稲田神社伝 2

前回からの続き。

<ケース1 平将門の場合>


平将門は茨城県坂東市の岩井地区を拠点に,関東自治区を作ろうとしていました。しかし「オレがNew天皇(新皇)だ!! 関東はオレのもの!!」とイキってしまったので,当時の朝廷に討伐されてしまいました。
将門が討たれてしまった承平天慶の乱のあとのことです。

「チクショー いきなり頭吹っ飛ばされたもんな・・・ だが! 悪霊としてリボーンだぜ! 恨みパワーがみなぎるうううう! まずは関東,そして全国を悪霊パワーで汚染しつくしてやるぜ!」

将門は関東を手に入れたことは入れたのですが,オイシイ思いをする間もなくやられてしまいました。そりゃあ,恨みも一入です。
「どれ,まずは茨城南西部,そして千葉,埼玉と侵攻してやるか。ん?」
ふと,北西を見ると・・・

「おわああああああ!! クシナダいるじゃん!」

岩井はもちろんクシナダの守備範囲内です。50km位離れていても,悪霊に対しては,その圧は物凄いことになっています。
ダラダラダラダラと冷汗まみれの将門。
日本三大悪霊になったとは言え,クシナダ,そしてそのバックのスサノオに正面切ってケンカ売っても勝てる保証はありません。
というか,あっという間にフルボッコは確定です。

(どどどどどうする? いっちゃう? やっちゃう? でもスサノオ・・・)
3秒後のファイナルアンサーは

「いやいや,まずは朝廷だよな。 そうだ京都に行こう 京都をツブしてからゆっくり関東な」
光も超える勢いで西に飛んでいく悪霊将門。

「1000年くらいは見逃してやるー そして大正時代になったら大地震を起こしてやる! その時は将門じゃなくて『加藤』と名乗っているから見逃してね」
最後のセリフは意味不明でした
(続く)

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