ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

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香港の今の状況

2012-09-20 | My Hong Kong




報道によれば、香港では日本の国旗はもちろん、アメリカの国旗が燃やされたりし、中国本土でも、イタリア領事館の公用車や韓国のサムスン、マクドナルドやフランス系のスーパー、香港系のワトスンズなど、日本以外の外国企業などがデモの暴徒に次々に襲われたりしだした結果、中国当局は反日デモを禁止したそうです。

なんでもっと早くそうしないのだ!!


中国政府への民衆の反感のガス抜きを狙っていたとしか思えません。

スケープゴートにされた日本はほんとにいい迷惑ですが、タイミングよく、いいきっかけを与えたのは日本のほうなので、何とも言えませんね。


それにしても、日本なら何されても弱腰に「遺憾に思います」だけだけど、さすがにアメリカとかの国旗を燃やしちゃやばいんじゃん?と、中国もおもったのかな・・・・


そんな中で、香港の日本人や香港人の友人たちと連絡がとれ、香港の状況がわかってきました。

前回の記事で書いた日本人がリンチに遭った事件の場所は、ホンハムといって、大陸側のほうの、中国本土からの鉄道がチムサッチョイにむかって伸びている突き当たりの辺らしいのです。

日本人を含む外国人が多く住む香港島に比べると、大陸から香港に流れこんできた中国本土の人たちが比較的多く暮らしている地域といえます。

なので、確認されたことではありませんが、襲ったのは中国本土からの流入民ではないか、と香港人の友人がいっていました。

友人も「自分たちが歩いてる日本人を襲うってあり得ないよ」と言っていました。
(香港人は、自分たちは中国人とはちがう、と思っているのです)



香港では、デモはあるものの、暴徒化はしておらず、衛星放送のニュースなどで北京の日本人たちの様子が映ると、みんなで
「北京は大変だね~」などと言っている模様。

やはり暴徒化してお店や企業を襲うというのは、イデオロギーの問題からというよりは、うっぷん晴らしや、うまく行ったら略奪しようという貧しい人たちの火事場泥棒的な思惑があるせいなのかもしれません。

その行動に「中国人としてのプライド」は感じられません。

香港には本土のように最低層の貧民があまりいないので、理性なき暴徒化することもない、とプライド高き香港人の友人もいっていました。


(しかし、日本でも昨日、神戸で神戸中華同文学校の門に放火がありました。
日本だって「最低」の人たちがいるのです。
何人であれ、子供の通う学校に油をまいて放火するなんて『最低』以外の何物でもない
そんなことをして何になるの?
同じ日本人として、恥ずかしいです・・・


それでも総領事館からは日本人に注意喚起のお知らせが出ているようです。

また、日本人学校のスクールバスに掲げられている「日本人学校チャーターバス」というプラカードは、バス会社側の判断でフロントグラスから取り外して運行しているということです。

でも、いま日本人学校の校舎が建て替え中で、彩紅駅近くにあるその仮校舎には今でも堂々と学校名の横断幕が掲げられています。

こちらのHPの表紙からみられます。


その日本人学校のHPにも載っていますが、6年生の上海への修学旅行、5年生の広州への宿泊学習は中止だそうです。

それと、郊外学習で計画していたジャスコの見学も中止だって。かわいそうに。

でも、友人たちによると、香港での日本人の生活は、家に閉じこもったり、日本語を話さないようにしたりするほどのことは、今のところないようです。

よかった♪


昨日の記事で書いた「中国愛国教育義務化」についても、先日の選挙で反対派が勝利したということです。

やはり香港人たちの、「中国にされてたまるか」精神は健在な模様です。


このまま沈静化していけばいいな~と、ちょっとほっとしたjesterでした。


それにしても、尖閣諸島の問題が解決したわけではなく、どう解決したらいいのか…

日本国内で勢力争いをしてる場合じゃない!!

日本の政治家さん、しっかりしてよ!! 

(そして、しっかりした政治家を選ぶのは国民です~~



(一番上の画像は、またもや漫画カメラでとったロッタさんの画像です・・・ 不謹慎な画像ですみません。ちょっと雰囲気を和らげようと・・・








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香港の友人が心配・・・ と~~っても心配!!!

2012-09-19 | My Hong Kong
以下、個人的な独り言ですが、国際政治がらみの繰り言です。
こういうお話は苦手な方、また(いないと思うけど)右翼より思想の方は、どうぞどうぞスルーしてくださいませ。




今回の尖閣諸島問題での、中国、香港での状況がとても心配です。

昨日は香港で散歩していた日本人が襲われるという事件が起きました。



jesterがあちらで暮らしていた時も、魚釣島に日本の国会議員が上陸するという事件があり、これをうけて、香港全土で反日デモが起こりました。

領事館が攻撃され、家族Bが通っている日本人学校前にもデモ隊が押し寄せ、国旗が燃やされたりしました。

当時の日本人学校は、タイハン道から狭い坂道を上がった山の途中にあり、あの狭いところにデモ隊が押し寄せ、学校内には守りようのない1000人以上の小学生がいたことを思ったら、親としては不安で、居ても立っても居られない気持ちでした。


まだイギリス領であった当時ですら、トンロワン(繁華街)のジョルダーノ(日本のユニクロのような洋服屋さん)のウインドウには血の飛び散ったデザインに「魚釣島は中国のものだ!」というスローガン入りのTシャツを着たマネキンが10ほども並びました。

トンロワンに当時あったデパートの大丸の日本食売り場にはいかないほうがいいといううわさが流れ、実際にいつもは日本人でにぎわう日本食売場はガラガラでした。

繁華街やタクシーやミニバスで日本語をしゃべってはいけない、という噂に、必要に駆られて買い物に出かけるのにも身を小さくしたものでした。

当時は1万7千人以上の日本人駐在員と家族が香港におりました。

私たちは物見遊山の観光で香港に行っていたわけではなく、仕事で、いわば、資源のない国である日本の経済活動の一端として、『企業戦士』として駐在していました。


よその国で場所を借りて商売させていただく、という意識は日本人家族全体(多分)がもっており、その国に迷惑をかけないように気を付け、日本人として恥ずかしくない行動を誇りをもってする、という気持ちでいました。

それなのに、そういう海外で頑張っている日本人を切り捨てるような、というか、そんな日本人がいるなんて考えてもいないような、当時の国会議員の行動に、怒りを覚えたのを覚えています。

また、自分は関係ない、というような、弱腰というよりは、無関心な風に見える政府にも、怒りを覚えました。



鎖国時代ではないのに!!!



香港がイギリス領だった当時でもそうだったのですから、いま香港を含む中国に駐在していらっしゃる方やご家族はどんなに不安な日々を過ごしていらっしゃるか、考えただけでつらくなります。


香港では、当時の若者の間では日本は「あこがれの国」でした。

「日式」(日本風)とついていれば、ある意味「かっこいい」という意味でした。

ファッションもインテリアもドラマも『日式』がもてはやされていました。

今でも日本人がヨーロッパにあこがれ、「パリジェンヌの暮らし」なんていう特集が雑誌で組まれるのと同じです。

日本人です、というと、いつもとても友好的に迎えられました。


もちろん戦争を経験した年を取った方たちの中には「日本なんて大嫌い」とまゆをひそめる方もいらっしゃいましたが、それは少数でした。


8月15日(終戦記念日)や9月18日(柳条湖事件の日)が近くなると、血で書かれたような色の反日のスローガンが道端に掲げられることもありました。

その頃に国境を越えて広州に行ったら、帰りにビザにありえないいちゃもんをつけられて、英語も広東語も全く通じず、北京語でまくしたてられ、香港に戻れなくなりそうになったこともありました。

が、それらは海外に住んだ中ではほんの些細なことで、普段の生活では、不愉快な思いをしたり、セキュリティ的に不安になったことはありませんでした。



しかし、香港では返還後しばらくして、「中国への愛国心を植え付ける」教育が推進されるようになってきました。

返還直後はそんな気配はなく、「返還されても、香港は香港」といっていた中国側の、当初は隠していた本音が次第に見えてきました。

(そりゃあ当然だ、国内に、反発分子がいっぱいで経済的に進んだ地域を放置しておくわけにはいかないだろうし)

学校教育でも、しだいに反日教育を含めた『愛国教育』が始まりましたが、それに反対する教師の運動なども起こりました。

イギリス風の地名や道路名は中国風に変えられ、国有の美しいイギリス風の公園に、中国風の門がついたり、風景も次第に変えようとされていました。

馬に乗ったカッコいいHong Kong Policeも、中国の軍隊風の制服に変わりました。


それでも私の感覚では、友人の香港人の知識階級には文化革命などで本土から逃げてきた人が多く、また西洋の教育を受けて育った人が多いので、どちらかというと、中国政府に懐疑的な人が多かったです。

「中国なんて信じられない」といって、返還前にアメリカやカナダの国籍を取得して、逃げなくてはいけないときはいつでも逃げられるようにしていた人が多かったのです。

みな不安の中で、中国政府が香港をどう変えようとしているのかを見守っていました。



返還後、私は香港から別の国に引っ越しましたが、それからも旅行者として何度も香港を訪れても、すべてにおいて中国っぽくなったわけではなくて、違和感はなく、香港は香港のままだわ、と安心していました。

ついこないだ行った時ですら、香港は香港のままだと感じました。

富裕な知識層が作った冷静な国家観、国際的バランス感覚はいまだ健在という感じでした。



でも今回は、ちょっと違う気がします。
やはり変化はじわじわと押し寄せてきているのかもしれません。


それにしても8月15日、9月18日という中国人がぴりぴりする日付の前に、尖閣諸島のことを言い出した石原慎太郎氏は、海外で働く日本人を切り捨てているとしか思えないし、外交的なセンスが乏しい気がします。

「井の中の蛙」です。

お叱りを恐れずいえば、戦中のアジアの問題に対しては、海外からみたら、日本人は加害者です。 
しかけた戦争に負けたのですから責任を取らされても仕方ありません。

だから、もっと賢く、もっと繊細に、謙虚に、、ある意味ひそやかに、しかししっかりと、この問題にあたる必要があるのです。

考えなしの強気の発言は絶対に、強い反発を呼び起こします。


小さいころから「日本の帝国主義の恐ろしさ」について否応なしに叩き込まれているアジアの人々たち。

高等教育を受け、冷静に問題を分析できる人たちは多くありません。

底辺の生活をしている人たちは、ストレスが溜まり、はけ口を求めています。


今の日本人がどうであれ、過去に私たちの父母や祖父祖母が起こした戦争の遺産を、私たちは背負わされていることを、決して忘れてはいけないと思います。

私たちが忘れていても、侵略被害にあった人は忘れていないのです。


もし今中国と戦争になったとしたら、戦うだけの武力も持たず、現地の日本人を救出するだけの力もなく、
(終戦の時、中国にいた日本人を見捨てて、日本軍が逃げたように・・・)
要するに、自衛できる確かな実力もなく、確固とした哲学もないのに、ただただ
「アメリカが助けてくれるだろう」
と縄張り意識丸出しでけんかを売るようなことをして、後始末は知らんぷりでは通りません。

(いざというとき、アメリカは助けてくれるかわかんないよ・・・
どうせ他人のことなんだからね・・・
黄色い顔をした日本人を友好国だなんて、本音で思ってるかどうかわかんないよ・・・
前の戦争では敵味方だったのだから、
捨石にされることだってあるかもしれないよ・・・?

国際社会がだまっていない、なんて、甘~い!!

どこの国も、いまや自分の問題だけで手一杯なんだから・・・)




尖閣諸島がどこの国の領土であるかは、それぞれの国で言い分が違います。
どちらの国の国民も自分が正しいと思い込んでいる。

また、今は誰も住んでいない場所での、それが争われているのは、歴史的な理由ではなく、経済的理由、漁業資源、将来の地下資源確保のためなど、さまざまな意図が絡まりあっているものだと思います。


それにしても、日本政府はもっと外交の奥義をまなび、賢くたちまわることをおぼえるべきだと思います。

おバカな右翼政治家のアジテーションにつられて、眠っている獅子を起こしてはいけません。

他の国の問題はその国の政治家に任せておかなくてはならず、そのスケープゴートになるような愚かな真似だけはしてはいけない。


そっとそっと、でも断固とした覚悟をもって、平和的に、大人に、微笑みを浮かべて行動しなくては。

意識の部分から真のグローバル化を果たさない限り、いくら企業の中で英語を使っても無駄でしょう。


坂本竜馬のような賢く、先を見通せる政治家は、もう日本にはでてこないのか・・・

竜馬、Come Back!!




日本で働いている中国の方たちにも、酔っ払ってからんだり怒鳴ったりするおじさんがいるということ。

こんなときこそ「平和的で冷静な、大人の日本人」を世界中の人たちにアピールすべきなのに。

中国で、香港で、韓国で、どんな反日行動がおこっても、私たちは冷静にしていたい。


理不尽なニュースをきいたら、John LennonのImaginをかけて、心を落ち着かせ、プライドを持って、日本にいる中国人や韓国人や海外の人すべてを尊重していきたい。

お互いに尊敬しあい、理解できるように歩み寄っていきたい。


決して危険な思いや嫌な思いをさせることがないように。


それが未来の日本を、より平和で、国際的に誇りの持てる、豊かな国にすると信じています。


尊王攘夷でガイジンを切り捨てるが道じゃないがぜよ~~






すみません、あまりに気になり、思い切って書いてしまったので、読んでいる方もすくない疎ブログではありますが、バイアスの入ったjesterの意見ですから、反論のコメントを覚悟しております。

荒れないといいのですが。


反論も大いに歓迎ですが、あまりに思考の根本が相違する方からのコメントは、削除させていただくことがあるかもしれません。

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羽田発の香港便

2012-08-08 | My Hong Kong


去年香港に行ったときは「羽田発香港行き」はANAしか就航してなくて、一日1便。

それでも朝8時ごろにこちらをでるとお昼ごろには香港に着いちゃうので、午後を有効に使えます。

帰りはあちらを昼過ぎに出るので、朝散歩して、ゆっくりお昼に雲呑麺なんかすすってから空港に行けばいいので、とてもお得。

成田発の便だと、日本を夕方に出て夜につき、帰りは早朝発というのが多いので、滞在が二日分損をしてしまいます。
今回のように、一週間しか滞在しないときは、この出発日と最終日の二日分の時間の価値の差は大きい。

なので、少しぐらい料金が高くても、羽田発を選んでしまいます。



それが今年になって、ANAだけじゃなく、JALやキャセイも羽田便が出て、ほんと~~に便利になりました。

家からも近いし、海外旅行というより、国内のお買いもの&グルメスポットに出かける感覚で行けてしまいます。



わたくしはこの機械のチェックインが苦手。
どこにパスポートをどういう風にあてるのかとか、わかりにくくて。
NYへ行った時のデルタのなんか最悪で、もっとわかりやすく説明がでるといいのに、と思います。


慣れなくてまごまごしてると、混んでいるときは後ろの人に悪いしね。
ま、おいおい慣れるでしょう。今回使ったJALはまあまあでした。


しかし成田ほど「海外に行くぞ~」という気分が盛り上がらない気もする羽田。

チェックインのあと、軽くごはんを食べるのに、成田だと、なんだか気が大きくなって、「とろ寿司!!」なんて頼んだりするのでありますが、羽田では「どんぶりもの」わははは。


しかもたいして美味しくもございませんでした

でも香港に行くからいいのです。
あっちで美味しいものたっぷり食べるからね。



        



ええと、香港の話を少し書こうと思っていたのですが、あまりに東京が暑くて、すこし日光のほうに避暑に行くことにしました。

少しは涼しくなる頃、お盆が過ぎたら帰ってきて、また続きを書こうと思っております。


では、いってまいりまする!

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香港で美味しい飲茶といえば  陸羽茶室 Luk Yu Tea House

2012-08-02 | My Hong Kong
内村航平君、かっこよかったですね~!!

自慢じゃないけど、彼のやる体操のうち、一つとして同じことはできないjesterですが、彼のいつも淡々としてる表情が、勝ったときいかにもうれしそう~~になったのを見て、
「ああ~君もやっぱり人の子。クールに見えて、あんなにはにかんだ表情でお母さんに手を振ってるのね。かわゆいのお」などとつぶやいておりました。
北京の時は、お母さんがはしゃいで応援しているのを見て、すごく嫌そうに眉をひそめていた彼だったのにね。

『練習でやってきたことしかできない。反復練習しかない。体操は才能じゃない。努力だ』とインタビューでいってました。
地味な筋トレを最後までやり通したのは彼だけだそうです。
うう~ クールな白鳥は、水の下で必死で足をかいていたのね~


水泳のバタフライの松田丈志君も、スポンサーがなくてオリンピックに行けなそうなのに、600通もお手紙を書いてスポンサーを探した、地元の「ビニールハウスプール育ち」だそうで、好感が持てます。
ブレインでチーム作って、お金を使いまくって、アメリカで修行して・・・とかじゃないのが、判官びいきのわたくしのココロの琴線に触れたのでございました。

そいえば、平泳ぎ200m。
立石諒君、競り合って3位でゴールして北島に勝って、すっごくうれしそうだったけど・・・
隣のコースに遠慮してか、ガッツポーズが小さかったですね。




さて、旅行記と申しましても、香港の場合は、『旅行』じゃなくて『里帰り』って感じで帰る場所でございます。

なので、あそこへ行きました、ここを見ました、って感じの記事にはならないのですが、jesterは初めて香港に行かれるという方に「どこに行ったらいい?」と聞かれることが多いので、jesterのお勧めなどを紹介していきたいと思いますね。

まずは、そりゃあ 飲茶 でしょう。


香港には美味しい飲茶屋がた~~くさんありますが、これから行かれる方にぜひ行ってみてほしいお店の一つが 陸羽茶室 Luk Yu Tea House でございます。

今回も、「じゃ、とりあえず陸羽でもいきますか」と、ホテルからてこてこ歩いてまいりました。



普通飲茶はレストランが朝に朝食として提供するもの。
でも何軒かは、一日中飲茶をやってます。
jesterはそういうのを飲茶屋さんと呼んでますが、ここは香港の飲茶屋の中でも歴史あるお店で、アンティークな建物の中に、古いスタイルが残っています。
その昔ながらのスタイルの一つが、おばちゃんによる「駅弁方式飲茶売り」。
(駅弁方式は開店~朝11時ごろまでやっています)

肩からつりさげたお盆に飲茶を乗せて、
「ハーガウ! シィウマイ!」
「タンタ! マーライコ!」と、愛想のない低い声で、おばちゃんがテーブルの間を
回ります。

ワゴンによる販売は結構どのお店でもやっていますが、駅弁方式はほかのお店では見なくなりました。
紙にオーダーを書いて渡す、というのも多いかな。

「ムゴイ!(お願いします)」と欲しいものを指差すと、どんどん!と蒸籠を置いて行ってくれます。

「おばちゃん、写真撮らせてね」といっても、ふっと笑うと、無視して去っていくおばちゃん。(臨場感重視のブレ画像←何人かとったけど、全部ぶれた

ここの飲茶はほんとに美味しい。
観光客向けでなく、地元のおじいちゃんが朝から新聞を持って集まってくる場所なので、まずいもんを作ったら、すぐにブーイングが出るのでしょう。


ここのポーレイ茶(普洱茶、北京語ではプーアール茶。広東料理ではこのお茶が定番)も薫り高いのです。
コウジカビを付けて熟成させたお茶で、黒茶です。

最後、濃くなってとろっとして来たら急須のふたをずらすのがお湯をさしてもらう合図。
こうして、何回でも飲みます。

お湯をさしてもらったら、テーブルの上においた手の人差し指と中指をテーブルにコンコンとぶつけるのが「ありがとう」という意味です。
中国の「叩頭」という、頭を地面にたたきつける最高のお礼を、指で簡単にやる方法なのでありまする。
これは同じテーブルに座っている人にお茶をついでもらったりしたときもやります。


それと今はあまりやる人のいない、食べる前にテーブルに配られたお椀やお箸やお茶わんや小皿をまずお茶で洗う「儀式」も、陸羽茶室ではけっこうみんなちゃんとやっています。

お茶わんを温めるとかいいますが、単に
「昔は食器をよく洗ってなくて汚かったから、食べる前に洗いなおす」
のが習慣化したためらしいという噂です。


なお、黙っていても普通はポーレイ茶が出てきますが、時々「お茶は何にしますか」と聞かれます。

やっぱり油を流してさっぱりさせてくれるポーレイが一番広東料理に合うとjesterは思うけれど、あのかび臭い匂いが気になる方は、「ソイシン」なんかもお勧め。
発酵が浅くて、ちょっとウーロン茶と日本茶の間のような、あっさりしたくせのない味です。

頼んでないのに「ジャスミンティ」が出てきたら、「ガイジン」扱いされてるってことです。

白人や日本人はジャスミンティが中国茶だと思ってて、頼む人が多いので、広東人は「あんな化粧くさいお茶」と思ってるらしいが、ガイジンだと思うと、勝手にジャスミンを出すウエイターもいます。

ジャスミンを好んで飲むのはもっと北のほうに住む中国人だと聞きました。
広東人に言わせると、ジャスミンティは体が冷えるからよくないんだそうです。



さて、食べたかったものをどんどんとって、満腹~~
最後に、大好物の「タンタ」(エッグタルト)を〆で一息。

香港に戻ってきた~~という感動がじわじわと押し寄せてくる一瞬なのでした。


外観も、中の内装も、品よく昔懐かしいインテリアでまとめた陸羽茶室。

場所は: 中環士丹利街24號地下至3樓(G/F, 24 Stanley Street, Central)

朝の7時から22時まで飲茶が食べられます。

結構混んでいますが、それほど待ちません。
まあ予約もできるので、不安なら予約していくといいかも。

舖面訂座(1階の予約) 2523 5464 / 二樓訂座(2階の予約) 2523 5463 / 三樓訂座(3階の予約) 2523 5465

多分・・・予約電話は英語が通じます。(通じなかったらホテルのコンシェルジェに頼んでもいいかも)

jesterがおなか一杯食べて1500円ぐらいでした。
安すぎ。
日本で同じレベルを食べたら、一皿1600円はとられます~~


余談ですが、歴史あるお店なので、格調高く、ここのおじちゃんやおばちゃんが「怖い」というようなレビューを聞きますが、jesterは怖い目にはあったことはありません。

盛り上がって大騒ぎして驚かれたりしない限り、観光客にも愛想はないけど、心は優しい人たちばかりなので(ホントか?)(・・・多分)、ご心配なく。


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Hong Kong も暑かった~~ けど東京も暑いのね・・・

2012-07-28 | My Hong Kong

ちょっと里帰りしてきました♪

(写真はセントラルの定宿、マンダリン・オリエンタルホテルからの風景です。去年とほとんど同じ部屋でした)

ここで「いってきます」っていってから行こうと思っていて、出がけバタバタして言えませんでした

コメントもいただいていたのに、レスが遅くなってしまってすみません。


暑い日本を出て、暑いHong Kong に着いたので、去年ほどがっかりせず(去年はやっと涼しくなった日本から暑い香港にいったので、ついた途端反省したのでした)「世界中暑いぜよ~~」と騒いでおりました。

でも、日本にメールしたら、jesterが日本を離れた途端、日本はとっても涼しくなったらしいですね~

(先週の土曜ぐらいから?)

そしてjesterが日本に帰ってきたら、この暑さ・・・・

うだる・・・・


やっぱり香港は「美味しい」のであった・・・・

前回も旅行記みたいなのは書きませんでしたが(というか、毎回旅行の時の記録はブログに書いてませんが…)

今回は前回の写真も混ぜつつ、少し書いてみようかな。といってみる。

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ドブネズミ競争! (Rat Race)でセントラルは大混乱 @香港

2012-03-01 | My Hong Kong
先日東京マラソンがありました。ニュースで見てると、思わず吹き出しちゃう仮装で走ってるひとがいて、思い出したことが。

こないだ香港に行ってた時ですが、ある朝。

のんびりと起きて、ランドマークカフェに朝ご飯食べに行こうと、高層ビルのなかの通路(セントラルのビルは連絡通路でつながっています)を歩きだしたら、あらゆるところに変な黄色いテープが張ってあるのです。

ん?? なにか事件?


と申しますのは、前に書いたかもですが、jesterは昔、Causeway Bayを歩いてて、貴金属店に強盗が入った直後に通りかかったことがあったのです。

繁華街なのに、なぜかぱったりと周囲に人がいない。

貴金属店のショウウインドウにまあるい小さい「穴」が開いてて、警官がいっぱい走っていて、
「なに?映画の撮影?」(あほ)
なんてのんびりと近くの飲茶屋にはいり、窓から見ていたら、向かいのビルから、警官隊に誘導され、体を低くして着の身着のままで避難する会社員たちが何百人も走り出て、それでもまだ
「すごいね。なんの映画の撮影?」(かぎりなくあほ)
とみていたら、その辺が次々に封鎖されて厳戒態勢に。

犯人が逃走してたんですね~ こころなしか火薬の匂いが漂っていたかも(爆

貴金属店の穴はピストルの弾が通過した穴だったのでした。

jesterはお買い物に来て、この近くのビルの地下にあるコインパーキングに車を止めてたんですが、道が封鎖されてしまったために車が出せなくなり、おいて帰って、次の日出しに行ったら、1日分の料金を請求されてしまいました。

「え~~だって緊急事態で、道が封鎖されて出せなかったのに!!」と文句をいったけど、
「Oh~~ I'm sorry~~」なんて肩を竦めてくれただけで、だめ。
大枚とられてしまいました。

あの、封鎖される前にピ~~ンときて、すぐに車を出すべきだったのでした! すんごい損した~

(つか、すぐに逃げろよ、自分! ピストルもった強盗がうろうろしてるのに!!!)


と、と、話がずれてしまいましたが、前の一件で既に学習をしていたjesterは緊張した面持で(当社比)すばやくその辺の人に
「何か事件ですか?」と聞いてみました。

「いいえ、Rat raceですよ」   

そういわれてみると、通路を封鎖している黄色いテープには「Rat Race」と書いてあります。
ドブネズミ競争・・・・

「Rat Raseってなんですか?」

「う… … … Race … でしょう」

は??

疑問のまま、ランドマークのカフェに行ったら、ここもクローズ。

なのでホテルに戻り、ホテルのカフェで朝ごはんにしました。

すると窓から奇妙な格好をした人がたくさん歩いているのが見えます。
(こいつらは、孫悟空チーム?)

ウェイターを呼んで「Rat Raceってなんなの?」ともう一度聞いてみますが、

「さあ~~ なんか競争するんだと思います…」

次第に深まる疑問!!

朝ごはんも早々に、外の道に出てみます。


テレビ中継が始まっていました。

張りぼてのでかいチーズとか持ってる! 
ランニングスタイルのチームもいるし、Tシャツと短パンの軽装の人もいるし、仮装はいろいろだし、中にはびしっと背広にネクタイ、革靴の白人チームも!


家族Bは開催事務局のテントのロゴを見て「あ、うちの会社がスポンサーやんけ!」と写真を撮りに行ってしまいました。

ビルの連絡通路やセントラルのシャネルやプラダやカルティエがあるメインストリートがコースになっていて、作られた迷路があったり、そこを、でかいチーズをバトンに走る人たち。

しかし誰に聞いても、Rat Race は Rat Race という情報しか返ってきません。

なんなのよ、このお祭り騒ぎは…

しかし香港にいる間に誰に聞いても、「よくわかりませ~~ん」でした。


で、帰国してから調べてみたら、「チャリティのためのレース」だったということがわかりました。
収益金は寄付されるんだそうです。

それにしてもRat Raceって、どこかで聞いたことがあるかも、と思っていたら、

金持ち父さん貧乏父さん金持ち父さん貧乏父さんの(原書の)中に出てきて、辞書を引いた覚えが。

普通に辞書で引くと、「いたちごっこ」なんて訳が出てきますが、
口語で「(特に企業における労働者仲間の)きりのないばかげた競争、猛烈な出世競争、近所の人との争い」という意味があるみたい。

(ちなみに、「いたちごっこ」って結局なんだろうと調べてみました。
ウィキペディアによると
「二人一組となり、「いたちごっこ」「ねずみごっこ」と言いながら相手の手の甲を順につねっていく。両手が塞がったら一番下にある手を上に持っていき、また相手の手の甲をつねるという終わりの無い遊びなので、転じて「埒があかず、きりがない」ことも指すようになった。」で、
「「やったらやり返す」の繰り返しのこと。」だそうです。
「出世競争」とはちょっと違う感じですね)


そんなネーミングのレースに会社の人たちでチームを組んで参加して楽しみ、その収益がチャリティになる・・・

いいぞ。なんか気に入った♪


一番上の写真は、かなりこった装束の参加者です。
(話してみたら、香港人にあるまじき、きれいなクイーンズイングリッシュで、エリート会社員とお見受けしました)


でもほんとのところ、
「会社内のどろぬま出世競争」に、普段のスーツにネクタイでチーズを抱え、汗びっしょりになって参加していたイギリス人チーム
がjesterは気に入りました。

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本当のところ、どうなの?

2012-02-20 | My Hong Kong
福島第一原発に報道陣がはいって取材された様子がテレビに出ていましたね。

80度になった温度計を「壊れていた」と言われれば、それを信じたくなる気持ちがあるけれど、
本当に?と問う気持ちを忘れないようにしよう。
(と自分に言い聞かせてます)

事実隠ぺいしたらあとあとばれた時に責任問題になるので、なんとかつじつま合わせの理由を考えたって感じで、子供の言い訳みたいに聞こえます。

なにがなんでも「冷温停止状態」に見えなくては、「今止めている原発を動かせない」という政治的な圧力がないのか?


jesterがフォローしているツイッターの@Happy20790さんは現場で働いている人だけれど、彼のツイートを読んでいると、現場で実際働いている人VS東電と行政のひどいずれを感じざるを得ません。

こちらを読んでみてください。

報道されることから私たちが認識していることと現場があまりに違うので驚いてしまいます。

フェアじゃないやんけ!

日本人は疑うことを知らない人が多いけれど、それは美徳でもあり、でも甘いところでもある。

ヒツジみたいに従順なお人よし国民が、大企業や政府のやっていることにウソがないか自力で監視できないのなら、いっそのこと多国籍の監視団を送り込んで欲しいなんて思ってしまう。(この考えからして甘いけど)



でもこんな情報を知ることができて、それをまた草の根のように広げていけるのも、ネットのおかげ。

ネットはいろいろ弊害もあるけれど、こういう面はネット社会が発展したことのいい部分だと思います。




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なんでこんなに良くしてくださるの、レイモンド? その2(中国茶の注ぎ方)

2012-01-19 | My Hong Kong
皆様、空けましておめでとうございます(殴

もとい、明けましておめでとうございます
(わざとじゃないんです、パソコンが勝手に~~)

お話の途中で間があいてしまってごめんなさい。

さて、先日の話の続きですが・・・・

実は料理をオーダーした時に、「デザートは・・・・」と考えていたら、レイモンドが
「デザートはわたしがご馳走しますゆえ」などと申されていたのです。

「は? そのこころは?」などと突っ込んでみましたが、イマイチ意味不明のまま、デザートはオーダーせずに怒涛のお食事に突っ込んでおりました。

上海蟹に引き続き、↑の画像は、ロブスター。
サーブされた後に、レイモンドが「ちょっと待って」といって、ハートの形に盛りなおして、「With my heart ( わたしの心をこめて)」といいつつサーブしてくれました。
黄色いソースは金華ハムや魚介でとったもので、あっさり。
あげたぱりぱりのビーフンの上に乗っています。美味!

そのほか、どのお料理もとっても美味しくて、かなり満足、満腹、ああ、もう食べられない・・・・状態になったときに、レイモンドが

「ではゲームをしましょう!」と言い出しました。

「あなた方が勝ったら、わたしがデザートをご馳走します。
でもあなたたちが負けたら・・・・・・」
(キッチン方面を指差して、にやりと笑い)

「キッチンでお皿洗い、してもらいます!!!」

・・・きたよ。そんな裏があったのね???

 「今、キッチンにいったら、コリアンの観光客が泣きながら山のようなお皿を洗ってましたよ~~」 と嬉しそうにわらうレイモンド。

テーブルの上を綺麗に片付けて、ピンク色の布ナプキンを広げ、その上に小さなお茶碗を3つ並べました。

「ゲームは古式の中国茶の注ぎ方が出来るか、です。

急須はなくて、茶碗に茶葉を入れ、ふたをしてそれを別の茶碗に注ぎます。
その時、こうして片手の3本指で茶碗を持って、ふたを押さえて、一滴もこぼさずに注げたら、あなたたちの勝ち。
一滴でもこぼれたら・・・・・・皿洗いデ~~ス!

茶葉をいれた茶碗にお湯を入れたら、最初のお湯は一旦捨てて、もう一度お湯を注ぎ、ふたをして、しばらく蒸らします。

それを片手の親指と中指でつかみ、人差し指でフタを抑えて、別の茶碗に注ぐのです。

レイモンドは一滴もこぼさす注いで見せ、
「まずお茶をお飲みなさい」と勧めてくれます。
美味しいお茶です。かなり高い茶葉と見た。

「そして・・・・あなたたちの番です!!」

まず家族Bがトライ。手が緊張で震えてるけど、何とか無事に注いだ・・・?
と思ったら、2滴ほど、こぼしてしまいました。

「あなたが失敗しても、彼女が出来れば大丈夫!」とレイモンド。

私の番です・・・・・ 不器用なわたくしが挑戦・・・

息をつめてお茶を注ぐ・・・・

ああ~~!一滴こぼれた!!!

「ダメデスねえ・・・・ でもセカンドチャンスをあげましょう。コツは注いだ後、茶碗をすばやくあげることです。ほれ、このように・・・・」
と、レイモンドがもう一度お手本を示してくれました。

今度は注いだ後、とにかくすばやくお茶碗を持ち上げることに注意してトライ。

見事一滴もこぼさずに注ぐことが出来ました♪

「素晴らしい~~! では、デザートはわたしのおごりですね~」(泣きまねするレイモンド)

デザートにはホンダウサーという中華風のお汁粉と、エッグロール(卵の入った生地を上げて蜜をかけたもの)がどっさりでてきました。

しかも、「これはお土産」といって、赤い箱にはいった中国茶の茶器セット(彫り物のある小さな急須とお碗のセット)までプレゼントしてもらっちゃいました。

フタの裏には「レイモンドより愛をこめて」と書いてあって、ハートのシールまで!

その上、位置口付近にあったテーブルを片付けさせて、レイモンドとわたしたちで記念撮影までしてくれました。


う~~ むむ。

帰国した今も、茶器セットをみながら、
「なぜわたしたちに、こんなに良くしてくださったの?レイモンド」

と首をかしげているjesterなのでございます。



なお、「太湖海鮮城」は引っ越して、現在は 
9/F, Causeway Bay Plaza2, 463-483 Lockhart Rord, Hong Kong
tel 2893 0822
にあります。「地球の歩き方」などの日本のガイドブックには古い住所が載ってますので、ご注意くださいませ。
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なんでこんなに良くしてくださるの、レイモンド? その1(上海蟹の食べ方)

2011-11-25 | My Hong Kong
さすがは食文化の国だけあって、香港料理大賞ちゅうのがございまして、そこで毎年のようによく最優秀金賞をとっている「太湖海鮮城」というレストランがトンロワン(Causeway Bay)にあるのです。

よくもまあ、こんなに美味しいものを作ってくれました、と感動してしまう美味しいものを出してくれて、しかも安い、ということで、日本のガイドブックにも良く載っていますが、香港人にも人気のお店。

ある夜更け、jesterと家族Bはここに参りました。

ここの名物料理の「三ハイ回味牛肉」や「ロブスター」や「上海蟹」を食べよう、という魂胆です。

私たちがついたときは夜の8時過ぎでしたが、待つ人が列をなして入り口は大混雑。
jesterたちは予約していたので、人をかいくぐりつつ受付へ。

香港のレストランでは、料理を運ぶ人と受付で客をテーブルにさばく人は別のお仕事。(最近日本でもこういうレストランが増えてきましたね。)

受付にいたのは60半ばぐらいの白髪交じりの紳士で、
「予約していた○○ですが・・・」
というと、
「ああ~~~! お待ちしてました! さ、こちらに(と待っている客の列の先頭に引っ張り出す) 少々お待ちくださいね」

さて、ふつうはここで、トランシーバーかなんか片手に、お店の地図が書かれたボードで、客を表す磁石を動かして、どのテーブルがあいているか確認し、席を決めてくれるのですが・・・彼は違った。

広いお店の中に飛び出し、走り回ってはその辺にいるウエイターになにやら指令を出している。
あそこを片付けろ、あそこに大きなテーブルをもってこい、とかなんとか言ってるように見える。

「すごい熱心に席作ってくれてるね」と感心してみていると、彼は走って戻ってきて、
「日本人ですね? 日本語のメニューもございますよ」
と、メニュー片手に席に誘導してくれました。

そして、席についた後も、じっとそばにたたずみ、メニューを見てあれこれ考えるわたしたちをにこにこ見守っている。
「なんでそんなに広東語がしゃべれるのですか? 発音良いですね~ あ~ 香港に住んでたんですか・・・」などとフレンドリーにしゃべりかけてくれる。

「とりあえず上海蟹を・・・・」

というと、上海蟹を持ってきて見せてくれました。(上の写真のやつです)

食べる前に大きいの、小さいの、とか、メスがいい、オスがいい、と、実物を見ながら蟹を選ぶ習慣です。
それから蒸してくれるのです。

さて、料理された蟹が出てくると、また彼が登場。

「蟹の食べ方を知っていますか?」と聞きます。
わたしは何となく覚えてますが、家族Bが「よく知りません」というと、
「じゃあ、教えてあげましょう」といって、上海蟹の食べ方講座が始まりました。

「こう、裏返して、この三角形のところをはずします。はいやってみて。
それから殻をはずし、中のクリーム(蟹ミソの事)を全部かきとって。
殻のなかのポケットの部分は食べちゃだめです。
それから、星の形をした心臓があります。これも食べちゃだめ。
(どうして?)
蟹は冷たい水の中で心臓を動かしているので、心臓は「熱」なんですね。だからこれを食べて、ビールなどの「冷」を飲んだりすると食べ合わせが悪くて、あたることがありますからね。
さて、クリーム(蟹ミソだってば)を食べたら足を全部折り取ってください。
こことここをハサミで切って、これをこっちから刺して・・・・・・
・・・・・・・・」

とまあこんな感じで、つききりで、ユーモアたっぷりに上海蟹の食べ方を教えてくれました。

jesterは何回も上海蟹を食べたことがありますが、実は・・・・いままで適当に食べていました。

だって、誰も教えてくれなかったし(汗)。

「心臓」があって、それは食べないほうがいいとか、初めて知りました。

殻の横にある小さなものがその「心臓」です。
ボケた写真ですが、確かに良く見ると、星の形をした白い軟骨?か筋肉?みたいなものがあったのでした。


マンダリン・オリエンタルホテルの上にある、香港でも最高級なほうの広東料理レストランの「文華」(マンファー)も今回行きました。

値段も「太湖」の2倍ぐらい取る「文華」なんですが、上海蟹の殻をテーブルの横でむいてくれる専門の女性がおりました。
10分以内にむきますよ~~といって、ストップウオッチで時間を計りつつ(?)すばやく美しくむいてくださるのですが、その人たちも「心臓」の事なんか何も言わなかったし、食べる部分に「心臓」がはいっていました。

(もしかして「おじいちゃんの知恵」的な漢方の食べ合わせの知識だったのかもしれませんね)


さて、蟹を食べ終わると、それを待っていたように次のお料理が。
コースのように、こんなにタイミングよく食べ終わった途端に料理が出てくるのも、彼がウエイターに言いつけて、「あと何分」とか調理場に指令を出しているらしいのでありました。

このころになると、この男性がお店では結構偉い人らしいというのがわかってきました。
わたしたちのテーブルの周りには常時ウエイターが2~3人待機して、なんか緊張した面持ちで、彼の指令を待っているみたい。

なぜかは判らないけれど、そんな「偉い人」が私たちのテーブルにつききりでサーブしてくれてる。
店内はめちゃめちゃ混んでいるというのに。

なぜじゃ~~ユパ様!(古い)


さて、このあとも、異例なセレブ扱い?? されてしまったjesterでしたが、長くなりましたので、続くのでした・・・・・・(殴
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鳩のローストは美味しかった♪ 香港よりただいまです♪

2011-10-29 | My Hong Kong
日本の公園で飛び交うをみて、指をわなわなさせ、よだれをたらしてる怪しい男を見かけたら・・・・

それはjesterの家族A (鳩が大好き;今回  留守番)かもしれません・・・



鳩の丸焼き、美味しかった!!!!

あっという間に、あわれな鳩は美味しくjesterのおなかに納まって、こんな感じ。

頭までついてる丸焼きに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
動物の頭のついてる丸焼きは、日本ではメジャーじゃないですもんね。

あ、でも和食の刺身の『生き作り』とかは、頭がついてるし、ピクピク痙攣してることもあって、あれは海外の人には「残酷」とうつるらしいですけど・・・・

しかし、あんなにおいしいのに、なんで日本では鳩を食べないんでしょうか。

平和の象徴だから?

糞害に困り「鳩に餌をやらないでください」とか看板を立てて、鳩を増やさない努力をするなら、つかまえて食べたらどうでしょう・・・・

それとも、日本の公園とか駅で首を振ってあるってる土鳩ってやつは、香港で食べてる鳩と種類が違うのかなあ?

まあ、タコもあんなにおいしいのに食べない国はあるし、鯨とか、イクラとか、サザエとか、蛇とか、虫とか・・・(以下自粛) 
国によって食文化は違いますもんね。


というわけで、香港より戻りました。

空港に着いたときには、香港の暑さと湿度に

「なにゆえに、やっと猛暑が終わり、すがすがしい季節になった日本から、こんな蒸し暑い場所にやってきたのだ、わたしは?」

と、己の考えのなさに、胃がむかむか、足もとがくらくらしましたが、慣れてしまえばそんな暑さもなんのその、まっこと楽しい日々を過ごしてきました

住んでいた時も、お店も街並みもあっという間に変わっていった、すべてにチェンジの早い香港ですが、
『中国に返還されて、あっという間に「中国化」が進んでいるのでは』
という不安は、まったく無問題(モーマンタイ)! 見事払拭されました。


友人の香港人にいわせると、返還後、本土から中国人がいっぱい入ってきて、地下鉄乗るときは列にならないし、ゴミは捨てまくるし、すべてにおいてマナーが悪く
「中国人、民度低いぞ!」といらいらし、「自分は中国人じゃないし」と思ってる香港人も多いとのこと。

(香港人だってその昔は、人ごみでぎゅうぎゅう押したりして、マナーがなってないとイギリス人に言われてたので、ちょっと笑えましたが・・・)


それでも、いろんな思いをごった混ぜにして、なおかつ、国が替わっても、人間が流入しても、お店が変わっても、街並みが変わっても、やっぱり香港は香港のまま。

混沌もその味わいの、「自由の香る港」 でした♪





家族Aは、今回の旅の写真の、「鳩」「上海蟹」などなどの食べ物部門に大きく動揺し、「おっしゃ~~! 年末に香港に行くか!!」と鼻息を荒くしておりまする。
出張で上海・北京など、中国には良く行くのに、香港は別口なんでしょうかね。
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