ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

試合結果【鹿児島ユナイテッド戦】

2024-08-31 | Weblog

【2024年明治安田J2リーグ第29節】

◇試合結果◇
○ヴァンフォーレ甲府1-0鹿児島ユナイテッド✕
※粘り強いディフェンスで1点を守り切り連勝&暫定10位浮上!

◇得点者◇
前半23分(甲)オウンゴール

◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)

◇入場者数◇
4792人

◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
11万9900人(1試合平均8564人)

◇データ◇
     栃木 甲府
50% ボール支配率 50%
13本 シュート数 7本
473本 パス成功数 570本

◇今シーズンの成績◇
10勝8分け11敗(勝ち点38) 10位(暫定)

◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯◯✕◯△△✕◯✕△
 ○✕✕○△✕✕✕△△
 ✕△✕△○○✕○○
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右&下段が最新の結果です。

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画
2024.08.31 2024明治安田J2リーグ 第29節 vs.鹿児島ユナイテッドFC

 


本日鹿児島ユナイテッド戦!見どころ紹介

2024-08-31 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2024年明治安田J2リーグ第29節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにて鹿児島ユナイテッド戦です(18時キックオフ)。



◇中継情報◇
DAZN
エフエム甲府

◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp 8月31日 6:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
曇り☁のち雨☔(真夏日)
最高気温:30℃(キックオフ時∶25℃) 最低気温:24℃
降水確率
6時~12時:40%
12時~18時:100%
18時~24時:80%


◇見どころ紹介◇
【鹿児島ユナイテッド】
☆今シーズンの成績:5勝8分け15敗(勝ち点23) 19位
☆ここ最近5試合の試合結果
→△✕✕✕✕
☆注目選手
有田稜選手∶残留の切り札として山形から獲得したストライカー。最後まで走り抜ける地力がある。
藤本選手∶大分や神戸&清水でもプレーした経験豊富なベテランFW。
有田光選手∶2021年の1シーズン在籍していた元ヴァンフォーレ選手。今回は出場が微妙な状況。

☆予想布陣:4-2-3-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:鹿児島ユナイテッドFCvs清水エスパルス 明治安田J2リーグ 第28節 2024/8/24


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:9勝8分け11敗(勝ち点35) 14位
☆ここ最近5試合の試合結果
→△○○✕○
☆注目選手
ピーター ウタカ選手∶4試合ノーゴールとそのバイオリズムは低下気味。しかし大舞台でやってくれそうな雰囲気は漂わせている。
鳥海選手∶最近の好調なチームの原動力。仕掛けの鋭さは試合をこなすごとに増している。
マクーラ選手∶出場停止明けでみなぎるやる気を得点を決める力に変えられるか期待。

☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:栃木SCvsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第28節 2024/8/25


☆試合開催は?
清水&栃木とアウェー連戦を終えてホームに戻ってきたヴァンフォーレ。久しぶりのリーグ戦ホームゲームが行われると嬉しく思っていたところ、大型で強い台風10号の接近により試合の開催が心配される事態に。しかし試合は予定通り行われるようで、本日公共交通機関がストップするなどよっぽどのことがない限りは開催されます。ただし試合観戦は強風や大雨の可能性があることを覚悟しなければならず、また藤巻亮太さんのミニライブや縁日ブース&吉本興業のお笑い芸人シシガシラさんの来場など各種イベントがほとんど中止。盛り上がるはずだったイベントが縮小されるのはやはりさみしいですが、今回はただ単に純粋にサッカーができる幸せ&観ることができる幸せを楽しみたいですね。

☆降格圏脱出を狙う鹿児島
今回の対戦相手の鹿児島ユナイテッド。今シーズン2度目のJ2の舞台に挑んでいますが、思うように結果が挙げられずに苦しみます。5月には成績不振の責任をとり大島監督が辞任。彼の後任に2015年と2016年の2シーズンクラブを指揮していた浅野監督が8年ぶりに再就任し、低迷脱出を狙っています。J3降格圏内から抜け出しさらに下位順位からジャンプアップするためクラブは夏に大型補強を決断。今シーズン山形でプレーしていた元いわきの有田稜選手を始めとして、J1町田から沼田選手や稲葉選手、東京Vから永井選手ら実力者を獲得するなど積極的なチーム強化を図っています。それでも現在はリーグ戦4連敗プラス7試合勝利なしともがき苦しんでいますが、ここで勝って残留のセーフティゾーンに手をかけられる場所まで進みたいと思っているはずです。気合いを入れて猪突猛進に向かってくる相手に冷静にいなすサッカーができるか注目だと思います。

☆アダイウトン選手不在の影響
ヴァンフォーレの攻撃の柱となる力強いドリブル突破ができるアダイウトン選手。しかしアダイウトン選手は第27節の清水戦で相手GKと交錯したとしてレッドカードでの退場となり2試合の出場停止処分に。前節の栃木戦と今回の鹿児島戦がその対象となります。彼がいないことはヴァンフォーレにとって痛手であることは間違いなく、相手を攻略していくうえで攻撃時の強力な武器が使えないのは大きな戦力ダウンと言えるでしょうね。しかし彼が不在だった栃木戦では飯島選手が先発&宮崎選手が途中出場で存在感を示しており、攻撃の爆発力はないものの連携面で得点に絡むプレーができていたと思います。今回の鹿児島戦でも栃木戦の試合終了間際での勝ち越し弾に繋がった複数人が絡んだスピードを落とさずにフィニッシュまで迎えたあの連携プレーを再びみせてほしいですね。アダイウトン選手の不在が霞むような攻撃の素晴らしさを披露してほしいです。

☆ウタカ選手かマクーラ選手か
現在ヴァンフォーレの3-4-2-1のフォーメーションの1トップを務めているウタカ選手。40歳となった今でも得点を取っており、第28節を終えて8ゴールとJ2の得点ランキングで10位タイにつける活躍を残しています。しかしここ最近は4試合ノーゴールとやや不調気味。しかも前線の守備貢献はほとんど見込めず、DFラインの裏抜けばかりを狙うために相手マークを剥がす動きも乏しいため味方がパスを渡せずに攻撃が終わってしまうパターンが多々あり、試合中消えている時間が長くなっているのも最近の特徴とも言えます。また味方がうまいタイミングでスルーパスを出せばそこに反応し抜け出して決定機を作れますが、全体の組織形成に貢献しているかと言われたらそうではないと思います。先発で出ても日に日に出場機会が短くなっていくなかで、チームは新たな戦力としてブラジル人FWマクーラ選手を獲得。群馬戦と藤枝戦で途中出場すると得点こそ奪えませんでしたが、ポストプレーでピンポイントに光るプレーをみせるなど存在感を発揮しチームの勝利に貢献。後半45分間プレーした清水戦では10人での戦いを強いられることになり相手のマークが集中してほとんど仕事ができず、天皇杯鹿島戦では終了間際に退場処分を受けてしまいますが、一生懸命プレーしている気迫が伝わるような姿をみせたと思います。通常の状態ならウタカ選手のレギュラーは堅いのですが、最近調子が落ちているウタカ選手と出場停止明けでやる気スイッチの入るマクーラ選手の2人の1トップの先発ポジション争いも今回見ものだと思います。

☆試合の攻略ポイントは?
鹿児島は直近の清水戦や仙台戦で敗れはしたものの0対1の1点差勝負に持っていきました。相手の攻撃力が高いアタッカー陣に対して粘り強いディフェンスができており、清水戦ではボール支配率やシュート数で圧倒されましたが、仙台戦では試合のデータ的には互角の戦いを演じていたようですね。なので今回ヴァンフォーレはいかに相手の守備網を突破していくのか、そこが鹿児島攻略の焦点になると思います。速攻できるときにはウタカ選手を中心とした素早く裏抜けを狙う攻撃を仕掛けていき、相手の帰陣が早く守備ブロックを形成されたらサイドチェンジで大きく守備陣の目線を移動させるような左右の揺さぶりがゴール前のマークのズレへと繫がっていきます。そしてゴール前を人数をかけて固めている状態のときには外からミドルで打ち抜く姿勢も求められます。前節の栃木戦で決めた佐藤選手のミドルシュートのような、2列目3列目の選手が思い切って狙うことで入らなくてもDFラインを引っ張り出すことにも繋がるので、ある程度ゴールから遠い位置でも積極的にシュートを打ってほしいですね。


…相手の鹿児島は今シーズンいまだにアウェー戦で勝利がありません。対するヴァンフォーレもホームゲームでは第26節の藤枝戦でようやく2勝目を挙げた状態にいます。お互いなかなか白星が挙げられない条件での戦いとなりますが、逆転でのJ1昇格プレーオフ入りが実現するためにも下位クラブには負けられません。鹿児島も死ぬ気で向かってくると思いますが、相手の挑戦をうまく退けられるような冷静さをヴァンフォーレにはみせてほしいですね。ホーム3勝目を期待しています!


夏のヴァンフォーレカード企画2024 ②

2024-08-30 | ヴァンフォーレカード企画2024



8月21日に天皇杯鹿島戦の会場内で発売された『2024 ヴァンフォーレ甲府 オフィシャルトレーディングカード』。3パック購入した中から1枚ずつ紹介していき、直筆サインカードとなるスペシャルインサートカード獲得を目指すこのコーナー。8月29日から試合日以外毎日更新していきます(終了は9月16日予定)。

2枚目で排出されたカードはこちら!







VE13 中山陸
(14 MID FIELDER)


◇今シーズンの成績◇
10試合0得点1アシスト(2024年8月30日時点)

☆今シーズン途中大塚体制に代わって出場数が増加した攻撃的ボランチ。高いテクニック力を活かして動きながらパスを散らせるリズムメーカー。


※これまでのカード排出結果
【レギュラーカード】→2枚 ヘナトアウグスト、中山
【ゴールゲッターカード】→0枚
【スペシャルインサートカード】→0枚


…2枚目は中山陸選手。見慣れない表情と角度の写真ですね。


ラスト ‘10’ サバイバル

2024-08-30 | Weblog
現在シーズンも佳境に差し掛かり、残り10試合となった2024年のJ2リーグ。順位争いも熾烈を極めているなかで我らがヴァンフォーレは14位に位置しています。一時はチームの不調で指揮官が交代するなど混乱したチーム状態でしたが、大塚コーチが監督に昇格し問題点解消に取り組み、それにプラスして相次いでいたケガ人が続々と戦線復帰すると徐々に調子を取り戻すことができています。J3降格圏内となる18位栃木との勝ち点差も ‘10’ に広げることに成功しているので、残り試合で降格争いに巻き込まれる心配はほぼなくなったと言っても良いでしょう。そこで今からでもJ1昇格を目指すべく、6位以内に出場権が与えられるJ1昇格プレーオフの参加はできるのか、その可能性を考えてみたいと思います。

まずは2024年6月14日の記事でも載せましたが、これまでのJリーグは20チーム38試合制のケースが3例しかありませんのでほとんどデータが使えません。なので代わりに長年20チーム38試合制のリーグ戦を採用しているイングランドプレミアリーグの直近過去10シーズンの1位&2位&6位の順位のデータを紹介したいと思います。


【プレミアリーグ直近過去10シーズンの順位(1位・2位・6位)】
2023〜24
1位∶マンチェスター・シティ(91)
2位∶アーセナル(89)
6位∶チェルシー(60)

2022〜23
1位∶マンチェスター・シティ(89)
2位∶アーセナル(84)
6位∶ブライトン(61)

2021〜22
1位∶マンチェスター・シティ(93)
2位∶リバプール(92)
6位∶マンチェスター・ユナイテッド(58)

2020〜21
1位∶マンチェスター・シティ(86)
2位∶マンチェスター・ユナイテッド(74)
6位∶ウエストハム(65)

2019〜20
1位∶リバプール(99)
2位∶マンチェスター・シティ(81)
6位∶トッテナム(59)

2018〜19
1位∶マンチェスター・シティ(98)
2位∶リバプール(97)
6位∶マンチェスター・ユナイテッド(66)

2017〜18
1位∶マンチェスター・シティ(100)
2位∶マンチェスター・ユナイテッド(81)
6位∶アーセナル(63)

2016〜17
1位∶チェルシー(93)
2位∶トッテナム(86)
6位∶マンチェスター・ユナイテッド(69)

2015〜16
1位∶レスター(81)
2位∶アーセナル(71)
6位∶サウザンプトン(63)

2014〜15
1位∶チェルシー(87)
2位∶マンチェスター・シティ(79)
6位∶リバプール(62)
※()内は勝ち点。

10シーズンの平均勝ち点
1位∶91
2位∶84
6位∶62

現段階でヴァンフォーレが狙いを定める位置はJ1昇格プレーオフに参加できる6位以内。ということで6位に注目してみるとプレミアの平均勝ち点は ‘62’ となります。もちろん上位クラブと下位クラブの戦力差が激しいプレミアリーグと実力が拮抗しやすいJリーグの違いは存在し、Jリーグで過去に20チーム制を採用していた3例(2021年J1・6位勝ち点63、2011年J2・6位勝ち点58、2023年J3・6位勝ち点56)の差は確かにあるものの、今シーズン勝ち点62を超えることができれば昇格プレーオフ入りはかなり現実味を帯びてくると思います。なので今回は勝ち点62を基準として考えます。

現在のJ2順位表も見てみましょう。


◇現在のJ2順位表(6位〜14位)◇
6位∶岡山(45)
7位∶いわき(43)
8位∶千葉(40)
9位∶山形(39)
10位∶愛媛(38)
11位∶秋田(36)
12位∶徳島(36)
13位∶藤枝(36)
14位∶ヴァンフォーレ甲府(35)
※第28節終了時点、()内は勝ち点


6位岡山は勝ち点45なので、昇格プレーオフの出場権を得る6位と現在勝ち点10離れていることになります。一見するとすぐに追いつけそうな錯覚に陥りがちとなりますが、残り10試合でこの差を埋めていくことはそう簡単ではなく人並み外れた努力が求められます。そして勝ち点35のヴァンフォーレは6位の平均である勝ち点62に到達するためには残り10試合で ‘27’ の勝ち点上積みが必要。10試合で獲得できるMAX勝ち点は30なので白星数で言うなら9勝以上。10連勝か9勝1敗しかありません。8勝2分けでも勝ち点61までとなるので、平均勝ち点に近づくためには依然厳しい状況に置かれていることには変わりないと思っていた方が良いでしょうね。もちろん過去10シーズンの平均勝ち点で考えているので、多いときもあれば少なくて済んだシーズンもあります。今シーズンがその少ないシーズンになることを祈りたいですね。

最後にヴァンフォーレの残り10試合の日程を見てみましょう。

◇ヴァンフォーレ残り10試合日程◇
第29節 vs鹿児島(H)
第31節 vs横浜FC(A)
第32節 vs仙台(A)
第30節 vs熊本(H)
第33節 vs山形(H)
第34節 vs岡山(H)
第35節 vs千葉(A)
第36節 vs山口(A)
第37節 vs秋田(H)
第38節 vs水戸(H)
※ルヴァンカッププライムラウンド出場の影響により第30節は9月25日に開催

明日(31日)の鹿児島戦をこなすとルヴァンカップ2試合を挟んでリーグ戦はアウェー連戦となります。個人的に重要だなと思うのがこの期間。相手は横浜FCと仙台という昇格を争う強豪クラブと言えますが、ここでなんとか連勝で乗り切ればそこから熊本&山形&岡山戦とホームゲーム3連戦が待っています。熱い応援で選手たちを身近に力強く後押ししてくれる小瀬の力をうまく利用できれば、チームは実力以上のパワーをきっと発揮できるはずです。ここまでの6試合で戦う自信が生まれたらあとはその勢いのままシーズンを突っ走れば好成績を期待できる状況になることでしょう。究極の理想では6連勝→1敗→3連勝の9勝1敗で勝ち点62に到達してJ1昇格プレーオフに参加できるか天命を待ちたいですね。


…現時点では14位に位置していることもあり、J1昇格に厳しい状況というのは変わりません。しかしポイントとなる試合を乗り越えてホームゲーム3連戦で大きな自信がつけばひょっとしたらひょっとするかもしれません。できる限り勝ち点62に近づけて後は周りの状況を見守れる冷静な立場でいたいですね。チーム&選手&サポーターたちが一丸となって最後まで希望を持って駆け抜けましょう!

夏のヴァンフォーレカード企画2024 ①

2024-08-29 | ヴァンフォーレカード企画2024



8月21日に天皇杯鹿島戦の会場内で発売された『2024 ヴァンフォーレ甲府 オフィシャルトレーディングカード』。3パック購入した中から1枚ずつ紹介していき、直筆サインカードとなるスペシャルインサートカード獲得を目指すこのコーナー。8月29日から試合日以外毎日更新していきます(終了は9月16日予定)。

記念すべき1枚目に出てきたカードはこれだ!







VE18 ヘナト アウグスト
(21 MIDFIELDER)


◇今シーズンの成績◇
7試合出場0得点0アシスト(2024年8月29日時点)

☆長いリハビリを経て今年の2月に加入。確かな基礎技術と鋭い読みを活かした粘り強いディフェンスで中盤を引き締める守備職人。ヴァンフォーレではボランチの他にも最近では3バックの一角として活躍中。


※これまでのカード排出結果
【レギュラーカード】→1枚
【ゴールゲッターカード】→0枚
【スペシャルインサートカード】→0枚


…1枚目はヘナト アウグスト選手でした。ちなみに臣さんのカード早く出てほしいなぁ。


夏休み特別企画第2弾スタート

2024-08-29 | ヴァンフォーレカード企画2024



夏休み特別企画の第1弾としてこれまで紹介しきれていなかった試合や練習の写真を一気に公開しましたが、今回はその第2弾をスタートさせます。題して『夏のヴァンフォーレカード企画2024』。

先日行われた天皇杯ラウンド16鹿島アントラーズ戦はJITリサイクルインクスタジアムで開催され当日観戦に行きましたが、その試合会場ではリーグ戦と同様にグッズ売り場も展開されており、たくさんのヴァンフォーレグッズが販売されていました。その数々のグッズの中に新商品としてあったのが『2024 ヴァンフォーレ甲府オフィシャルトレーディングカード』でした。今回はそのカードを3パック購入。1パック5枚入りなので1日1枚ずつ紹介していき、計15日間の紹介企画となります。自分は以前Jリーグ全体のオフィシャルトレーディングカードは購入経験がありますが、このヴァンフォーレ甲府のオフィシャルトレーディングカードを買ったのは初めてということで、カード開封を楽しみたいため1パックずつ封を切っていき、1枚抜き出して紹介する直前まで中身を見ません。今回のカードの全コレクションが51種類、そのうちレギュラーカードが31種類&マスコットカードが1種類&ゴールゲッターカードが7種類。そしてスペシャルインサートカードとして直筆サインカードが12種類あるそうなので、レア枠の直筆サインカードを狙っていくのはもちろんですが、最低でもゴールゲッターカードを1枚は欲しいですね。15枚のカードのうち何が排出されるかを楽しみながらご覧ください。

なおこの企画は毎日夜21時頃に更新予定。ただし試合日当日はこの企画を休ませていただきます。スタートは本日(29日)の夜から終了は9月16日を予定しています。どうぞ今後の更新をお楽しみに!


栃木SC戦を振り返る【J2第28節】

2024-08-28 | Weblog

8月25日にアウェーで行われた2024年明治安田J2リーグ第28節栃木SC戦ですが、試合結果は2対1でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は前半に挙げた佐藤選手と後半に挙げた鳥海選手のゴールでした。


☆先発変更は4人&一瀬選手
17日のリーグ戦の清水戦と21日の鹿島戦に敗れて公式戦連敗中のヴァンフォーレ。気持ちが落ち込みそうになる状態を食い止めるためにも今回の栃木戦での白星は必要でした。この一戦に臨むにあたり大塚監督は前節から先発4人の変更を決断。村上&中山&アダイウトン&井上選手に代わり、飯田&木村&飯島&佐藤選手を起用。飯田選手&木村選手&飯島選手は同じポジションでの交代でしたが、ボランチで出場していたヘナト アウグスト選手が井上選手が務めていた3バックの左側に入り、空いたボランチに佐藤選手が入る布陣となりました。出場停止のアダイウトン選手に代わってシャドーの位置についた飯島選手は第16節岡山戦以来12試合ぶりの先発出場。呼吸の合うウタカ選手のサポート役として活躍が期待されていたと思います。そしてスタメン以外で注目されたのが21歳DF一瀬選手の存在。現在山梨学院大学4年生の一瀬選手は大学の夏休み期間中を利用して特別指定選手として今回初の試合メンバー入り。186cmの長身は現在足りないチームの高さを補ってくれる存在として重宝されると思いますね。山梨県甲府市出身かつ県内で育ってきて2022年10月に入団内定を早々に勝ち取ったCBの逸材として、我々サポーターは彼のプロデビューの瞬間を楽しみにしていたと思います。

☆相手のミスを見逃さない察知能力
ヴァンフォーレは試合開始から積極的に動いていき、相手にプレッシャーをかけてボールを奪い攻撃に転じるシーンが数多くの場面でみられます。攻勢を仕掛けるなかで前半7分にはウタカ選手のスルーパスに反応した鳥海選手がエリア内に侵入。中央に切り返したところでフリーで待っていたウタカ選手にラストパスを送るものの、ウタカ選手の左足でのシュートはわずかに外れてゴールならず。しかし惜しいシーンを作り出すと前半16分、相手GKとDFの連携ミスから敵陣深くのサイドに流れたボールを鳥海選手が回収するとゴール前にクロスボールを供給。一旦は相手にクリアされますが、そのクリアボールに佐藤選手が反応しダイレクトに右足を振り抜きます。雨で濡れたピッチの上を這うような強烈なグラウンダーの弾道のミドルシュートが栃木ゴールに突き刺さり、ヴァンフォーレは幸先良く先制点を挙げることに成功します。もちろん相手の致命的なミスがこの得点の大部分の要素を占めるのですが、なにより見逃してはいけないのがそのミスのあとに相手よりも先に反応して鳥海選手がボールを回収し、クリアボールのもとに相手よりも先に動いて近づいていきミドルシュートを打てたことが良かったですね。栃木はミスのあとのフォローが鈍く、逆にこちらは察知する能力に長けていたからこそこの得点に繋げられたと思います。

☆後半は徐々に栃木ペースに
1点をリードして前半を終え、迎えた後半は巻き返しを図るため栃木が攻撃のパワーを加速してきます。選手を替えてポジションを微妙に変えてきた影響でヴァンフォーレの選手たちは栃木の選手たちの動きを捉えにくくなり、後手の対応になることが目立ち始めます。それはウタカ選手や飯島選手を下げて三平選手や宮崎選手を投入しても状況は変わらず依然として押し込まれる展開に。それでも渋谷選手や林田選手を中心にした守備陣の粘り強いディフェンスで相手の決定機を防ぎます。しかしその懸命なディフェンスが崩れる瞬間が後半32分に訪れます。

☆高さが足りない守備
後半32分、栃木はCBのラファエル選手が上がりチームのパスワークのなかで攻撃参加すると、ワンタッチで的確に繋ぎ右45度の角度からゴール前に放り込むクロスボールを供給。その正確なクロスに頭で合わせたのはエリア内に残っていた188cmのラファエル選手でした。同じく長身のイスマエラ選手の背後にいたラファエル選手は、前者に引きつけられたヴァンフォーレ守備陣の裏をかくようなポジショニングでマークを外し豪快なヘディングシュートを決めます。このシーンは質の高いクロスボールやドンピシャで合ったヘディングも目立ちましたが、ヴァンフォーレ守備陣にとっては競り合う高さが足りなかったと思う瞬間でもありました。このときのヴァンフォーレの最終ラインはヘナト アウグスト&林田&関口選手の3人。林田選手は175cm&関口選手は172cmと上背があるタイプではありません。ヘナト選手は185cmありますが、競り合った選手ではない別の選手にマークについていたので競り合い勝負では不利な状況が発生していましたね。しかもそれに拍車をかけるようにヘナト選手と林田選手はボランチ&関口選手はウイングバックが得意で最近このポジションにコンバートされた選手たちなので、どうしても競り合いのポジション争いや相手選手との駆け引きで経験不足が出るのは否めません。そこを栃木は高さを武器にした正攻法なやり方で崩してきましたね。失点の1分後に187cmの孫選手&後半42分に186cmの一瀬選手を起用してようやく高さ対策ができましたが、相手のパワープレー対策が少し遅れたことがこの同点弾に繋がった原因だったと個人的には思います。

☆中央を選択した閃き
引き分けで終わる雰囲気が漂っていた後半アディショナルタイムに劇的なドラマが生まれます。4分間と提示されたアディショナルタイムの1分後、ヴァンフォーレはピッチ中央で攻撃開始。トップの三平選手のポストプレーを軸にして佐藤選手や鳥海選手が良い距離感で上がっていきます。そして宮崎選手がヒールでエリア内にパスを送ると、そこに走り込んだ鳥海選手がスピードを殺さずトラップしながらボールが地面につく前に素早くシュートを放ち、鮮やかにゴールに叩き込みます。このゴールはGK渋谷選手のロングフィードからスタート。相手選手が集まりやすいピッチ中央からの仕掛けでもリズミカルにスピードを落とさずに進められたのは、仕掛けに絡んだ選手たちの立ち位置の距離感が良かったから。狭いエリアをワンタッチでしかも動きながらパスを正確に繋いでいく技術はとても高いものがあると思います。そして中央からの突破は成功すれば正面からシュートを狙える大チャンスが生まれるということ。鳥海選手にとってトラップからシュートコースを選べたのも効果的でしたね。複数人が連携を取りながら小気味良く繋いでいったこのゴールは今シーズンを代表するような素晴らしいクオリティだったと思います。土壇場で勝ち越しゴールを奪えたヴァンフォーレは2対1で勝利。3試合ぶりの公式戦勝利となりました。

☆勝因は?
この試合ヴァンフォーレが勝利できた要因として、いつも以上に選手たちのプレーに集中力が研ぎ澄まされていたことを挙げたいと思います。前半16分の得点シーンでは相手のミスを見逃さずリカバリーしようとする栃木の選手より先に行動できたこと、また一般的に得点が動きやすいと言われている後半アディショナルタイムに集中して鋭い攻撃が仕掛けられたことなど、相手が見せた一瞬の隙を徹底的に突くことができたのが大きかったですね。それができたのも直前にリーグ戦で清水&天皇杯で鹿島という強豪クラブと戦えた経験が活きたからだと思います。特に鹿島戦では良い試合の進め方をしていたのにも関わらず、前半終了間際と後半終了間際に失点し1対2で競り負けているので隙をしたたかに突いてくる鹿島の勝負強さを味わいました。その一戦で最後まで集中力を維持する大切さを経験したことが、今回の土壇場勝ち越し弾に結びついたと思います。それと守備時の高さ不足という課題は生まれているものの、しっかりと対策したら防げるんだという自信もこの試合で得られたと思います。後半途中から孫選手や一瀬選手の起用によって押され気味だった展開も力強く跳ね返すことができるようになり、失点後の時間帯はだいぶ守備が安定してきた印象を受けました。前にボールを奪いに行くディフェンススタイルから試合状況に応じていかにスムーズに高さに強い固い守備に移行していくのかも今後取り組んでいかなければいけないポイントだと思いますね。


…この勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は9勝8分け11敗の勝ち点35となり、順位は14位と前節から変わりませんがJ3降格圏内となる18位との勝ち点差を ‘10’ に広げ、すぐ前のグループの背後を取ることに成功しています。これからの数試合の結果によっては順位が大きくジャンプアップできる可能性が出てきたので、J1昇格プレーオフに参加できる6位以内に入ることもその望みが繋げられたと思います。次の試合はホームゲーム。たくさんのサポーターが集まる小瀬で勝利し、リーグ戦ホーム3勝目を狙いたいですね。



【栃木SC×ヴァンフォーレ甲府|ハイライト】2024明治安田J2リーグ第28節|2024シーズン|Jリーグ


ピックアップ栃木SC戦!

2024-08-26 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。

今回の対象試合は8月25日にアウェーで行われた2024年明治安田J2リーグ第28節栃木SC戦です。





前半16分の佐藤選手の先制ゴールシーン。攻撃のスタートは相手のGKとDFの連携ミスからでしたが、いち早く鳥海選手が反応して左サイドでボールを拾うと上げたクロスボールは一旦はクリアされるものの、クリア先で待っていた佐藤選手が詰め寄りダイレクトでミドルシュートを一閃。雨でスリッピーになっていた芝を這うような強烈なシュートがゴールに襲いかかり、ヴァンフォーレが幸先良く先制点を挙げることに成功しました。もちろん相手のミスがこの点に大きく関与したのは間違いないのですが、その後の相手より先にボールを拾いに行く鳥海選手と相手マーカーより一歩先に出てクリアボールのこぼれ球に向かっていく佐藤選手の反応の良さ&相手の隙を見逃さない気持ちがなお良かったですね。そして佐藤選手は今シーズン初ゴール。本人も嬉しいと思うが我々サポーターも嬉しいぞ!





後半46分の鳥海選手勝ち越しゴールのシーン。このシーンはGK渋谷選手のロングフィードがクリアされハーフウェーライン付近で佐藤選手が頭で三平選手にパスしたところから攻撃がスタート。受け取った三平選手はヘディングして上がってきた佐藤選手に再びパスを送ると、右側にいた鳥海選手にボールを預けます。そしてゴールに背を向けていた三平選手に渡すと前方の宮崎選手にダイレクトでパスを供給。宮崎選手はヒールで後ろに流すとそこに走り込んできた鳥海選手がお腹でトラップして地面に落ちる前に右足を振り抜き、鮮やかにゴールネットを揺らします。鳥海選手は今シーズン4得点目。このシーンは複数人が動きながら細かいパスを繋いでゴール前に運んだのですが、それが相手が待ち構えるピッチ中央のラインで進んでいったところが凄いと思います。攻めるスピードを落とさずに相手がいる狭い空間を的確に味方のもとにパスを送る技術は、このシーンに絡んだ選手たちのレベルの高さを感じますね。今シーズンを代表するようなナイスゴールでした。





この日後半42分から途中出場しJリーグデビューを飾った一瀬選手。しかも試合展開が1対1と緊迫した状況だったにも関わらず、初登場の特別指定選手を出場させた大塚監督の度量の大きさを感じることができると思います。その後の勝ち越し弾でチームは勝利。Jリーグ&ヴァンフォーレデビュー戦でいきなりゴール裏の勝利の喜びに参加できるとはうらやましい限りですね。今回はアウェー戦だったので今度はホーム戦で一瀬選手と喜びを分かち合いたいですね。





カンセキスタジアムとちぎのすぐ近くにある『とちのきファミリーランド』をバックに写真を撮る金色ヴァンくん。自分も昨年カンセキスタジアムとちぎに観戦に行きましたが、乗っている人たちのアトラクションの絶叫を聞いて楽しそうだなと思ったので、また機会があれば栃木に行きたいですね。そして少し早めに着いて遊園地で遊びたい!それともうパンツ姿が通常モードになってるな。ヴァンくんは。





チームがスタジアムをあとにする際バス待ちしてたサポーターに対し、三平選手が「VFK」コールの大サービス。やっぱりさんぺーさんは盛り上げ上手だなぁ〜(笑)



…以上です。


試合結果【栃木SC戦】

2024-08-25 | Weblog

【2024年明治安田J2リーグ第28節】

◇試合結果◇
✕栃木SC1-2ヴァンフォーレ甲府○
※鳥海選手土壇場勝ち越し弾で劇的勝利!

◇得点者◇
前半16分(甲)佐藤
後半32分(栃)ラファエル
後半46分(甲)鳥海

◇試合会場◇
カンセキスタジアムとちぎ(栃木県)

◇入場者数◇
5654人

◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
11万5108人(1試合平均8854人)

◇データ◇
     栃木 甲府
53% ボール支配率 47%
14本 シュート数 8本
553本 パス成功数 456本

◇今シーズンの成績◇
9勝8分け11敗(勝ち点35) 14位

◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯◯✕◯△△✕◯✕△
 ○✕✕○△✕✕✕△△
 ✕△✕△○○✕○
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右&下段が最新の結果です。

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画
2024.08.25 2024明治安田J2リーグ 第28節 vs.栃木SC

 


本日栃木SC戦!見どころ紹介

2024-08-25 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2024年明治安田J2リーグ第28節アウェー栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎにて栃木SC戦です(19時キックオフ)。



◇中継情報◇
DAZN
とちぎテレビ

◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp 8月25日 6:00発表
カンセキスタジアムとちぎ(栃木県)
曇り☁のち雨☔(真夏日)
最高気温:32℃(キックオフ時∶26℃) 最低気温:24℃
降水確率
6時~12時:30%
12時~18時:80%
18時~24時:90%


◇見どころ紹介◇
【栃木SC】
☆今シーズンの成績:6勝7分け14敗(勝ち点25) 18位
☆ここ最近5試合の試合結果
→✕△○✕△
☆注目選手
宮崎選手∶184cmの大柄な体格を活かしたポストプレーが武器のCF。体を投げ出すようなダイナミックなプレーが得意で、前回対戦の第3節では決勝点を奪う。
坂選手∶7月にG大阪から完全移籍してきた29歳CB。174cmと小柄ながら身体能力が優れている。
矢野選手∶40歳となる元日本代表長身FW。途中出場から強さと高さでゴールを狙う。

☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:栃木SCvsブラウブリッツ秋田 明治安田J2リーグ 第27節 2024/8/17



【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:8勝8分け11敗(勝ち点32) 14位
☆ここ最近5試合の試合結果
→✕△○○✕
☆注目選手
三平選手∶天皇杯鹿島戦で4試合ぶりの公式戦復帰。組織力を高める前線の動きや高い打点でのボンバーヘッドに期待。
宮崎選手∶攻守に活発に動く運動量と切れ味鋭いドリブルを活かし天皇杯鹿島戦でアシストを記録。アダイウトン選手不在のシャドーの穴を埋められるか。
ヘナト アウグスト選手∶的確なポジショニングと高い足元の技術で安定感をもたらす守備職人。基本はボランチの選手だが、マンシャ選手不在ならCBを務めそう。

☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:清水エスパルスvsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第27節 2024/8/17


☆降格圏を免れる一戦
現在14位に位置するヴァンフォーレ。篠田体制から大塚新体制に変わってからは2勝1分け2敗の勝ち点7獲得と5試合を終えてまずまずの成績を残しています。J3降格圏内となる18位との勝ち点差が ‘3’ まで縮まっていた時期もありましたが、このところの連勝でその差も ‘7’ に広がっており、今のところはセーフティゾーンに入っていると言えます。対戦相手の栃木は降格圏ラインである18位に位置。J3降格圏内から脱出するために順位の近いヴァンフォーレにホームで一泡吹かせたいと思っているはず。第3節に行われた小瀬での一戦では終盤の時間帯に勝ち越して貴重な白星をモノにしているので、栃木の6勝のうちの1勝になってしまっているため相性は良い方だと感じていてもおかしくありません。ヴァンフォーレとしたら次こそはやられないように綿密な準備をして万全な状態でこの試合に臨みたいですね。

☆鹿島戦の死闘を繋げられるか
ヴァンフォーレはリーグ戦の合間の日程である21日に天皇杯ラウンド16の鹿島戦を戦っています。その試合では三沢選手の豪快なヘディングシュートで先制点を奪っており、途中同点にされて後半終了間際に勝ち越されて試合には敗れたものの、内容的にはJ1で優勝を狙う強豪クラブを苦しめるような戦いができていたと思います。ヴァンフォーレはこのレベルの高い試合をこれからも忘れずにいたいところ。しかも今回はJ2で下位に沈んでいる栃木相手なので、天皇杯のときとのチーム力の差を感じることができると思います。その差を感じている間は相手に合わせるサッカーではなく、自分たちが率先して仕掛けていくような積極的なサッカーで先制パンチを与えたいですね。それがヴァンフォーレの先制点へのチャンスタイムになるはずです。

☆休養十分の鳥海選手とウタカ選手
週中の鹿島戦の出場を回避したウタカ選手と鳥海選手。普通なら中3日で臨むところをいつものリーグ戦と同じ感覚の中7日で試合をすることができます。試合勘の面では中3日の他の選手の方が研ぎ澄まされているとは思いますが、体力の蓄積疲労ではこの2人は全く問題ないと思います。リフレッシュした状態の攻撃陣2人がスタートから存在感を示すことができたら決定機は作れると思うので、前半のうちは彼ら2人を軸として攻めるべき。そして疲れてきたら三平選手や三沢選手など天皇杯で一定の活躍をみせた選手が途中投入されそうなので、彼らの躍動感で再びチームに活気が生まれるような展開にしたいですね。

☆ジョーカー候補の三沢選手
天皇杯の鹿島戦ではボランチではなくシャドーのポジションで先発出場を果たした三沢選手。彼の技術の高さを中盤のゲームメークではなくチームの決定機により前のポジションで活かしてほしいという大塚監督の想いが感じられました。その大塚監督の願いが届くかのように試合では次々とチャンスを作り出し、前半29分の先制点となる豪快ヘディングが生まれます。この得点は三沢選手の第一子誕生のメモリアルゴールとなり、みんなで揺りかごパフォーマンスで祝福し良い雰囲気をチームで作り出せました。三沢選手は結果を残せたということでこのリーグ戦でのメンバー入りが確実。今回はたぶんベンチに入って途中から起用される立場になりそうですが、今回もシャドーのポジションで卓越したテクニック力をみんなに披露してほしいですね。

☆終盤の高さ対策
リーグ戦の清水戦や天皇杯鹿島戦でもそうでしたが、試合中3バックの頭上を越えてゴール前で相手に合わせられる場面が目立っており、DF陣の高さ不足に悩む場面が度々みられています。それがマンシャ選手やヘナトアウグスト選手が3バックの一角を務めているときには良いのですが、林田選手(175cm)・関口選手(172cm)・井上選手(178cm)の3人がCBに入っているときは180cm以上の選手がおらずに空中戦の処理に苦しんでいると思います。特に試合終盤の時間帯はゴール前へロングフィードを供給したり多少ルーズにアーリークロスを放り込む機会が増え、相手はゴール前に屈強なフィジカルの選手を揃えてパワープレーを仕掛けてくるシーンが目立つようになります。空中戦で後手を踏まないためにも競り合いに強いタイプの存在が1人は欲しいところ。今津選手は移籍していなくなりましたが、マンシャ選手や孫選手など空中戦の核となるCBの選手を勝負どころだけでも良いので起用してほしいですね。

☆勝ちたいという強い気持ち
この試合勝つことができたら、これからの残り試合でほぼ下の順位を気にすることなく試合ができると思います。さらに一桁順位突入の足がかりとなるので、アウェー戦といえども勝利が欲しい試合となります。ここから連勝を続けていけば厳しいと思われているJ1昇格プレーオフ争いに加わる糸口にも繋がるかもしれません。選手たちには勝ちたいと思う気持ちをピッチ上で前面に出していき、攻守にアグレッシブなプレーで相手を圧倒してほしいと思います。そして夏休み期間最後の週末ということで、たくさんの方々が関東近隣アウェーでもある栃木に向かわれると思います。サポーターの力で特に疲れてくる時間帯に選手たちを力強く鼓舞して勝利に導いてほしいですね。白星を期待しています!