川が好きなjesterです。
海も好きなので、結局水が好きなんでしょうね。
以前疲れすぎて寝つきが悪かった時、CDで川のせせらぎの音をかけて寝ました。
ただただ、さらさらちゃぽちゃぽと流れるせせらぎの音。
どんなにひどく心が揺れていても、1時間ほどのCDを2回ぐらい聞くと、眠ることが出来ました。
(どうしても寝付かれずに東の空が明るくなってくるまで、何回も何回もCDをリピートして川のほとりにいたこともありましたが・・・最近はありませんです。)
川の光この本を読むと、川のほとりに瞬間トリップできます。
『静かだった。
西の空はもうきれいな茜色に染まりはじめていた。川の水面はもうなかば土手の影に入っていたが、西日を浴びてきらきら輝いている部分もあって、そのあたりに目をこらすと、水中に転がる石や岩の回りで大小の渦を作りながら、水が意外に速く流れているのがわかった。いつの間にか空気が冷たくなっていた。』p5
と、夏の終わりの川岸にたって、しばらく耳をすませ、心を静める。
『そんなことはできないに決まっているけれど、もしあなたがまったく足音を立てずに歩けるのであれば、土手の急坂から川原に下りて、水ぎわの近くまで行ってみるといいと思う。
静かに静かに歩いていくのだ。』p6
そしてそっと草を掻き分けたとき見つける、直径十五センチほどのむくむくした灰色の毛の塊・・・・
寝ているネズミのタータとチッチを見つけたら、冒険の始まり!
川のほとりに住む、タータという少年ネズミと、弟のチッチ、そしてお父さんの3匹家族が川の暗渠工事で引越しをやむなくされ、冒険の日々が始まります。
芥川賞作家の松浦寿輝さんが書かれた児童文学(?)で、読売新聞連載中から話題になっていたらしいです。
さすがに新聞小説だけあって、次が気になるようにはらはらどきどきするストーリー展開で、大人でも最後まで楽しく読めます。
子供に寝る前に読んでやったら、次の夜が待ち遠しくて待ち遠しくて、わくわくしちゃうでしょう。
気のいい犬のタミー、気位が高いけど優しい猫のブルー、ドブネズミ帝国(爆)のボスや、反乱軍のグレン、ドラム、ガンツ、サラ、そして雀の一家やモグラの奥さん・・・・
と、子供が一生のお友だちに出来るキャラクターがいっぱいです。
jesterはファンタジーオタクですので、読み終わってみると、ストーリー展開の安易さは気になるのですが、小さい子供向けに、読書の楽しさを教えてあげるにはうってつけの本です。
(大人が楽しむファンタジーとしては、・・・・jester的にはもう一息ですね~
ま、川のほとりに立って癒しの時間を過ごすと考えて少しずつ読むのにはいいかもしれません。)
でもなぜ活字とかが大人向けの本なんだろう? どう考えても内容は小学生向きなのに・・・。
小学生が一人でも読めるような仕様の本が出版されるといいのにな、と思います。
せせらぎ
ちなみに眠れない夜のお友だちはこんなCD。
ただただひたすら自然の音だけが入っています。
そういえばコレ系のCDはかなりたくさん持っています。
もともと自然音を聞くのが好きだったのですが、バンコクのエステ(お、jesterに不釣合いな場所)(でも実はマッサージしてもらうのが好きで、海外在住時は毎週行ってました。)でオイルマッサージしてもらっている時、Solitudesのシリーズがかかっていてとっても癒され、即「これ、タイトル教えて!」と頼んで、ささっとタイトルをメモ。
(またマッサージオイルが、森林・ハーブ系のいいにおいでとっても気持ちが良かったのでした)
ホテルの向かいのHMVでいろいろ買いました。
Forest Piano
だもんでSolitudesシリーズはいっぱい持っているのですが、なかで一番好きなのはこれかな。
自然の森の音に、静かなピアノが入っています。
深い森の中に響き渡る鳥の美しい声、せせらぎ、梢を渡る風・・・・
フィトンチッドはないけど森林浴気分。
夜もいいけど、朝に目が覚めたとき~朝ごはんの時に聞くと素敵な一日になります。
タイマーをセットして目覚ましに使ったりもします。
ただし音楽が入っているものは、何十回も繰り返して聞くと飽きがきますよね。
ヒーリング・ウォーター
その点、自然音だけのものは良いです。
これもかなりお気に入りです。
このシリーズ、他にヒーリング・シー、とフォレストがあるのですが、どちらも大好き。
深夜などに文章を書いていて、静か過ぎて耳がおかしくなりそうだけど、音楽は思考の邪魔になる時、集中して読書したい時にも静かにかけておくと心が落ち着きます。
あ~それと、このシリーズをかけつつお風呂にはいるのも大好き。
日本で手に入るものの中ではかなり上位にはいる「癒し系」自然音のCDです。
「癒し系」自然音のCDって聞いてみないと好き嫌いがわからないので、ジャケット買いして聞いてみて全然だめっていうものも多いのですけれど。
それから「Ocean Wanderer」という、海の音のCDが好きで、途中で海の中で鳴いている鯨の声が入っているのですが、この鯨の声がなんとも寂しげに響いて、聞くたびに、涙がぽろぽろでるのです。
このCDもご紹介したくて検索してみましたが、昔海外で買ったCDなので今は販売されてないみたい。
アメリカのアマゾンにもありませんでした。
それと「Tropical Sea」というのもよく聞きます。(これもアマゾンには無しでした)
「今私は、オーストラリアのゴールド・コーストの海に面した部屋のベッドで寝ているの~
明日は朝から浜を散歩しよう♪」
なんて考えながら寝るのです。
いろいろと気が重いときには良く効くんですよ!
(実際はゴールド・コーストの潮騒はうるさいほどで、慣れるまでは窓を閉めて寝ないと眠れないほどですが・・・ 家族Aは「海がうるさすぎて眠れね~!」といつも怒ってました。 あんたのいびきのほうがず~~っとうるさいし。)
さ、これで、jesterがどんなに暗いヤツだかがよおくおわかりになりましたね?(爆)