9月14日
さて、2日目も快晴です。気温も高そう!
この朝はホテルで朝食です。
バイキングですが、初めて見たのは玉ねぎ料理が何と多いことか。
それは南あわじというと玉ねぎが名産品なのです。
昨夜も玉ねぎの薄切りにポン酢をかけておいしくいただきました。
朝は玉ねぎご飯に玉ねぎのサラダ、オニオンスープ、玉ねぎの味噌汁・・・
ここでしか味わえないものを選んでしっかり食べました。
今日は渦潮クルーズと人形浄瑠璃の観劇とメインのものが揃っています。
朝はホテルのシャトルバスでクルーズ船に乗る『なないろ』というセンターに行きます。
ここでは、昨日リサーチしたお土産品をピックアップして、東京に郵送してもらいました。
もちろん、名産品の玉ねぎ2キロ、灰かぶりワカメ、オニオンスープ、うずしお飴、
うずしお饅頭などを送りました。
灰かぶりワカメというのは採れたてのワカメを灰の中に入れて長期保存できるようにしたもので
真っ黒です。それを水に入れると真っ黒な水になり、何度か洗うと緑のワカメが表れます。
これも、ここの名産品で、実は出発間際に夫から「玉ねぎと灰かぶりワカメを買ってきてね」
と命じられたのです。
うずしおはいつでも見られるものではなく、月と地球の引力と遠心力で発生するのです。
私たちは13日に東京を出発しましたが、この夜は満月でした。
この時は月の引力により大潮が発生します。
もちろん、その時を見越しての今回の旅行だったわけです。
大潮が発生する時間が4回、1度目は外れるかも・・と思い
2度目の大潮にかけました。
うまくいけばこれが見えるはず、これはクルーズセンターのビデオからいただきました。
クルーズ船は咸臨丸と日本丸と2艘あります。
私たちは日本丸という白い船に乗りました。
さぞかし、ギューギュー詰め込まれるのかと思ったら、ゆったりとした乗船客でした。
たくさん載せて渦のところでみんなが片側に寄ったら船が沈む・・と思う私でした。
乗って間もなく、帰って来る咸臨丸とすれ違い、お互いに「ボォォーー」と挨拶します。
そして、まもなく、やってきたのです!
大鳴門橋に近づき、うずしおが見える!!
更に近づき
そして橋をくぐってからグルッとまわり
みんなの歓声と共に、うずしおとお別れしました。
本当はもっとダイナミックだったんですが、静止画ではこんなものしか撮れませんでした。
A子ちゃんは、しっかりと動画で撮影し、見せてもらったらすごいのです!
でも、私の瞼の奥にはしっかりと心にもしっかりと残りました。
ずっと見たかったうずしおを見て興奮冷めやらず、それでもお腹は空き、
福良マルシェという地元の市場のような所でサバずしを食べてから、いざ!
人形浄瑠璃を観に劇場に移動しようとしたときのことです。
目の前をアルファロメオ車が横切りました。
劇場の駐車場に飛び込み、若い運転者が慌てて飛び降り、劇場内に入って行きました。
「まだ時間はあるのに・・・」と思ったら・・・
本日の演目は『傾城阿波の鳴門』巡礼歌の段 でした。
誰でも知っている(?)「あ~い、かかさまの名は・・」という有名な演目です。
ところが舞台右手にいる太棹の女性の横に座って、義太夫節をうなっているのは
先ほどアルファロメオから降り立ったあの青年だったのです!
驚きました。私たちと同時に飛び込んで、すぐに舞台で、うなっている・・・
リハーサルも無しなんだと。
1時間半の人形浄瑠璃を堪能し、ホテルに戻り『お茶をして』から部屋で夕食まで
またまたおしゃべり。
今晩は、「絶対食べなきゃ!」と夫から言われていた『鱧のコース料理を』いただきに
タクシーで出かけます。
地元では有名な鱧料理屋さんです。
鱧すきコース
湯引きを梅酢で
骨切りをした鱧と野菜 鱧の”あら”の顔が凄い!
蒸しアナゴを箸休めに
タマネギをくたくたになるまで煮たら”あら”を入れて出汁をだします。
間にお酒を飲みます
地酒の『千年一』 という冷酒です
”あら”を食べてから野菜を煮込み食べます
ここで板長からのプレゼント『鱧の握りずし』登場!
鱧の身を煮ます。これは崩れないようにサッと煮るだけ
〆は淡路そうめんです。
美味しい出汁に染み込んだ素麺がおいしかったのですが、
なにしろ上品な胃の持ち主の私たちですから、半部を残してしまいました。
ああ おいしかった!!!
ホテルに帰って温泉に入ったあとはビールで乾杯!
地ビールの『島レモン』です。地ビールなので軽くて食後にピッタリでした。
明日の朝は早いので早めにベッドに入ります。
潮風が目に入り、目が少し痛くなった夜でした。
9月15日
7時に起床で朝食無しでホテルをチェックアウトし、シャトルバスでいつもの『福良道の駅』へ。
起点はいつもここです。
ホテルの人から教えていただいたスケジュールです。
『福良道の駅』から別のシャトルバスで『うずの丘 大鳴門橋記念館』まで行きます。
ここから歩いて鳴門市へ行く人もいました。
つまり大鳴門橋を歩いて渡るコースなのです。
本当は私たちはここをタクシーで渡り『大塚国際実術館』へ行くつもりでしたが、
それは帰りの新幹線に間に合わないので、止めることにしたのです。
鱧料理屋へ向かうタクシーの運転手さんの話では、『大塚国際美術館』へ行ったら
そこから徳島空港へ行き、東京へ帰るの良いそうです。
そこで、ホテルで相談したら、『うずの丘』へ行ってみては?と言われました。
”うずの丘”展望台から眺める大鳴門橋
ホテルから見るのより近いです。
『大鳴門橋記念館』ではタマネギのいろんな料理を食べたり、タマネギのバーガーがあったり、
珍しいものでは「UFOキャッチャーでタマネギを取る!」というものもありました。
#おっ玉葱 というモニュメント
みなさん、この前でタマネギかつらを被って記念写真を撮っていました。
A子ちゃんも撮ってあげました。
モデルは美人、カメラマンは凄腕(私のこと)なので、可愛く撮れましたよ。
さぁ、朝食抜きだし、東京まで何も食べないので、ここでタマネギ料理を食べましょう!
ということで、私は肉みそタマネギ入り蕎麦を食べました。
そしてこれはお土産に買った『うずしお饅頭』です。
帰りの道は行きと同じ、新神戸から東京に帰ったのが夕方。
「まだ別れたくない!」と食事をしてお酒を飲んで、最後まで最高の旅でした。
新潟料理と新潟の銘酒”〆張鶴”、チョイスも最高!!!
7月から企画をして楽しみにしていた旅行が終わってしまい、ちょっと力が抜けていますが、
当たり前のようにいつもの日常が始まっています。
猫のKUUは帰った夜、私から離れず、明け方は私の股の間で寝ていまして、
それから私の両足両手を噛んでは舐めていました。
寂しかったのね。可愛いヤツです。