12日、カナダ大使館で行われた、「アイリーン・アヴァーラーキアク:神話と現実」(イヌイットの壁かけ展)のギャラリー・ツアーとレセプションに呼んで頂き、参加してきました。
(註;このアイリーン・アヴァーラーキアクさんの作品の画像は、カナダ大使館広報部の了解を得てjesterが撮影したもので、すべてのコピーライトはアイリーン・アヴァーラーキアクさん、カナダ大使館、jesterに帰属します。他のサイトへの転載は絶対なさらないでください。)
大胆でプリミティブなデザイン、豊かでコントラストの強い色彩、そしてその絵柄に語られるアニミズムの伝承・・・・
針は素朴で伸びやかで、「手仕事」の暖かさを感じさせます。
アイリーン・アヴァーラーキアクさんは、カナダの北極圏の250キロ南にあるヌナブト準州ベーカーレイクというコミュニティに住んでらっしゃいます。
カナダには3つの政府に公認された先住民族がいるそうですが、その一つ、1600人の小さなコミュニティです。
1941年か、1936年に生まれた(ご本人も確かでないそうです)アイリーンさんは、幼い頃に両親を亡くし、貧しく苦しい子供時代を送られたそうです。
1950年~60年代に、カナダ政府の保護が始まり、現在に至っておられます。
現在はキリスト教徒になられたアイリーンさんですが、子供の頃、遊牧生活を送る氷の家で、おばあちゃんから聞いたお話を忘れていません。
その世界感をアートで表現され、特に壁かけの作品は有名です。
若い頃は一つの壁掛けを1日で仕上げることもあったアイリーンさん、今は数日かかるそうです。
「狩の合間に」いろいろな製作をなさっているそうで・・・
なんと、1600人いるコミュニティの中でたった2人しかいない「女狩人」のお一人なんだそうです。
12日は同展覧会のキューレイターで、ゲルフ大学マクドナルド・スチュアート・アートセンター館長、ジュディス・ナスビーさんが、解説しながら案内してくださるギャラリーツアーが催されました。
一つ一つの作品には、アニミズム、シャーマニズムにもとずく、イヌイット独特の世界観が盛り込まれています。
それを分かりやすい言葉で説明していただき、最初に見たときには分からなかった、作品に盛り込まれた「物語」がよく理解できました。
その一部をこれから引き続いて紹介しようと思っています。
「アイリーン・アヴァーラーキアク:神話と現実」
ゲルフ大学マクドナルド・スチュアート・アートセンター所蔵イヌイット壁かけ展は、2006年12月12日(火)から 2007年3月9日(金)まで。青山の カナダ大使館高円宮記念ギャラリーにて開催中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
(註;このアイリーン・アヴァーラーキアクさんの作品の画像は、カナダ大使館広報部の了解を得てjesterが撮影したもので、すべてのコピーライトはアイリーン・アヴァーラーキアクさん、カナダ大使館、jesterに帰属します。他のサイトへの転載は絶対なさらないでください。)
大胆でプリミティブなデザイン、豊かでコントラストの強い色彩、そしてその絵柄に語られるアニミズムの伝承・・・・
針は素朴で伸びやかで、「手仕事」の暖かさを感じさせます。
アイリーン・アヴァーラーキアクさんは、カナダの北極圏の250キロ南にあるヌナブト準州ベーカーレイクというコミュニティに住んでらっしゃいます。
カナダには3つの政府に公認された先住民族がいるそうですが、その一つ、1600人の小さなコミュニティです。
1941年か、1936年に生まれた(ご本人も確かでないそうです)アイリーンさんは、幼い頃に両親を亡くし、貧しく苦しい子供時代を送られたそうです。
1950年~60年代に、カナダ政府の保護が始まり、現在に至っておられます。
現在はキリスト教徒になられたアイリーンさんですが、子供の頃、遊牧生活を送る氷の家で、おばあちゃんから聞いたお話を忘れていません。
その世界感をアートで表現され、特に壁かけの作品は有名です。
若い頃は一つの壁掛けを1日で仕上げることもあったアイリーンさん、今は数日かかるそうです。
「狩の合間に」いろいろな製作をなさっているそうで・・・
なんと、1600人いるコミュニティの中でたった2人しかいない「女狩人」のお一人なんだそうです。
12日は同展覧会のキューレイターで、ゲルフ大学マクドナルド・スチュアート・アートセンター館長、ジュディス・ナスビーさんが、解説しながら案内してくださるギャラリーツアーが催されました。
一つ一つの作品には、アニミズム、シャーマニズムにもとずく、イヌイット独特の世界観が盛り込まれています。
それを分かりやすい言葉で説明していただき、最初に見たときには分からなかった、作品に盛り込まれた「物語」がよく理解できました。
その一部をこれから引き続いて紹介しようと思っています。
「アイリーン・アヴァーラーキアク:神話と現実」
ゲルフ大学マクドナルド・スチュアート・アートセンター所蔵イヌイット壁かけ展は、2006年12月12日(火)から 2007年3月9日(金)まで。青山の カナダ大使館高円宮記念ギャラリーにて開催中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
シンプルで力強い作品ですね!
なんかアザラシに見える形もある~~♪どんな動物だちが描かれているのでしょう。
こういうの、自分でも作れたらいいなぁと思います。
パッチワークとか編み物とかも、昔は全然興味が無かったのになぁ。
物を作るっていいなぁと、改めて感じます
とっても素朴でシンプル。でもパワーがある!という感じの壁掛けでした。
そうそう、アザラシとか狼とか、北極圏にいる動物がいっぱい出てくるんですよ~
キューレイターの方に説明を聞いたときは「へ~~」とすごい感心したのですが、いざ記事にしようとしたら、よく覚えてなくて冷や汗でしたが、上にもう一つ記事を書いてみました♪
これも一つの時間つぶしだと思いますけど、あとに作品が残って、それが使えるっていうのがいいです。
この壁掛けも隙間風を防ぐ大事な役目を持っているのだと思います。
とてもシンプルなので、自分もまねしてやってみたくなる感じでした~
お返事おそくなってすみません。
そちらにもお邪魔してきたところです。
昨日、友人が見たいというので、またカナダ大使館にいってきました。
水曜日は夜8時までやっているのですが、さすがに人影がなくて、友人と二人でじっくり見てきました。
アイリーンさんの作品は、なんか力をもらえますよね。
素敵な作品を手に入れられて、よかったですね!!
またそちらにお邪魔させていただきます。これからもよろしくお願いいたします!
素敵な作家をご紹介いただき、ありがとうございます。本当はカナダ大使館の作品を全部見に行きたいのですが、秋まで日本には帰れないので無理そうです。春になったら、東に向かって美術館巡りをしてみようと思っています。