馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

旬 炭火焼き んまい 酒の会「冨田酒造編」

2016年06月07日 | Weblog

何故に「んまい」って店名なのか、少し説明しよう。

現在の六角の店舗は、もともと私の親父が「喫茶店」と「雀荘」を経営していた。
(昔は、周辺に数多くの雀荘があり仕事帰りのサラリーマンでほんま賑わったものだ)

今から遡ること27年前の時にその二階で、私の飲食店経営が始まった訳だ。
開店当初の店名は「星の子 壺春」。。。


ダサい。。。今でなくてもダサいけど



もとのオーナーが閉店するにあたって、同じ店名で経営してくれるなら【格安価格】で貸してくれるという条件に(今で言う格安航空券みたいなもので、人も羨む結果など出る訳もない)



なびいた…。
何せ元手がない。




しかし結局は、不振で閉店した名前からは芽が出ない事を痛感した次第だ。


これじゃあかんやん~~❗️

そこから店名変更して「問答無用」→「問答無用いなせや」となり一階の雀荘を親父が閉めるのにあたり、常連さんとあれこれ相談。
(もう、ほとんどヒット曲がない歌手が芸名を変えている状態だ)

当時、烏丸周辺には皆無だった「焼肉屋」をやろうと算段したが

初期投資が高い(サラリーマンを集客するなら無煙ロースターは絶対条件)訳で、断念。
本屋で立ち読みした、某チェーン店の「初期投資の少ない焼鳥屋」に狙いを定めた。

「うまい酒や料理を出すのが伝わる名前がいいなぁ」

「うまい屋」「うまいやん」などと常連さんと2人して酔っ払いながら
「どうせなら、電話帳の一番最後に載る店名にしよう」
(当時は、電話帳って必須アイテムやったので)


当時の飲食店最後に「ん」がある。
ほなら、これに言葉を付けたら一番最後に載るやん~~❗️
(若気のいたり。全くのアホですわ)

うまい屋じゃなくて「んまい」にしよう❗️




ながながと書いたけど、ここまでの時間
およそ5分。
「ほんまにそれでいいの?」

一番驚いたのは、常連さん…。

何か自分の性格
思った瞬間の「いい」「悪い」が全て。

その時の自分を信じて前に進むタイプだ。
(これで結構失敗もしてるけど、変える気もない)

本を買うのも服や靴を買うのも、車を買うのも10分とかからない。
(迷っても、結局選ぶのは同じなのを知っている)



ただし。。。。。



ちゃっかり修正(手直しもする、ずる賢さもある)



そんな訳で命名した「んまい」の店名。

ちょっと寂しいので「旬 炭火焼き」をつけて完成。
(既に、ちゃっかり修正してるわ)

自分で筆を持ち(何と、筆ペン)ロゴを作って看板屋さんに持ち込む。



看板屋さん

。。。。。

「ただでいいから私にロゴを作らせてください」と


ええ人や~~。
と、思ったけど


後で聞いたら、自分のプライドが許さなかったらしい。
(ほんますんません)


と言うことで掲げた「んまい」の看板がこれだ❗️

(これは、七本鎗の会の翌日の15周年&真理の誕生日ショット)
この内容も、後日ブログにアップしよう!



しかし…。
本筋に入るまでに、どんだけ前振り長いねん。





6月5日(日)

午後5時に定員オーバー⁈ のお客様を迎え、滋賀県の冨田酒造「七本鎗」の会を開催した。


相変わらず、店長の真理の達筆が冴える。

滋賀県の木之本に位置する「七本鎗」は
ほとんど、彦根との県境にあり
冬は有数の豪雪地帯でもある。

よって、冬場の酒蔵訪問はほんま天候を見合わせていかないと…。
えらい事になってしまう。

どんな、えらい事かの写真を探すこと30分…。

・・・・・

・・・・・

・・・・・

見つからないので、話を進めよう(これ、ほんまスマホでブログアップきつくなってきたわ)
毎回4~5時間かかるし…

迎える準備万端!

さあさあ、始まりますよ。

今回は、カウンターも使ったけど2ヶ月前に予約満席になり改めて「七本鎗」の人気のほどを痛感。

何せ滋賀県最後の独身イケメンの評価高い「冨田くん」

京都出身の某有名タレント⁈ 女優さんにも
「まるっきり、私の好みのタイプやわ」と打ち明けられたらしい。
俺の好きなタレントさんやのに。。。
くっそ~~~~。





それは、さておき料理の写真をアップしよう!









デザートも入れて全9品
(仕込み水をあらかじめ頂き、全ての料理に使う事が出来ました)

そして冨田酒造のお酒は、掲載禁止も含めて12銘柄だ


ちょっと、、、
七本鎗だけにやり過ぎかも。。。

そうや
よく言われることやけど「ブログにもう少しお酒の詳細コメントを書いて」と

私の考えとしては、こうしたお酒の会は総合的に楽しんで頂ければ最高なんです。

勉強会としてのお酒の会なら、決して酔わず真剣にやりたいものです。

もちろん、お酒を出すたびに説明をして頂きますが
それよりも笑顔溢れるお酒の席があります。

自身ブログについても同様に考えているので、こんな感じでご了承ください。




これは冨田くんと「日本酒ガール」の松浦すみれちゃんのツーショット。
(確か2人ともテレビのLife夢のかたちに出演してたけど)

ちょうど七本鎗のテレビ撮影の時
偶然蔵訪問していて、それが初めての山廃を搾った翌日やったかなぁ。

きき酒してると
「ひと言コメントを頂けませんか?」撮影スタッフに聞かれ

「しっかり酸も出てるし、お箸を持ちたくなるお酒やね」と言ってたと冨田くん。
(確かにテレビ映っとったけど)


そやったかいな❓


確か。。。自分の中では、「やっぱり出来たの山廃は酸っぱ~~❗️」ぐらいのイメージやったような(冨田くん、ごめん)

そんな2年前の残り少ない山廃酒も今回出品(非売品)

当時を振り返り、ふた回りもみ回りも味の厚みが増した冨田酒造初の山廃。
まだ数年置きたいフルボディに育ってくれたなぁ。

いまだに、出来立てのお酒は美味しいんやろなぁ。と聞かれるけど、そんなんあらへん。
(いや、全くない訳じゃない)


そうそう
最後のデザート「七本鎗の酒粕を使ったベイクドチーズケーキ」はスタッフ勇気(ゆき)の力作❗️

(ちょっと手ぶれすんません)

そやけど
七本鎗の燗酒にぴったりです。

最後に頑張ってくれたスタッフ全員の挨拶❗️



5時スタートの「七本鎗」の会も9時前に閉会。


今回も沢山のお客様に集まって頂けた事に喜びを感じました。

遠路はるばる来てくれた冨田くん。
ほんま、ありがとうございます❗️



ここでお知らせ❗️
次回、【んまい酒の会】は和歌山の世界一統「南方」さん。

8月28日(日)です。

今年の鑑評会で見事金賞受賞された、武田杜氏をゲストに迎え午後5時開宴。
和歌山やったら料理にクエ出すんやろなぁ…クエ。。。
(出なかったらごめんなさい)

会費 7,000円(税込)

お問合せは「んまい」075-255-1406
まで、雄町して滓増す~~❗️