新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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多摩森林科学園に行ってみました

2014-09-10 18:02:22 | ウオーキング
30年以上前からその存在は知っていました。と言いますよりその敷地に隣接する道路を抜けて、奥多摩やら旧黒川金山やらはたまた柳沢峠から勝沼に抜けたりしておりましたので。ただ公的機関の試験林で一般人は立ち入れないと思っておりました。

先日ひょんなことから、有料ですが入園できることを知り出かけてみました。駅から10分ですから便利ですが、広大な試験林の内公開されているのは、桜の保存林の周辺だけです。それでも1周するには2時間から3時間はかかります。
桜の木のコレクションでは日本一だそうで、種類が多いため開花時期が長く、下界のソメイヨシノに時期が終わっても二度目の桜見物ができると混雑するそうです。解説板が大変詳しいので、桜好きにはたまらないでしょう。

昨日も書きましたが、園内を2周しましたのでいくつか感じたことを書きます。さすが研究所の施設です、植物の解説が大変丁寧です。種名だけでなく開花の様子等も大変丁寧です。またその周辺の動物の行動なども詳しく、またそしてひらがなで同じ内容を児童向けに掲示しているのも感心しました。

観察路も大変手入れがされています、その一方柵の外側は自然のままでにしてあるのが良いです。

では、鳥はいませんでしたがいくつかお土産を。


観察路で知り合った年配の植物観察の女性二人が「キジョランの実がある」と話しているのを聞きこんで撮影してみました。「キジョラン」は大して珍しい植物ではないようですが、後で調べてみると「アサギマダラ」卵を産み付ける植物のようです。


桜の保存林の下は刈込が行われていましたが、そこをひらひらとんでいたのが「ツマグロヒョウモン」です。いつみてもきれいなチョウです。


2周目に入る前、「森の科学館」のロビーで見かけた職員と色々話し込みました。森林総合研究所ってどんな研究をしているのか尋ねたところ、よろしければどうぞと言っていただいたのが、この「研究成果選集21014」です。ざっと拝見したのですが、こんな研究をしているのだと大変面白かったです。雨の日にでもじっくる読んでみます。

そんなこんなで大変印象が良かったので、アンケートのたっぷり感想を書きました。
アンケートを書くと頂けるのがこの木の実です。


六種類あったのでどれがいいのか悩みました。折角だから珍しいものをと思ったのですが、結局「メタセコイア」の実にしました。

鳥撮には晩秋から冬が良いようです。電車で通うには大変便利ですので、雪が降っても出かけられるのがなかなか良いです。
年間パスポートを買うつもりです。昨日購入するつもりでしたが、係員から次回購入された方が期間がフルに1年使えるからそうしたらとすすめられました。
昨日はすでに入園してましたから、次回10月だとすると1か月分以上短くなってしまうことになります。
桜の混雑期を除いても、6回くらいは行けるでしょう。
公開された区域は最高でも標高250m位です。きつい坂道はそんなにないですよ。
コメント
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