散歩の時に見つけた!

東京都内を散策しますが、こんな所にこんなものがと再発見します。写真を添えて紹介します。

品川寺(品川区南品川)

2015-06-25 06:05:05 | 日記

      

            江戸六地蔵一番

  ミスター五鉄から写真が来ました。品川寺(おんせんじ)は真言宗醍醐派の寺院で、山号は海

照山、本尊は水月観音と聖観音で、江戸三十三観音霊場の第三十一番です。弘法大師空海

を開山として創建されたといいます。後に太田道灌により伽藍が建立されたが、戦乱により荒

廃するが、承応元年(1652)弘尊上人により再興され現在の寺号となりました。江戸六地蔵第

一番にあたる地蔵菩薩像や、東海七福神の毘沙門天などがあります。  

        

 明暦3年(1657)の銘のある梵鐘は、徳川四代将軍徳川家綱の寄進とされます。この鐘は

幕末に海外に流出し、パリ万博(1657)・ウイーン万博(1873)に展示されたと伝えられます

が、その後所在不明になっていました。大正8年(1919)、当時の住職であった仲田順海は鐘

がスイス・ジュネーブ市の美術館に所蔵されていることを突き止めて、外務省などを通じて返還

交渉の結果、ジュネーブ市議会は満場一致で品川寺に返還されました。(写真・Mr五鉄)