事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

真田丸 第三十八回「昌幸」

2016-09-25 | 大河ドラマ

第三十七回「信之」はこちら

今日はタイトルどおり真田昌幸(草刈正雄)の最期。九度山に蟄居させられてからの十年を一気に。

この大河をこれまでリードしてきたのは草刈正雄。誰だってそう思っている。あの美男なだけだった男が、古畑任三郎の神の回「ゲームの達人」を経由してここまでの役者になった。代表作を問われれば文句なく「真田丸です」と答えることができるのだ。もって瞑すべし。いや草刈さんは死んでないですけど。

前回の視聴率は17.3%と的中。昌幸だけでなく、本多忠勝(藤岡弘、)、加藤清正(新井浩文)までが退場。代わりに登場したのが大人になった秀頼(中川大志)。堂々たる偉丈夫。だからこそ家康があせるというのはわかりやすい。自分の息子(星野源)よりもよほど有望なので(笑)。

久しぶりに歴史オタク教師から関ヶ原総括が。特に今回まったく登場しない北政所(鈴木京香)がらみは参考になった。

・実子がいなかったことで、客観的な判断ができた人だった

・血族が秀吉のせいで不幸になっていくことで、より冷めた目で世の中を見た

・大恩ある織田家の様子を見ていて、平和のために権力が移ることに抵抗感がなかった

……なるほどなるほど。特に秀次の扱いで豊臣という存在を客体化し、それ以上に、本人の意向はどうあれ“そうあったのではないか”と徳川が煽ったというのはいかにも。

同じように床につきながら、妻の薫(高畑淳子)は信之(大泉洋)のもとで食欲ありあり。夫の昌幸は信繁(堺雅人)のもとで死んでゆく。長男が捨てざるをえなかった“幸”の字を受け継いでくれという運びは泣ける。そう来るかあ。だから二週つづけて人名がタイトルなんだね。

昌幸が信繁に託した策は驚天動地のもので、同時に現実的だ。十年かけて考えた策が、息子に受け継がれていく(微妙にねじれていくのだけれど)ことを確信しながら冥土に旅立ったのだ。総括すれば確かに晩年は恵まれなかったかもしれないけれど、この十年を「どう徳川を倒すか」だけに傾注。幸せな人生ではないでしょうか。

孫(彼もまた悲劇的な最期を迎える)に、いじめっ子への対策を授けて倒れる展開は、もちろん「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランドを意識したのでしょう。すばらしい演技だった。草刈正雄のこれからに期待。今回は絶対に18%台!

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「官賊と幕臣たち」原田伊織著 毎日ワンズ

2016-09-24 | 本と雑誌



前作「明治維新という過ち」で、官軍の卑劣さを徹底的にぶったたいた原田は、しかし意外にも右翼の人。今回も長州の連中が天皇を「玉」として軽く政治利用していることに激怒している。それ、今も変わってませんから。

天皇陛下万歳と強要するその背後で、天皇の威光を自分の権威付けに徹底利用し、天皇自身の考えなどまったく忖度しない。

今回の生前退位云々についても、政治利用されることへの懸念から、今上みずからが摂政を拒否するなど、禁裏と政治の暗闘はつづいている。

しかしそれ以上に、戦国期における人身売買の記述にはびっくり。聖戦をうたう上杉謙信が特にひどかったというあたり、ほんとですかー。

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「超高速!参勤交代リターンズ」(2016 松竹)

2016-09-23 | 邦画

さすが地元庄内で撮られた映画だけあって、前作につづいて鶴岡まちキネは平日にもかかわらず(例によって振替休日に見ています)にぎわっている。全国的にも高稼働のようで、まずはめでたい。

おなじみの田畑は羽黒にあるスタジオセディックのもの。今回は謎の集団に荒らされてしまう。ある勢力(ばればれですけど)の陰謀で、湯長谷藩はふたたび窮地に陥り、藩主(佐々木蔵之介……思えば時代劇にぴったりの名前)や家来たち(寺脇康文、六角精児、西村雅彦、柄本時生、知念侑季)は全力疾走する破目になる。

どうしたって前作の二番煎じになってしまうわけなので、作り手たちは開き直って同じ構図でドラマを展開する。抜け忍(伊原剛志)のエピソードとかね。

でもこれ、時代劇ファンにとってありがたい話なのだと思う。予定調和けっこう。妙な新機軸はむしろ邪魔。水戸黄門が将軍職に恋々とするドラマがあったとして、あなた見たいですか。そんなファンに向けたサービスとして、いま朝ドラでチョー悪役をやっている(まだやってますか)古田新太に、とんでもない人物を演らせています。気持ちよさそうに桜吹雪を……あ、あれは北町の奉行だった。

前作よりもありがたいのは、深田恭子が今回は最初からめちゃめちゃ綺麗なこと。遊女から大名の側室になる戸惑いもかわいい。できればもう少し色っぽいシーンがあると……いかんいかん。そういう邪念はこのドラマに似つかわしくない。

この手のほのぼの時代劇が、年に1~2本はあってほしい。むかしなら明朗時代劇と称された感じの。今年は「殿、利息でござる!」があったし、去年のわたしのベストワンは「駆込み女と駆出し男」。この流れはおそらく「武士の家計簿」あたりから始まったんだろうけれど、わたし、好きです。

それに、一種のファンタジーとして描かなければ、柳生(あ、言っちゃった)の遣い手たちと闘う湯長谷藩のおとぼけ家来たちが、まったく傷つかないのは納得できないでしょう(助さん格さんが毎回瀕死の重傷を負うドラマがあったとして、あなた見たいですか)。

しかし吉宗を善玉にするために、清水義範の「尾張春風伝」、朝井まかての「御松茸騒動」に登場する尾張藩主、徳川宗春が単なる愚昧な殿様になっているのは納得できん!おっと、これも邪念かしら。

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「ディストラクション・ベイビーズ」(2016 東京テアトル)

2016-09-22 | 邦画

振替休日は映画。そう決めてはいるものの、さあ何を見よう。

鶴岡まちキネで朝8時台にスタートするのは「怒り」と「ディストラクション・ベイビーズ」か。迷うことなくディストラクションにする。決め手になったのは予告編。超豪華キャストをそろえ、俳優たちがみな号泣する「怒り」の予告は、正直しんどかった。二度三度と見るうちに、もう本編を見たような気にさえ。

その点、「ディストラクションベイビーズ」の予告はソリッドそのもの。並の暴力描写じゃない。キャストも、柳楽優弥、菅田(「共喰い」)将暉、小松(「バクマン」)菜奈、村上(村上淳とUAの息子)虹郎と、気になる若手がそろってる。やっぱり、こっちだよな。

でも、平日の朝からこの病んだ映画を選んだのはわたしだけ。最初っから最後まで観客はわたし一人でした。やっぱそうなるか(笑)。

なんの理由もなくまわりにケンカを売る男(柳楽)、それを煽り、大事件につなげてしまうお調子者(菅田)、彼らに拉致され、しかし最初に人を殺してしまうキャバ嬢(小松)。意味も動機もない、純粋な暴力が横溢する。

スクリーンのなかのケンカではなく、街の片隅で実際に行われているストリートファイトのように撮影されているので怖い怖い。しかも、殴る音が妙にくぐもっているのもリアル。

舞台となっている愛媛には警察はいないのか!というぐらいに握り拳以外の武器は慎重に排除され、ついに登場した警官の拳銃がどんな結果を呼ぶかは観客にまったく説明されない。

衣装の交換によって性格まで憑依する展開。ラストで、主人公が文字どおり脱皮していることを予感させて終了。

破壊的なベイビーズを、善と悪の両面からサポートするでんでん池松壮亮もすばらしい。心温まる場面皆無。でも、絶対のおすすめだ。真利子哲也監督メジャーデビュー作品。

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葛城事件その2

2016-09-20 | 邦画

PART1はこちら

それ以前から母は少なからず異常さが見えていた。ほとんど家事をせず、引きこもりの二男については、甘やかすだけ(つまりほとんどコミットしない)。夫に耐え切れなくなった彼女は家出する。

この、出て行った先のアパートのシーンは、追いつめられた家族の最後の場所であることが観客に理解できるようになっている。あたたかな色調のなかで、母と二男はやはりコンビニから買ってきたパスタを食べている。

そんな、まったく料理をつくらない母親が、息子たちに発する質問は哀しい。

「地球最後の日に、何が食べたい?あたしはおばあちゃんがつくったちらし寿司だなあ」

答えたがらない二男は、せかされてようやく答える。

「うな重。」

「えええ?」

「おれ、歯わるいし。」

そこへ父親が現れ、アパートの情景は文字通り暗転する。二男に手を上げないことを条件に家に戻る妻。そこには、さらなる地獄が待っていた。

二男が行うのは、ご想像のとおり無差別殺人だ。この映画は、どんな家族にだってその不幸は起こりうるのだと主張している。その主張に説得力がありすぎて(まったく他人事だと思える観客は幸福だ)、見終わって不安でいたたまれなくなる。

ナイフを持った二男は、殺戮の直前にキャバクラの呼びこみに声をかけられる。殺す相手としてその呼びこみを二男が見た、という判断もあるだろうが、その誘いにのっていたら、ひょっとしたら不幸な事件はなかったかも、とも思わせる。現実はあやふやで、家族という存在もまた危うい。

死刑執行の朝、二男が最後に口にしたものを聞いて、父親は何を考えたか。彼が最後に食べる冷やし中華もまた、壮絶にまずそうなのである。気力と体力が充実しているときに見ないと、弾き飛ばされそうな映画。ぜひに、とは言わない。でも、これもまた家族の映画だ。

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「葛城事件」 (2016 ファントム・フィルム)

2016-09-19 | 邦画

これほどたくさんの食事シーンがあるのに、まったく、まったくひとつもうまそうなものが出てこないことに気づく。

夫婦(三浦友和、南果歩)と二人の息子(新井浩文、若葉竜也)。古びたけれども瀟洒な家に住み、新築のときに植えたみかんの木が、今は実をつけている。普通の、穏やかな家庭であってもおかしくないのに、この四人の関係は恐ろしいくらいに、粉々に砕けていく。

時系列が前後しながら描かれるので、観客はなぜこの家に三浦友和だけが残されているのかを類推しながら見ることになる。

象徴的なのがオープニング。三浦友和が塀にペンキを塗っている。金物店を営む彼にとってはお得意の作業だろうか。しかしそれは、スプレーで書き込まれた心ない落書き(「人殺し」「死ね」)を消すためのものだった。

どうやら、二男が凶悪な事件を起こし、死刑判決が出ているようだ。そのことは、田中麗奈が演ずる「死刑反対の立場で、結婚することで死刑囚を“変えよう”」とする嫁の出現で知らされる。

ここでばらしておくと、この「葛城事件」のモデルになっているのは「池田小事件」であり(だけではないが)、犯人の宅間もまた獄中結婚している。

二男は獄中。では長男は?母親は?

ここで、三浦友和が演ずる父親の特異性が見えてくる。象徴的なシーンがふたつ。

二十年通った中華料理屋。長男の嫁とその両親もふくめて会食。そこで、父親は切れる。麻婆豆腐が辛いと。いかに自分がこの店に貢献していて、どれだけ通ってきたかを強調し、店主を呼べと怒鳴り、まわりは「また始まった」とうなだれる。

近所のスナック。「(息子が殺人犯なのだから)少しはわきまえろ」と他の客が敬遠しているのに、彼は「三年目の浮気」の男性パートだけを延々と歌い続ける。

……絶対にいっしょに住みたくはない人間。そこを、三浦友和は絶妙に演じてみせる。以下次号

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真田丸 第三十七回「信之」

2016-09-18 | 大河ドラマ

第三十六回「勝負」はこちら

前回の視聴率は16.5%と、わたしの予想よりは伸びなかった。でもそんなことはいい。今回の「信之」(信幸は、父からもらった幸の字を捨て去ることを家康に強要される)は、三谷幸喜が「新選組!」ファンへ「大河に帰ってきましたよ」という挨拶に思えてうれしかった。もう、9月ですけどね(笑)

誰にとっても意外だったのは関ヶ原の戦いがわずか一日で終わったこと。日本史知らずのわたしは、だって結果としてそうなんだしと昔は思っていた。でも形勢不利と見れば三成は、自分のフランチャイズである近江や大阪まで退くという選択肢があったのにそうしなかった。原理主義者の限界なのかなあ。

おかげで真田家は塗炭の苦しみをなめることになる。流罪。九度山(日本史知らずなので“くどさん”だと思ってました)に移った昌幸と信繁。思えばここから真田十勇士の話は始まるのよね。真田紐の話もこれから出てくるんでしょう。

わたしがうれしかったのは、大谷刑部と石田三成の最期を、それぞれゆかりの女性が語るくだり。刑部は

「治部、楽しかったぞ」

とつぶやき、首を差し出す。これは「新選組!」において、近藤勇(香取慎吾)が、土方歳三との日々を追想しながら

「トシ(歳三)」

と微笑みながら斬首させられたことへの返歌だし、その土方歳三を演じた山本耕史が、また艶然と微笑みながら死んでいくのも、あのドラマあったからこそのシーンだ。

あの頃とひとつだけ違っているとすれば、それぞれ男たちは満足して死んでいくけれど、遺された女たちの悲嘆が具体的に描かれたことだろうか。

三成の妻の狂気は納得できる。彼にとって妻は、自分への信奉者でなければならなかったろうから。哀しい話だ。応援の意味もこめて今度こそ17%台復帰と読みました。すばらしい回だった。

第三十八回「昌幸」につづく

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「帰ってきたヒトラー」Er ist wieder da (2015 GAGA)

2016-09-17 | 洋画

現代にタイムスリップした超有名人が、TVマンに見出され、ものまね芸人として人気を得ていく。なにしろ、本人だから。なんか、ありがちなストーリー。しかしこれがドイツにおけるヒトラーの復活劇となると、話はかなりやばい。ドイツ人にとって、自分たちの過去の悪行の象徴だし、ユダヤの血をひく人々にとっては、永劫に悪夢の存在だからだ。

しかしそんな設定以外の部分が興味深い(だから状況の説明である前半は、隠し撮りのスリルとドイツの美しい情景描写はあるとはいえ、さして面白くはない)。

現代に適応し、その腐敗がナチの台頭時と同一であることをヒトラーは即座に見抜く。テレビカメラ(視聴者)に向かい「なぜこんな下劣な番組を見ているのだ」と挑発。最初は「芸」として笑っていた視聴者も、しかし次第に困惑していく。なぜ、こんなにこのちょびヒゲ男のことが気になるのだろう。

かくて人気爆発。ナチ党の党首がネオナチに暴行されるという皮肉な展開はあれど、彼の影響力は大きくなり、親衛隊を組織するまでになる。そして……

移民排斥など、極右的な政策が各国で人気を得ている現在(メルケルは孤軍奮闘している)だからこそ、ドイツ人自身がドイツ人に、そして世界のポピュリストたちに向けたメッセージ。

ナチが初めて登場したとき、彼らは嘲笑を浴びたという経緯と、まぬけな発言をくり返し、批判されながらもいつのまにか巨大な権力を握っている(というより進呈されている)日本のポピュリストたちの共通点にはうなった。

そしてなによりすばらしいのはヒトラーを演じたオリバー・マスッチだ。沈黙、愛敬、機知、そして自分を絶対に疑わない能力に長けた男を演じて圧倒的だ。彼の演説は説得力があり、つぶやきには含蓄がある。

「わたしは、きみたちと同じなんだ」

モンスターとして過去のものだと思っていると、あなたのそばにいつのまにかヒトラーがいるという警告。コメディだけれども、うすら寒くなる。

原題はEr ist wieder da「彼が帰って来た」

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明細書を見ろ!2016年9月号PART2 監査対策。

2016-09-16 | 明細書を見ろ!(事務だより)

'Round Midnight - Herbie Hancock (with Wynton Marsalis)

PART1はこちら

9月監査対策号「急告」はこちら

みなさんちゃんと出勤簿にハンコ押してますか。今回の監査の正式名称は「県監査委員事務局監査」。対象は今年の6月に支給された期末勤勉手当。ということはやはりメインの帳簿は出勤簿ということになります。採用や休暇関係でとっぷりとチェックされるんでしょう。

二年前に前任校で同じような経験があり、他校から情報提供を求められたので当時のアンケートの回答を再掲。

<事前準備で気をつけた点はなんですか>

・期限付職員の“空白の一日”(3月31日)の部分が狙い撃ちされるのは目に見えているので、出勤簿の再点検

・採用者の履歴もポイントらしいので、再度確認(辞令など)。

・神に祈る

……結果は「神様ありがとう」でしたが今回はどうなるか。

本日の一曲はハービー・ハンコックとウィントン・マルサリスという夢の組み合わせで「ラウンド・ミッドナイト」。他のメンツもすごいすごい。へー、これは東京で録音されたのか。そういえばどっちもCBSソニーのアーティストだったもんな。信濃町あたりでやったのかしら(なんとそのとおりでした)。

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明細書を見ろ!2016年9月号「速報人事院勧告」

2016-09-15 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2016年8月号「学校事務全国大会報告」はこちら

8月に、人事院勧告が出ましたので内容をお知らせします。勧告はあくまで国家公務員の給与についてのものですが、その内容は来月に出るであろう山形県人事委員会勧告に激しく影響するので無視できないのです。

今回の特徴は以下のとおり。

1.昨年につづき、給料表を改定して給料額をアップさせる

2.ボーナスを0.1月分引き上げる

……ここまでは、まあ悪くない話です。ところが

3.配偶者に係る扶養手当(13000円)を他の扶養親族に係る手当と同額(6500円)に引き下げ、その分で子どもに係る手当を増額(10000円)。

……これが、ちょっとひっかかる。この動きは、例の一億総活躍社会とかいう語呂の悪いフレーズと連動していることは確実。配偶者が所得要件(年額130万円以下)のためにフルに働いていないのではないか、もっと働かせろ、というわけ。

これは、自民党の税調がいま盛んにアピールしている「配偶者控除」の撤廃と「夫婦控除」の創設とも連動しているのでしょう。この件は年末調整のころにあらためて特集するとして、気になるのは人事院の姿勢です。

人事院勧告というのは、民間の給与と比較して公務員の給与を是正するためにあります。クミアイとの交渉では「民間はこうなってると勧告にありますし」と突っぱねられることも多い。

ところが、実は昨年の勧告では、扶養手当に見直しの必要はないとされていたのです。つまり、民間にこんな動きはない。それが突然このような形になったのは、どう考えても人事院が官邸に気を使ったとしか思えない(実際に、首相はこの部分を人事院にリクエストしていたようです)。

確かに人事院勧告とは多かれ少なかれ政治的な存在ではあったけれども、ここまでむき出しになったのって初めてではないでしょうか。なんか近ごろ、いろんなことがあからさま。やれやれ。

画像は「後妻業の女」

何に驚いたといって、場内おばあちゃんだらけだったこと。某地区の社会福祉協議会のバスで大挙して来ていたのでした。にしても理解のある社会福祉協議会だな。おばあちゃんたちを、じじいを殺して財産をぶんどる女の映画に連れてくるとは(笑)。

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