goo blog サービス終了のお知らせ 

マチンガのノート

読書、映画の感想など  

植民地育ちの母親について

2024-09-25 22:18:44 | 日記

うちの母親は戦前の韓国で、日本の商社の支社長の娘として生まれ、8歳くらいまで向こうにいて、

敗戦ですべて失って帰ってきたとのことだった。

産まれて三ヶ月で産みの母親が亡くなり、おばさんの育てられたと言っていたので、母性的な世話をされた体験が

少なかったのかもしれない。

経済的に豊かで家にある絨毯一枚でも、一生食べて行ける位の価値があるもので、姉には家まで教師が来て教えていたそうだ。

そのような立場で小さい頃を過ごしたことと、本人も学校の筆記試験は出来たほうだったことから、

弱い立場や貧しさを、嫌悪したり見下していたのだろう。

自分が結婚した相手は大学校卒だったが、そちらの家庭は貧しさが身についていて、その中で自分は

嫁という弱い立場だったので、相手の家庭も自分の子供も嫌悪していたのだろう。

相手のきょうだい達からいじめられても、夫は守ってもくれないことから、実家に子供を連れて

戻ろうと思ったが、その頃には実の父親は亡くなっていたので、逃げ出す先もないので、

しばらく我慢したが、それでも変わりがないことから、子供を置いて出ていこうとしたときに、

夫の転勤が決まったので、出た行かなかったと言っていた。

社会階級や学校制度などの影響というものを考えさせるケースである。

映画 『愚行録』予告編【HD】