ミスター五鉄から写真が来ました。品川寺(おんせんじ)は真言宗醍醐派の寺院で、山号は海
照山、本尊は水月観音と聖観音で、江戸三十三観音霊場の第三十一番です。弘法大師空海
を開山として創建されたといいます。後に太田道灌により伽藍が建立されたが、戦乱により荒
廃するが、承応元年(1652)弘尊上人により再興され現在の寺号となりました。江戸六地蔵第
一番にあたる地蔵菩薩像や、東海七福神の毘沙門天などがあります。
明暦3年(1657)の銘のある梵鐘は、徳川四代将軍徳川家綱の寄進とされます。この鐘は
幕末に海外に流出し、パリ万博(1657)・ウイーン万博(1873)に展示されたと伝えられます
が、その後所在不明になっていました。大正8年(1919)、当時の住職であった仲田順海は鐘
がスイス・ジュネーブ市の美術館に所蔵されていることを突き止めて、外務省などを通じて返還
交渉の結果、ジュネーブ市議会は満場一致で品川寺に返還されました。(写真・Mr五鉄)
それにしてもMr麹町 駿河台 五鉄さんなど行動力旺盛な友人がおりうらやましい
江戸六地蔵の第一番がデーンと鎮座していますね
甲州街道 中山道 日光街道など江戸からの
五街道の出入口にそれぞれ地蔵さまが鎮座して
いますね。浅草、巣鴨、新宿などにもあります。