打越通信

日記ふういろいろ

紅葉と温泉と(長門峡)

2018-11-21 20:47:41 | 小旅行
長門から萩までは自動車専用道路(無料)が出来ていて、前回来た時の海岸線とは違う道だった。
標高のかなり高いところを走っているようで眼下に海岸線や海に浮かぶ島々が見える。
萩市内のかなり郊外のような所からナビは川沿いの道に案内する。
地図を確認すると阿武川と出ていた。
萩の町の三角州を作った原因の川のようだ。
しばらく川沿いを走っていると球磨川(熊本)と似た風景が続く。



河口近くなので流れは穏やかで水量豊かな風景だ。
何度かクルマを停めその穏やかな風景にカメラを向ける。
長門峡(ちょうもんきょう)の看板が出ていてそこからは細い登り坂が続く。
山が深くなり川は遙か下に行ってしまった。



カーブを曲がると大きなダムが出現する。
阿武川ダムの麓にクルマを停めるが観光客は誰もいない。
ダムの管理人らしき人がやってきて
「ダム中央の立入禁止のところまでは行けますよ」
と教えてくれた。
何せ高所恐怖症なので、どうしようかと思ったのだが思い切ってそこまで行ってみた。



ダムの下流はかなりの高さで遙か下に川が見える。
反対側はダム湖になっていてかなり広い湖が出来ていた。
尻のあたりが落ち着かないのですぐにクルマに戻り細い道を進む。
観光遊覧船があるようでのぼりが何本も立っていた。
しかし今日は平日で客はほとんど見当たらない。



くねくねとした細い道を進むと何本もの赤い橋が出てくる。
ダム湖らしい風景だがなかなか絵になっている。



さらに山が深くなり、川は180度曲がりくねった場所に出た。
クルマを降りるとちょっと冷たい新鮮な空気があった。
山全体が紅葉というわけではないが所々に赤や黄色の紅葉が見える。
静かで鳥のさえずりだけが聞こえる。



さらに進むと奇怪な岩が突然現れ一気に神秘さを増してくる。



しばらくは岩山が続き、深い青い色の淵に出た。
水がきれいでその先に赤や黄色の紅葉が見えた。
その先が長門峡の中心部のようで道の駅や温泉のような施設があった。
それからも落葉の中の細い道が国道9号線の交差点まで続いた。
初めて訪れた場所だったが目を見張るような風景に驚きと感動だった。
山口市内で遅めの昼食をとり、中国自動車道で帰路についた。

紅葉と温泉と(湯本温泉)

2018-11-19 20:47:12 | 温泉
Jazzをガンガンと鳴らして関門トンネルをくぐった。
月曜日に休みを入れ3連休となったが休日前の宿泊は料金が高いので日曜日に温泉宿に予約を入れた。
行先は長門湯本温泉に決めた。
紅葉も、山口県と名前のごとく山が深いのでドライブがてら山道を行けばどこかで見れるだろうと軽いノリだ。
いやいや、そうはいってもちゃんと計画らしきものはあるわけで、天気を見ながら、天気が良ければ海岸へ、曇りや少々の雨であれば山へ紅葉へと考えていた。
海の青さはやはり天気の日でなければ映えないし、紅葉は逆に日差しが強いとコントラストが強すぎて絵にならないと考えていた。
週間天気では土曜日が雨で日曜、月曜と天気は持ち直すはずだった。
しかし現実はそうはいかない。
あいにく土曜日が晴天になり、その分のしわ寄せが日曜日と月曜日に来るような気配となった。
福岡を出る際には晴天で夕方から夜にかけて雨になるようなことを言っていた。
夕方から夜はゆっくりと温泉に入っているのだから雨が降っても関係ないな、と海沿いにクルマを走らせた。
しかし天気はだんだんと怪しくなる。
今回は角島はカットして山道を進む。



途中の栗野峠(栗野地区への細い道だった)の紅葉でクルマを停めた。
まだ早いのか、もうすでに遅いのか道には落葉が散らばっているがモミジの葉はまだ青い。
下関市はかなり広いようで、海岸線に再び出るがまだ下関市だった。
ナビに「千畳敷」と入力してみた。
山道をグイグイ登ると広い草原に出た。



草原の先は日本海が広がっていて、天気が良ければ最高の眺望のようだ。
丘の上のレストランで遅い昼食だった。
いただいたのはチキンステーキのような料理だった、それが意外と本格的な料理でいやはやだった。
天気もだんだんと雲が厚くなり、次に目指すは「竜宮の潮吹」といわれるところだ。
ここは観光地のようで観光バスやマイカーでごった返ししていた。



それでもせっかく来たのだからと赤い鳥居が並ぶ岩場を海岸線に大きく張り出した巨大な岩まで歩いてみた。
あいにく雨が降り出しすぐに引き返す。
さてどこに行こうかとナビに「青海島(おうみじま)」と入れてみた。
長門市仙崎から橋を渡り島に渡るがどちらに行けば良いのかわからない。
しばらく走ると「波の橋立」と呼ばれる湖に出た。
山道を登って行くがだんだんと暗くなりつつあるし、クルマ一台がやっとという山道だったので途中のキャンプ場のようなところでUターンして島への橋の袂まで戻った。



仙崎の街が一望に見える公園で一休みし長門湯本の温泉宿に向かった。
宿には7時過ぎだった。
ひと風呂浴びて寝る前にもひと風呂浴びる。
弱アルカリの広い内湯と露天風呂、湯船にはたった一人、あわせて2時間近くゆっくりと入った。
当然、熟睡で、起きて再び湯舟につかり、朝食を取り再び浸かった。
宿は遅めの9時頃だった。



湯本温泉街を散策した。
地元出身の安倍総理がプーチンさんを招いたホテル「大谷山荘」、下を流れる清流沿いをブラブラと歩く。
ここは紅葉が一番良い時期のようで清流と赤いモミジが見事にマッチしていた。



大寧護国禅寺も今が一番の見ごろ(もうすでに落葉かな)、石仏が赤いモミジの座布団に座っている、そんな感じだった。



静かな温泉宿と質の良い温泉、自然豊かな紅葉を満喫した。
続く

今が見ごろ

2018-11-17 21:49:38 | 日記ふう
秋晴れの竹下通り、春の新緑の頃も見ごろだが紅葉の時期も今が一番見ごろだと思う。



しかし喧騒の中、誰も見向きもしない。
ビルの前では清掃員が朝早くから落ち葉の清掃で忙しそうにしている。
イチョウの紅葉は今からでそのあとの落葉にもまた清掃が待っている。



紅葉よりイルミネーションのほうが皆の目を引くようで、帰宅時間帯の駅へ急ぐ人たちを癒しているようだ。



博多名物の屋台で一杯するのも良い時期になってきたようだ。

本吉山 清水寺

2018-11-15 21:34:32 | 小旅行
隣に座る先輩社員からこの時期にカメラを持って行くならここが良いよと教えてもらったところがあった。
ちょうど実家(水俣)で法事があり、前泊で熊本の自宅に帰る途中に立ち寄ってみることにした。九州道で久留米を過ぎ、ナビに場所を入力する。
広川SAで降りるように案内があり一般道を進む。
古い家(造り酒屋のような)が建ち並ぶ街並み(八女市)の中を結構な距離を走った。
山の麓らしきところに案内板が出ていて、そこからいよいよ坂を登っていく。
しばらく登ったところに駐車場があり結構多くのクルマが駐車していた。
しかしナビではまだ本堂は上のようなのでそのまま細い山道を進んだ。
途中では登山(いやいやハイキング)の格好(恰好?)をした年配の夫婦連れがたくさん登られていた。
本堂近くに数台止められる駐車場があったのでそこに停めた。
案内板を頼りに本堂のほうに歩いていく。
深い山、澄み切った空気が気持ち良く、比叡山を思わせるような雰囲気だった。



しばらく行くと突然、三重塔が現れる。
ちょっと時期的には早かったようだけど紅葉の始まったモミジが出向かえてくれた。



下からの参道を見ると途中に大きな山門があり、年配の人たちが登って来られるところだった。
本堂はそれから少し奥まったところにあった。
本堂の中では何かあっているようでお経が読まれ線香の香りが漂っていた。
由緒あるお寺のようで境内には多くの石仏がある。
石仏もかなり古いもので顔もわからないような仏像が多く、歴史の古さを感じる。
本堂を後にして途中の駐車場にクルマを止め庭園に行ってみた。



雪舟が造った庭園と云われるようだが中は人が多いようなので門のところで引き返した。



時期的には少し早かったようだが今からがシーズンを迎えるのだろう。
今日のニュースで紹介されていた。
紅葉の季節も良いようだが桜の季節も良いようで、地元では憩いの場所になっていると先輩社員が言っていたことを思い出した。

大分へ(続)

2018-11-06 23:05:16 | 小旅行
ホテルにも大浴場(当然温泉だろう)があったが食事がてらクルマに乗り温泉施設に行った。
しかし、それが外国観光客たちが押し寄せていて大混乱していた。
しばらく様子をみて、その集団が去った後にゆっくりと入ることにした。



一時間ばかり湯船につかり、同じ施設に食堂があったのでそこでとり天定食だった。
大分の名物料理だが安いわりにボリュームがある。
これでもかと温泉たまごまでついてくる。
食事を終えて夜の別府をぶらつくことにした。
別府の町は坂になっていてその坂の一番下に国道と鉄道が通ってる。
海岸線の国道を走っていると別府タワーが見えてきた。
タワーの駐車場にクルマを止め登ってみることにした。
昭和32年の建設というから古い建物だ。
別府湾を囲み対岸には大分市内の夜景が見える。
タワーを出て別府駅までブラブラと歩いてみた。
細長いアーケードがあったが人通りは少なかった。
やっぱり観光地なのでメインストリートは鉄輪温泉などの温泉街なのだろう。



駅前にはもう一年を切ったラグビーワールドカップ大会のオブジェが置いてあった。
翌朝はホテルの最上階にある大浴場で朝風呂だった。
目の前の別府湾に朝焼けが見える。
遠くに大型の船が見えたが、湯船をあがるころには接岸するところだった。
阪神方面からのサンフラワーフェリーだった。
ホテルを出て今日は大分市内に行く。
その前にアルゲリッチで有名になったビーコンプラザを確認する。
大分駅がリニューアルして大型施設が出来ているというのでそれが目的だった。
真新しい駅舎と並行して建つ高層のホテルが目に入る。



駅ビルは博多のアミュプラザと同じつくりだった。



駅の食堂でりゅうきゅうという郷土料理を頂いた。



地魚の刺身を醤油を中心にしたタレに漬け込んだものだ。
昨夜のとり天でどっかりした後にはあっさりと料理で満足だった。
大分市内をテクテクと歩く事も考えていたが、やっぱり明日の仕事の事が頭をよぎる。
玖珠町まで一般道で行って後は高速で自宅を目指した。

大分へ

2018-11-05 20:40:28 | 小旅行
自宅を出て百年橋通りから国道3号へ201号線で飯塚、田川を経て行橋方面に向かう。
雲一つない晴天の秋晴れで以前から行きたかった大分を目指す。
福岡から大分へは高速でも行けるが、昔仕事で良く来ていたこの道を選んだ。
椎田道路を走るつもりだったかナビは国道10号線を選び、懐かしさも思い出す暇もなく過ぎてしまった。
いつの間にか豊前、中津を過ぎ宇佐まで来てしまう。
休憩を兼ね宇佐神社に寄ってみた。



初めての来る神社だったがかなり広大な敷地に厳かなところだった。
全国にある八幡宮のかなり高位の位の神社のようで、日本三大八幡宮の一つとされているようだ。
参拝客も多く、ちょうど七五三の時期ともあり着飾った子供の手を引いた両親の姿も見られる。



小高い丘の頂点に本殿があり巨木(楠)が大きく張り出していた。
いざ参拝しようと貼りだしてある作法を見ると二拝四拍手一拝とある。
出雲大社と同じ作法だった。
参拝を終え時計を見るとすでに11時を過ぎていた。
まあ、今回は温泉でゆっくりすることが第一目的、国東半島の石仏もと思い、出かける前に一眼レフも持ってきたわけだが時間的に無理のようだ。
片道3車線に整備された国道を日出から別府市内に入る。
こんな道を見ると熊本市内やその周辺の道路整備はかなり遅れていると思う。
別府も久しぶりとなるが国東半島方面から入るのは初めてだったので新鮮な感じだ。
まずはぐるりと街中を走り、やはり地獄めぐりが妥当なところだろうと一番上の海地獄にクルマを止めた。
やはり有名な観光地とあって観光バスが何台も停まっていた。
ボランティアの人からパンフレットをもらい説明を受ける。
ここから何軒かは歩いて回れるようなのでてくてくと歩くことにした。
途中、古い食堂があったので昼食にした。



郷土料理のだんご汁(熊本ではだご汁という)をいただいた。
歯ごたえのあるだんごと味噌味が素朴で美味しかった。
それにしても外国人が多いのにはびっくりする。
地獄めぐりも結局、海地獄と血の海地獄の2か所だけを廻った。
過去に何度か来ているはずだが記憶になかった。



池の周りに人が群がりしきりに写真を撮っているが、いったい何を撮っているのだろう。



たぶん白い湯けむりしか写ってはないのか、などと考えていたが、そういう私も観光用の写真を撮っているようでなんとも・・・。
今回は久しぶりに楽天からホテルを予約した。
以前仕事で使っていたIDを持っていたが忘れてしまった。
それでも何とか復活させることが出来き予約まで行ったのだ。
土曜日の予約は観光地ともあり高い。
それでもかなり安いビジネスホテルを取ることが出来た。
鉄輪温泉の端っこで国道10号と九州横断道路(やまなみ道路)の交わるところだった。
長くなるので続く・・・。