TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

あざとい

2017-02-14 | ことば

ドラマ作りに長年携わってきた私の友人は、

「あざとい」という言葉をよく使う。

演出には欠かせない手法のようだ。

広辞苑を引くと

①思慮深い。小利口である

②押しが強くて、やり方が露骨で抜け目がない

明鏡国語辞典によると

①思慮深さに欠けるが、小利口であるさま

浅はかでこざかしい。

②抜け目がなく貪欲であるさま

①②とも非難していう

あまりいい言葉ではないようだが、

かなり意図的な意味合いが強く

「露骨で抜け目なく貪欲に見る者の関心を引き」

視聴率アップにつなげようという意図がくみ取れる。

NHKの朝ドラはこの路線とみて間違いないだろう。

ある意味その成功例ともいえる。

韓国ドラマもこういう流れだろう。

脚本・俳優の演技・カメラワークなどを見れば一目瞭然、

演技のできない役者をメインに据え

親しみを強調するのもひとつのやり方か?

こうなれば「くさい」「つたない」というのもあり得るだろうが、

一歩間違えば奈落の底に落ち込む恐れもある。

ドラマ作りの手法は時代とともに変化するのはわかるが、

本道を行くドラマをもっともっと見てみたい。

 

 

 

 



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