これはロッグウッドという染め材です
以前から考えていたことを、このたびやりました。
といってもまだ途中ですが・・・
かなり前に注文したリネン糸が到着してビックリしました。
数に認識が薄いのか、到着したリネン糸は一抱えもある量で、しかも2巻き
こんな具合です
まるでトイレットペーパ状態ですが、1kgあるんです。
細い糸が1kgってどれほどなのか、想像してください。
これを4本どりで整経して、つまり1本分を4本にするわけです。
幅20㎝のものを5本織ります。
それを合わせて幅1mの暖簾にするつもりです。
これは綛繰り機といいます。
1kgの糸から必要なだけ綛巻きして使います。
綛にしたリネン糸44/2
ここから20cm幅110cmのものを5本織ります。
織ってから染める・・段染めの色を活かすために、先に織ってから染めるのです。
そのために、別の細い糸で粗く織ります。後でほどきます。
この状態で、精錬作業をして汚れを取ります。
残った糸も精錬します。
≪精錬≫
40℃のお湯に浸し、沸騰したら火を止めて30分置きます
良く水洗いし、固く絞ります
≪先媒染≫
ミョウバン媒染をします。
織ったものも、残った糸もすべて40℃のお湯に適量のミョウバンを溶かし入れ、
沸騰したら火を止め、30分置いた後、3度洗います。
段染めにするので、ここで織ったものを所々縛ります。
ビニル袋で覆う個所もあります。
≪染色≫
冒頭のロッグウッド(糸総量の15%使います)を2回煮出し、合わせて染色液にします。
沸騰したら弱火で30分煮ます。
ここで、私の場合は、翌朝まで置きます。
さて、翌朝、洗って干します。
ベランダで秋の風に揺れる染めた粗織りの暖簾です。
乾いて並べたところです
綛巻きの糸もきれいに染まりました。これがよこ糸になります。
今日はここまでです。
これからの作業は粗織りした暖簾たちを、1本ずつ織り機に掛けます。
それから、粗織りをほどき、改めて新たに染めた本番の糸で織ります。
数日かかるので、織り上がりましたらアップします。