曹洞宗の寺院で四谷山と号します。天正3年(1575)甲斐の国武田氏の臣である高坂
弾正昌信の居所に結ばれた草庵が起源とされ、開山は燐学和尚。四谷には寺院が多くあります
が、中で最も古いお寺です。本尊の釈迦如来石像は元禄3年(1690)7月に作られたもの
と伝えられます。(写真・ミスター麹町)
笹寺と呼ばれていますが、これは二代将軍徳川秀忠が鷹狩の途中に立ち寄った時に、境内に
笹が繁っているのを見て名付けたものだといわれます。また、寛永元年(1674)に横綱明
石志賀之助が、ここで勧進相撲を行い「創始の碑」があります。