☆ 安保チラシ配布 社協4理事退任 自民が辞任要求 北海道 http://mainichi.jp/articles/20151215/k00/00m/040/142000c
・ 驚いた! 美瑛町の同協議会が8月配ったチラシは<「皆で考えよう安全保障法案 いま、世界では紛争により尊い命がうばわれています。私たちは争いのない助けあいの
社会を目ざします」> だそうだ。 ・・・・・全文掲載されていないのが、実に惜しい。
・ 自民党美瑛支部の幹部は9月に「理事が政治的内容の意思決定に関わって問題はないのか」との質問状を社協に提出。社協は「幸せな社会の構築を皆で考えようという
啓発活動」と回答し、会長らが「心配と混乱を招いた」と謝罪した。
・ 同支部はさらに10月、「(社協の)社会的存続をも危ぶまれる大失態を招いた今回の一連の騒動」と表現し、社協の理事3人の辞任と、会長の厳重注意を求める
要望書を社協に届けた。その後、理事4人が退任した。
これは言葉による恫喝/脅迫である。賛成反対どちらにも触れず「皆で考えよう」と呼びかけることが何故「政治的内容の意思決定に関わる」ことに言い換えられるのか?
だいいち同協議会は元々意思決定に関われる存在ではない。民主主義の基本である議論を呼びかけたに過ぎない。これは、いいくるめ/すり替えを用いた脅迫でしかない。
何故、社会的存続に言及されねばならないのだ。 3権分立からいえば、行政に携わる者が立法に意見を述べること自体、越権ではなく正当な牽制機能ではないか。
普通、テロ<Terrorism>とは物理的暴力による脅迫行為を指すが、社会福祉協議会の監督官庁でも何でもない政党がこのような質問状を出すこと自体が、既に言葉によるテロなのである。然も、自民党は政権党で、どのような実利的な脅迫/恫喝が同協議会に及ぼし得るのか一般市民には見えないながら、多分、裏で何か<人事もしくは予算で>できるからこそ、言語道断且つ破廉恥な行いができるのだろう。前も何度か触れたが、地方自治体の公共施設での集会などを自治体側からキャンセルし始めた事例が増加中である。なにか今回の美瑛町の誤った介入と似通ってはいないか?? 全国にこういう「空気」が蔓延しつつあるとすれば、とんでもなく怖い国になってゆくだろう。 それで良いわけはない。
<K Y=空気を読め>は民主主義の敵である。
何故、会長らが「心配と混乱を招いた」と謝罪してしまうのだ? どういう実際的な妨害や厭がらせがあるのか、判っているからこそ屈服したのだろう。ならば、どうして質問状の内容を町民に公開しない? こういう謝罪は如何にも日本的であり、これが日本社会の曖昧模糊を助長し言論の自由を萎縮させているのだ。 政治に関することで<波風立てないこと><K Y>は、町民の為に成らず、道徳的にも善ではない。
美瑛町民の皆さんは、今ごろ公になったことで戸惑っているかもしれないが、こういう横槍が言論の自由を脅かす小さな穴となり、無血テロだとは気づかなかったのだろうか?
・ 驚いた! 美瑛町の同協議会が8月配ったチラシは<「皆で考えよう安全保障法案 いま、世界では紛争により尊い命がうばわれています。私たちは争いのない助けあいの
社会を目ざします」> だそうだ。 ・・・・・全文掲載されていないのが、実に惜しい。
・ 自民党美瑛支部の幹部は9月に「理事が政治的内容の意思決定に関わって問題はないのか」との質問状を社協に提出。社協は「幸せな社会の構築を皆で考えようという
啓発活動」と回答し、会長らが「心配と混乱を招いた」と謝罪した。
・ 同支部はさらに10月、「(社協の)社会的存続をも危ぶまれる大失態を招いた今回の一連の騒動」と表現し、社協の理事3人の辞任と、会長の厳重注意を求める
要望書を社協に届けた。その後、理事4人が退任した。
これは言葉による恫喝/脅迫である。賛成反対どちらにも触れず「皆で考えよう」と呼びかけることが何故「政治的内容の意思決定に関わる」ことに言い換えられるのか?
だいいち同協議会は元々意思決定に関われる存在ではない。民主主義の基本である議論を呼びかけたに過ぎない。これは、いいくるめ/すり替えを用いた脅迫でしかない。
何故、社会的存続に言及されねばならないのだ。 3権分立からいえば、行政に携わる者が立法に意見を述べること自体、越権ではなく正当な牽制機能ではないか。
普通、テロ<Terrorism>とは物理的暴力による脅迫行為を指すが、社会福祉協議会の監督官庁でも何でもない政党がこのような質問状を出すこと自体が、既に言葉によるテロなのである。然も、自民党は政権党で、どのような実利的な脅迫/恫喝が同協議会に及ぼし得るのか一般市民には見えないながら、多分、裏で何か<人事もしくは予算で>できるからこそ、言語道断且つ破廉恥な行いができるのだろう。前も何度か触れたが、地方自治体の公共施設での集会などを自治体側からキャンセルし始めた事例が増加中である。なにか今回の美瑛町の誤った介入と似通ってはいないか?? 全国にこういう「空気」が蔓延しつつあるとすれば、とんでもなく怖い国になってゆくだろう。 それで良いわけはない。
<K Y=空気を読め>は民主主義の敵である。
何故、会長らが「心配と混乱を招いた」と謝罪してしまうのだ? どういう実際的な妨害や厭がらせがあるのか、判っているからこそ屈服したのだろう。ならば、どうして質問状の内容を町民に公開しない? こういう謝罪は如何にも日本的であり、これが日本社会の曖昧模糊を助長し言論の自由を萎縮させているのだ。 政治に関することで<波風立てないこと><K Y>は、町民の為に成らず、道徳的にも善ではない。
美瑛町民の皆さんは、今ごろ公になったことで戸惑っているかもしれないが、こういう横槍が言論の自由を脅かす小さな穴となり、無血テロだとは気づかなかったのだろうか?