前節新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて試合が中止&延期となったヴァンフォーレ。J1昇格や上位浮上のためにここで勢いをつけたかったタイミングで一呼吸置くことになりました。しかし試合勘は少し離れてしまうかもしれませんが、感染者以外の選手たちは1週間おいたことで休息が取れて心身ともにリフレッシュできたと思うので、再びコンディションを上げつつ連勝できるように準備を整えてほしいですね。
【ザスパクサツ群馬】
☆今シーズンの成績:7勝5分け16敗(勝ち点26) 20位
☆ここ最近5試合の試合結果
→××××○
☆注目選手:畑尾選手、細貝選手、櫛引選手
☆予想布陣:4-4-2
☆予想スタメン
※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。
☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:モンテディオ山形vsザスパクサツ群馬 明治安田生命J2リーグ 第28節 2022/7/23
【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:8勝10分け9敗(勝ち点34) 15位
☆ここ最近5試合の試合結果
→×××○△
☆注目選手:須貝選手、松本選手、小林選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン
※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。
☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vs水戸ホーリーホック 明治安田生命J2リーグ 第27節 2022/7/16
☆スタメン予想は困難
ヴァンフォーレは7月23日の第28節千葉戦が中止&延期となり、新型コロナウイルスに感染した複数の選手たちはこの2週間で治療&療養に専念していたと思いますが、その選手たちが本来のコンディションを取り戻して試合に出られるまでになっているかはまだ微妙な状況。感染した選手は発表されないため先発を予想することは今のところ困難と言えます。予想スタメンはとりあえず第27節の先発メンバーにしていますが、今回限られた選手起用のなかで吉田監督がチームとしての最大値が出せる構成にチャレンジしてくれていることを期待したいですね。
☆6連敗&11戦勝ちなしをストップさせた群馬
対戦相手のザスパクサツ群馬。前節の山形戦に勝利する前は、6連敗&11試合白星がないなど絶不調なチーム状態でした。しばらく長いトンネルに迷い込んでいたときというのは、抜け出して光が差し込むとアグレッシブな姿勢がうまい方向に転がるケースが多々あり、そのきっかけになる可能性が今回の試合と言えます。長らく耐えてきた気持ちから解放されてチームの士気が高まっている状態のチームと対戦することはとても難しく、ヴァンフォーレにとって戦いづらい環境となることは間違いないと思います。そんな相手の戦意を削ぐためには勝てるかもと思う気持ちを失わせる必要があり、相手にまたうまくいかなかった時期と同じような展開かと思わせる努力が求められます。そのためにはヴァンフォーレは全力で先制点を狙っていくことが最も効果的な手段となるので、この試合では戦力差の他に精神面で優位に立てるような試合展開にしたいですね。
☆守る展開にさせない
群馬は前節の山形戦で早い時間に先制点を奪うことに成功し、残りの時間は相手の反撃を数多く受けながらも守りを固めて1対0で逃げ切っています。調子の悪いチームが息を吹き返す一番効率的な勝ち方で勝利しているので、今回ヴァンフォーレは山形の二の舞にならないように注意したいところ。群馬の守備陣は山形の攻撃を無失点に抑えたことでディフェンスに手応えを感じて自信をつけていると思います。同じように早い時間に先制点を奪ったらテンプレのように勝率の高くなる戦術で試合を展開してくると思うので、ヴァンフォーレはそれをさせないような戦いが必要になります。群馬は久しく複数得点が取れていないため攻撃の爆発力はあまりないと思うので、こちらが先制点を奪えたら優位に試合が展開できる可能性はグッと高まると思いますね。
☆攻略は右からの仕掛け
ここ最近の群馬の試合を見ると、群馬の左サイドを崩されて失点しているシーンが多々みられています。というのもサイドバックとサイドハーフの位置取りにアンバランス感が露呈しているため、ここのエリアに人数をかけて攻略することが得点への第一歩になりそう。ヴァンフォーレとしたらシャドーの選手がドリブルでこの左サイドのエリアを仕掛けていき、相手DFが対応するために寄ってきたところを引きつけてスルーパス。さらに大外を追い抜いてきたウイングバックにボールを渡して敵陣深くからクロスボールを供給し、ゴール前の選手が力強く合わせるシーンが見たいですね。ヴァンフォーレの右だと宮崎選手や鳥海選手が仕掛けていき、引きつけてから関口選手がクロスボールを入れてウィリアン・リラ選手がヘディングで狙う機会を多く作りたいですね。右サイドからの突破が勝利へのポイントになるでしょう。
☆ブラジル人選手の奮起
現在チームに在籍している外国籍選手といえばレナト・ヴィスキ選手&ウィリアン・リラ選手&ブルーノ・パライバ選手の3人。しかしこの3人は現在チームに絶大な影響力を与えているといったら残念ながらあまりそうではありません。最近の情報だとクラブは新たな選手獲得を目指しており、すでに獲得が決まっているフォゲッチ選手の他にあと2人のブラジル人選手獲得に動いていると言われています。この2人というのはDFとFWが濃厚ということで、ポジションを取って変わられる可能性の高い現所属の3人は相当な危機感を感じていると思います。しかも試合にエントリーできる外国人枠はJ2は4人までなので、退団せずにそのまま所有することになれば複数のブラジル人選手のなかで出場機会を求めて競争が生まれることになります。後から入ってきた選手の方が期待値は必然的に高くなるので、今いるレナト・ヴィスキ選手やウィリアン・リラ選手&ブルーノ・パライバ選手は新戦力が来る前に試合で活躍して吉田監督に強いインパクトを残しておきたいですね。その機会がこの群馬戦になると思います。
☆勝たなければいけない試合
ヴァンフォーレは今シーズン中位順位を狙っているのではなく、あくまでJ1昇格を狙って戦っています。残り15試合となりJ1自動昇格圏内となる2位新潟との勝ち点差は20離れ、J1参入プレーオフに進めるラインにいる6位熊本との勝ち点差も10離れています。この差を縮めていくためにはこのタイミングで勝利して勝ち癖をチームに付けていかないと手遅れになります。今回選手たちが思うように揃わない悪条件が重なるかもしれませんが、それでも120%の力を出し切って強い気迫がピッチで見えるような試合にしてほしいと思います。そしてコツコツと勝ち点を積み上げてジリジリと上位陣に迫っていき、気がついたら昇格争いに参加しているようになっていたら理想的ですね。
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