事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント2016夏休みVOL.04 とみ将、川柳

2016-07-28 | 食・レシピ

VOL.03「和み屋」はこちら

いかん。こんな悠長なペースでやっていたらいつまでも夏休みが終わらない(といいのに)。一気に放出しなくては。

一枚目の画像はこれ。某店のオリジナル。酒粕と鰹節がたいそうしこんであるんだけど、わたしにはそれがなんのためなのかさっぱり。



いやそれはいいのだけれど、隣に座った常連がすごかった。

開店直後に行ったので、客はまばら。カウンターにいた若い客がすでに食べ終えそう……あ、終わった。

でもひとしきり店主と語っている。わたしはこういうのができないんだよね。しかししかし、彼はただしゃべっているだけではなかった。“次の一杯”を待っていたのである!

出て来ましたよもう一杯。うわあ。しかもこれが通例なんですって。日に二杯のラーメン。若いってすばらしいですわね。でもさあ、つくづく思うんだけど、もう一杯食べるなら次は別の店にするもんじゃないのか(笑)

お次は旧八幡町の「とみ将」。いつもいつも冒険していてはいけない。やはり自分の定番をだいじにしなければと。いつもどおり、おいしいです。



で、次が本日いただいた「川柳」のワンタンメン。近所の親子といっしょになって、さすが親孝行な人はちがうなあと。親孝行な味がする逸品です。

 

 

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うまい店ピンポイント2016夏休みVOL.03 和み屋(なごみや)

2016-07-27 | 食・レシピ

VOL.02「海鮮どんやとびしま」篇はこちら

なんとただでさえラーメン激戦区なのに酒田の亀ヶ崎にまた新しいラーメン屋が。すぐ近くにはわたしの大好きな「侍」もあるし、優勝軒のあとには「風林火山」が進出して人気があるというのに。

前まで飲み屋だったところに居抜きで入った模様。だから新規のお店なのに広い広い。駐車場もたっぷり。場所がわかりにくいのが欠点だけど、7号線のアイフルATMの真裏だといえば……

めざしているのは「半月」だとか。琴平荘系列だと律している様子。わたしが店主と語るわけないし、どうして理解できたかというと、ちゃんと入口横のホワイトボードにそう宣言してあったからです(笑)

新聞も週刊誌もなくて残念でしたが、コミック「花の慶次郎」があったのでワクワク。実は前任校の校長といっしょに食べてました。

「なんで来るんだよ」

「ほんとにいると思わなかったんだよ!」

お昼前に、学区の新しいラーメン屋も知らないのかって挑発したからね(^o^)

VOL.04「とみ将、川柳」篇につづく

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うまい店ピンポイント2016夏休みVOL.02 海鮮どんやとびしま

2016-07-26 | 食・レシピ

VOL.01「馬場」はこちら

まもなくみなさまお楽しみの(きっとそうだと思います)わたしの検診結果をお届けできると思います。

で、前夜から妻に叱られながら酒も食いものも控え、当日朝はトイレに行ってちゃんとやることはやれるのかと不安に思い(やれました)、そして検診センターへ。

オーラスはやはりバリウム。たっぷり下剤をいただいて、さあどこで飯を食おうか。

選択肢はあまり多くないんですよ。

吉野家すき家などの24時間OPENの店に向かう(ところが、酒田のなか卯は9時開店という根性の無さ……と思っていたら閉店しちゃいました)

・大木屋、麺屋さかたみなと店などの朝ラーに向かう(去年は、この二店とは違う某店に行って大失敗)。

海鮮どんやとびしまの朝メニューをかきこむ。

……今年は最後のやつ。わたしは年に一回の贅沢だと、中トロイクラ丼1300円税別をいただきました。うううううめぇ。アオサの入ったお味噌汁もうんんめぇええ。こんなこと、あと何回できるだろう。検診の朝はここ、ときっちり決めた2016年夏休み。

あとは、トイレに行って白いものを出せるのかという不安との格闘だ(勝利しました)。

VOL.03「和み屋」篇につづく

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うまい店ピンポイント2016年夏休みVOL.01 馬場

2016-07-25 | 食・レシピ

七兵衛、イスキア、大志篇はこちら

やるつもりはなかったんですよこのシリーズ。わたしも自分の身が可愛い。例によって夏休みになったからといって毎日ラーメン屋に通ったらどうなる?!……どうなるんだろう。

昨年秋から痛風を二度患い、転勤したこともあってなぜか体重も下降気味だからダイエットもチャンス。しかも8月上旬は学校事務職員の全国大会があるものだから忙しくてそれどころでは!

……わたし、そんなタマではありませんでした。食いしん坊の本領は隠せない。ほんの少しだけ、ラーメン以外にも目を向けると思いますし、なにしろ来月は山形市にはり付けなので意外な展開があるかもしれない。

ということで仕方なく、仕方なくうまい店ピンポイントの2016年夏休みバージョン開始です。

ってことでまずは酒田ラーメン。馬場。この店がある学区に転勤したんだからまずは敬意を表して。超有名店「満月」の流れであることは承知していて、無化調へのこだわりがあることも承知しているけれども、開店当時はそのことが不満だった。

「ハイミー持ってこようかと思った」

なんて不遜な発言。いまはすっかり洗練された味になってます。こってり中華、おいしいです。むしろこれだと、敵襲のような、味の強い系のお店に勝てるのかなあ。そのあたりはいずれ。

富士見町一丁目にあります。そうかここが一丁目なんだ(笑)。近所の釣り具屋さんの駐車場が使えるので、無限に駐車場があるといってもいい。

例によってわたしはその店で“何が読めるか”がポイント。この店はゆっくりと山形新聞が読めます。

VOL.02「海鮮どんやとびしま」篇につづく

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真田丸 第二十九回「異変」

2016-07-24 | 大河ドラマ

第二十八回「受難」はこちら

前回の視聴率はめずらしく的中して17.0%。この数字を基調として動いていくのかな。

今日のお話は、信繁(堺雅人)が正室を迎え(誰かわたしに彼女の魅力を解説してくれないですか)、ついこの間までさみしい生活を送っていた信幸(大泉洋)が、あろうことか本妻(吉田羊)と前妻(長野里美)を同日に懐妊させるという離れ業を演じ(誰かわたしにこのようなことができる方法を教えてくれないですか)、昌幸(草刈正雄)は伏見城の普請にかこつけて吉野太夫のもとへ通い、薫(高畑淳子)を激怒させる……

要するに緊張感ただようホームドラマなのだが、歴史ドラマとしてそれにいちいち陰を仕込んでいます。

・信繁の義父となった大谷吉継には、のちの宿痾がうかがえるシーンが出る(大河ドラマとしてギリギリの線だったかも。関ヶ原のときはどうするのだろう)。

・信幸の前妻がすぐそばにいることに、妻がどの時点で気づいたかは描かれない。しかしそのことを父親(本多忠勝)に伝えていなかったことで、夫を憎からず思っていたことをさりげなく。

・昌幸は妻が公家の出ではなかったことを息子ふたりに告げ、それ以降の薫の言行にこれまでとは違った色をつける

……といった具合に例によってダブルミーニングの嵐。やれやれ。しかしそれ以上に強調されたのは秀吉の老い。おねしょは軍師官兵衛でも描かれていたけれど、あちらは二階堂ふみという若くて若くて仕方がない淀君の前で失禁する悲哀があった。こちらは三成と信繁が、ある方法でごまかすコント芝居(笑)。こちらもけっこうですけどね。

秀頼が秀吉の本当の子であったか、それは淀君以外の誰にもわからない。でも秀吉に権力への妄執があったとすれば、誰の子であったとしても秀頼にすがるしかない。とすれば徳川を……この構造が真田家の兄弟にしっかりシンクロする回。

年をとってから子が初めて出来た気持ちを、三谷幸喜はこれからうっすらとドラマにしのばせるのかもしれない。視聴率はやはり17%台維持と読みました。フジテレビがなんかやっていたとしても。

明日の朝は検診。自分の身体はどうなっているのかしら。秀吉の気持ちもちょっとわかるわあ(言いすぎ)。画像は山形出身の橋本マナミです。細川ガラシャで島田陽子を超えるのはきついなあ。

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「天下一の軽口男」 木下昌輝著 幻冬舎

2016-07-23 | 本と雑誌

宇喜多の捨て嫁」で、純粋悪・絶対悪の宇喜多直家を描いた気鋭の新人作家が、今度は上方落語の祖と言われる米沢彦八の生涯を描く。振れ幅でかいなー、意図的にさまざまな題材にチャレンジしているのだろうけれど。

米沢彦八という存在は知りませんでした。でも確かに実在していたらしく、名古屋で亡くなったのもこの小説と一致している。

彼は子どものころから話芸をみがき、話芸だけで食えるようになりたいと願っていたし、その才もあった。ただ、江戸時代中期においては、純粋の話芸がまだ評価されておらず、辻立ちしているなかからスカウトされ(まさしく、芸能プロのスカウトマンのような存在がいたのだ)、豪商たちに座敷で芸を披露するのが成功とされていた。

彦八はそんな金持ちの慰み者になるよりも、庶民に向けて芸を発信し、笑いをとりたいと願う。そのために、彼はオリジナルの芸をつくりあげ……

現代の芸能とつながる部分が多いのに驚く。もちろんこれは木下の計算でもあるだろう。ネタをパクられて江戸に行かざるをえなくなるとか、ライブによって芸がみがかれていくとか、オリジナルこそが至上であるとか。

古典落語にあぐらをかける状況にはもちろんその頃はなく、“古典”という発想すらなく、だいたい“落語”というジャンルすらなかったのだから。米朝や春団治の先達は、なかなかにハードな人生を歩んだようだ。

そんな彦八が、実はいちばん笑わせたかったのは誰なのか、このあたりは泣かせます。さあ木下は、今度はどんな手でくるのかしら。


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「唄めぐり」 石田千著 新潮社

2016-07-21 | 音楽

民謡 会津磐梯山(福島) 大塚文雄

うちの学校のPTA広報に載せたネタその2(その1はいずれ)。毎号、「おぼげだ」というタイトルで驚いたことを職員が披露するのである。

校地内全面禁煙なので、前任校でも正門前でタバコを吸っていました(どうもすみません)。すると通りすがりの住民の方々からさんざん説教されることに。

「まだきみは禁煙できないのかね!」

「はあ」

そんな会話をしているうちになぜか深い話になってしまい

「やはり、自分の子どもには本を読ませるべきだと思うよ」

「はあ」

「まあ、そのせいもあったか、うちの娘は物書きになったんだけどね」

「……物書き?」

「○○というんだ。まあ、知らないだろうけど」

でええええ、某芥川賞候補作家じゃないかっ!おぼげだ。

……この、○○の部分に入るのが、石田千。わたし、彼女の「あめりかむら」しか読んだことがなくて、おとうさんが近所に住んでいることも知りませんでした。おぼげだ(驚いた)。

「唄めぐり」は、芸術新潮の連載で、石田が日本各地を訪ねてその地の民謡にまつわるあれこれを取材したルポ。さすが、嵐山光三郎門下だけあってさりげないユーモア(とにかく酒を飲みまくり、神社では良縁がありますようにと祈っている)がたっぷり。その土地の人たちへのリスペクトも感じられて気持のいい本だ。ボリュームもたっぷり。

民謡が、それぞれオリジナルな曲として存在するのではなく、ある地方の唄が、商人や職人によって伝えられ、違う曲になっている例が多いことに驚く。

そして、レコードという存在が、そのままであれば常に形を変えるであろう民謡というものに、良かれ悪しかれ一種の完成形を与えた事実には考え込まされた。

「小原庄助さん♪」という会津磐梯山の一節が、レコード化の際に勝手につけ加えられ、地元が反発したなどと聞くと、民謡についてわたしは何にも知らなかったんだなとつくづく。いやーおぼげだ。

ということで本日の一曲はまたしても大塚文雄さんの「会津磐梯山」。これには本当に慄然としてしまいました………え、この人は山形県の出身だったの?マジ知りませんでした。あー怒らないでー。バックコーラスはシュープリームスもびっくりのファンキーさです!



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追悼大橋巨泉

2016-07-20 | テレビ番組

あれは小学生のころだった。プロ野球中継を見ていたら(山形県は日テレ系の山形放送しか民放がなかったので、当然巨人戦)、スポーツアナがテンション高く、

「この秋、ご覧の局の火曜8時から『ゲバゲバ90分!』という番組が始まります!」

と番宣。局をあげて、この特大ギャグ番組に賭けているのが小学生にも理解できた。今思えば井上ひさし喰始松原敏春などそうそうたる面々が書いていたのだ。

そのオープニングに登場したのが大橋巨泉と前田武彦。なにやら、これまでのテレビとは違う番組が始まったのだなとだけは理解できた。なにしろ大橋巨泉というその司会者は、視聴者にみじんも媚びを売らないのだ。熱中しましたよわたしも。

井原高忠、永六輔につづいて、大橋巨泉も亡くなったという。この三人の共通点ならいくらでもあげられるが、その最大のものは

・テレビはおれたちがつくった

という強烈なプライドと

・でもテレビなんかどうでもいい

と思っていたことだと思う(もっと大きいのは、彼らが戦争を知っていることだが)。確かに、テレビをつくったのは彼らだ。同時に、いつでもケツをまくってやると思っていたはず。

日テレの敏腕プロデューサーだった井原は早々にリタイアしたし、永はラジオの方を偏愛した。

巨泉にしても、「11PM」「クイズダービー(山形ではネットしていなかったので、東京に出て初めて見ました)」「世界まるごとHOWマッチ」「ギミア・ぶれいく」などのヒットを飛ばしながら(わたしが好きだったのは「巨泉のこんなモノいらない!?」だった)、しかし自分の生活を守ることを高らかに宣言していて、出演者を呼び捨てにするなど、文句があるなら辞めてやるという姿勢ありあり。週刊現代のエッセイも政治的に賛同できるものだった。そうか、亡くなったのか。

「この人の奥さん(浅野順子)はね、むかし少女雑誌のモデルですごく人気があったの」

さすがうちの妻は年季の入った芸能通だ。わたしにとっては鈴木清順の「けんかえれじい」における清純そのもののヒロインだった。どうして巨泉と?(笑)

今日のNHKニュースのトップに、「11PM」の、あのテーマソング(シャバダバダバダバア)が流れた。テレビ人として、あのNHKもそうせざるをえなかったのだろう。きっと五十代のお偉いさんが「日テレの許可もらってこい!」と命じたにきまっている。わたしたちの世代は、11PMでできあがっているもんなあ。

朝まるで弱い朝丘雪路や、長くラジオのアシスタントをつとめた一谷伸江も哀しんでいるだろう。合掌。

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明細書を見ろ!2016年7月号 空飛ぶ秘書室

2016-07-19 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2016年期末勤勉手当号PART2「学校事務職員募集中!」はこちら

今年の4月から、酒田市が全日空の関連会社であるシンクタンク、ANA総研と地域の活性化をめざして提携を結んでいることをご存知ですか。

酒田市は、観光資源開発や人材育成のためにANAのノウハウを活用したいと願い、ANAの側は、地域の魅力を高めて人やモノの流動を増やしたいと思惑が一致。さっそく、市長公室の政策参与として総研の社員がひとり勤務しています。

一方、山形県の学校事務職員は、この8月に全国学校事務研究大会が山形市で開催されるため、日々その準備に追われています。わたしがたまに消えるのはそのためです。酒田市の事務職員も、その多くが大会で受付業務などを行うため、事前に接遇講習をセッティング。講師として招かれたのが、例の政策参与が「いいタマがいます」と紹介してくれたANAのキャビン・アテンダント。おお。

「でもさあ」

案内文書を読みながら

「CAとは言っても、こういうマナー講習みたいのをやる人って、OGじゃないのかな」

うちの教頭は冷静ですね。実はわたしもそう予想して会場に行ったら、バリバリの現役、バリバリの美人でした。いきなりテンション高まる。

研修はなかなかけっこうでした。つかみのネタは

「成田~ロスアンゼルス間の、片道ファーストクラスの正規料金はいくらだと思います?」

正解はなんと103万円。片道でですよ。

つまり航空会社としては、対価103万円に見合うサービスを用意しなければならないのだと。具体的には……

・常に笑顔を絶やさず、待機中も口角をあげて微笑を保つ

・物を渡すとき、方向を示すときには指をそろえる

・相手に合わせた声の大きさを工夫

・相手の話は、相づち・うなずき、アイコンタクト(目を合わせるのが苦手な人は鼻でも可)でしっかりと聞く

・お見送りは感謝の言葉とともに、見えなくなるまでしっかりと

……で、できねえ。おれにはできねえ。しかしANAだけでも7000人いるというキャビン・アテンダントたちは、このようなおもてなしを行うことで、究極の密室である飛行機における突発事項に備えている。別に事務職員の全国大会において

「お客様のなかにお医者様はいらっしゃいませんか!?」

的なことは起こらないだろうけれども、理不尽な、予想もつかないトラブルはきっと起こるだろう。そんなとき、はたして彼女たちのように“笑って”対処できるかははなはだ心もとない。

え、長々と研修を復命したのは、保護者との面談に有効だからかって?まさか。来月の上旬、わたしは山形市に出張なので、なにも期待するな、それだけが言いたかったのです。

研修終了後、講師は函館出身だと明かしてくれました。おいおい、函館出身で全日空とくれば、うちの奥さん(むかし北海道で勤務してました。カーゴ担当)といっしょじゃないか。なのにだいぶ違うなあ。これがCAと地上勤務の差というものかしら(泣)。

画像は「TOO YOUNG TO DIE!」(2016 東宝)

監督・脚本:宮藤官九郎

主演:長瀬智也、神木隆之介、宮沢りえ

バス事故のせいで公開が延期されたいわくつきの作品。でも地獄めぐりの意匠をはぎとってしまえば、今どきめずらしい純愛学園ドラマでした。まあ、校長(古田新太)が閻魔大王ってのは変わってるけど(笑)。Charと野村義男がギターバトルをくり広げるシーンで笑える世代の方が楽しめると思います。

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「家康、江戸を建てる」 門井慶喜著 祥伝社

2016-07-18 | 本と雑誌

直木賞候補になったこともあって、爆発的に売れ始めたようだ。作者の名前も時代小説作家として気合い入ってます。本名なんだろうか。

秀吉から北条氏の領地をすべて与えられた(そのかわりに駿河、三河などをとりあげられた)家康は、家臣の反対をよそに関東に移ることを受諾する。しかも、居城を小田原ではなく、単なる湿地にすぎなかった江戸に構えることにする……

真田丸」でも描かれたエピソード。こちらの家康は「予想以上にススキ野原だったわい」と嘆いていた。はたしてそんな何にもない場所に家康は何を求めたのかがテーマ。その目的のために、

・治水……利根川の流れを強引に東に変え、江戸を豊穣な土地に変える

・貨幣鋳造……使い勝手がよくなかった大判ではなく、小判を流通させることで豊臣から経済力を削ぐ

・利水……海水が浸食する土地だったため、江戸は“いい水”を大量に必要とした。水源地の確保は喫緊の課題だった。

・石垣……天下人の城となる江戸城にふさわしい巨石はどこにあるのか。また、それをどう運ぶか

・天守閣建築……その江戸城に天守閣は必要なのか。秀忠は黒塗りを主張するが、なぜか家康は白くなければならぬと強硬に命ずる。その理由とは。

つまりは都市計画と建築をめぐるお話。それぞれが切れ味するどい短編になっている。すべてに有能な職人が登場し、家康の願望を実現するために奔走する。近ごろめずらしいほどにポジティブなお話なのだけれど、江戸城の天守閣が白くなければならないというエピソードが、単にいけいけの小説にはしていない。

今度の直木賞レースは、原田マハのぶっちぎりと予想したけれど、これはひょっとしてひょっとするかも。

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