みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

恐ろしかった台風

2019-10-14 10:20:43 | 日記

この度の台風、皆さま大丈夫でしたか?

どうか被害が少なくて済むようお祈りいたします。

今朝に至ってもその被害は継続中で、川の氾濫情報が出ています。

 

台風が大型であると言われて、我が家では11日から準備をしました。

マンションの上階に住んでいるので、雨の被害の心配はしませんでしたが、

風の規模が大きいと聞き、いつものようにベランダの木々の養生をしたのみでした。

11日夕方から小雨が降り始め、丁度 夜に開かれたスポーツジムでの有料イヴェントに

出かけていた私は「ホントに台風は来るの?」という想いで帰って来ました。

激しく体を虐めてきた身としては、

『12日のジムの休館、13日は午後3時からの開館』という張り紙に

違和感を感じて「えーっ!」という想いでした。

 

ところが、その夜から熱を出して体に力が入りません。

翌12日、各交通機関が軒並み運休で、台風は徐々に近寄ってくる予感でした。

11日からは家の近くのスーパーの棚は水などが空っぽで、驚きました。

そういうことは早くするに越したことはないんだなと反省でした。

飲み水の準備くらいは自分で賄うべきでした。

それでも12日に続々入荷のトラックが入って来る様子を見て、棚を見に行きましたが

水だけは入荷しませんでした。

 

食料はあるし、やかんやお鍋に水を溜め、お風呂に水を張り、

「さぁ、どっからでもいらっしゃい!」と落ちついて居ました。

大雨が降り続け風が吹いて、テレビで「台風はどのあたり?」と注目してから

なんとも力が入らない熱が出ている私は「それでは寝ます」と寝付いてしばらく経つと

風の音が聞いたこともない音で寝るに寝られず、夫からは「寝てる場合じゃないよ」と

言われて起きると、電線がバッタバッタと揺れ、風の音が半端じゃありません。

ブラインドを上げて見ると、窓から見える電線は高いところに高圧電力、その下に

電話線と光ファイバー線があり、それらが狂ったように踊っています。

 

高いところに住んでいるので水の心配はなくても電気がこなければ、生活はストップします。

トイレも使えないのです。

それと、見たこともない暴風で窓が割れたらどんなことになるのか。

強化ガラスがどれほど”強化”なのか。

と思っているところにスマホがけたたましくなり、見ると我が住む区に「大雨特別警報5」が

出て、「速やかに避難してください」とのことです。

おそらく近くの河川の堤防が決壊しそうなのだと思いました。

以前は、ちょっとした大雨でもすぐに決壊しましたが、護岸工事をしてから、そういうことからは

縁遠くなっていたので驚きました。

 

時間は午後9時、「1時間くらいで風は通り過ぎて」の願いの折り、今度は地震が起きました。

風の音と窓に吹き付ける雨粒の激しさ、スマホの大音声、それに大嫌いな地震に

KUUはすっかり怯えてテーブルの下に潜り込みました。そうだね、そこが一番ね、と言っていたら

急にスッポンと風が止まりました。でも、まだまだ・・と思っていたら、

本当にそれでウソのように風が止まり雨も収まり、台風は駆け抜けて行ったようです。

 

まだ暗い夜、朝になったらどれだけの被害が出れるのかと思いつつ眠りにつきましたが、

テレビを付けて驚いたのは千曲川の氾濫です。

そして、北陸新幹線車両の水没。まるで人間のやることをあざ笑っているような自然の力です。

避難できなかった人たちが消防のヘリに救出される住宅を見ると

家の建て方が川の堤防近く過ぎませんか?

そんなに開発して自然にそぐわないことになっているのは、その地区の行政の開発の甘さに

あるように思えてなりません。

地理に詳しい夫の話では、中には従来の河の流れを変えるような工事をしているところもあるそうで、

人間はそれ程偉大ではありません。自然の力を侮っては生きていけないと思います。

近年、山間部の洪水や土砂崩れが起きるのも、林業行政のいい加減さにあるのでしょう。

洪水で川を流れてくる木材や木の根っこなどが人間の命を脅かしています。

お役人には、給料並みのきちんとした仕事をして国民の命を守ってほしいものです。

 

嵐が去り、台風一過とはいかない日本ですが、昨夜はラグビーの日本チームが

スコットランドを破り、熱い力を貰ったのではないでしょうか。

 

とにかく静かになって良かったと、眠りこけ、顔を洗って身づくろいするKUUです。

 

コメント (2)
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