打越通信

日記ふういろいろ

平成の桜たち2

2019-03-31 20:02:07 | 桜前線
住吉神社から博多区役所を抜け大博通りに出る。
住吉神社では結婚式が行われていて白無垢を着た花嫁と新郎が記念写真を撮っていた。
昨夜から突風が吹き荒れていて、マンションの8階の窓にも強い風が時よりあたりガラスが音を立ていた。
部屋を出ると冷たい北風が時より吹いて寒い朝だった。
曇天模様だが時折太陽が出ると春の日差しが戻ってくる。
住吉神社には多くの人たちが行列を作り歩いてきていた。
曲がり角には係員が順路を示したカードを持ち立っている。
そのカードには「さくらウォーク」と書いてあった。
どこか主催のウォーキング大会なのだろう。
住吉神社からキャナルシティまでの道にその集団が断続的に続いていた。
大博通りに出るがそこにもその集団らしき行列を発見した。
目的地の東長寺に着くと20から30人くらいの集団があちこちに見える。
ハングル語の大きな声でガイドらしき人が集団を仕切っていた。
その横を「さくらウォーク」の人々が門をくぐり次々と入ってくる。



初めて来た所だが格調高い建物と白い桜が気になっていた処だ。
境内に入ると結構広い庭がある。



桜の本数は少ないが大きな桜の木があり、奥の五重塔近くには枝垂れ桜があった。



東長寺を出て「さくらウォーク」の連中が来る方向に歩き、承天寺通りと呼ばれるところに来た。



饂飩(うどん)蕎麦(そば)発症の碑と饅頭(まんじゅう)発祥の碑があり、奥には枯山水の庭がきれいに掃除してあった。
博多祇園山笠の発祥の碑もあるようだがちょっと場所が違った。
博多千年門という大きな鳥居(門)をくぐる。
あれ!と思ったら博多通勤していた時代に良く泊まっていた安ホテルの近くだった。
あまりにも寒かったので博多駅に入り込み昼食をとり自宅に戻った。

平成の桜たち

2019-03-30 23:51:45 | 桜前線
2週にわたって天神中央公園に向かった。



すでにさくらまつりが始まっていたが先週の時点では咲き始めで、どちらかというとコブシの花や椿の花が見ごろを迎えて居t。
今日も東陵公園から東住吉公園、中比恵公園、そしてキャナル近くの清流公園などを回った。
散歩がてらではあるがある程度気合を入れて歩いた。
博多駅の地下街で昼食を済ませ、キャナルから那珂川沿いを、天神中央公園まで休みながら歩いた。
東住吉公園の横の幼稚園では早くも入園式があっていて若いお父さんとお母さん、そして子供たちで賑わっていた。





キャナル近くの那珂川沿いにはチューリップやポピーなどが植えられていてインバウンドの人々が行きかっていた。



天神中央公園は前回と違い花見客で多くの人たちでごった返していた。



着物を着たグループがいたので声をかけた。
子供連れの若い夫婦だったようで
「着物を着て花見をする会です。初めての参加です」
と返ってきた。
奥さんも着物を着て、ベビーカーにはキリっとした男のお子さんがいた。
「わー、目力がすごいですね」
と家人が誉め言葉かけなし言葉か、わけのわからない会話をしている。
うまく受け取ってもらえたのだろう
「皆から言われるんですよ」
うまく切り返してもらったようでしばらく話し込んでしまった。
とてもいい夫婦だったが、さすがに写真を撮っていいですかとは切り出せなかった。
ペットならいざ知らずってことろだ。
週末は寒の戻りがあると云っていたが、暖かい一日だった。

7回忌の桜

2019-03-29 21:37:24 | 日記ふう
先週から開花宣言が出ていたがこの一週間で開花が進んだ。
通勤途中で見る公園の桜の中で一番早かったのは人参公園の桜だった。
そして一週間、一気に花が咲き満開に近い。
今日は金曜日、帰り道に家人を呼んで駅付近で待ち合わせ。
お酒を買って住吉公園で夜桜を楽しんでいた。
若者たちが花見をしていた。
「すみません。写真を撮ってもらえませんか」
と若い女性から声をかけられた。
十数人いるグループにカメラを向けシャッタを3,4回切った。



今日は母の命日にあたる。
あの日から6年の歳月が流れる。
早いものだ。

町の風景

2019-03-21 19:18:47 | 写真投稿
カメラを持って春の陽気の中博多の街中に出てみた。
これまでも何度か挑戦してみたがなかなか町の風景の写真は難しい気がする。
何枚か撮ってパソコンに取り込んでみたものの今一だった。
魅力ある街並みが少ないのか、私が理解できていないのか、わからない。
ビルが立ち並び、家人はそれが面白いようでビルの写真を撮っている。
それはそれで良いのだけど、それは町の風景とはちょっと違うように思う。
東京を追いかけるように変わろうとする博多の街の風景は、東京の街並みを撮った(観た)ほうが良いわけで、わざわざ博多の風景は必要ないような気がする。







パソコンの写真を見ていると、前回に行った長崎の写真があった。
ランタンフェスタで暗くなるまでのちょっとした時間にぶらついた街並みだ。
写真があまりうまくないので伝わるか微妙だが、雰囲気だけでと思う。
博多の街ももう少し歩き回り探してみる必要があるのかな。
それらしき絵が撮れるかな。

必見

2019-03-18 23:33:39 | イベント
博多座に初めて行った。
歌舞伎と聞いても、そうねあまり興味もわかないけど何事も必見かも知れないな、そんな感じだった。
息子夫婦が久しぶりに遊びにやってきた。
それがきっかけだったわけだ。
タクシーに乗り(これもあまり我が家にない光景だが)博多の街中に筋を通すような事だ。
歩いてもそれほど遠くない道のりだが、まるで人力車で演劇でも見に行く雰囲気だ
博多座は、入るなりその光景というか雰囲気に違った世界観を感じた。
まず匂い、これまた昔風の感じで懐かしい落ち着いた、土の匂いのような感じを受けた。



そして昔風の賑わいを演出した出店だった。
演劇場とはこういうのもかとふと昔を思った。
学生時代に歌舞伎を一度か二度ほど見に行ったことがある。
もう何十年も前の事なので、当然昔の歌舞伎座という事になる。
銀座の少し外れた場所にあったと思う。
そのころ確か歌舞伎がブームで連れの連中に腕を引かれていった記憶がある。
演目(あらすじ)も役者が誰かも覚えていない。

演劇場はすでに入るなりその世界が広がっていた。
福岡の天神やキャナルでは見かけない世界だった。
まず誘導されるのは料理だった。



逆らうこともなく料理を注文して劇場に入る。
今回は通し狂言なので長い演目なので途中に30分ほどの時間が出来る、その間に昼食をとるようになっている(ようだ)。



演目は「鯉つかみ」という題目で博多座開場20周年記念の演目とのことだった。
えっと思った、博多座が出来て20年にもなるのだ。
新幹線が全線開業して8年(これは東北大震災と同じだから覚えているが)、博多座が20年、そんなになるのかびっくりだった。



幕が開くと色とりどりの舞台、そして派手やかな役者の登場、後ろのほうから屋号を叫ぶ声が飛び交う。
うるさいなと思いながらもだんだんと引き込まれていく。
学生時代に見た時と違い、筋もわかるし言葉も理解できる、
それよりも仕草や間合いといったことがなんとも素晴らしい。
太鼓や三味線、長唄、これにやはり興味を持った。
歌舞伎役者のすごさもわかったが、わき役たちのしっかりしたところが素晴らしい。
すべてが完全に出来上がった(練りこまれた)領域だった。
歌舞伎のすごさを感じた。
日本舞踊、長唄や浄瑠璃、三味線や太鼓などすそ野の広いその頂点のようだ。
何事も必見のようだ。

さよなら福ビル

2019-03-10 10:31:30 | Weblog
天神地区の再開発で福岡ビルが解体される。
散歩がてら天神をぶらつくことが多かったわけだが、天神に出ると必ず行くところがあった。
通称「福ビル」といわれるところだ。
大手のCDレンタルショップがあって、ここでクラシックやJazzのCDを探すのが楽しみだった。
探し当てたCDを10枚も20枚も借りて帰ることもあった。
地下にあった喫茶レストラン「EST(エスト)」でのランチがこれまた楽しみだった。
天神に出るという事は、私にとっては近くにある「ジュンク堂(本屋)」とこの福ビルが目当てでしかなかった。
いやいやJazz喫茶もあるかな。
今や天神ビックバンという再開発で、中央の巨大資本と迎え撃つ地場企業(西鉄グループやJR九州グループ)とでしのぎを削っているのだろう。



福ビルの一階には福ビルの建設当時の様子や、福岡の初期開発にかかわった様子など、また天神地区の開発の様子がパネルで紹介されていた。
渡辺通りの事は良く知られているように用地を提供し、博多駅からの交通アクセスを良くしたりと尽力された方々の紹介もあった。
天神界隈も休日ともなれば人で溢れ、おまけに外国人観光客も交じり合って混雑している。
地下鉄はあまり利用しないので良くわからないが、100円バスはいつも満員で住吉までの3つか4つの区間でも、結局歩いたほうが良いね、となってしまうくらいだ。
福ビルの事も地元のテレビニュースでは有名なインテリアの店があったことか、当時では近代的なビルで年配の人たちにとっては「良き時代のシンボル」のような所だったようだ。



福岡に住居を移しまだ3年ほどしかたたないし、そんな過去の事は全然知らないわけだが、なぜか愛着があったところだった。
天神の再開発も今後3,4年は騒々しくなるが、その後は新しいビルが立ち並び新しい町並みが出来るのだろう。
しかし、交通のキャパを考えないとこれではあまりにもアンバランスのような気がする。



新しいビルが出来れば数十年のメンテナンスが入り、再び取り壊して新しいビルが出来る。
そのスパンが半世紀なのか一世紀なのかわからないが繰り返されることになる。

東風ふかば

2019-03-04 20:31:26 | 日記ふう
博多駅までと平尾駅、どっちが遠いんだろう。
自宅を出ていつも通勤で歩く反対方向に歩き出た。
那珂川を渡り、日赤通りを超え平尾駅まで来たが、やはり同じくらいか、平尾駅のほうが近いような気がした。
改札を抜け、西鉄大牟田線の下りホームに出る。
各駅停車の電車が来たのでそれに乗り、二日市まで乗った。
二日市からは太宰府線に乗り換え2駅で太宰府天満宮駅に着く。
駅を降りた時から人混みで一杯だった。
参道はまだ午前様なのに人であふれていた。
まあこの時期は受験シーズンという事もあり人出の予想もあったが、いやはやだ。
参道を歩いていると、その人混みはどうも違う雰囲気だ。
言葉がお隣の国の言葉のようで特に女性のメイクが全然違う。
はあ、と思いながら歩いているとかすかに関西弁らしき言葉が耳に入ってくる。
外国に行ったとき、ふと日本語を耳にする、そんな感覚だった。
梅はまだまだ満開とは言えないが白梅に紅梅、枝垂れ梅などが時期が来たことを教えてくれるように咲きかかっていた。
この季節、やはり梅といえば太宰府天満宮しかない。



境内に入るととても参拝する雰囲気では無いので裏にある梅園に向かった。
少し山道に入り人混みを避けようとしたが、そこもにも人があふれていた。



そば屋に入りそばとおにぎりを注文した。
梅が咲いている外庭で軽い昼食だった。



しばしその場所でゆっくりとした時間を過ごした。



梅を眺め、鳥のさえずりを楽しむ。
まだ3月も始まったばかりなので、ウグイスの声は聴くことが出来なかったが、キーキーと鳥の声は聞こえる。
博多に来て4度目の3月になる。
幼いころの親の転勤や少し年を重ねたころの卒業がトラウマようで、一番いやな季節(私の中で)なのだが、いろいろなことを考えるには良い季節なのかもしれない。
春一番もだんだんと南風に変わり春二番、三番となる。
寒さと暖かさの攻め際のようだ。
風向きが変われば少しは良くなる、そう思いたいものだ。