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イラスト「トランスポート」(mackoyさん)

昨日の続きになる。CSCAは実働のための準備。繰り返しになるが,非日常な現場でウロウロ,オロオロしていては,資源の無駄遣いとなる。
活動のための態勢が整ったならば,次は,いかに効率的にかつ最適な活動を行うかが重要となる。
その実施方法が「TTT」
災害医療現場ではCSCATTT(しーえすしーえーてぃてぃてぃ)に基づいた活動が行われるとのこと。

TTTは,以下の頭文字

T:Triage
沢山の怪我人に,治療の優先順位を付けること。優先度の高い順に,赤→黄→緑→黒となる。

T:Treatment
怪我人に対する治療だが,病院で行う治療ではなく,状態を安定させるもの。
現場から病院に運ぶための処置。

T:Transport
搬送。怪我人は,一刻も早く現場から病院に送る必要があるが,大混乱の中,効率的に運ぶのは至難の業。
ここで最初に行ったトリアージに基づいて優先順位付けする。

このTTTを迅速に,正確にこなすことが求められ,やり遂げるお医者さんたちがいる。
物凄い事だ。


で,TTTも平常時の仕事に当てはめてみる。

タスクの優先順位をつけて,デッドラインを正確に設定する。

各タスクは,要求されたクオリティは絶対に確保しつつも,オーバークオリティにならないようにする。
ヒトもカネも時間も無限じゃないので。

完了したタスクは,適切なタイミングで別部署に引き継ぐか,アーカイブする。

うーん,やはりアタリマエのことばかり並ぶな。
CSCATTT,学ぶところが多い。実際の現場でどのように行われていたか,もう少し調べてみようか
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