馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

2014年蔵訪問記「美吉野酒造編」

2014年02月27日 | Weblog
最近巷で有名な吉野の美吉野酒造(花巴)さんを訪問。

大正時代から創業されてる、比較的新しい酒蔵さん。
(日本酒造りの世界は創業うん百年とかの蔵がほんま多い)
まず通された事務所からは、吉野川がドーン!
洗米場の壁?は、石垣造り…??
案内頂いた橋本専務兼杜氏の説明で蔵横の道路から降りるスロープの石垣だと言う事が判明。

なるへそ、しかし冷えるわ~!
奈良県産の「吟の里」
初めて知りましたが、立派な酒造好適米との事。
他にも奈良県産の「山田錦」や美山錦の改良米等、全て奈良県産の米にこだわっておられます。
大きな蒸し器には花巴のこもがおしゃれ!?に巻いてあり
山廃の木樽も数年前から導入。
吉野杉で囲った麹室は、独特の香りが立ち込めてますが

広っ!めちゃめちゃ広いやん。

「昔は桶売りしてたので、設備ばかりが大きくてほんま困ってますわ」と橋本君。

確かに昔の酒蔵は、大多数が桶売りと言う大手メーカーに納める日本酒を造った時代。
(逆に言えば、そうしないと小さな酒蔵は生き残る事が出来なかった訳です)

わたくしの知り合いの酒蔵さんも、立派な(巨大な)設備の中
頑張って小造りにチェンジされてますわ。
出麹室…?
デカイ。
さてさて
花巴には、漢字バージョンとひらがなバージョンがあります。

漢字バージョンは、蔵付きの天然酵母で造ったお酒。
ひらがなバージョンは、酵母を添加した速醸造りのお酒です。

タイプとしては、酸がしっかりしたお酒と比較的酸が少ないお酒と思ってます。
事務所で橋本専務のお父さんが
「わしは、昔から酸が多い日本酒が好きで
お蔭で鑑評会は、一度も取れんかったわ」と豪快に笑ってます。

基本的に鑑評会の出品酒は、酸を抑え香りやバランスに重点おきますので

わたくし的に、全く面白くない(あくまで、個人の意見です)

さて、そんなお父さんの影響を受けて育った息子が造ったお酒は
やはり、酸が多い(口の中、唾だらけになる)複合酸の日本酒。

こんなん、食べ物なしで飲めへんやろ~~!
(まぁ若干おおげさやけど…)
ぐらい個性的なお酒。

料理屋とすれば、これを使いこなせなあかんやん!
無難な料理に無難なお酒は、よその店に任せて

ぐぉぉぉ~!な料理にふぐゎゎゎ~!なお酒を提案したい訳です。
(抽象的過ぎるし…)

午後1時を過ぎ
「お昼ご飯でも食べにいきましょか?」と橋本君。

せっかくだからと、吉野山の山頂にある「蔵王堂」に案内してくれました。

凄みあります。
なんたって世界遺産。なんたってアイドルとは、訳が違います(当たり前やけど、ネタ古過ぎる)

山頂の空気と共に、まさしく心が洗われますわ。
花巴の飲める、山頂近くの蕎麦屋さん。
久しぶりに蕎麦の香りが立ち込める旨さ。
そして、蕎麦団子も一切の味付けなく甘くて旨い!
通された個室のラジカセの横には、ボンジョビのLP…?
写真右から花巴の橋本君・美味しいお蕎麦屋「矢的庵」オーナー・馳走いなせや料理長の川村。

いやいや、ほんまお世話になりました。
これからも、どうぞよろしくお付き合い下さいませ。




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2014年蔵訪問記「畑酒造編」

2014年02月22日 | Weblog
多分、畑酒造って言ってもわからんと思うけど…
滋賀県東近江の大治郎の事。

同じく、畑酒造の場所借りをして「中澤酒造」(一博)もあります。
まぁまぁ、ややこしい…。
そんな、畑酒造でがちんこの袋搾りを体験させましょう!
(スタッフにですが)
もと、馳走いなせや料理長の村田とんまい店長勉強中の真理のいけない写真。
手前にいるのが一洋(これが、正式名だったと思う…)
そして、右奥に大治郎。
袋の掛け方をレクチャーしてくれてます。

そして、わたくしはと言えば…
蔵内をウロチョロして

!!!
小さな槽に圧搾中のお酒発見!
お~!
「これは、何の酒?」

「三日前に、同じく袋搾りした酒の責め(圧しきりとも言う)ですわ」と、大治郎。

「飲ませて」
まぁ、いつもこんな具合やけど。

「しっぶ~~~!渋すぎるけど、どうしようかなぁ」
買う気まんまんやし。

「これの手前に取った中取りもありますよ」と、大治郎。

中取りとは、袋搾りで自然落下した後で袋ごと少し圧をかけた状態。

「お~!これは渋すぎず、旨味や香りもほどよく残ってええわ~」
「これちょうだい」

「ええんですか?ほんまにええんですか?」と言う大治郎を納得させ
いなせやオリジナルが誕生…。

おそらく、3月にはいなせや全店に入荷されるので皆さんお楽しみに!
(因みに、まあハードです。一般市販の袋搾りと並べて飲んで下さい。特別の意味が理解できると思います)
そんなやり取りしてる間も、わ~わ~!や~や~!と袋掛けは続く。
最後に恒例の試飲。
ヴィンテージも含めて、かなりの数やわ。
一番喜ぶのは、真理。
帰る時間もあるのに、またもや燗づけを始めるし…。

「も~。帰るでぇ…」
最後に蔵の前で記念写真。

右手の二人
村田君と白川さんは、近々入籍して京都に住みます。

そして白川さんは、馳走いなせや
村田君は、魚戸いなせやに就職決定しました。
4月1日から、出戻り村田(失礼(ー_ー;))とニューフェイス白川さんをどうぞよろしく~!
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2014年蔵訪問記「福井弥平商店編」

2014年02月19日 | Weblog
まだまだ続くぞ!蔵訪問。
今回お邪魔したのは、滋賀県高島の萩の露ブランドで有名な「福井弥平商店」さん。


あれは確か4年ぐらい前、たまたま訪れた時に槽に袋がぎっちりならび専門用語で言う所の「袋吊り」状態。

こ・これは…。
即座に福井さんに聞けば、とある店に頼まれたP.B(プライベート・ブランドの略)だと。

「里山」ブランドは、一般市販もしてる「コシヒカリで造った日本酒」

一口飲ませてもらう。
「うま~い!一般市販の里山ももちろん旨いけど、袋で搾った里山はいわゆる上品な旨さやなぁ」

欲しい…欲しいけど、これは注文主の決まったP.B(くっそ~~!旨いだけに悔しい、何とかならんのか~)
こんな槽で醪の入った袋を掛けて、自然落下したお酒だけを
このような斗瓶(一升瓶10本分入る)の取る訳やけど、横に無造作によけてある小さなバケツの酒はなんやろ?

「あ~!これは、斗瓶に取るときに最初に出てきた荒走りですわ」と、福井さん。
もちろん飲ませてもらう。
「うま~い!これはこれでフレッシュで切れがある」

「で、これどうすんの?」

「醪に戻して、藪田にかけますけど…」

いわゆる「行き先の決まってないお酒」

「これ、ちょうだい」
(勝負あったな…)
てな、経緯で今年で4年連続で無理矢理もらってる「いなせやオリジナル」

簡単に言えば、斗瓶取りのヘタ(失礼)の部分なので一升瓶20本ぐらいしか詰められませんが
毎年、いなせやスタッフと一緒に直に瓶詰めさせて頂いてます。さらに、ラベル張り。

わずか20本のお酒に思いを込めて、手書きの限定ラベルも張りつけます。
馴れた時には、終わったけど…

今年の里山は、通年に比べて切れも更によく飯米のコシヒカリとは思えない良い香りもあります。
2日搾り違いも、タイミングよければあります。

いなせやオリジナルが無くなり次第、一般市販の里山になります。

日本全国20本(いや…世界で20本しかない里山袋搾り荒走り)は、馳走いなせや・魚戸いなせや・六角んまいにてお飲み頂けます!

因みに、完全売り切れ御免でお願い致します。

はよ来てや~~!
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英勲の会「姉妹店んまい」

2014年02月18日 | Weblog
毎年2月恒例
伏見の斎藤酒造「英勲」さんのお酒の会。
こちらは、馳走いなせやの昼酒会と違い夜に開催。

午後5時スタートを6時と間違え、店からの電話で慌てて到着…。
(実は、当日ゲストのマルマン酒店・堀井師匠にも6時と伝えたので、師匠も遅刻だ…)
とっくに、乾杯もおわり料理を食べ始めたタイミングで間抜けな登場だ。
チームいなせや統括店長の丸山渾身の料理メニュー。

炭火焼きの店やし、きっちり串ものもあります。

御存知、斎藤社長。
酒の会に出すお酒をひとつひとつ説明してくれはります。
(軽快なしゃべり方は、安心してみてられる)
遅れる事30分。ついに登場した堀井師匠。
飛ばす飛ばす、ぶっ飛ばす~!
(ネタが思い浮かばない時は、何故か歌う…)

最近は「なんちゅうか本中華」の代わりに歌う事が増えてきた。
(慣れないお客さんは、大概ツボに入るが常連さんは冷静に受けとめる、微妙な一体感が少し怖い)
いつになく地味!?な緑色のセーターは、どこにいても目立つ。

お猪口片手に全ての客席を楽しませてくれはりますが。
酒の会開始から一時間。

気配は、只の飲み会になってきた。
(ある意味、斎藤社長テーブルと堀井師匠テーブルでそれぞれ盛り上ってる状況や…)

これはまずいぞ。
統括店長の丸山が、ほとんどの料理の段取り終え登場してから少しだけまとまりを取り戻す。

それもつかの間、丸山テーブルも出来てきた…。
こりゃまとまらないわ。
(まぁ、それぞれのテーブルも盛り上って皆頑張って移動してるしええか)
最後に頑張ってくれたスタッフの挨拶。
馳走いなせや店長の悦郎(一番右)も朝から手伝いに来てます。

何とか無事に終了したのは、午後10時(5時間も飲んでたんか~!)

ほとんどのお客さんが、最後まで残ってくれはりました(かなりベロベロ状態多し)

終了後
まだまだ元気な堀井師匠を連れてもう一軒。
昔は、このまま朝まで飲めたが最近は無理だ…。

と言う訳で、今回はこれまで!
翌朝は、滋賀県高島の萩の露さんで袋吊りのお手伝いの予定。

早く寝なければ…
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2014年蔵訪問記「親方・番外編」

2014年02月15日 | Weblog
ほんまに番外編やし…
必ず、期待どおりのドラマをおこしてくれます。
福井県・吉田酒造に向かう越前鉄道の「あかんショット」

大阪・北新地の酒肴人の親方と馳走いなせや姉妹店「んまい」の真理。

年の差は、ほとんど親子。
のりは、兄妹…。
共通点は、二人とも「よ~しゃべる」かなぁ。
探究心は、凄い(二人とも)
須永杜氏に休む事なく質問責め。
(もちろん、全く間違いないけど)

え~!
それ、質問すんの?

みたいな展開が多いわ!


蔵訪問した当日は、蔵元の吉田会長も杜氏の須永君も風邪をひいてるらしく二人とも少し体調が悪いと聞いた。

そんな中、二時間以上こと細かにお付き合い頂いた須永杜氏。
「今日は、何時ぐらいに帰られるんですか?」と、気遣い。

あ~!もうそろそろと言おうとするわたくしの言葉は、見事に遮られ

「何時に帰るか決めてないねん」
と、親方…。

いや…そうじゃなくて。
気~使おうや。
(二人とも体調悪いって、言ってるやん)
しかし、気遣いなく質問は続く。
ある意味、想像の範疇やったけど。
蔵訪問恒例の試飲の後、蔵元の吉田さんから気遣いのお酒をいただきました。
(ほんまありがとうございました)

さらに「福井駅まで送ります」と言われ
「いや、もう越前鉄道が来るので大丈夫です」と、御礼を言い
蔵を後にする。

歩き始めて、親方「なんで?送ってくれると言ってたのに?」

あの~
体調悪いって聞いてません?

さらに「何時に電車くるん?」

「絶対、蔵元さんが送るって言うから嘘ですよ」と、わたくし。

ごねる親方と駅を目指すと、後50メートル先の踏切が閉まった…(無人駅まで1分)

あ~~~~~!
わたくし達3人の目の前を福井駅行きの電車が、無情にも通りすぎる。

わたくし「親方~」

親方「なんで、こんな時にだけ親方って言うの?」

まぁ、こんなもんやわ。

しかたなく、無人駅で30分待ち…。

大人4人も入れば、一杯一杯の手狭な待合室。
何を思ったか親方「今もらった酒飲もか?」
封を切って「コップがないわ…」

わたくし「も~!そのままラッパ飲みでいいですやん」

え~!と、いいながら親方飲み始める。
(某Aから手帖って雑誌には、こだわりのぐい呑みを通販されたますけど)

ある意味「なんでも、ええんか~!」
みたいな感じ。
ちょうどアテがあるわ。
親方のリュックには、もしもの時のアテがある。
(恐るべし、酒人生)
何故かしじみエキスもたっぷりで、体にいいと言うけど…。

多分、そんな訳ないわ。
(同じく、待合室に入ろうと高校生ぐらいの若者が扉を開けて立ち去った…)
おそらく、かなり酒臭かったはず。
(ごめんよ、若者)

何とか福井駅に到着してサンダーバードの時間差30分の間に
「どこかで一杯飲もうや」と…。

どこまで飲むねん!
って言うか、乗り過ごしたらかなりヤバイやろ~!
やむなく福井駅構内の酒売り場で日本酒とアテを手配。

ほんま自由人やわ!

あんなに頑張って、酒とアテを買ったのにサンダーバードの車中で二人とも爆睡。

「飲むなら寝るな・寝るなら飲むな」

京都駅で、一緒におりた親方と京都で二軒はしご酒。
恐るべし50代後半!

参りましたわ!








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2014年蔵訪問記「福井県・吉田酒造編」

2014年02月13日 | Weblog
滋賀県の吉田酒造と間違わないように、念のため福井県・吉田酒造編とアップしたのは、優しさ…?
京都からサンダーバードで福井駅。
そこから「えちぜん鉄道(地元ではえち鉄と言うらしい)」に乗って30分。
越前野中の駅で下車(さすが野中と言うだけあって、まるっきり野原の真ん中)
無人駅の線路から勝山連峰!?が、美しい。
一昨年来たときは、無人駅も含めて雪におおわれ遠くの山々も見えなかった。

越前野中から徒歩5分で、本日目指す「吉田酒造(白龍)」に着きます。
蔵の前で待ち構えてた、吉田会長のお出迎え。
(今回は、3人で蔵訪問)
わたくし基本的に大人数の行動は、やらないタイプ。
いつも、えこひいき的な特別扱いが望みなわがまま野郎。

玄関横手の土蔵の間を通って酒造りの現場に。
今季から杜氏を任されてる須永君は、鳥取の鷹長で9年間酒造りを経験されてこられた経緯からお話いただき
新しく入った、洗米機(水を気泡に変えて循環させるタイプのやつ)の説明に始まり
麹造りのかなめでもある「ハゼ」の科学的分析や
酒母のあれこれ
麹室でも、とにかくみっちり説明
そして、白龍初の「山廃」と「生もと」の説明。
忙しい最中にほぼ二時間以上わたくし達に付き合って下さいました。
(いや~、改めて勉強になると共に杜氏さんの考え方の違いや思いをたっぷり聞かせていただき感謝です)
須永杜氏の話しを聞いて蔵の玄関に戻れば、吉田会長が今季のお酒をきき酒準備して下さいます。

気づけば、四時間経過!
あか~ん。京都帰らな、約束あるし…

て訳で、急いで帰って来ましたけど
写真にチラチラ写るあの方の話題が多すぎて…
次回は特別ブログ

2014年蔵訪問記「親方と番外編」にご期待下さい!
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2014年蔵訪問記「富田酒造編」

2014年02月10日 | Weblog
富田酒造は、七本鎗のブランドで関西にとどまらず関東でも注目株の酒蔵。

先日蔵に行く日は、関東では夜から大雪の予想。
関西では、お昼をピークに「不要、不急の外出は控えて下さい…」って、まぁまぁヤバそうな気がする。
と言うのも、七本鎗の所在地は彦根と福井県の間で滋賀県でも有名な豪雪地帯。
これ、ほんま大丈夫なのか~!
取り合えず、高速道路で行ける所迄行こうと京都を出発。
写真は、彦根手前あたり…。

これは、無理かも知れない。
しかも対向車は、雪まみれやわ。
しかし、木ノ本インターに近づくにつれ雪が少ない。
ん~!不思議じゃ。
(後で富田君に聞いても、かなり珍しいらしい)
まぁ、なにわともあれ無事富田酒造に到着。
玄関に入ると、お洒落なディスプレイが迎えてくれます。
(やっぱりセンスって大事なんやなぁ)
これは、トイレの仕切りを利用したアート!?
(うっかり漏らしそうになったわ)
貯蔵庫のタンクには、蔵見学者のいろんなメッセージが所狭しと書き込みしてある。
姉妹店「んまい」の真理も、しっかり熱い思いをしたためる訳です。
(前回来たときのメッセージが、かすれているので富田君がマジックインキを貸してくれたからやけど)
麹室も入れてもらって、出品用の山田錦40%の麹を頂く。
(基本的には、絶対ご法度の領域)
造りは、全て麹箱でやってはりますが
この年代物の麹箱は、あの松の司のお下がり(と、言っては失礼。購入された柿渋が染み込んだ凄い奴)
このお酒を搾る槽も渋い。
店内から外を見ると、こんな感じ。
ちょうど、撮影の為に某テレビ局の方が「お酒をきき酒しながら、富田さんとやりとりして頂けますか?」と言われたので、快く了承。
前日搾った、山廃の生・原酒を頂く。

「3年蔵で熟成してから出そうと思ってまして…」
いやいや、何を言ってんの。
昨日搾ったとは思えない旨味とバランス(若干の味のバラけは、ご愛嬌)

「これは、すぐでも欲しいわ!」
そんなわがままが通るかどうか…。

近いうちに答えが出るので、どうかお楽しみに~!

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2014年酒蔵訪問記「浪の音酒造編」

2014年02月07日 | Weblog
ほんまこちらの蔵とも20年以上のお付き合い。
初めて訪ねた時は!
「え~~~~!こんな汚い蔵で酒造り出来んのん…」

実は、当時前の杜氏さんがやめて新たに能登杜氏の金井さんが「浪の音酒造」に行かれるとの事で初めての蔵訪問。

ご存知ない方が多いと思いますが、当時金井杜氏は吟醸酒造りでは日本で5本の指に入る程の名人。
その金井杜氏が、滋賀県の堅田と言うほん近所に来られるとの情報で早速伺った時の第一印象。

「うそやろ~!ぼろぼろ過ぎる~」
※失礼…。
そんな「浪の音酒造」も、
そんな凄い杜氏が来られてたとも知らず話しを聞いてびっくり。

当時、普通酒と本醸造ぐらいしか酒造りしてなかった所を「一念発起」
こんな立派な冷蔵設備の醪場を作ったり全て蔵を建て替えて、三兄弟で金井杜氏にみっちり酒造りを教えてもらった経緯を思い出します。

午前6時から蒸米の後、放冷作業。
蒸し上がった酒米の余分な荒熱をとる行程は、昔の床に並べた(時代劇の死体をのせるゴザで手伝いましたが…。手のひらの皮がめくれるぐらい熱かったわなぁ)
ほんま、ええ時代になったもんや。

今は、こんなに綺麗な麹室も当時はやたら狭い古びた室だったと記憶してます。
これらの仕事を手伝い、おまちかねの朝ごはん。
今回は、馳走いなせやからもがっつりおかずを持参。
ご飯を炊くのは、近所に住むアルバイト高校生。
「お前~!飯の炊き方が堅いやんけ~!」
「ほんま、これやったら酒米の蒸米と一緒やわ~」

朝からご飯の炊き方で怒られる高校生は、少し悲しい。

そして、朝ごはんの後は朝寝…
何で一気に米洗いせ~へんねん!
思えば、この習慣も金井杜氏時代からのお・や・く・そ・く。

まるで相撲部屋やなぁ。
と言いながらよく考えたら中井蔵元含めて三兄弟、皆デブやった…。
(やはり、これが原因か~~)
最後に明日の蒸米用のお米洗い(これが洗米といい、純米酒と吟醸酒とではかなり精度に違いがある)

はぁ~!お疲れ様。
明日は、わたくしが野暮用の為参加出来ませんけど2日続けてスタッフがお手伝いに参ります。

毎年の事やけど、早朝からの作業は夜中迄仕事をする飲食店にはまぁまぁきつい訳です。
本来ならば、仕事に専念させるべきかなぁ
とも思いますが、やはり酒蔵に関わってここまで来ました。

この気持ちだけは、馳走いなせや含めた全店メンバーに共に持ってもらいたい「日本酒へのこだわり」

皆、大変やけど頑張ってや~!

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2014年蔵訪問記「八尾酒造編」

2014年02月05日 | Weblog
八尾酒造・鈴正宗さんは滋賀県の南東部(甲賀の辺りにあります)

思えば、初めてお邪魔したのは18年前やろか…
日本吟醸酒協会の集まりに来られてた記憶があり、多分そこでいつものように
「あ~!是非お伺いします」と、社交辞令の如く言ったんやろう。

なんと、その蔵の息子さんが「大治郎」の酒蔵でお手伝いしてた訳ですね…。
わたくし「おぉ~!八尾さんの息子かいな」
「ほなら、今度行くわ~!」

いつもの事で、自分で言うのもなんやけど見事な無計画・無秩序な奴。
(基本、思いついたら実行するタイプに自身も呆れる事多し…)
てな、経緯で到着~!
ほんま久しぶりに来たけど、先日お邪魔した薄桜さんと比べたら(そんなん、比べんなや~)
10倍くらいあるわ…。

でかい!でか過ぎる~!
アポを取ってた息子さんの案内で、蔵の中を見せて頂きましたが

どんだけ造んねん!ぐらいの規模です。

びっくりくりくりく~り栗(かなり古い)
昔来たときこんなにでかかったかなぁ、と思うけど
残念ながら、おっさんには記憶が欠如したみたいやわ。
おそらく、初めて見たタイル張りの槽(ふね)
なんじゃ、こりゃ~!(松田優作風にお願いいたします)
籔田式ではないやぶたも、間違いなく年代物。
昔は、8000石もの生産量の為この形式の搾り機を使ってたらしい。

これからが搾りの時期なので、まだお酒は醪発酵中。

昨年のお酒をきき酒しながら
???!
そや!当時あったあの冷蔵庫は、どうなったんや。

実は18年前の事。
確か今回と同じように蔵訪問して同じようにきき酒をしながら

わたくし「熟成酒とかは、どう保管してはるんですか?」
吟醸酒協会の集まりにかなり怪しい熟成酒を出してはった事を思い出した!

あ~!それは、冷蔵庫で保管してんねん(八尾社長談)
そこから冷蔵庫の中に入り込んで、これ何ですか?とやった思い出が甦る。

少し戻って
息子さん「冷蔵庫は、親父の許可なく開けれないので呼んできますわ」
の展開で、八尾社長登場!

「あ~!確か京都の高田さんやったなぁ」
凄いぞ、ボケてない!(いや、失礼)

そうそう。八尾さん久しぶりです。
まだ怪しい冷蔵庫あると、息子さんに聞きましたけど見せてもらえませんか?
「捨てよか、思てる酒がまだあるわ」

確かにそこに怪しい酒は、ありましたが…
どうも、何か記憶にない酒もあるわ。

社長~!何やったか思い出して!
あ~!これ18年前もやった記憶あるわ…。

なんやかんやで、取り合えず記憶にある中の三種類をゲット!
ふ~、疲れた。

そんなかなり怪しい熟成酒(無濾過・生・原酒)は平成7年物から姉妹店「魚戸いなせや」にて販売中。

どうぞよろしく!



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馳走いなせや恒例昼酒会「中島醸造」さん

2014年02月02日 | Weblog

ふ~ふ~!
2月2日(日)の夫婦の日…?

雨もすっかりあがった、午後0時から毎月恒例の昼酒会!
2つほど前のブログに蔵訪問で伺いました、中島醸造「小左衛門」の蔵元・中島社長が初めて昼酒会に登場。

酒造りをされて、既に400年を越える「老舗蔵」
岐阜より遠路はるばるお越し頂き、ありがとうございました!

醸造も直接関わっておられる中島社長は、酒造りの知識も豊富でトークもお上手やわ。

普段、醸造の責任者である弟さんとはがっつり話合いながら日々いいお酒造りを目指しておられる訳です。
(そう言えば、先日お邪魔した時も醸造ミーティングの真っ最中)

醸造だけではなく、営業や販売・経営全般的なミーティングもまめにされてます。
(コミュニケーションを凄く大切にされてます)見習わなければ…
今回、馳走いなせやスタッフが悩みに悩んだ「日本酒会席メニュー」が、これだ~!

日頃使わない素材や料理方法。
さらに昼酒会のゲスト蔵の地域を大事に作る料理は、毎月その時限りな訳です!
(料理人自身もとても勉強になってるはず…と、思うけど)
おかげで、毎回早くに予約で一杯になるので誠にありがたいです。
お料理、全ての写真は携帯電話では無理やけど…
毎回デジカメにしっかり保存。

記録として残してますよ。

そんな人気の昼酒会に加えて、今月は14日迄「いなせや大感謝祭」継続中!

そして3月3日から5日迄の3日間は「馳走いなせや6周年」イベント開催決定。
※詳細は、後日アップします!

さらに3月9日(日)
馳走いなせや昼酒会のゲスト蔵は、滋賀県東近江より喜多酒造「喜楽長」の喜多社長の参加が決定しております。

いつものように

午前
11時半開場
午後
0時開宴

会費7000円
限定30名様でお願いいたします。

感謝祭や周年イベントは、予約無しでも大丈夫ですけど昼酒会は定員数あるので、是非とも早めの御予約お願いいたします。

あ~!いそがし…


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