打越通信

日記ふういろいろ

ここは福岡

2019-05-28 20:55:09 | 日記ふう
休日は散歩がてらどこに行く当てもなく、天神や駅近くに良く行く。
博多の街は川沿いに街が出来ているのか、ただ街の中に川が流れているところなのか、よくわからなくなる時がある。
大阪と少し似ていると思うのだが、福岡の人にとっては大阪は目じゃないよ、東京だとなるようだ。
でも川と街が一体になっているところはどちらかというと大阪に近い気がする。
福岡にも道頓堀に近い名所があっても良いように思うのだけど。
近頃はは良くベイサイドプレイスまで散歩の足を伸ばすことが多い。
何せ新鮮な食材が安い値段で食える店がある。
往復で16000歩は超えるのでかなりの距離と思われるがそうでもないような気がする。
川の行先は海、そこに港がある。
あまりきれいではないが海は海だ。
近郊を結ぶ航路、ちょっと先には国際船が着くバースがある。
巨大な観光船が停泊してる時もあればそうでない日もある。



その発着所のような所に新鮮な海鮮丼や寿司のバイキング、揚げ物やステーキ店などがある。
そこはいつも行列が出来ていて賑わっている。
その半数以上はインバウンド。
「・・セヨ」、「・・スミダ」といったお隣の国の人々の会話が聞かれる。
街中のキャリーバックを引いている人のほとんどがそうで、女性のメイクを見るとすぐにそれがわかる。
今では中国の観光客もあまり目立たなくなったようだが、この国の人たちの会話のほうがうるさく感じるのだ。



日本人気なのだろうか、ガイドブックに紹介されているのか、福岡に住んでいる人たちより穴場を良く知っている。
太宰府はもとよりキャナルシティなどに行けばその人たちでにぎわっている。
キャナルシティはそれで成り立っているようなものだ。
我が家の近くに一般的な食堂があるが、そこには韓国からのツアー客で溢れている。
近所の人たちは行かない場所だが、観光客でもっているような普通の食堂があったりする。
国家間では深刻な状態になってはいるが、普通の人たちのではそんなの関係ないような雰囲気だ。
しかし福岡の街はそんな韓国人だけではない。



中国や台湾、東南アジアやアメリカなどの多くの人たちも大勢来ていることもある。
我が物顔で街中を歩いていてもらっても良いのだが、ここは日本(福岡)なのだから。

令和最初の祝い事

2019-05-20 20:34:27 | 日記ふう
しばらく停滞していたJazzもTUTAYA天神店の復活で少し復活している。
毎日の通勤で片道15分程度なので2往復で約1時間、アルバムで1,2枚くらいは聴いている。
それが週に5日として5~10枚程度となる。
だから1週間か2週間に一度は新しいCD(アルバム)を5枚ほど借りてきて聴いている。
最近はやはりピアノトリオが中心で今週はトニー・テイタム、バド・パウエル、エディ・ヒギンスだ。
少し幅を広げていて、その中で良いなと思ったピアニストを深堀する、そんな感じで集めたアルバムは100を遙かに超えた。

話が最初からそれてしまったが、令和に入りすでに一か月を過ぎようとしている。
令和最初のという言葉はあまり好きではないが、最初の祝い事があった。
私の誕生日祝いだった。
最初に誕生日を迎えるのは本来だったら上の妹だった。
しかし今は亡くなっていない。
亡くなった人の誕生日はいったいどうなるのだろうかと思ったが、それはやはり祝いである、私なりに思いをしのばせた。
だいたい誕生の祝いとは、その人を祝うのでなく、生んでくれた両親に感謝をするものだと「さよなら、さよなら」で有名だった淀川長治(映画評論家)が言っていたように思う。
しかしその両親がいないとなればどうするのだろう。
今回は娘が祝ってくれた。
おとうの誕生日と母の日と父の日を兼ねてという、ちゃっかりしたものだがうれしいではないか。
予約したレストランにクルマでむかう。
いつものジーパン改め、カジュアルだがスラックスにポロシャツ、上着といった、着るモノには関心のない私にとっては正装に近い。
しかし着いたレストランは店というより倉庫といった感じだった。
Jazzが流れていたがどうもラジカセといった感じだ。
まだ若い(いやいやそうでもないか)店主が表れ、白い棒状のものを底の浅い透明の皿に盛ってきて水をかけている。
何だろうと思っていると水をかけられた白いものがぐんぐんと伸びている。
「お手拭きです」
といって去っていく。



次は試験管のような容器に入ったトマトスープ、カプセルに入ったサラダに冷凍されたドレッシング、ガラスの皿に盛ってきた容器を開けるとアッという間に広がってパスタが出てくる。
マジックのような演出に唖然となる。
最後のデザートでは傘を渡されかぶらないようにしてくださいという。





見ていると皿の上に丸いボールのようなモノをたたきつけるとドライアイスのような煙が表れ、と中からクッキーやアイスが表れるというものだった。
丸いボールの皮はチョコレートになってた。
抹茶とデザートで一応食事は終わったわけだが、変わったレストランだった。
娘よ、ありがとう。

七ツ釜

2019-05-14 21:47:42 | 小旅行
船頭はスキンヘッドのいかにも俺は漁師だというオッサンで、ガイドはその息子らしきまだ若いオニーチャンだった。
乗客は若いカップルとこれまた若いおねーさん2組だった。
漁船だがちゃんと船の前方にベンチのような椅子があり、救命道具もあった。
しかし完全にオープンカー(いやいやオープン船)なので船がスピードを上げると水しぶきが降りかかってくる。



少し沖に出るとライバルの観光船がいて、20人くらいは乗れそうな船で、船室がちゃんとあり優雅に観光していた。
こちらはというと少し波があるとスコーンと落ちたり一気に盛り上がたっりとジェットコースターのようだ。
若い女の子たちはそれを楽しんでいた。



像の鼻という場所に来たが、像が寝そべっているように見えると案内していた。
しばらく行くといよいよ七ツ釜に入った。



先客の豪華観光船に先を越されしばらく七ツ釜の沖で待たされる。
どうもこのガイドは豪華観光船にライバル意識があるようで
「さあ観光船に皆さん手を振りましょうね。こちらが楽しいことをあちらの皆さんに見せつけましょうね」
と言っておもしろいガイドをしていた。



沖から見るとブラタモリ的にいうと玄武岩の柱状節理が波に侵食されて出来た釜となるのだろうか。
少し風があり時化っていたが、それがまた良いのかもしれない。
イカ丸(豪華観光船)が出ていくとその釜の一つに小型船は入っていく。



棒状の柱状節理でおおわれていた。
この船(小型船)しか入れない場所があるという釜に入った。
中が空洞になっていて先の光が見える。
岩陰が仏様に見えるという。
その時はそうなんだと思った程度で、自宅に戻り写真を確認すると、なるほどねと感心した。
船での遊覧は20分程度だったが、なかなか面白いガイドと安い料金でありがたかった。
「ぜひSNSで拡散お願いします」
膨大な資金力に対抗する我が弱小観光船のガイドの悲痛な叫びに答えることにした。

佐賀は山ありこんな海岸線の観光地あり、嬉野や武雄温泉に有明海には干潟あり、そして有田や伊万里の焼き物など見どころが多いのになぜブレークしないのか、不思議なところだ。

呼子に

2019-05-13 20:25:03 | 小旅行
令和に入っても時間の流れは早く、半月ばかりの時間があっという間に流れてしまう。
連休明けの五月晴れの休日、ふらりとクルマで自宅を出た。
どこに行こうと決めていたわけでもなかったが海を見たいと思った。
そういうときは熊本にいたときは間違いなく天草方面に向かったはずだ。
福岡にいると行くところが見つからない。
糸島でも良いが、ついついその先となってしまう。
呼子には惹かれるものがあり、ちょうど一年前にも行ったような気がする。
家人の実家が佐世保なので呼子には何度も行っている。
呼子の朝市やイカソーメンといったことではなく、この近辺はなぜか魅力的な海岸線があるようで、それを求めての事だ。
今宿街道(国道202号線)で海岸線に沿って道は続く。
都市高速から西九州自動車道を使ったほうが早くて行けそうなのだが、晴天のドライブには海岸線が気持ちいい。
たまにはJPOP(MayJや徳永英明)など聴きながら、でも最後はJAZZを鳴らしながら、割と空いている海岸線を順調に進む。
唐津の町に入りちょうど昼飯という事で回転すしに入った。
唐津の町の道もわかりにくくナビに呼子をセットする。
ナビのセットというか「呼子」を入力すると長崎県の呼子が一番上に来る。
これは確か去年もそうだったようで、危うく長崎まで行くところだった。
慎重に呼子をセットし約30分ほどで呼子の町に着いた。
前回と同じように道の駅にクルマを停める。



多くの人たちが来ていた。



道の駅のバーベキューを覗いてみると、なんと入場料(炭代)200円とあった。


スマホの写真(上3枚コントラストがドギツイね)

道の駅にある食材(海産物)を買ってここで焼いて食えるのだ。
貝や魚などかなり安い値で売られていた。
しまった!スシローよりこちらのほうが全然いいではないか、と嘆いたが遅かった。
海岸に出てみると海の色が全く違う。
心地よい磯風が吹き、気持ちが良い。



呼子大橋を渡り、風の見える丘公園に行ってみた。
展望台からの眺めは素晴らしく、呼子大橋と呼子の町が一望できる。
反対側は畑が続き、その先端には海に突き出た牧場がある。
しかし今日はそこまで行く時間が無い(自宅を出てくるのがちょっと遅かった)。
引き返し七ツ釜(ななつがま)というところに行くことにした。
初めて行くところでほとんどクルマの行き来が無い204号線を走る。
七ツ釜の看板が出ていて左折した。
これまたほとんどクルマの行き来が無い細い道を行くと駐車場があった。
駐車しているクルマの数にホッとした感じだ。
割と人気のあるところのようで数多くのクルマが駐車していた。
海岸べりに歩いていくと船からの遊覧が出来るようだった。
料金を聴くと1000円だという。
即決で金を払い待合所のような所で待つ。



船着き場には漁船が停まっていたが、まさかこれではないだろうと思っていたのだが
「さあ、出ますよ」
という声で船に乗り込む。
その船だった。

令和が始動

2019-05-06 16:53:41 | 日記ふう
平成最後の日と令和最初の日は仕事だった。
冷たい雨の日だった。



明けて2日の日は熊本から親友夫婦が朝一番にやってきた。
親友に今住んでいる住居と、博多の街を案内した。
と、いってもどこにおススメの場所があるのかわからないので
「どこに行こうか?」
と聞くと
「糸島が良いんじゃない」
という事でドームやタワーなどを見学して糸島に行った。
夫婦岩などは駐車スペースがどこもいっぱいでクルマを停めるところがなかった。



結局、道端に停めるスペースを見つけ海を見て引き返した。
ベイサイドプレースで食事をして志賀島に向かったがひどく渋滞していて、とても志賀島までの一本道は無理のようだ。
途中で引き返し自宅でしばらく休憩して、バスセンターまで送って行った。
翌日は彼らの後を追うように熊本に向かった。
久しぶりの帰省だったが、息子たち夫婦も忙しそうで庭は草が伸び放題になっている。
結局、連休の中日2日間は庭仕事で終わってしまった。
帰省ラッシュに合わないようにと連休最後の日を避け前日に熊本を後にした。
高速は避け、菊池から阿蘇に向かうことにした。
菊池渓谷では観光客で少し混雑していたがそれほどでもなくやり過ごし外輪山に出た。



久しぶりに見る阿蘇五岳だった。
阿蘇から小国、杖立温泉を経由して日田に向かう。
途中で食事をしたがここは焼きそばで有名なところ、あの有名焼きそば屋ではなかったがそれなりに繁盛している店だった。
混雑する久留米を避け、ここまで来たが福岡市内へのアクセスは一番混むので、日田からの道をナビにセットする。
飯塚経由で博多を目指す。
まずは嘉麻をセットしナビに従って山道に入る。



東陽村の役場近くで道を間違えたようで、クルマ一台やっと通れそうな道に入ったがナビは引き返せとはいわない。
今度はその道をナビするようで、だんだんと険しい山道に案内する。
対向するクルマもなく、渋滞で混雑‏している世界とは全く別世界にいるのだが心細い。
峠のような所を過ぎ、英彦山駅に出た。
どうも日田英彦山線(今は九州北部豪雨の影響で不通になっている)に沿って来たようだ。
嘉麻ではなく川畑という町に出た。
何とか八木山バイパスに出て自宅に戻れた。
帰省ラッシュには合わずに帰れたが(だれも通らない道を帰ってきたわけで)、熊本福岡間は5時間近くかかり遠いところだ。