酒でも)大さじ3、
  砂糖(甘味料)大さじ1~2、ごま油・大さじ1~2、を鍋で沸かし、
  そこに梅干しを入れて沸いたら火を止めて冷ます。

3、冷蔵庫に保管しておく。



大体分量は適当で、この割合を何倍かした感じで味見しながら作り、作り置きしておきますが、サラダにかけても美味しいです。

この分量のまま練ゴマ大さじ1を溶いてすりゴマ大さじ1も加え、ゴマだれにすることもあります。

甘いのは好きじゃないのでお砂糖控えめですが、甘いのが好きな方はお砂糖を増量してください。

梅干しがない場合は醤油と酢をもう少し増やします。






これだけ作っておけばもう安心。

あとは「龍の夢」が届くのを待つだけ~~~




(ちなみに、龍の夢の袋の中に入っていた紙に書いてあった、冷やし中華のタレのレシピはもっと簡単で、

麺つゆ(ストレート)100CCにごま油大さじ2を入れるだけ、

ですって。これも忙しいときはいいかも。)



コメント (18)
この記事をはてなブックマークに追加

バルテュスの絵はどうなのか・論争

2014-05-25 | スケッチ・美術展
前回、「バルテュスの絵についてはまた書きますね」

とか気軽に書いてしまいましたが、はたしてわたくしなんざがどう思おうとだれが興味があるのか、いや、ない、ときっぱり言い切れる感じですね・・・。

でも考えをまとめるために、ちょっと書いてみます。

(展覧会を見に行って、まず「何を買ったか」とか「奥さんの書いた本」とか・・・逃げていたのは、バルテュスについて自分の中でまとまってなかったからでもあります・・・)


彼の作品については賛否両論あります。

シャトー・ムートン・ロートシルト(Ch.Mouton Roth Schild) というワインがあるのですが、これはかの大富豪ロス・チャイルド家のワインセラーが作っていて、毎年有名な画家がラベルを彩ります。

この1993年のラベルがバルテュスの描いたニンフのデッサンでした。



しかしこのデッサンに問題ありと、アメリカのATFが使用拒否し、アメリカだけ上のバルテュスのデッサン部分を白紙にしたラベルで売りました。

(そのために、コレクターはこの両方を手に入れようと必死だったらしいです)

両方のボトルを見る機会がありましたが、上半分が白紙になっているボトルはなんとも間が抜けていました。


(しかし『ATFが使用拒否』に反応してしまった。

ATFって例の Alcohol Tabacco and Firearms and Explosive Bureau とかいう、何やってるかわからないアメリカの機関でしょ?

 ジャック・バウワーが勤めてたそれはCTU!)

調べてみると、「アルコール関連の問題から社会を守る」という仕事もあるらしい。

でもな~、ワインのラベルに物言いをつけるとは・・・

なにかバックに暗い中でうごめく力を感じてしまう!)




さて、とある日、私の尊敬する絵のおっしょさん、Aさんが

「彼の絵の油絵具の量はちょうどピッタリの量だ。
厚すぎもせず、薄すぎもせず、ちょうど必要な量が使われている。
それはすごいこと。
天才だと思う。」


といいました。

素直な私は、「へえ~~、そうなんだ~~」と感心し、では見に行こうと心に決めますが・・・


またとある日、某所で絵を描く仲間と話していた時の会話

Bさん:「まあ、バルテュスって、ただのエロ爺だよね」

jester:「え!!!」

Cさん:「ほんと、単なるエロ親父だよ」

jester:「・・・で、でも、ピカソが「今世紀最後の巨匠」って!!」

Cさん:「だってピカソだって大したことないじゃん。何世紀かしたらピカソなんて忘れられてるぜ」

(註:AさんとBさんは芸大の油絵科卒。Cさんは某美大の油絵科卒です)


とまあ、東方の片隅の小島の中ですらかくいうほどに、バルテュスの評価は今でも分かれております。

(その後会話は、山口晃→松井冬子→会田誠→人間の認識→ヒックス粒子→絶対零度→光速・・・・とどんどん逸れていったのでした。)


昨日の日曜美術館でも

「賞賛と、それと同等の誤解に満ちた20世紀最後の巨匠」などと紹介され、

「少女に対するフェティシズムをしたキワモノ」だの、いや「移ろいゆく美の一瞬の輝きをとらえている」だの侃侃諤諤言われてました。

途中、美術評論家のジャン・クレール氏は

「彼は一般的に有名になるには洗練され過ぎ、繊細過ぎたのです」と話してました。

彼が『ロリータ・コンプレックス』であるといわれたのは、ウラジミール・ナボコフの『ロリータ』の初版本の表紙に彼の絵が使われたからで、それゆえに誤解されてしまった、「濡れ衣」だった、とか井浦新さんとアナウンサーがあうあうと説明なさってました。

46歳で義理の姪、フレデリック15歳と暮らし始める。

(フレデリックはお兄さんの結婚相手のつれ子であり、血のつながりはない。
血のつながりはないのだが、なんとなく行き場のない少女だったイメージ。)


そうそう、ここでも

アナウンサー「31歳の年の差」

井浦「・・・31歳!・・・あふう~~~ん・・・」

(←・・・「うらやましいですなあ」、って井浦氏の心の中のコメントが聞こえたような気がする・・・・(殴)

アナウンサー:「このフレデリックはバルテュスのお兄さんの結婚相手のつれ子ということで血のつながりはなかったのですが、義理の姪にあたるんですよね。この辺りがバルテュスをモラリストたちが攻撃する格好の材料になっていたと思われます」

井浦:「それは間違いなく攻撃されますよね!そこは!」(鼻息荒く)

・・・などという会話があってちょっと笑えました。


では、わたくしはバルテュスをどう思うのか。

1953年から1961年にかけてのシャシーのアトリエで描かれたガゼインとテンペラを塗り重ねてフレスコ画のように描かれている風景画



やフレデリックの絵



などはかなり好きです。

デッサンにも好きなのが何枚かあります。



また、猫好きな観点から見ると、愛猫家だったバルテュスのテーマとしての猫の絵が目を引きます。



かわいいだけじゃなくて、猫の残酷さ、怖さ、口の臭さ(?)も描いている。



近所の海鮮料理のレストランに頼まれて描いた看板も、ユニークです。



しかし、それ以外の初期のもの



例えばパリのピエール画廊での初個展で出した「ギターのレッスン」と名付けられたこの絵は、カーテンがかかっていて、見せる客が来たときだけカーテンを開けて見せたという。

これほどではないとしても、少女が足を立てて、スカートの中をのぞかせている、という構成の絵は何回も描かれています。

それをもじった写真もたくさん出ています。



写真にすると、この構成の意図がはっきりわかります。(ネットにはバルテュスで検索すると、こういう写真がたくさん出てきます)


幼い頃、夕方歩いていて、こわいおじさんに追いかけられた。笑ってどこまでも追いかけてくる大人の男の恐怖。

小学校の帰り道、困ったふりをして少女を呼びつけ、局所を見せつける変態。


このような恐怖に、日常的に少女たちは曝されています。

自分が性の対象として見られているなどとは知らない無防備な幼きか弱き者が、暴力にさらされることも良くあります。

そういう犯罪への強い嫌悪感があるため、

『少女の中に潜む無邪気で無防備な美、大人の女性に変化する前の一瞬の美』

を生涯のテーマにした、といわれても私には引っかかるものがあります。



芸術には隠された毒を晒して、昇華させる作用もあるとは思います。

なので、ただ単に、バルテュスの中にあるものが、私のそれとは呼応しないということかもしれません。

(未成熟な女性を性の対象にするといったら、ミニスカートをはいた10代の女の子にいい年をした男が群がる現象も日本ではよく見られます。
それだって、その人が良かったらそれでいいことで、私がどうこういうことじゃなと思います。

ただ、私はそういうことに共感しないというだけ。)



また、シャシー以後(節子さんと出会ってから)の



節子さんをモデルにしたものの浮世絵風連作も、また、違和感を持ってしまいます。


エロティックな絵でも、エゴン・シーレやクリムトの描いているものには共感を持てるのに、バルテュスのものはどうしても作品を味わうまで行き着きません。

エゴン・シーレで感じる、ドライで突き放したような視線ではなく、絡み付いてくるような少女の無抵抗さへの欲求の押し付けを感じてしまう。


節子さんと結婚してローマから移ってスイスに住んだあとは、90歳を過ぎても描き続けていますが、近所の少女アンナ・ワーリーをアトリエにいれて、いろいろなポーズを付けさせ絵を描き、デッサンの体力がないからとポラロイドカメラで撮ったりしています。

このポラロイドカメラの画像も、私的には、かなり、気持ち悪い、です。

(この写真展はで6月7日より三菱一号館美術館でやるそうです)


バルテュスはアンナ・ワーリーの絵を描いているアトリエには、節子さんを絶対入れなかったそうです。

節子さんはどんな思いだったのでしょう?



・・・・とまあ、芸術論というより、とても低レベルな展開になってしまい、お恥ずかしいのですが、今、正直この辺です。すみませぬ。




きっとバルテュス展にまた行きます。


人間の認識はどんどん変わるものです。

また新しい見方ができるようになったら、報告しますね。












以前に書いたバルテュスの記事はこちらや、こちらなど。







コメント (5)
この記事をはてなブックマークに追加

「バルテュスの5つのアトリエ」 & 最後の妻、ド・ローラ節子さんの本

2014-05-25 | スケッチ・美術展
たったいま、Eテレの日曜美術館「バルテュス 5つのアトリエ」が終わったところです。

(再放送は6月1日夜8時から、Eテレにて)

映像が美しく、美術を鑑賞しているというよりヨーロッパを旅行したような、豊かな気持ちになれる番組でした。

内容的に新しいことはありませんでしたが、バルテュスが使ったアトリエが、その時期描かれた絵とともに紹介されていき、この絵はここで描かれたのね、と良くわかって、とても興味深かったです。

あ、デヴィッド・ボウイが、バルテュスの肖像画を描いて、バルテュスにプレゼントしたというのは初めて知りました。


番組後半では、彼の最後の妻、節子さんが出ていました。

20歳まで日本にいたので、日本語は美しいですが、時々考えるときに「アう~~」「エウ~~」とかいうのは、長く海外で外国語を使っていた人が陥る悪い癖(?)ですね。

先日バルテュス展に行ったときに、節子さんの書いた本も多数販売されていて、重いカタログを買った上に、節子さんの本も2冊も買ってしまい、帰りにエコバックを肩に食い込ませて帰ったのでした。




(この写真、右の本の帯がずれていました 正しくは下の2枚目の画像のような表紙です)

ド・ローラ節子の和ごころのおもてなし (とんぼの本)ド・ローラ節子の和ごころのおもてなし (とんぼの本)



グラン・シャレの手作り暮らし -節子・クロソフスカ・ド・ローラグラン・シャレの手作り暮らし -節子・クロソフスカ・ド・ローラ

で、

スイスの現存する最古で最大の木造建築である「グラン・シャレ」に、バルテュスの死後も住んでいる節子さんの優雅な暮らし方を取材した本です。

バルテュスについては知っていても、節子さんについてはあまりしらず、興味があったので、買ってしまいました。

(重くて、あとでアマゾンで買えばよかったと思いましたが、その時はバルテュス展を見た後、帰りに一休みしつつお茶をしながらゆっくり読みたかったので・・・)


節子さんがバルテュスに出会ったのは20歳の時で、フランスで催される日本画展に出品するものを選びに来た54歳のバルテュスに一目ぼれされ、その時はバルテュスには長年暮らした愛人フレデリックがいたにもかかわらず、彼とともに渡欧し、その後結婚なさった方。

(しかし、フランス要人の通訳に大学2年生が付いたって、どういうことなんでしょう? 
彼女自体、渡欧してから言葉に困ったと本に書いていますし・・・

ほんとに通訳だったの?(素朴な疑問です)

(ちなみに知人は節子さんをバルテュスにつけた会社にいて、あとで節子さんの親から怒鳴り込まれた、と言っていました・・・)


バルテュスの趣味(?)にかなう童顔であり、また彼が小さいころからあった東洋趣味などにも通じるものがあり、バルテュスは、節子さんに惹かれたのでしょう。


バルテュスに
「着物を着ていてほしい」と望まれ、着物を着続けたという節子さんは、本当に着物姿が美しい。


しかしその当時、若くして渡欧して生活した彼女のしたであろういろいろな苦労は想像できます。


私の友人でヨーロッパ人と国際結婚しかの地で暮らしている人は、

「綺麗な家の中ね。○○(夫の名)はほんとに賢いわ。あなたと結婚したら、メイドを雇わなくても済むものね」

なんて意地悪な知人から、未だに言われると嘆いていました。

もちろん、几帳面に綺麗にしている家をほめているだけではなく、むこうからしてみると、『東洋人女性は所詮、精神的パートナーではなく、性的サービス付の『メイド』だ』、という皮肉をあてこすっているとげのある言葉です。

これは『白人』と結婚した東洋人の女性には、表だって言われなくとも、影では時には言われることもあるらしい。

とくに相手が高貴な家の出だったり、お金持ちだったり、有名人だったりすればやっかみもあって、なおのことです。

(まあ、『玉の輿』婚は別に国際結婚じゃなくてもあれこれいわれますけれども・・・)


人種差別は表面上ははっきりと見えなくても、「あれ?もしかして?」ということが重なると、長年暮生活しているうちにじわじわとボディブローのように効いてくるものです。

物事を卑屈にとらえてしまうようになりかねません。


まあそういう環境でも、夫と結婚できたことのうれしさに、ささいなことは気にも止めない人もいるし、また、何を言われてもほとんど感じないような人もいます。

実際節子さんがどうだったかはわかりませんが、いわば田舎の小娘が突然お城の御姫様になってしまったような環境の中でも、彼女は精いっぱい背筋を伸ばして暮らしていたことが本からうかがわれます。

(4人の住込みフィリピン人メイドと通いのメイド一人、都合5人のメイドがいた、メイドに髪を結わせ、お化粧をさせた、とか書いていますから、さすがに彼女がメイド扱いされたということはないかもしれませんが・・・)



そして彼女が今も住んでいるグラン・シャレは、1754年に豪農の館として建てられ、その後ホテルとして使われていたそうです。

木造のとても瀟洒な館で、その写真を見るだけでうっとり。

いつか行ってみたいです。

(行ってすぐに見学できるのかは知りませんが。。。)

40以上の部屋があり、文化遺産にも指定されているのです。

ここを気に入ったバルテュスは「何枚かの絵を描くことを約束して」画商たちにこの建物を買ってもらいます。

すごいな~~

「何枚かの絵」でこんな建物が買えてしまうなんて。


本には、グラン・シャレでの暮らしやら、お客のもてなしにはじまって、着物などを洋服や袋物にリフォームしたり、刺繍など手芸をしたり、お菓子を焼いたり、という彼女の暮らし方が取材されています。


リフォームや刺繍は、意欲的にたくさん作られていますが、残念ながら作品としては「暇つぶし」以上には見えないもので、インスパイアされるようなものはありません。

彼女も絵を描きますが、そちらもやはり素人が門前の小僧のお経のように、夫が画家なので私も描いてみました風のものに私には見えます。


それでもこの本に惹かれたのは、山下郁夫さんの素晴らしい写真と、グラン・シャレの魅力、そしてスイスの美しい自然や風物のせいもあるかも。

山下さんのお写真はそれは綺麗だし、またグラン・シャレのなかのインテリアなども素敵で、見ているとひととき優雅な気分になれます。


節子さんはバルテュス展を機に来日なさり、テレビに出られたりなさってますが、美しい日本語で語られるバルテュスの思い出はもっと聞きたいし(「うア~~」抜きで)、渋い着物の着こなしをもっと見たいなと思います。

(でもお願いだからバラエティ番組とかに出ないでね。)

(そんな貧しい人じゃないか。以前に「徹子の部屋」には出たらしいですが)

きものを纏う美きものを纏う美



グラン・シャレ夢の刻グラン・シャレ夢の刻

と、そうそう、これ

見る美 聞く美 思う美―「画家バルテュス」とともに見つけた日本の心見る美 聞く美 思う美―「画家バルテュス」とともに見つけた日本の心


も見たい(読みたいじゃなく?!)です♪



そうそう、先日「バルテュス展でのお買い物」で書いた、メレンゲのお菓子ですが、本の中に載っていました。



ベイダンオー地方の独特のお菓子らしいです。

(ベイダンオーってどこね?)

ダブルクリームをつけて食べるのがこの地方の食べ方、とありましたが、これを読んだときにはもうすでに完食・・・

濃厚なダブルクリームをつけて食べたら、どんな味なのかな?

(それを知るために次に行ったときにまた買おう、とかいうなよ、自分・・・)




さて、バルテュスの絵についても書こうと思っていましたが、長くなりましたので、次回に続きます・・・



バルテュス展の記事はこちらこちらなど。

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

Sherlock、シーズン3放映! & 日曜美術館ではバルテュスも

2014-05-23 | 映画 DVD TV
わたくしとしては珍しく、連続投稿です。



お待ちかね、シャーロックのシーズン3がBSプレミアムで24日PM9:00~10:30放映になります!

24日の2:30には『徹底解明 シャーロックの秘密』という特別番組も同じチャンネルで再放送されます♪



シーズン2の終わりに泣きながら

「早く次のシーズンやらんかい!!!」とわめいていたあなた。

やっと解禁ですね


え?もうイギリスからDVD取り寄せて見ちゃった?

う~~ん、そういうひともいるでしょうね!

とにかくわたくしは、わくわくと土曜日の夜を待つのです

なんしろ、カンバーバッチは声がいいので、ぜひ英語で字幕をつけてごらんになってくださいませ~~~~



いっぽうNHKのEテレでは25日朝9時から、「バルテュス 5つのアトリエ」と題して、先日こちらで書いたバルテュスの特集も。

奥様の節子さんも出るらしいです。

これも予約しておかなくては。

コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

キンドルで英語の多読(その2)♪ あたらしいkindleの機能をチェック

2014-05-23 | Kindle
新しいKindleが出てしばらく経ちましたが、その新しい機能と、新たな多読用Kindle本のご紹介です。

といってもjesterが新しいKindleを買ったわけではなく、依然のKindleを更新したら
こちらの記事で書いた、「単語帳」と「ページフリップ」が使えるようになったということなのですが。

これらは去年の10月に発売された Kindle Paperwhite の2013年度ヴァージョンから使えるようになった機能なのですが、

Kindle Paperwhite(ニューモデル)Kindle Paperwhite(ニューモデル)


「いいなあ~~ 単語帳使えるだけでも、新しいのを買ってもいいかも」

とかぶつぶつ言っていたら、それを神様が聞いてくださって、良い子も使えるようになったというわけです。


Kindleのいいところは、

英語を読んでいて、わからない単語の上に指を乗せると、辞書がひけて、意味がポップアップしてくるという魔法のような機能

で、これを使うことによって、英語の本を読むのが飛躍的に楽になり、机に向かわなくても辞書がなくても、どこでも英語の本を楽しめるようになりました。

ただ、ひいた単語はハイライトして印はつけられるものの、それだけで、ノートに書くのは自力でした。

それが、この機能を使うと、ひいた単語が自動的にKindleの中にある『単語帳』に乗るのです。

そして『単語帳』を開くと、読んだ本別に自分の調べた単語が並んでいて、その意味を考えてみて、おぼえていなかったら、また指を乗せると意味が出てきます。

意味をおぼえたものは『習得済み』のページに送ることができます。
(『学習中』のページに戻すこともできます)

そうやって、『学習中』の単語を全部『習得済み』のページに送ることができたら、その本に載っている単語は全部おぼえたことになるのです。

というわけで、活用すれば自分のボキャブラリーを簡単に増やすことができる、
素晴らしい機能です♪

(・・・もし活用すれば、ですが)



もう一つの『ページフリップ』は私の思っていたのとはちょっとちがって、

『自分で印をつけたページを、ほかのページを読みながら参照できる』機能でした。

紙でできた本だと

「あれ?これ、前に出てきたよね?」という場所を、ぱらぱらとページを捲りながら探せます。
その時に大体、本のこの厚さの辺、とかいう記憶を手繰って探せるわけです。

でもKindleだと、ページを一枚ずつめくって探していくのが、結構面倒くさいし、どのへんの厚さぐらいとかいう手掛かりがないのですね。

でも、この機能を使うと、気になるところに「しおりマーク」(ページの右上を触るとつけることができる)を付けておけば、いつでもその場所を検索でき、それを読んでいるページの上に別ウィンドウでポップアップできるのです。



こんな感じに。

(しかし7520/19544 という位置がすごいなあ。ページではないけど、7巻が一冊にまとまっている本ともなると、分厚いですよね~)

これもかなり便利です♪



さて、最近買ったKindle本ですが、昔懐かしい「ナルニア国物語の原書」であります。

The Chronicles of Narnia Complete Set (Book #1 - #7): THE LION THE WITCH AND THE WARD ROBE, PRINCE CASPIAN, THE SILVER CHAIR, THE HSE AND HIS BOY, THE MAGICIAN'S NEPHEW, THE LAST BATTLEThe Chronicles of Narnia Complete Set (Book #1 - #7): THE LION THE WITCH AND THE WARD ROBE, PRINCE CASPIAN, THE SILVER CHAIR, THE HSE AND HIS BOY, THE MAGICIAN'S NEPHEW, THE LAST BATTLE

なんとま~~

7巻そろって、99円!!!!!!!


実は原書も、日本語版の岩波の本も全巻持っているのですが、本棚を探したら、ない!


こないだの夜、テレビでナルニアの「朝開き丸東の海へ」の映画版をやっていて、確認したいことができて本を探したら、英語のも日本語のも見当たらないのです。

ふと気が付いたら、そうだ、家族Bがさっさと自分の巣に運んで本棚に入れていたな・・・

ううう、どうしても今すぐ読みたい、でも夜中だし、図書館も本屋も閉まってるし・・・・・

こんな時に本当に便利なのがKindleで、その1分後にはもう手元に「ナルニア国物語の原書の全巻セット」が届いて、読めるじゃありませんか。

夜中の3時なのに。しかも100円もしないで!


ほんとに便利でございます


でも、これ、・・・挿絵がないんです。

わたくしのだ~~~いすきな、ポーリン・ベインズさんの挿絵がついておりません。

私の場合、子どもの頃読んだ本の記憶というのは、挿絵と込みになっていることが多いので、

「あの、リーピチープがボートに乗ってる挿絵の近くにあった」とかいう記憶で文章を探すということが、この本ではできません。

挿絵がなくなってみて初めて、挿絵の重大さに気が付きました


まあ、版権の問題などがあるのでしょう。

でも99円で7冊買ったのだから、文句は言えないなあ~ 

3966円の方だったら、挿絵もついているのだろうなあ~~

(ああ、でも3800円の価値があるかも、ポーリン・ベインズさんの絵は・・・・)


さてナルニアのついでに(?)ついポチッと買ってしまったのは

Cirque Du Freak (The Saga of Darren Shan, Book 1)Cirque Du Freak (The Saga of Darren Shan, Book 1)

ご存知、少年が吸血鬼の仲間になってしまう冒険物語、ダレン・シャンシリーズの一冊目です。

これもペイパーバックを全巻持っているのですが、Kindleで持って歩いて時々読みたい本の一冊なので。

しかしこれも191円と大幅に紙の本より安くなっておりますが、いつかは全巻で100円とかのが発売されるんだろうか??

この本は固執したくなる挿絵もなかったし、全巻シリーズが安く出るなら欲しいけど・・・

しかしナルニアとかアンとかのように古くないので、そう簡単に安くはならないかな?

うむむ・・・


ダレン・シャンシリーズにしろ、ナルニアにしろ、

ボリュームが薄くてそんなに苦労しなくても最後にたどり着く、そして英語が簡単で、大人でも楽しめる、はらはらドキドキ先が気になる本

が、英語に慣れ親しむのにはぴったりだと思います。


Kindleなら、ぎゅうぎゅうの本棚にもこれ以上詰め込まなくてもいいし!

そう、Kindleなら♪(なんちて)



その他のKindleの英語の本のおすすめなどは
こちらの記事にも書いています。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

これがほんとの「猫ピッチャー」だ! &「よん&むー」 ・ 猫まんが2冊

2014-05-22 | 漫画


先日お伝えした、「飼い主を守って犬を撃退したヒーロー猫」(こちらの記事です)の、たらちゃんが、地元の野球チームの始球式でボールを投げることに!

(いや、たらちゃん、迷惑そうです・・・)

それで思い出したのが




猫ピッチャー1猫ピッチャー1

でございます。

先日「アナと雪の女王」を見に行ったときに、友達が貸してくれました。
(iguさん、ありがとう!!)

読売新聞の日曜版に連載されているらしいです。

日曜版といえば、実家にいるころは、けらえいこさんの「あたしンち」

あたしンち (1)あたしンち (1)

が毎週楽しみでした。

(亡き母は、「わたしはこれ嫌い」と申しておりました。あまりにあるある過ぎて・・・?)

今は「猫ピッチャー」なんですね~~♪


猫が家政婦、というのはうなずけるとして、(うなずけるのか?)

猫が野球のピッチャーというのは、あまりにも荒唐無稽な設定ではありませんか。

しかもそれがかなりリアルに進んでいく。

なんだか三題噺(落語とかでお題を3ついただいて即興でお話を作るやつ)で

「ねこ 野球 雨」

とかお題をいただいて作ったお話が、すごい好評で、連載になっちゃった、みたいな感じです。


たとえば



猫は雨が嫌いなので、ミーちゃんは雨が降るとマウンドから下りてしまう。

濡れると監督の御膝でぶるぶる。

でも、試合が始まってすぐに雨が降ってきたらどうする?

(最低一人のバッターに投げないと交代できないルールらしい)

敵も味方も猫好きな選手が力を合わせて・・・・

という具合に、ほんとにおバカな設定を真面目に続けていくところがなんともいえず、癒し系の漫画なのでした。

(びしょぬれのミーちゃんがどうなるかは、どうぞ本書をお読みください



ところで、もう一冊、

伊藤潤二の猫日記 よん&むー (ワイドKC)伊藤潤二の猫日記 よん&むー (ワイドKC)

同じく友達(iguさん、これまたありがとう!)からお貸しいただいた「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」もすごい。

なんしろ怪奇漫画家の伊藤さんが描いているので



こんなこわい画像でいっぱいなのに、

内容は「猫への愛」にあふれまくっているという・・・

猫好きならぜったい笑ってしまう傑作です




なお、中にでてくる猫の「よん」ちゃんは、おなくなりになったそうで・・・・

ご冥福をお祈りいたしまする。

コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

広島レモンの『レモスコ』で食べる、「抗ガン作用のある」お料理♪

2014-05-21 | グルメ
最近、広島のお土産でもらった

「レモスコ」



なに??

と思いましたら、レモンでできた「タバスコ」らしい。

レモンの香りと青唐辛子のピリッとした辛みと「海人の藻塩」でできた香辛料です。


広島まで買いに行かずとも、ネットでも売っています。

便利な世の中である。

(10本セットとかが多い中、3本セットで売ってるのはここだった↓)




『広島名産の牡蠣やお好み焼きにも、焼き鳥や焼肉、ピザにパスタに・・・・』と

いろいろ使えるらしい。



そこで、朝からアスパラガスとマイタケの天ぷら(というかフリッターですね)を作ってかけてみました。

アスパラガスとマイタケの天ぷらは大好物なんです

う~~ん、レモンの香りと青唐辛子の辛さが鼻に抜けて、さわやかです♪

(焦げてるし、レモスコがかかってるのがわからないし、あんまりおいしそうに見えないですが・・・・)

(天ぷらは油をたくさん使うので、フライパンに1センチぐらい油をひいて揚げ焼きみたいにして、残った油は捨てます。
酸化しにくいオリーブオイルを使いますけど、それでも油の使いまわしはしたくないので・・・)


アスパラはβカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、Eなどの栄養素のほか、ルチンという血圧を下げたりするものや、アスパラギン酸という疲労回復物質が入っているので、健康にいいのです。

義父がガンの闘病していた時、知り合いの病院長が「アスパラがガンに効くらしい」と教えてくれて、毎日のようにアスパラを料理して食べてもらったことを思い出します。


マイタケも、カリウム、亜鉛、ビタミンD、ナイアシン、食物繊維、多糖類などの栄養素が含まれていて、β-グルカンという多糖類は抗癌作用が強いらしいです。


というわけで、マイタケとアスパラガスをたっぷり「レモスコ」でいただき、ガンよさらば、のごはんでありました。    





コメント (14)
この記事をはてなブックマークに追加

Balthus(バルテュス)展 @東京都美術館 &「バルテュスと彼女たちの関係」BSプレミアム

2014-05-18 | スケッチ・美術展
バルテュス展が東京に来ています。




ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家バルテュス。

国内では没後初にして最大の展覧会であり、油絵だけでなく、デッサンや、愛用の品物、そしてアトリエの再現までしてある回顧展です。



日本ではあまり知名度がありませんが、この絵は見たことがある人も多いのでは。



『倒錯的な官能主義者』などといわれ、少女のエロティックなタブローを描いた作家。

こないだのぐりぐら展やらそのあとにいったムーミン展などに比べたら、それほど混んでいなくて、会場は静かでした。

なのでゆっくり見られました。

絵については、まだ何回か見に行くつもりなので、そのあとにまた語るかもしれません・・・・






また少しばかり買い物をしました。



学生時代にお金もないのに無理して買った美術展のカタログが山ほどたまっていて、

(その頃には今のようにネットで画像検索なんてできなかったので、資料は自分で集めるしかなかったのでした)

バイトして買った高いカタログは、その後引っ越しを重ねる間も、重たくてかさばるのに捨てられず懲りていたので、最近美術展を見てもはがきばかりでカタログは買っていませんでしたが、バルテュスは買ってしまいました。



バルテュスが子供のころに描いた「ミツ」という猫の物語の原画が展示されています。

これは11歳のバルテュスが描いたものを母親の愛人のリルケが気に入って出版したそうです。



その復刻版の本もありましたが、こちらはその一場面をエコバックにしたもの。





よくわからないのですが、バルテュスがお客さんに出した(かもしれない)というメレンゲのお菓子。

メレンゲのお菓子のはかなさが好きなので、ついふらふらと。

そのほかにもバルテュスが好きだった蜂蜜、なんていうのも売っていました。
「ミツ」の画面がラベルになっていて、ビン欲しさに買いそうになりました。

今度行ったら買うかも・・・・





これは最後の妻、節子さんを描いたデッサンですが、彼女が書いた本も二冊ばかり買ってしまいました。



この本についてはまたあとで・・・書くかもしれません



帰ってきたらBSで豊川悦司がでた「バルテュスと彼女たちの関係」という番組をやっていました。



バルテュスが暮らしたパリやシャシーやスイスのロシニエールの景色の中、豊川さんが、バルテュスが関係した女性を追っていく、という番組で、ちょうどバルテュス展を見てきた後だったので、とても興味深く見ました。

節子さんも出演していました。



ああ~~
またパリに行きたい・・・



なお、この番組は6月1日の15:30からBSプレミアムで再放送があるそうです。

見逃した方はぜひご覧になってはいかがでしょうか?




以前に書いたバルテュスの記事はこちらや、こちらなど。

コメント (7)
この記事をはてなブックマークに追加

勇敢な猫、飼い主の少年をかばって犬を撃退! 感動だぜよ♪

2014-05-16 | にゃんこ

昨日から散々ネットで流れているのでもうご覧になった方もいらっしゃると思いますが、こちらの動画。


Watch hero cat save kid from dog attack


カリフォルニアで起こった事件を近所の監視カメラがとらえていました!

なんしろ昨日からメールが7件、ラインで3件、「この動画を見てみ」っていう連絡が日本からだけではなく海外からもjesterに。

どんくらい友達に「ネコフリーク」って思われてるんだか。


でも何回見ても、

「Taraちゃん、かっこいい!!!」

と感動してしまいます。

飼い主の男の子が一人で自転車に乗って遊んでいたところ、突然犬に襲われた!

足にかみついて引き倒す犬!

その瞬間、小さな黒い影が、すごい勢いで飛び出してきて、犬に体当たり、驚いて逃げる犬を途中まで追跡し、急ブレーキをかけて、男の子のところに守りに戻る姿のその勇ましさ。

ネコは近視で遠くは見えないといいますから、たぶん近くにいたのでしょうけど、自分の体より大きな、獰猛そうな(?)犬に、自分の危険も顧みずに突進していく姿に泣けます

犬は群れの意識が強いといいますが、ネコは家族意識が強いのです。

多分男の子のことを、自分のこどもだと認識していて、必死の思いで体当たりしたのでしょう。

同じく近くにいて、庭に水をやっていた?男の子の母親よりもタラちゃんの方が素早く駆けつけてるのがすごい。


それにしても縄張り意識の強いオス猫かと思いきや、飼い主のインタビューを聞くと

'She's a hero!' How hero cat saved boy from dog attack


「She's a hero!」と言っていますから、メス猫なんですね♪

これから「たらちゃん」という猫の名前が流行るかも?


ニュースでは「自分の犬が誰かを襲ったとき訴訟問題になったらどうするか」なんて話題になっていきますが、この辺、訴訟王国のアメリカらしいです。


うちのロッタも、私が犬に襲われたら助けてくれるかしら?

虫が家に侵入した時は果敢に攻撃はしてくれますが・・・・

ロッタさん、頼むよ!




コメント (9)
この記事をはてなブックマークに追加

根津美術館 燕子花図と藤花図

2014-05-15 | スケッチ・美術展
パソコンの調子が悪くて、なかなかアップできなかったのですが・・・・



今年も根津美術館に燕子花の季節がやってきました。

尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」を愛でた後は、お庭で燕子花を愛でることができるのは、この季節の、根津美術館ならでは。



今回は尾形光琳の「燕子花図屏風」と、それから約70年後、同じ京都で円山応挙が描いた「藤花図屏風」も展示されています。



勢いのある一筆の濃淡で幹や枝を描き、そこに青と紫、白の絵具を塗り重ねで可憐な花を描いた描写はさすが写生画派の祖・円山応挙です♪


そして



四季草花図屛風 伊年印 は70種類以上もの草花や野菜を描いた金屏風です。

『俵屋宗達の工房で制作されたこうした華麗な草花図屏風は、「燕子花図屏風」や「藤花図屏風」にとって重要な前史となった』(サイトより)

のだそうです。



作品に酔いしれたあとは、お庭で燕子花を見ながら、静かな水音に耳を澄ませる美しい五月の一日でした。





『燕子花図と藤花図  光琳、応挙 美を競う』
は5月18日まで。

(以上の作品の写真は、根津美術館のサイトからお借りしてきました)


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

新緑の山が滴るように

2014-05-03 | 


ただいま箱根におります
五月の山は

分け入っても
分け入っても

青いのでありました。
コメント (5)
この記事をはてなブックマークに追加