事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント検証篇その5~山形ラーメン四天王の南「よしのや」

2008-08-24 | 食・レシピ

Image130  山形ラーメン四天王の西「大沼食堂」はこちら

南のよしのやは、最初に行ったときはお休みで空振り。よーし今度こそ、と意気込んで向かう。四天王のなかでいちばん店は広く、駐車場も充実しているだろうか。それにしたって5台分ぐらいしかないのだが。ここもクセのない味でけっこうでした。店の調度も渋い。食べている最中にウチの職員から「年末調整の書類の書き方について」なんて無粋な電話が入らなければもっとよかったのに。

山形市において、基本的に旅行者であるわたしに駐車場が狭いというのは致命的だ。路駐という行為はその町を知悉している人がやるものだし。その点で四天王を“ピンポイントに通いつめる店”にするのはちと苦しい。それでは四天王以外にわたしが向かった店とは……以下次号

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

杉村春子

2008-08-24 | 芸能ネタ

512nqh0kcrl 一種の化け物でもあった杉村春子については、もう少しつっこんだルポが出てくる頃合いだと思う。生前の彼女に斬り込んだ二冊のノンフィクションの面白さからみても、杉村の女の一生には、まだまだ底知れない闇と栄光があるような気がするのだ。

女優 杉村春子」大笹吉雄著 集英社
毀誉褒貶の激しい、しかし演技のうまさでは文句なく日本一の女優に、このインタビュアーはみごとに切り込んでいる。インタビュイーの質に負けていないのだ。てんこ盛りエピソードの女臭さにびっくり。

杉村春子 女優として 女として」中丸美繪著 文藝春秋
三人の夫以外のもうひとりの男の存在。文学座が杉村春子一座であることに我慢できずに飛び出していった多くの俳優たちにとって、彼女の存在が耐えきれなかったように、杉村にとっても(彼らの存在が)耐えられなかったとする現実は怖い。太地喜和子の死を、本音のところで彼女はどう考えていたのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

給振PART5~強奪

2008-08-24 | 事務職員部報

Img10532808959 給振PART4「営業努力」はこちら

1988年、酒田市内の小学校で起きた現金強奪未遂事件のことは、もう知らない世代の事務職員も増えているはず。給与受領後、学校に帰ってきた時点で強盗に襲われた事務職員が頭部を負傷した経緯もあり、山形県も全国的にはかなり遅くはなりましたが(しかしおかげでかなり職員にとってスマートな形になってはいる)平成8年3月分給与から口座振込制度が導入されました。でも実情をみると、所属によってその振込の割合にはかなりの格差があり、先日のアンケートの結果を見ると、特に酒田はなかなか進んでいないのが現実のようです。

「そんな事件があったのなら、当の酒田がもっとリードして浸透させたらいいじゃないか」と言われそうですが、話はそう簡単ではありません。

実はこの制度、組合費を天引きさせないために考案されたという不幸な出自があり、ためにこの問題を労働組合が語ることはタブーに近い雰囲気があったのです。第一、“受けとる側→事務職員以外”にとって現金はやはり便利だし、なにより充実感(笑)があることはよくわかります。結果として県教組および県教組事務職員部は、

端数
寒冷地手当(導入当時は8月10日支給で、わざわざ夏季休業中に会議を組んでいたりした学校もあった。今年からは上乗せ支給。この手当のことを庄内の人間と話し合ってはいけない。「なんで無くなるんだっ!」といきなりぶち切れてしまうので)
差額(まあ、これ自体もなつかしい存在になってしまった……)

を振込にしていく取り組みをすすめる、という一種及び腰な対応となってしまいました。そして現在は一歩すすめて、すぐに現金として必要な生活給とはいえない(反論があることは重々承知しています)期末手当、勤勉手当も振込にできないか、と運動してきました。

 しかしここは原点にかえって考えてほしいのです。この不況下、犯罪はますます頻発、凶暴化しており、現金を特定の職員に一度集中させ、しかも移動し、加えて仕分けを行うという作業にはかなりのリスク(とコストであることは前に説明した)が発生し、そのリスクの多くは事務職員に向かいます(どこかの事務職員のように182㎝の巨体をみんなが持っているわけではなく、県内の事務職員の8割は女性)。『事務職員の生命をまもる』という観点から全員全額振込を推進しなければならないのではないかと。

それに、池田小宇治小の事例を持ち出すまでもなく、学校という場所は本来開かれたものであるはずで、本気で侵入しようとする人間を完全に排除する手だてが無い以上、多額の現金を学校に運び入れること自体が児童生徒を高いリスクにさらすことだと、心ある管理職や職員なら気づいているはずでしょうに。

事務職員部報05年10月21日号より。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする