9月10日
コルドバ
スペインも3日目になりました。
今日からアンダルシアに向かって移動します。
スペイン高速鉄道AVEに乗ります。
出発地はマドリード アトーチャ駅です。(加藤茶ではありません。えっへへ)
南国の植物がいっぱいです。
爆発テロ以来、厳戒態勢の駅で、身体検査が厳重でした。
時速270キロでしたが、横揺れが激しく、あまり乗り心地がいいとは言えませんでした。
セビージャ行きですが、途中駅コルドバで下車です。
セビージャとは私たちが言う『セルビア』のことで、現地では『セビージャ』といいますので、
ここでも『セビージャ』と表します。
車窓は枯れた色一色で、この乾いた大地はどうしたもんだろうか?というほど、行けども行けども
枯れた色なのです。
やがてオリーブ畑。そうなると行けども行けどもオリーブ畑です。
それが過ぎると、コルクを作る樫木ばかり・・・
人っ子ひとりなく、家もなく、ただ あんぐりと口を開けて眺めていました。
コルドバ
駅を降りて温度計を見ると48℃!! 暑いです。
しばらく歩くとグアダルキビール川に出ました。
この川に架かるローマ橋とカラオーラの塔
ごついです。
この写真の背面にメスキータがあります。
イスラム教徒に西ゴート王国が征服されて、756年 後ウマイヤ王朝が成立し、
コルドバを首都としました。
その中心がモスク(メスキータ)でした。
昨日も書いたように、その後 キリスト教徒によるレコンキスタが進み、
メスキータにはカトリック教会の建物が増築されました。
( ※ この旅行に先駆けて、スペインの歴史を勉強していきました。)
メスキータ内部は とても美しい建物で、当時のキリスト教徒もその美しさを認め
壊すことはできなかったと思うのです。
それは、この後訪れるアルハンブラ宮殿にも見られました。
美しい円柱の森
色といい形といい、この旅行で類を見ないほど美しいものでした。
柱は光を通さない大理石ではなく、雪花石膏(せきかせっこう)という
ライトを反対側から照らすとウッスラと透けて見える美しい素材でした。
↑にも書きましたが、レコンキスタによりメスキータの中に無理無理つくったキリスト教の祭壇
やはり、場違いなのです。美しさを壊していました。
外へ出るとユダヤ人街です。
ここは細く入り組んだユダヤ人街で『花の小径』と呼ばれる観光地です。
隙間から遠くにメスキータが見えます。
これはユダヤ人街にある祈りの建物です。
今日はコルドバに宿泊です。少し早めのホテル入りでした。
9月11日はセビージャに行きます。