横歩取り△4五角マニアというのは、確かに存在する?(笑 ようで、ウッキーも最近喰らったばかり。
全国大会に行く前のコータ君と、ここのところ将棋指してないのでバローの前にカンを取り戻したいとダイ君が来た春休みのある日、ウッキーとダイ君が矢倉のお勉強をしてる横で、ウッキーのIDでコータ君には24で指してもらってた時のこと…
横歩取り△4五角戦法で、「ある手」といわれてる?△6六銀!が来た。
ちょうど、ウッキーとダイ君が『消えた戦法の謎』を読んで、矢倉の歴史(スズメ刺しから森下システム)を勉強してたところだったので、同じ本の後ろに載ってる手順で応戦するように指示するw
▲5八金△3八飛▲4八飛△同飛成▲同玉で大丈夫となってるので、ここで後手から何が来るのか3人でワクテカしながら待ってると△6七銀成▲同銀左△同角成!▲同金△8八飛!と角銀と金の駒損という猛攻を仕掛けてきた。
この王手の応手が難しい…感じ▲5八銀△8九飛成▲6九歩△9九竜…なのかな?…でも桂香取られて、次に6筋に香打たれるのもなんだしなぁ…とウッキーが考え始めた途端に、コータ君が▲6八歩?と打ってしまい、△8九飛成とされたとき、下がガラガラ。
こういうところで、もう少し考えることができればなぁ…ここらへんがコータ君の今の限界か…と、内心軽く凹みつつ、今さら受ける景色でもあるまいと、▲3三香成と攻め合いの順を選ぶ。△2九竜と桂馬をサクッと取られるのは覚悟の上、▲3九銀△3八歩に▲1八角と無理やり飛車を殺してどうだ? (ここらへん、コータ君に経験を積ませるハズが、ウッキーの方がガチで熱くなってる件)
ここで△1八同竜▲同香△3九歩成▲同銀…とでも進めば、こちらの攻めの方がキツイのでは?と見てたら、相手の手は…△4九金!
全く読みに無い手を指されて、動揺するのはともかく、感心してしまったのが敗因。以下▲5八玉△1八竜▲同香△3九歩成に▲2一飛と中途半端な手を指してしまったのが敗着。△7八銀とかけられて、受けが無くなってしまった。
アホという他ない…
△4九金でガックリ来てたのだけど、▲2一飛では▲3二成香が詰めろ(これがパッと分からないところは、横歩取りの経験値が足りない証拠)で入れば、攻守が入れ替わりそうな感じ。
…投了後の反省会で、「とりあえず先手で横歩を受けるはのNG」と、伝えたと思うのだけど、「慎重にな」とか「避けよう」という言い回しではイカんかったことを、後日知るわけだが(苦笑)
いやぁ、これを全部受けるのは大変… 『勝てない相手には後手横歩で一発狙い、勝てる相手にはとりあえず振り飛車』とは良く言ったモノで。 さて、コータ君はもしこの次も全国大会行ける機会があったら、どうするんでしょ?
(中田八段にちょこっと見てもらったらやはり△8八飛の王手に▲6八飛△8九飛成▲6九歩!とガッチリ受けて、駒得を主張するのでは?と。)