馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

酒と小鍋 いなせや

2019年12月17日 | Weblog

人生どんだけ波瀾万丈やねん!



9年前に始めた「魚戸いなせや」→「問答無用いなせや」として6年間運営していたのだが
当時「問答無用いなせや」だった永田(別名 監督)に譲り
「手水や」として約2年。

そして、Nから閉店の相談があったのが10月下旬だ…。

決して、Nが手を抜いた経営をしていたとも思わない。

昨今の京都では、ホテルの建設ラッシュにより「家賃高騰」「人手不足」「飲食店や物販店の過剰」等の不可避な要素が、かなり経営を圧迫している。

「家賃高騰」は、既に京都に在住する方が市内から離れる事も現実起きているし

「人手不足」で、闇雲に時間給を上げたり求人費の増加で経営を圧迫するケースもある。
※ 結局、人は集まらないのだが…。

「飲食店や物販店の過剰」だが
京都以外の方々が出店されるのが多い。
店舗によっては「京都を本店」に変えるケースもある。
※ 京都に本店があることが、ステータスになるらしいです…。いわゆる多少赤字でもいいや、みたいな。

そんな訳で、今までのように安い家賃と恵まれた学生の多い(アルバイトも多い)街として、のんびりと経営していた京都の経営者は慌てふためいているのが現状だ。
※ 大学もかなり京都市郊外に移転したしな。


さて
そんな

【黒船襲来的】


な京都の商売人は

「京都市を離れる」

「戦う」

「共存する」

の選択を迫られている。

何せ相手は、多少赤字でもいいとか言っている訳やし…。

もちろん、しっかり商売をする目的の店舗もあるが。

私的には「共存共栄」やけど、視点の違いや尺の違いは崇めない。

簡単に言うと「価値観の違い」
京都に生まれ育った私には、京都ならではとか京都だから出来るって言う「妙なプライド?」があるのは
俗に言う、京都人あるあるかなぁ。


この街を誇れるからこそ、自分の存在もあると考えている。


またしても、長文余談になり失礼しました。



さて、冒頭の手水や跡
12月より「酒と小鍋 いなせや」を始めました。
基本的に次の借り手か、働いてくれるスタッフが見つかるまでの間としよう…。

毎週「木金土」の3日間限定。
インスタ又は、FBでの予約最優先として営業するスタイルだ。
※ かなり我儘お許しあれ。

今までの1週間に振り分けている仕事を
日曜日から水曜日にまとめて、木金土だけの営業日を作った。



壁やカウンター、そして足元の台も自力で塗り直し生まれ変わった状態です。

そして



提灯、前の写真ですんません。


鍋の出汁(鶏ガラスープ・和風出汁・しゃぶしゃぶ・味噌出汁)基本4種類

具材(牛肉・地鶏・鴨・牡蠣やくもこ・豚肉)等々と合わせて選べる1人鍋。

相性もあるけどざっと、4×6=24種類の鍋をカスタマイズできる❣️

いつまで出来るか、私自身わからないけれど宜しければ御予約の上、ご来店下さいませ。
電話番号

075 708 7319

雄町して滓増す〜〜❣️