この少年野球場は、昭和24年戦後の荒廃した時代に「少年に明日の希望を」をスローガン
として、有志と子どもたちが荒れ地整備をするなど、汗の結晶として誕生した日本最初の少年
野球場です。以来、数多くの少年球児がこの球場から巣立って行きましたが、なかでも日本が
誇るホームラン王の王貞治氏もここで育った一人です。
都鳥の詩碑 この野球場に対面して「都鳥さえ夜長の頃は 水に歌書く夢を見る」と刻まれ
た、都鳥の詩碑があります。これはあの野口雨情氏が、昭和8年(1933)に門下生の童謡
集の序詞執筆のため、この地に来遊の時に詠われたものです。東京都民の心の古里である隅田
川沿いを飾るにふさわしい作品として、墨田区が記念碑に刻して永久に保存しました。