事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

真田丸 第二回「決断」

2016-01-17 | 大河ドラマ

第一回「脱出」はこちら

前回の視聴率は19.9%と予想を上回った。わたしみたいに去年は無視を決めこみ、今年はうきうきと待ち望んでいた大河ファンが多かったのだろう。ネットで大河ドラマを検索していると、もう「花燃ゆ」はすっかり無かったことになっているのが笑える。

でも擁護論も。歴史オタクの、というか城オタク教師からは

「後半はよかったですよ。社会科的には。明治初期の製糸事情がわかり、群馬県令茸取素彦を知ったし、吉田松陰の妹のことも知ったし。ドラマとは言え、授業に使えました。」

むしろ「真田丸」に批判的で

「誰もが武田家の滅亡を感じていたはずなのになんで暗くないのですか?明るいのはなんですか?私は新田次郎の“勝頼派(昌幸も)VS武田主流派(梅雪が一門筆頭)”に賛成の立場ですので、違和感がありました。」

人それぞれです(笑)。

さあ第二回。その勝頼はあっさり自刃に追い込まれ、裏切った武田の家臣のために真田一家は絶体絶命のピンチ。そこへ1本の矢が……ハン・ソロならぬ真田昌幸(草刈正雄)が登場して事なきを得る。

オープニングの字幕にしても、とにかく一気呵成にストーリーのど真ん中を語ってしまいたいあたり、STAR WARSへの意識ありあり。祖母(草笛光子)の覚悟と、そのあたりがまったくできていない母(高畑淳子)の対比がいい。殺陣もかなり考えてある。真田幸村が知謀の人であるあたりをうかがわせる。どう見ても高畑淳子の方が草刈正雄よりも年上に見えるってのはキャラの問題ですか。

徳川家康(内野聖陽)登場。家臣の本多正信のくせ者ぶりを、近藤正臣が演じていてさすが。このころの三河衆が、実は家康のことを軽んじていたあたりがよくわかります。で、軽んじられているあたりを内野が飄々として演じていてやはりさすが。

今週の名ゼリフは

「赤が上杉。黒が北条」

どちらにつくか、昌幸はくじで決めようとする。赤か黒かとくればルーレット。古畑任三郎においてキムタク(彼がジャニーズを出ていかない理由は単にこれだと思います)の回は赤か青かでしたが。

しかし昌幸は結局、赤でも黒でもない選択を。よく考えたら昌幸の息子たちはのちに赤にも黒にも賭ける選択をするわけで、伏線としてなかなか。いやー、今回も面白かった。視聴率はひきつづき19%台と読みました。かなり面白かったので20%!と言いたいところだけれど裏がイモトだからなあ……。

第三回「策略」につづく

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