幅を詰めて織るベルト、ネクタイ を経て
やっと57番目の教材が織り上がりました。
一番進んでいる生徒さんに、『浮かし織りのランチョンマット』を織っていただきます。
図柄はこれ
この図を書き上げて方眼紙に写すのに時間がかかってしまいました。
こんなに大きいのに(A3方眼紙です)、織り上げると小さいのです。
もう情けないくらい小さくて、時間がかかってしまったことなんて嘘みたいです。
女の子の図柄を浮かし織り
織っている途中ですが、図柄を追うことは緻密で面倒な作業でした。
まず1枚目の試作です
なんだか判らないけど女の子と花です
次の試作 男の子と花
これは浮かし糸の色と素材を変えて織ってみました
浮かし織りというのは地織りを織りながら模様を浮かせながら織ります。
そのため、浮き上がるように地織りの糸より太い糸を用いますが、
『女の子と花』でどうもしっくりこなくて、細い糸に変えてみたらどうなの?
という考えで 糸を細くして色も変えて『男の子と花』を織ってみましたが、
こんなありさまになりました。
こうなったら、織る人の好みに委ねようと思います。何たる無責任!
さて、急いで次の教材にかからねばなりません。
先日行った京都で手に入れたもの、写真を忘れましたので、ここで登場します
イチザワ帆布のバッグです。
これは防水もしてあるので、旅にぴったりです。
海外街歩きにぜひほしかったものの一つです。
東寺・弘法市で買った草木染の粕谷和弘氏作の藍染ブラウスです。
愛知の防縮綿で織ってから、藍で染めてあります。
襟はロールされていて、裾はアシンメトリーで、個性的な一枚です。
いっその事、図柄も生徒さんに、と言うわけにはいかないのでしょうね。
教える時間は短いけれど、準備に時間がかかりますよね。
生徒さんは分かってくれてるのかしら?
当然、という顔をされるとガッカリします。
帆布は丈夫で長持ちしますから重宝しますね。
藍染のブラウスも素敵です。
みっくじゃがさんにお似合いだと思います。
参考までに、ということなんですが、なかなか独自のものは考えてくれないです。
一応、最初のものをこちらで出して、出来るようになったら
ご自分で作ってほしいんです。
長い人になると、あまり簡単なものは織りたくないでしょうし・・・
服は気づくと青い物を買ってますね。
似合うかしら?
申し訳ありませんでした。
この図柄はみっく・じゃが先生が考案されるのですか。
全く素人のわたしには、工程から最終的に何がどう出来上がるのか
全くチンプンカンプンでお恥ずかしいです。
インターネットは便利ですね。
『浮かせ織りのランチョンマット』って何物ぞ、検索しましたです。
色々勉強になります。
------------
オリジナル作品が思い通りに出来上がった時は最高の気分なんでしょうね。
そんな時は旨いでしょうね。。。酒のはなし 笑
言葉とは何て難しいものなの?、というのが実感です。
会って目を見て話をすれば何でもなく過ぎることも
字面だけでは心がわかりませんね。
図柄は修行したところのテキストを参考にしました。
こんなふうな民族衣装的なものは知識が浅い私にはできません。
インターネットは便利ですね。何でもわかっちゃう!
私がライフワークとしてやっている絵織りは
写真を撮って絵を描いて、その下絵を糸の下に置いて
その絵の通りに織っていくものですが、
このような図案のものは、糸数を数えてその上に浮かせて模様糸を織りこみます。
ですので簡単なはずが、糸の種類を誤るとうまくいきませんね。
教材は、そもそも自分が織りたいものではなく、
生徒さんに提供するものなので、うまくいっても
最高の気分にはなりません、あいにく。
やっとできた、ヤレヤレという気分でしょうか。
自分の作品は苦しみながらの完成ですから、そりゃぁ
いっぱいは旨いですよ!
大変で根気がいりますね。
生徒には先生のご苦労はなかなか伝わらないものですよね。
藍染めのブラウスとっても素敵ですね。デザインもいいですね。布地も防縮綿ってわかりませんがいいかんじなのでしょうね。これを着てお出かけするのが楽しみですね。
子供がまだ小さい時、セーターにスポーツカーの模様を編みこもうと
方眼紙にスポーツカーの模様を書いたことがあります。
書くよりも編む方が簡単なんですよね。
織りも図案を書くより織る方が簡単です。
私が習っていた時は、図案も自分で書かされたものです。
今はね。。。
織り方の生徒さんも感謝してあると思いますよ。
できあがった時はおもわず「やった!」ってね。
八女地方の工房店でみかけましたが、帆布のバツクは
高価ですね。
それだけ愛着もうまれるというもので
じゃがさんの織物もきlっとそうですよ。
そう思っていただければいいですが・・・
「これはイマイチ楽しくなかった」と言われることもありますよ。
でも、美しく織るには、基本をやらなければなりません。
その上で、好みのものだけ織れればいいわけで。
そのへんが難しいのです
教えるということは難しいです。
帆布のバッグは、ひとつ欲しかったのです。