TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

球児にあやかり、“甲子園”に便乗!?

2010-03-22 | ことば

 春のセンバツ高校野球大会が開幕した。「甲子園球場」の眼と鼻の先に住む友人の逢坂氏は、日本旅のペンクラブのホームページで、「居酒屋甲子園は考えもの?」と題して、自身の想いを綴っている。


 居酒屋、俳句、マンガ、M-1、ファッション、パソコンなど「高校球児の純粋な闘いにイメージをだぶらせた」イベントが色々あるようだ。私自身も最近「駅弁甲子園」、つい今しがた放送していたNHKの熱血!オヤジバトルも「オヤジたちの甲子園」と呼んでいたのを目にした。

 

 逢坂氏の記述。「よく考えるとこの“居酒屋甲子園”はお酒を伴うもの、そもそも高校生の闘いのイメージを借りることは大きな間違いだ。おまけにこのイベントを紹介した新聞記事には”甲子園優勝チームのような熱さ”などと書いていて、新聞もそこに気づいていないとはどうしたことだろうか」とお怒りだ。


 さてこの甲子園、”高校野球のメッカ”と呼ばれることもある。これは発祥の地という意味で使っているようだが、イスラム教の聖地であり、他の分野・領域で比ゆ的に使うのは好ましくない。またチベットは、人里離れた不便な田舎を指して「日本のチベット」などと呼んだりもする。


 借り物・あやかり・便乗でアピールしようという姿勢、私も好ましいとは思えない。





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